「安堵の気持ち」とは?意味・使い方をわかりやすく解説|「安心・安らぎ・ほっとする」との違いと例文

小説・ニュース・ビジネス文章などでは、

「安堵の気持ち」

という表現を目にすることがあります。

たとえば、

  • 無事だとわかり、安堵の気持ちに包まれた
  • 仕事を終え、安堵の気持ちを覚えた
  • 合格の知らせを聞き、安堵した
  • 問題が解決し、ほっと胸をなで下ろした

といった使い方です。

意味は何となくわかっていても、改めて考えると、

  • 「安堵の気持ち」とはどんな感情なのか
  • 単なる「安心」と何が違うのか
  • 「安らぎ」とはどう使い分けるのか
  • 「安堵の気持ちを感じる」は自然なのか
  • 「安堵の気持ちを抱く」「覚える」は正しいのか
  • 「安堵する」と「ほっとする」は同じなのか

と迷うことがあります。

結論からいうと、「安堵の気持ち」とは、心配していたこと・気がかりだったことが解決し、「もう大丈夫だ」とほっとしたときに生まれる安心感です。

簡単にいえば、

安堵の気持ち=「心配がなくなって、ほっとした気持ち」

と考えるとわかりやすいでしょう。

重要なのは、単に心が穏やかなのではなく、その前に不安・心配・緊張などがあることです。

たとえば、家族から連絡がなく心配していたところ、無事だという連絡が来たとします。

連絡が来る前は不安です。

そして無事だとわかった瞬間、緊張がほどけてほっとします。

この「不安から安心へ変わったときの気持ち」が、安堵です。

この記事では、「安堵の気持ち」の意味・読み方・使い方から、「安心」「安らぎ」「ほっとする」「一安心」との違い、自然な例文や言い換えまで詳しく解説します。

  1. 結論:「安堵の気持ち」とは心配がなくなってほっとする感情
  2. 「安堵」を簡単にいうと?
    1. 例
  3. 「安堵の気持ち」には前提となる不安がある
  4. 「安堵の気持ち」と「安心」の違い
    1. 安堵
    2. 安心
  5. 「安堵の気持ち」と「安心感」の違い
    1. 安心感
    2. 安堵の気持ち
  6. 「安堵」と「安らぎ」の違い
    1. 安堵
    2. 安らぎ
  7. 「安堵」と「ほっとする」の違い
    1. 安堵する
    2. ほっとする
  8. 「安堵」と「一安心」の違い
    1. 例
  9. 「安堵の気持ちを感じる」はおかしい?
    1. 例
  10. 「安堵の気持ちを覚える」は自然?
    1. 例
  11. 「安堵の気持ちを抱く」は自然?
    1. 例
  12. 「安堵感」という言葉は使える?
    1. 例
  13. 「安堵の表情」とは?
    1. 例
  14. 「安堵のため息」とは?
    1. 例
  15. 「安堵の胸をなで下ろす」は自然?
    1. 自然な例
  16. 「安堵する」はどんな場面で使う?
    1. 無事を確認したとき
    2. 仕事が無事に終わったとき
    3. 試験・審査の結果が出たとき
    4. 問題が解決したとき
    5. 心配していた結果が悪くなかったとき
  17. ビジネスで「安堵」は使える?
    1. 自然な例
  18. 「安堵しております」はビジネスメールで使える?
    1. 例
  19. 日常会話では「安堵」より「ほっとした」が自然な場合もある
  20. 「安堵」の対義語は?
  21. 「安堵」と「不安」の関係
    1. 例
  22. 「安堵」と「喜び」は違う
    1. 例
  23. 「安堵」と「解放感」の違い
  24. 「安堵」と「達成感」の違い
    1. 例
  25. 「安堵の気持ち」の自然な言い換え
  26. 「安堵の気持ち」を使った例文20選
  27. 「安堵」と一緒に使いやすい表現
  28. 「安堵する」と「安堵を覚える」の違い
    1. 安堵する
    2. 安堵を覚える
  29. 「安堵を感じる」は自然?
    1. 例
  30. 「安堵した気持ち」は?
  31. 「安堵」の由来
  32. 「安堵」は常に良い感情?
  33. 安堵・安心・安らぎ・喜びを一覧で比較
  34. 一番簡単な覚え方
  35. よくある質問(FAQ)
    1. Q1.「安堵」の読み方は?
    2. Q2.「安堵の気持ち」とは簡単にいうと?
    3. Q3.「安堵」と「安心」は同じですか?
    4. Q4.「安堵」と「安らぎ」の違いは?
    5. Q5.「安堵」と「ほっとする」は同じですか?
    6. Q6.「安堵の気持ちを感じる」は正しいですか?
    7. Q7.「安堵の気持ちを覚える」は自然ですか?
    8. Q8.「安堵の気持ちを抱く」は正しいですか?
    9. Q9.「安堵感」という言葉はありますか?
    10. Q10.「安堵の表情」とは?
    11. Q11.「安堵のため息」とは?
    12. Q12.「安心して任せられる」を「安堵して任せられる」と言えますか?
    13. Q13.ビジネスメールで「安堵しております」は使えますか?
    14. Q14.「安堵」の反対の気持ちは?
    15. Q15.最も簡単な覚え方は?
  36. まとめ
  37. 参考リンク

結論:「安堵の気持ち」とは心配がなくなってほっとする感情

「安堵」は、

あんど

と読みます。

現在一般的に使われる意味は、

気がかりなことが取り除かれ、安心すること

です。

したがって、

「安堵の気持ち」=心配していたことが解消され、緊張がほどけてほっとした気持ち

となります。

項目 内容
読み方 あんど
基本的な意味 心配・気がかりがなくなって安心すること
安堵の前 不安、心配、緊張、懸念など
安堵した後 ほっとする、力が抜ける、安心する
よく使う形 安堵する、安堵した、安堵の表情、安堵の気持ち

「安堵」を簡単にいうと?

もっと簡単に言えば、

「ほっとすること」

です。

ただし、何の理由もなく穏やかな気持ちになった場合よりも、

「心配していたけれど、問題がなくなったのでほっとした」

という場面に適しています。

例

「試験の結果が心配だったが、合格だとわかって安堵した。」

→ 合格するか不安だった。

→ 合格だとわかった。

→ 心配がなくなった。

→ ほっとした。

この流れが「安堵」です。

「安堵の気持ち」には前提となる不安がある

「安堵」の大きな特徴は、その直前まで何らかの不安・気がかりがあったことです。

たとえば、

  • 家族の帰宅が遅く心配していた
  • 重要な仕事が成功するか不安だった
  • 試験に合格できるか心配だった
  • 事故の被害が大きいのではないかと懸念していた
  • 納期に間に合うか心配していた

といった状態です。

その後、

  • 無事が確認できた
  • 仕事が成功した
  • 合格した
  • 被害が小さいとわかった
  • 納期に間に合った

という結果になったとき、安堵します。

つまり、

不安 → 問題解消 → 安堵

という流れで考えると理解しやすいでしょう。

「安堵の気持ち」と「安心」の違い

「安堵」と最も近い言葉が、

「安心」

です。

どちらも、心配がなくなり心が落ち着くことを表します。

ただし、ニュアンスには違いがあります。

安堵は、心配・不安があったものの、それが解決してほっとすること。

安心は、気がかりなことがなく、心が落ち着いている状態を幅広く表します。

比較項目 安堵 安心
中心 心配が解消してほっとする 心配がなく心が落ち着く
前提となる不安 あることが多い 必ずしも必要ない
状態の変化 強く意識される 継続した状態にも使える
例 無事を聞いて安堵した 安心して任せられる

安堵

「手術が無事に終わったと聞き、安堵した。」

→ 手術中は心配していた。

安心

「経験豊富な人なので、安心して仕事を任せられる。」

→ 必ずしも、その前に強い不安があったとは限りません。

詳しい違いはこちらの記事で解説しています。

「安心」と「安堵」の違いは?意味・使い分けを例文でわかりやすく解説

「安堵の気持ち」と「安心感」の違い

「安心感」は、不安がなく心が安らかな感じを意味します。

「安堵の気持ち」と似ていますが、

安心感は比較的長く続く安定した感覚にも使えます。

安心感

「この人と話していると安心感がある。」

→ 継続的に落ち着ける。

安堵の気持ち

「無事の連絡を受け、安堵の気持ちが広がった。」

→ 心配が解消された瞬間の変化がある。

したがって、

安心感=不安のない落ち着いた感覚

安堵の気持ち=不安がなくなったことで生まれる安心感

と整理できます。

「安心」と「安心感」の違いとは?意味・使い分けを人間関係・職場・日常生活の例文で徹底解説

「安堵」と「安らぎ」の違い

「安らぎ」も心が落ち着いた状態を表します。

しかし、安堵とは少し違います。

安堵

→ 心配・不安が解消されてほっとする。

安らぎ

→ 心が穏やかになり、ゆったりと落ち着く。

安堵

「行方がわからなかった子どもが無事に見つかり、安堵した。」

安らぎ

「静かな音楽を聴くと心に安らぎを感じる。」

安らぎには、必ずしも直前の不安・トラブルは必要ありません。

詳しくはこちらの記事で解説しています。

「安堵」と「安らぎ」の違いとは?意味・使い分けを仕事・人間関係・日常生活の例文で徹底解説

「安堵」と「ほっとする」の違い

意味は非常に近い言葉です。

「ほっとする」は、緊張・心配などから解放されて気持ちがゆるむことを表します。

多くの場合、

安堵する=ほっとする

と言い換えることができます。

安堵する

「事故の被害者が全員無事だと知り安堵した。」

ほっとする

「全員無事だと聞いてほっとした。」

違いは主に文章の雰囲気です。

「安堵」はやや硬く、文章・ニュース・小説・ビジネスなどでも使いやすい言葉です。

「ほっとする」は日常会話で自然な、やわらかい表現です。

「安堵」と「一安心」の違い

「一安心」は、完全にすべての問題が解決したわけではないものの、ひとまず心配がなくなることを表します。

例

「熱が下がったので、ひとまず一安心だ。」

まだ治療は続くかもしれません。

しかし、重大な心配が一つ減ったため、安心しています。

「安堵」でも似た気持ちを表せますが、「一安心」は、

「とりあえず今のところは安心できる」

というニュアンスが出やすい表現です。

「安堵の気持ちを感じる」はおかしい?

意味は通じます。

ただし、「気持ち」と「感じる」には意味が近い部分があります。

そのため、文章によっては少しくどく感じることがあります。

例

「合格の知らせを聞き、安堵の気持ちを感じた。」

意味は理解できます。

しかし、より簡潔にするなら、

「合格の知らせを聞き、安堵した。」

または、

「合格の知らせを聞き、安堵の気持ちを覚えた。」

とできます。

「安堵の気持ちを覚える」は自然?

自然な表現です。

ここでの「覚える」は、「記憶する」という意味ではなく、

感情・感覚を感じる

という意味です。

例

  • 無事を知って安堵の気持ちを覚えた。
  • 問題が解決し、深い安堵を覚えた。
  • 医師の説明を聞き、安堵を覚えた。

少し文章的・硬めの表現なので、小説・新聞・報告文などにもなじみます。

「安堵の気持ちを抱く」は自然?

こちらも使えます。

「気持ちを抱く」は、ある感情を心に持つという意味です。

例

「最悪の事態は避けられたとわかり、安堵の気持ちを抱いた。」

ただし、日常会話なら、

「ほっとした」

「安心した」

のほうが自然な場合があります。

「安堵感」という言葉は使える?

「安堵感」という表現も使われます。

意味は、

心配が解消されてほっとした感覚

です。

「安堵の気持ち」と非常に近い表現です。

例

「試験を終え、大きな安堵感に包まれた。」

「無事が確認され、安堵感が広がった。」

ただし、「安堵」そのものが感情を表す言葉なので、

「安堵した」

だけでも十分な場面は多くあります。

「安堵感」の意味や「安堵・安心・安らぎ」との違いについては、「安堵感」とは?意味・読み方をわかりやすく解説|「安堵・安心・安らぎ」との違い・使い方と例文でも詳しく解説しています。

「安堵の表情」とは?

「安堵の表情」は、心配がなくなってほっとしたことが顔に表れている様子です。

例

「合格を知らされた受験生は安堵の表情を浮かべた。」

「救助の知らせを聞き、家族は安堵の表情を見せた。」

言葉に出していなくても、

  • 顔の緊張がほどける
  • 笑顔になる
  • 大きく息を吐く

などの様子から、安心したことがわかる場面で使えます。

「安堵のため息」とは?

「安堵のため息」もよく使われる表現です。

心配していたことが無事に終わり、緊張がほどけたときに息を吐く様子を表します。

例

「無事に作業が終了し、担当者は安堵のため息をついた。」

「検査結果に問題がないと聞き、安堵のため息が漏れた。」

「ため息」は通常、疲れ・落胆などにも使われますが、「安堵のため息」とすれば、ほっとした感情だと明確になります。

「安堵の胸をなで下ろす」は自然?

「胸をなで下ろす」は、心配していたことが解決し、安心することを表す慣用的な表現です。

そのため、

「胸をなで下ろす」

だけでも安堵を表せます。

自然な例

「家族の無事を知り、胸をなで下ろした。」

「予定どおり納品でき、担当者は胸をなで下ろした。」

「安堵して胸をなで下ろした」と書くこともできますが、意味が近いため、文章によってはどちらか一方だけでも十分です。

「安堵する」はどんな場面で使う?

安堵は、特に次のような場面で使いやすい言葉です。

無事を確認したとき

「事故に遭ったと聞いて心配したが、けががないとわかって安堵した。」

仕事が無事に終わったとき

「大きなトラブルもなくイベントが終了し、安堵した。」

試験・審査の結果が出たとき

「合格通知を受け取り、安堵した。」

問題が解決したとき

「システムが復旧し、関係者は安堵した。」

心配していた結果が悪くなかったとき

「検査で異常なしと聞き、安堵した。」

ビジネスで「安堵」は使える?

使えます。

ただし、「安堵」は感情を表す言葉なので、すべてのビジネス文書に向くわけではありません。

自然な例

「無事に納品が完了し、担当者一同安堵しております。」

「システムが復旧したとの報告を受け、ひとまず安堵いたしました。」

「問題なくご到着されたと伺い、安堵しております。」

一方、契約書・規程など感情を必要としない文書では通常使いません。

「安堵しております」はビジネスメールで使える?

相手の無事・問題解決などに対する気持ちを伝えるメールであれば使えます。

例

「無事に退院されたとのこと、安堵しております。」

「商品がお手元に届いたとのご連絡をいただき、安堵いたしました。」

ただし、「安堵」は少し硬い表現です。

相手との関係によっては、

「安心いたしました」

「ほっといたしました」

のほうが自然な場合もあります。

日常会話では「安堵」より「ほっとした」が自然な場合もある

たとえば友人との会話で、

「電車、間に合ったよ。」

と言われたとき、

「それを聞いて安堵したよ。」

でも意味は通じます。

しかし、日常会話では、

「よかった。ほっとしたよ。」

のほうが自然なことが多いでしょう。

「安堵」は、少し改まった文章や、出来事を客観的に描写する文章と相性がよい言葉です。

「安堵」の対義語は?

文脈によって、安堵と反対方向の言葉として、

  • 不安
  • 心配
  • 懸念
  • 憂慮
  • 緊張

などがあります。

特に、

不安・心配 → 安堵

という感情の変化は理解しやすいでしょう。

「安堵」と「不安」の関係

安堵は、不安が解消された結果として生まれることがあります。

例

「結果がわかるまで不安だった。」

↓

「無事に合格した。」

↓

「安堵した。」

つまり、安堵を説明するときは、前にあった不安を示すと意味が伝わりやすくなります。

「安堵」と「喜び」は違う

安堵したときに、同時に喜びを感じることもあります。

しかし、二つの感情は同じではありません。

安堵

→ 心配がなくなってほっとする。

喜び

→ よい出来事によってうれしく感じる。

例

試験に合格した場合、

「落ちていなかった。よかった」

→ 安堵。

「第一志望に合格できた。うれしい」

→ 喜び。

実際には両方を同時に感じることもあります。

「安堵」と「解放感」の違い

「解放感」は、束縛・負担・緊張などから解放されたときに感じる気持ちです。

たとえば、

「長い試験期間が終わり、解放感を味わった。」

と使います。

一方、安堵は、

「試験に合格できるか心配だったが、結果を知ってほっとした」

という気持ちです。

負担から自由になることを強調するなら「解放感」、心配がなくなることを強調するなら「安堵」が適しています。

「安堵」と「達成感」の違い

「達成感」は、目標を達成したことで得られる満足感です。

安堵とは違います。

例

大きなプロジェクトが終了した場合、

「トラブルなく終わってよかった」

→ 安堵。

「半年かけて目標を達成できた」

→ 達成感。

一つの出来事に対して、両方を感じることもあります。

「安堵の気持ち」の自然な言い換え

言い換え ニュアンス
ほっとした気持ち 日常的でわかりやすい
安心した気持ち 幅広く使える
安心感 心配がなく落ち着いた感覚
安らかな気持ち 穏やかさを強調
一安心 ひとまず安心できる状態
胸をなで下ろす気持ち 心配解消を強く表す
緊張から解放された気持ち 直前までの緊張を強調

「安堵の気持ち」を使った例文20選

  1. 家族の無事を知り、安堵の気持ちに包まれた。
  2. 試験に合格し、ようやく安堵の気持ちを覚えた。
  3. 大きな事故にならなかったとわかり、安堵した。
  4. 手術が成功したと聞き、家族は安堵した。
  5. 予定どおり納品でき、担当者は安堵の表情を浮かべた。
  6. 問題が解決し、安堵のため息をついた。
  7. 無事に帰宅したという連絡を受け、胸をなで下ろした。
  8. 検査結果に異常がなく、深い安堵を覚えた。
  9. 締切に間に合い、ようやく安堵した。
  10. システムが復旧し、関係者に安堵感が広がった。
  11. 子どもの元気な姿を見て、母親は安堵した。
  12. 無事に契約が成立し、担当者はほっとした。
  13. 重要な発表を終え、安堵の気持ちが込み上げた。
  14. 大雨による被害がなかったと知り、住民は安堵した。
  15. 取引先から了承を得られ、ひとまず安堵した。
  16. 迷子になっていた犬が見つかり、家族は安堵の表情を見せた。
  17. 心配していた検査が終わり、ようやく安堵できた。
  18. 事故現場から全員が救出され、安堵の声が上がった。
  19. 結果を聞くまでは不安だったが、合格と知って安堵した。
  20. 最後の作業が無事に終了し、チーム全体が安堵した。

「安堵」と一緒に使いやすい表現

「安堵」は、次のような言葉とよく組み合わせて使われます。

  • 安堵する
  • 安堵した
  • 安堵の表情
  • 安堵のため息
  • 安堵の気持ち
  • 安堵感
  • 安堵を覚える
  • 安堵の声
  • 深く安堵する
  • ひとまず安堵する

「安堵する」と「安堵を覚える」の違い

意味は近いですが、文章の雰囲気が少し違います。

安堵する

「無事を知って安堵した。」

→ 最も簡潔。

安堵を覚える

「無事を知り、安堵を覚えた。」

→ 感情を自覚したことを少し文章的に表現。

日常的な文章なら「安堵した」のほうが簡潔です。

「安堵を感じる」は自然?

自然に使えます。

「安堵」自体が感情を表すため、

「安堵を感じる」

は、ほっとした感覚を自分の中に感じるという意味です。

例

「無事に到着したと知り、安堵を感じた。」

ただし、さらに簡潔にするなら、

「無事に到着したと知り、安堵した。」

でも十分です。

「安堵した気持ち」は?

こちらも意味は通じます。

ただし、

「安堵した」

だけですでに感情を表しているため、文章によっては、

「安堵した」

または、

「安堵の気持ち」

のどちらかにすると簡潔です。

「安堵」の由来

「安堵」の「堵」は、もともと垣根・塀などを意味する漢字です。

「安堵」には古く、垣根の内側で安心して暮らすことや、土地に安住することといった意味がありました。

さらに中世には、土地の所有・領有などを権力者が公認する意味でも使われています。

現在では、そこから転じて、

「心配がなくなり、安心する」

という意味で広く使われています。

「安堵」は常に良い感情?

基本的には、心配が解消されたことによる肯定的な感情です。

ただし、「喜び」のように強く楽しい感情とは限りません。

たとえば、

「最悪の事態だけは避けられた」

という場合、状況自体は完全に良くなくても、

「それでも最悪ではなかった」

と安堵することがあります。

つまり、安堵は、

「良い出来事があった」ことより、「心配していた事態が避けられた」こと

に重点があります。

安堵・安心・安らぎ・喜びを一覧で比較

言葉 中心となる感情 前に不安が必要?
安堵 心配が解消してほっとする あることが多い
安心 心配がなく落ち着く 必ずしも必要ない
安らぎ 穏やかでゆったりする 不要
喜び うれしく感じる 不要
一安心 とりあえず心配が減る あることが多い
解放感 負担・緊張から自由になる 負担が前提

一番簡単な覚え方

似た感情を区別するときは、次のように覚えるとわかりやすいでしょう。

安堵=「心配していたけど、大丈夫だった。ほっとした」

安心=「心配がない。落ち着いている」

安らぎ=「穏やかでゆったりしている」

喜び=「うれしい」

一安心=「ひとまず大丈夫そうだ」

よくある質問(FAQ)

Q1.「安堵」の読み方は?

「あんど」と読みます。

Q2.「安堵の気持ち」とは簡単にいうと?

心配していたことが解決し、「よかった」とほっとした気持ちです。

Q3.「安堵」と「安心」は同じですか?

意味は近いですが、完全には同じではありません。

「安堵」は不安・心配が解消された変化を強く表し、「安心」は心配のない状態を幅広く表します。

Q4.「安堵」と「安らぎ」の違いは?

安堵は心配がなくなってほっとすること、安らぎは穏やかでゆったりとした気持ちです。

Q5.「安堵」と「ほっとする」は同じですか?

多くの場面で言い換えられます。

「安堵」のほうが硬く文章的で、「ほっとする」は会話的です。

Q6.「安堵の気持ちを感じる」は正しいですか?

意味は通じますが、「気持ち」と「感じる」がやや重なります。

「安堵した」「安堵を感じた」「安堵の気持ちを覚えた」などにすると簡潔です。

Q7.「安堵の気持ちを覚える」は自然ですか?

自然です。

ここでの「覚える」は、感情・感覚を感じるという意味です。

Q8.「安堵の気持ちを抱く」は正しいですか?

使えます。

ただし、少し文章的な表現です。

Q9.「安堵感」という言葉はありますか?

使われる表現です。

心配が解消され、ほっとした感覚を表します。

Q10.「安堵の表情」とは?

心配が解消され、ほっとしたことが顔に表れている様子です。

Q11.「安堵のため息」とは?

心配・緊張から解放され、ほっとしたときにつくため息です。

Q12.「安心して任せられる」を「安堵して任せられる」と言えますか?

一般には不自然です。

「安心」には「心配せず任せられる」という継続的な状態がありますが、「安堵」は心配が解消された変化を表す言葉だからです。

Q13.ビジネスメールで「安堵しております」は使えますか?

相手の無事・問題解決などについて感情を伝える場面なら使えます。

少し硬い表現なので、相手との関係によって「安心いたしました」なども選べます。

Q14.「安堵」の反対の気持ちは?

文脈によって、「不安」「心配」「懸念」「憂慮」などが反対方向の感情になります。

Q15.最も簡単な覚え方は?

安堵=「心配していたけれど、無事だとわかってほっとすること」

と覚えるとよいでしょう。

まとめ

「安堵」は、

「あんど」

と読みます。

現在一般的に使われる意味は、

気がかりなこと・心配していたことがなくなり、安心すること

です。

したがって、

「安堵の気持ち」=「心配がなくなって、ほっとした気持ち」

と覚えるとわかりやすいでしょう。

言葉 意味
安堵 心配がなくなってほっとする
安心 心配がなく心が落ち着く
安らぎ 穏やかでゆったりした気持ち
安心感 不安がなく落ち着いている感覚
一安心 ひとまず心配がなくなる
解放感 負担・緊張から自由になった感覚

安堵を理解するうえで最も重要なのは、

その前に「心配・不安」がある

という点です。

「安心して生活する」

のように、最初から落ち着いた状態を表す場合は「安心」が適しています。

一方、

「結果を聞くまで心配だったが、問題ないとわかってほっとした」

というように、

不安な状態から安心した状態へ変わる瞬間

を表したいときに「安堵」がよく合います。

また、

「安堵の気持ちを感じる」

でも意味は通じますが、文章を簡潔にするなら、

  • 安堵した
  • 安堵を感じた
  • 安堵を覚えた
  • ほっとした
  • 胸をなで下ろした

などに言い換えることができます。

迷ったときは、

「それまで何かを心配していたか?」

を考えてみましょう。

心配があり、その問題が解決してほっとしたのであれば、「安堵」がぴったりの言葉です。

参考リンク

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