体温計で熱を確認するとき、
「熱を測る」
「熱を計る」
のどちらを書くべきか迷ったことはないでしょうか。
「はかる」には、
- 測る
- 計る
- 量る
など複数の漢字があるため、
- 熱をはかるの正しい漢字は?
- 体温は「測る」と「計る」のどっち?
- 温度をはかる場合は?
- 「熱を測る」は自然な日本語?
- 時間をはかる場合はなぜ「計る」?
- 体重は「測る」「量る」のどちら?
と疑問に思うことがあります。
結論からいうと、体温や温度を調べる場合は「測る」が基本です。
したがって、
「熱を測る」
「体温を測る」
「温度を測る」
と書くのが自然です。
一方、「計る」は時間や数量などを調べる場合に使われます。
この記事では、「熱を測る」と「熱を計る」のどちらが正しいのかを中心に、「測る・計る・量る」の意味と使い分けを、体温・温度・時間・体重など具体例とともに詳しく解説します。
- 結論|体温・温度の「はかる」は「測る」が基本
- 「熱を測る」と「熱を計る」はどっち?
- なぜ体温は「測る」なの?
- 「熱を測る」と「体温を測る」は同じ?
- 「温度を測る」と「温度を計る」はどっち?
- 「測る」とは?意味を簡単に解説
- 「計る」とは?意味を簡単に解説
- 「量る」とは?意味を簡単に解説
- 「測る・計る・量る」の違いを一言でいうと?
- 「体温を計る」は間違い?
- 「体温を量る」は間違い?
- 「体重をはかる」は「測る」と「量る」のどっち?
- 血圧は「測る」と「計る」のどっち?
- 脈拍は「測る」と「計る」のどっち?
- 100メートル走の「タイム」はなぜ「計る」?
- 料理で「はかる」はどの漢字?
- 気温は「測る」と「計る」のどっち?
- 「熱をはかる」とひらがなで書いてもいい?
- 「熱を測定する」は自然?
- 「熱を測る」の例文
- 「測る」の例文
- 「計る」の例文
- 「量る」の例文
- 「測る・計る・量る」の覚え方
- 「測る」と「計測する」の違い
- 仕事・報告書ではどの表記を使えばいい?
- 「熱を測る」で検索する人が間違えやすいポイント
- 場面別|「測る・計る・量る」のどれを使う?
- FAQ|「熱を測る・計る」についてよくある質問
- まとめ|熱・体温・温度は「測る」が基本
- 参考リンク・出典
結論|体温・温度の「はかる」は「測る」が基本
まず結論を一覧で確認しましょう。
| はかる対象 | 基本的な漢字 | 例 |
|---|---|---|
| 体温・温度 | 測る | 体温を測る |
| 長さ・高さ・深さ・距離 | 測る | 身長を測る |
| 血圧 | 測る | 血圧を測る |
| 時間 | 計る | 所要時間を計る |
| 数量 | 計る | 数を計る |
| 重さ・容積 | 量る | 重さを量る |
辞書でも、「測る」は長さ・高さ・深さ・広さ・程度などを調べる場合に使われ、「気温を測る」のような例が示されています。
したがって、体温計を使って熱の高さを調べるなら、
「熱を測る」
が適切です。
「熱を測る」と「熱を計る」はどっち?
一般的には、
「熱を測る」
と書きます。
これは、ここでいう「熱」が、
「体温が何度あるのか」
という温度・程度を調べる意味だからです。
たとえば、
- 熱を測ったら38度だった。
- 朝起きてすぐ熱を測る。
- 子どもの熱を測る。
- 発熱したので体温を測った。
などと書きます。
「熱を計る」と書いても文意を推測することはできますが、通常の表記としては「測る」を選ぶのが自然です。
なぜ体温は「測る」なの?
「測る」は、物の長さ・高さ・深さ・広さ・程度などを調べる場合に使われる言葉です。
体温は「何度か」という温度の程度を測定します。
そのため、
体温を測る
という表記になります。
「体温測定」という熟語を考えると覚えやすいでしょう。
測定するもの → 測る
というイメージです。
「熱を測る」と「体温を測る」は同じ?
日常会話では、ほぼ同じ意味で使われることがあります。
たとえば、
「ちょっと熱を測ってみて」
という場合は、通常、
「体温を測ってみて」
という意味です。
ただし、言葉を厳密にすると、「熱」と「体温」は完全に同じではありません。
日常語の「熱がある」は「平常より体温が高い」という意味で使われます。
したがって、体温計を使う場面では、
「熱を測る」=日常的な表現
「体温を測る」=より正確な表現
と考えることもできます。
「温度を測る」と「温度を計る」はどっち?
こちらも基本的には、
「温度を測る」
です。
たとえば、
- 室温を測る
- 水温を測る
- 気温を測る
- 食品の中心温度を測る
- 機械の表面温度を測る
などと使います。
「温度計」「測定器」などを使って数値を調べる場合、「測る」が自然です。
「測る」とは?意味を簡単に解説
「測る」は、
長さ・高さ・深さ・広さ・速さ・温度・程度などを調べる
場合に使われます。
代表例として、
- 身長を測る
- 距離を測る
- 水深を測る
- 面積を測る
- 速度を測る
- 気温を測る
- 体温を測る
- 血圧を測る
などがあります。
「測定」「測量」「観測」といった熟語を思い浮かべると意味を覚えやすいでしょう。
「計る」とは?意味を簡単に解説
「計る」は、主に、
時間・数量などを数えて調べる
場合に使います。
たとえば、
- 時間を計る
- 100メートル走のタイムを計る
- 作業時間を計る
- 頃合いを計る
などです。
「時計」「計算」「計数」など、「計」という漢字を使う熟語をイメージすると区別しやすくなります。
「量る」とは?意味を簡単に解説
「量る」は、主に、
重さ・分量・体積・容積などを調べる
場合に使います。
たとえば、
- 荷物の重さを量る
- 米を量る
- 材料を量る
- 液体の容量を量る
などです。
「重量」「容量」「計量」などを思い浮かべるとよいでしょう。
「測る・計る・量る」の違いを一言でいうと?
簡単に整理すると、
測る=長さ・温度・程度など
計る=時間・数量など
量る=重さ・容量など
です。
ただし、日本語の「はかる」は意味が重なる部分もあり、必ずしもすべての場面で機械的に区別できるわけではありません。
迷った場合は、その対象を表す熟語を考えると判断しやすくなります。
| 熟語 | 使う漢字 | 例 |
|---|---|---|
| 測定 | 測る | 温度を測定する → 温度を測る |
| 時計 | 計る | 時間を計る |
| 計量 | 量る | 重さを量る |
「体温を計る」は間違い?
一般的な書き分けでは、「体温を測る」を使うのが適切です。
体温は「温度・程度」を調べる対象だからです。
そのため、学校の作文・ビジネス文書・説明書など、表記を正確にしたい場面では、
体温を測る
と書くのがよいでしょう。
「体温を量る」は間違い?
体温の場合は、通常「量る」は使いません。
「量る」は重さ・容積・分量などに使うのが基本だからです。
したがって、
体温を測る:〇
体温を計る:通常は使わない
体温を量る:通常は使わない
と整理できます。
「体重をはかる」は「測る」と「量る」のどっち?
体重については少し注意が必要です。
重さを調べるという意味だけを考えれば、
「体重を量る」
と書けます。
一方、現代では「身体測定」という言葉との関係などから、
「体重を測る」
という表記も広く使われています。
そのため、体重については「量る」「測る」の両方を見かけます。
これに対して体温は、基本的に「測る」と考えるとよいでしょう。
血圧は「測る」と「計る」のどっち?
血圧も、
「血圧を測る」
が一般的です。
たとえば、
- 毎朝血圧を測る。
- 病院で血圧を測ってもらった。
- 家庭用血圧計で血圧を測る。
などと書きます。
「血圧測定」という言葉からも、「測る」と覚えやすいでしょう。
脈拍は「測る」と「計る」のどっち?
脈拍は文脈によって考え方が変わります。
脈拍数という回数を数えることに重点を置けば「計る」と考えられる場合がありますが、医療・健康管理では一般に、
「脈拍を測る」
という表現も広く使われます。
「測定」という広い意味で「測る」が使われるためです。
厳密な書き分けが必要な場合は、対象と文脈を確認するとよいでしょう。
100メートル走の「タイム」はなぜ「計る」?
100メートル走では、走った時間を調べています。
そのため、
「100メートル走のタイムを計る」
が自然です。
距離そのものを確認するなら、
「100メートルの距離を測る」
となります。
同じ100メートル走でも、何を調べているかによって漢字が変わります。
| 調べるもの | 表記 |
|---|---|
| コースの距離 | 距離を測る |
| 走った時間 | タイムを計る |
| 選手の体重 | 体重を量る・測る |
料理で「はかる」はどの漢字?
料理でも、対象によって変わります。
材料の重さ
量る
例:
「小麦粉を100グラム量る。」
加熱時間
計る
例:
「ゆで時間を計る。」
食品の中心温度
測る
例:
「温度計で中心温度を測る。」
つまり、料理でも、
温度=測る
時間=計る
重さ=量る
と整理できます。
気温は「測る」と「計る」のどっち?
気温は、
「気温を測る」
です。
辞書でも「測る」の用例として「気温を測る」が示されています。
したがって、
- 気温を測る
- 室温を測る
- 水温を測る
- 体温を測る
のように、温度は基本的に「測る」と覚えておくと便利です。
「熱をはかる」とひらがなで書いてもいい?
もちろん問題ありません。
漢字の使い分けに迷った場合には、
「熱をはかる」
とひらがなで書いても意味は十分伝わります。
ただし、文章中で漢字を使うなら、体温・温度の場合は「測る」を選ぶとよいでしょう。
「熱を測定する」は自然?
文脈によっては自然ですが、正確には「体温を測定する」「温度を測定する」のほうが明確です。
たとえば、
「来場者の体温を測定する」
は自然です。
一方、日常会話では、
「熱を測ってみる」
のほうが一般的でしょう。
「熱を測る」の例文
- 少し寒気がするので熱を測ってみる。
- 朝起きたら子どもの熱を測る。
- 熱を測ったところ、38度を超えていた。
- 体調が悪いので体温計で熱を測った。
- 念のため出勤前に熱を測る。
- 体温計を使って熱を測ってください。
「測る」の例文
- 身長を測る。
- 部屋の広さを測る。
- 川の深さを測る。
- 気温を測る。
- 体温を測る。
- 血圧を測る。
- 走行速度を測る。
「計る」の例文
- 作業時間を計る。
- ストップウォッチでタイムを計る。
- 料理の加熱時間を計る。
- 駅まで何分かかるか計る。
- タイミングを計って話しかける。
「量る」の例文
- 荷物の重さを量る。
- 料理に使う小麦粉を量る。
- 米を量って炊飯器に入れる。
- 液体の量を量る。
- 商品の重量を量る。
「測る・計る・量る」の覚え方
迷ったときは、関連する漢字熟語から連想すると覚えやすくなります。
測る → 測定
温度・距離・長さなど、測定するもの。
計る → 時計・計算
時間・数を数えるもの。
量る → 重量・容量
重さ・量・容積に関係するもの。
つまり、
測定なら「測る」
時計なら「計る」
重量なら「量る」
という覚え方です。
「測る」と「計測する」の違い
「計測する」は、機器などを使って数値を正確に求める意味で使われます。
「測る」よりも専門的・技術的な印象があります。
たとえば、
- センサーで温度を計測する
- 装置で速度を計測する
- 測定器を使って寸法を計測する
などです。
日常会話なら「体温を測る」、技術的な説明なら「体温を計測する」のように使い分けることがあります。
仕事・報告書ではどの表記を使えばいい?
仕事で測定結果を書く場合は、対象に応じて適切な漢字を使うと文章が明確になります。
たとえば、
- 製品の寸法を測る
- 液体の温度を測る
- 作業時間を計る
- 原材料の重量を量る
などです。
品質管理・製造現場などでは「測定する」「計測する」という表現も多く使われます。
「熱を測る」で検索する人が間違えやすいポイント
1.体温計だから「計る」と考えてしまう
「体温計」に「計」という漢字が入っているため、「体温を計る」と考えたくなるかもしれません。
しかし、「体温計」は器具の名称であり、動詞の書き分けとは別です。
体温という温度を調べる場合は「測る」が基本です。
2.数字を出すから全部「計る」と考える
「測る」「量る」でも、結果は数字で表されます。
したがって、数字になるかどうかではなく、何をはかっているのかで判断します。
3.体重と体温を同じ漢字にしようとする
体温は温度なので「測る」。
体重は重さなので「量る」が基本ですが、「測る」も一般的です。
対象によって書き分けが異なります。
場面別|「測る・計る・量る」のどれを使う?
| 場面 | 適した表記 |
|---|---|
| 熱をはかる | 熱を測る |
| 体温をはかる | 体温を測る |
| 気温をはかる | 気温を測る |
| 水温をはかる | 水温を測る |
| 血圧をはかる | 血圧を測る |
| 身長をはかる | 身長を測る |
| 距離をはかる | 距離を測る |
| 時間をはかる | 時間を計る |
| タイムをはかる | タイムを計る |
| 重さをはかる | 重さを量る |
| 材料をはかる | 材料を量る |
FAQ|「熱を測る・計る」についてよくある質問
Q1.「熱を測る」と「熱を計る」はどちらが正しい?
「熱を測る」が基本です。
体温という温度・程度を調べるためです。
Q2.「体温をはかる」の漢字は?
「体温を測る」と書きます。
Q3.「温度をはかる」は?
「温度を測る」です。
Q4.「気温をはかる」は?
「気温を測る」です。
Q5.「血圧をはかる」は?
「血圧を測る」が一般的です。
Q6.「時間をはかる」は?
「時間を計る」と書きます。
Q7.「タイムをはかる」は?
時間を調べるため、「タイムを計る」です。
Q8.「体重をはかる」は?
重さという意味では「体重を量る」と書けます。「体重を測る」も一般的に使われています。
Q9.「重さをはかる」は?
「重さを量る」が基本です。
Q10.「身長をはかる」は?
「身長を測る」です。
Q11.なぜ「体温計」なのに「体温を計る」ではないの?
「体温計」は器具の名称です。動詞としては、温度を測定するため「測る」を使います。
Q12.ひらがなの「はかる」でも間違いではない?
間違いではありません。
漢字の使い分けに迷う場合は「はかる」と書くこともできます。
Q13.「測る」と「計る」の違いを一言でいうと?
「測る」は長さ・温度・程度など、「計る」は時間・数量などを調べる場合に使うのが基本です。
Q14.「測る」と「量る」の違いは?
「測る」は長さ・温度・程度など、「量る」は重さ・容積・分量などに使います。
Q15.迷ったときの簡単な覚え方は?
測定=測る、時計=計る、重量=量ると覚えると判断しやすくなります。
まとめ|熱・体温・温度は「測る」が基本
「測る」「計る」「量る」はすべて「はかる」と読みますが、対象によって使い分けます。
ポイントをまとめると、
- 「熱をはかる」は「熱を測る」が基本
- 「体温をはかる」は「体温を測る」
- 「温度をはかる」は「温度を測る」
- 気温・水温・血圧も基本的に「測る」
- 「測る」は長さ・高さ・深さ・温度・程度などに使う
- 「計る」は時間・数量などに使う
- 「量る」は重さ・容積・分量などに使う
- 100メートル走のタイムは「計る」
- 材料の重さは「量る」
- 迷ったら「測定・時計・重量」という熟語から判断するとわかりやすい
と覚えておきましょう。
最も簡単に整理すると、
熱・体温・温度 → 測る
時間 → 計る
重さ → 量る
です。
したがって、体調が悪く体温計を使う場面では、
「熱を測る」
と書けばよいでしょう。
