「謝意を述べる」は正しい?意味・使い方を解説|「謝意を表す・示す・伝える」との違い

ビジネス文書やニュース、あいさつ文などで、「謝意を述べる」という表現を見かけることがあります。

一方で、「謝意」は、

  • 謝意を表す
  • 謝意を示す
  • 謝意を伝える
  • 謝意を述べる

など、さまざまな動詞と組み合わせて使われます。

そのため、

  • 「謝意を述べる」は正しい日本語なのか
  • 「謝意を表す」のほうが自然なのではないか
  • 「謝意を示す」と「謝意を述べる」は何が違うのか
  • 「謝意を伝える」は誰かに直接お礼を言うときに使うのか
  • 謝意は「感謝」と「謝罪」のどちらを意味するのか
  • ビジネスメールではどの表現を使えばよいのか

と迷う人もいるでしょう。

結論からいうと、「謝意を述べる」は正しい日本語です。

「述べる」には、考えや気持ちなどを言葉にして表す意味があるため、「感謝やお詫びの気持ちを言葉で表明する」という意味で「謝意を述べる」と使えます。

実際に外務省の首脳会談に関する公表文でも、「訪日に対して謝意を述べる」といった表現が使われています。

ただし、「謝意を表す」「謝意を示す」「謝意を伝える」と完全に同じではありません。

この記事では、「謝意を述べる」の意味・使い方・自然な例文を確認しながら、4つの表現を具体的に使い分けます。

  1. 結論|「謝意を述べる」は正しい。言葉で感謝・お詫びを表明する表現
    1. 実際に公的機関でも使われている
  2. そもそも「謝意」とは?
    1. 感謝の意味
    2. 謝罪の意味
  3. 「述べる」とは?
  4. 「謝意を述べる」は重複表現ではない?
  5. 比較表|「謝意を述べる・表す・示す・伝える」の違い
  6. 「謝意を述べる」と「謝意を表す」の違い
    1. 謝意を述べる
    2. 謝意を表す
    3. 簡単に整理すると
  7. どちらがより一般的?
  8. 「謝意を述べる」と「謝意を示す」の違い
    1. 謝意を述べる
    2. 謝意を示す
    3. 実際の公的文章でも使われる
  9. 「謝意を述べる」と「謝意を伝える」の違い
    1. 謝意を述べる
    2. 謝意を伝える
    3. 使い分け
  10. 「謝意を表す」と「謝意を示す」の違い
    1. 表す
    2. 示す
    3. 実務上はかなり近い
  11. 「謝意を述べる」は感謝だけ?謝罪にも使える?
    1. 感謝なら
    2. 謝罪なら具体的にする
  12. 「謝意を述べる」は硬い表現?
  13. ビジネスメールで「謝意を述べる」は使える?
    1. 少し硬い例
    2. ビジネスメールなら自然な表現
  14. 「謝意を述べさせていただきます」は正しい?
  15. 「謝意を述べたい」は自然?
  16. 論文・研究報告では「謝意を述べる」を使える?
  17. 「謝意を述べる」と「お礼を述べる」の違い
  18. 「謝意を述べる」と「感謝を述べる」の違い
  19. 「謝意を申し上げる」は自然?
  20. 「謝意を表明する」は正しい?
  21. 「謝意を表する」は?
  22. 「深い謝意を述べる」は自然?
  23. 「心から謝意を述べる」は?
  24. 「謝意を述べた」と第三者について書く場合
  25. 「謝意を示した」はニュースでよく使う?
  26. 「謝意を伝えた」は相手が明確なときに便利
  27. どれを使えばいい?場面別のおすすめ
  28. 「謝意を述べる」を使った自然な例文
    1. 例文1|式典
    2. 例文2|行政
    3. 例文3|外交
    4. 例文4|会社
    5. 例文5|論文
    6. 例文6|会議
    7. 例文7|受賞
  29. 「謝意を示す」を使った例文
  30. 「謝意を表す」を使った例文
  31. 「謝意を伝える」を使った例文
  32. 「謝意を述べる」の言い換え
  33. 自分から直接お礼をするなら「謝意」より「御礼」が自然なことも
  34. 「謝意を述べる」を使うときの注意点
    1. 1. 感謝か謝罪か分かる文脈にする
    2. 2. 日常会話では硬すぎることがある
    3. 3. 直接メールするときは敬語表現も検討する
    4. 4. 「表す・示す・伝える」と無理に使い分けすぎない
  35. FAQ|「謝意を述べる」に関するよくある疑問
    1. Q1. 「謝意を述べる」は正しい日本語ですか?
    2. Q2. 「謝意を述べる」とは簡単にいうと?
    3. Q3. 「謝意」の読み方は?
    4. Q4. 謝意は感謝ですか?謝罪ですか?
    5. Q5. 「謝意を述べる」と「謝意を表す」はどちらが正しい?
    6. Q6. 一番一般的なのは?
    7. Q7. 「謝意を示す」は正しい?
    8. Q8. 「謝意を伝える」は正しい?
    9. Q9. 「謝意を述べたい」は自然ですか?
    10. Q10. 「謝意を述べさせていただきます」は正しい?
    11. Q11. 論文で「謝意を述べる」と書けますか?
    12. Q12. ビジネスメールで使えますか?
    13. Q13. 「謝意を申し上げます」は自然?
    14. Q14. 「謝意を表明する」は正しい?
    15. Q15. 「深い謝意を述べる」と「深い謝意を表す」はどちらが自然?
    16. Q16. 「感謝を述べる」と「謝意を述べる」の違いは?
    17. Q17. 「お礼を述べる」との違いは?
    18. Q18. ニュースではどの表現が多い?
    19. Q19. 「謝意を述べる」は相手本人に言う言葉?
    20. Q20. 結局、迷ったら何を使えばいい?
  36. まとめ|「謝意を述べる」は正しい。言葉で表したことを強調する表現
    1. 参考リンク・出典

結論|「謝意を述べる」は正しい。言葉で感謝・お詫びを表明する表現

「謝意を述べる」は、自然で正しい日本語です。

簡単に言い換えると、

「感謝やお詫びの気持ちを言葉で表す」

という意味です。

たとえば、

「社長は長年会社を支えた社員に謝意を述べた。」

なら、社長が社員に対して感謝の気持ちを言葉で表したという意味になります。

また、

「会議の冒頭で、関係者の協力に対して謝意を述べた。」

とも使えます。

実際に公的機関でも使われている

外務省の首脳会談に関する公表文でも、総理大臣が相手国首脳の訪日などに対して「謝意を述べる」という表現が使われています。

したがって、「謝意を述べる」は誤用ではなく、特に外交・行政・報告書・スピーチなどの改まった文章と相性のよい表現です。

そもそも「謝意」とは?

「謝意」は「しゃい」と読みます。

辞書では、大きく2つの意味があります。

  1. 感謝の気持ち
  2. 自分の過ちをわびる気持ち

つまり、「謝意」は感謝にも謝罪にも使われる言葉です。

感謝の意味

たとえば、

「長年のご支援に心から謝意を表します。」

なら、相手への感謝を表しています。

謝罪の意味

一方、文脈によっては、

「今回の問題について謝意を表した。」

のように、過ちをわびる意味になる場合もあります。

ただし、現在の日常的・ビジネス上の文章で「謝意」とだけ書いた場合は、感謝の意味として受け取られるケースが多いでしょう。

謝罪であることを明確にしたければ、「謝罪の意」「お詫びの意」などを使う方法もあります。

「謝意」の意味そのものについて詳しく確認したい方は、「謝意」とは?感謝とお詫びどっち?意味・使い方を解説も参考にしてください。

「述べる」とは?

「述べる」は、考え・意見・気持ちなどを言葉にして表すことです。

辞書では、

  • 考えや意見を口に出して言う
  • 文章で表す

といった意味があります。

たとえば、

  • 意見を述べる
  • 感想を述べる
  • 所信を述べる
  • 理由を述べる
  • 礼を述べる

などと使います。

したがって、

「謝意」+「述べる」

は、

「感謝・謝罪の気持ちを言葉として表す」

という自然な組み合わせになります。

「謝意を述べる」は重複表現ではない?

重複表現ではありません。

「謝意」自体は「感謝や謝罪の気持ち」を表す名詞です。

その気持ちを、

  • 表す
  • 示す
  • 述べる
  • 伝える

という行為が別に必要です。

たとえば「感謝を述べる」「意見を述べる」と同様に、

「謝意を述べる」

も文法的に問題ありません。

比較表|「謝意を述べる・表す・示す・伝える」の違い

表現 意味の中心 特徴
謝意を述べる 謝意を言葉で述べる 発言・文章など言語表現に重点
謝意を表す 謝意を外に表現する 最も定番で幅広い
謝意を示す 謝意があることを態度・言動などで示す 言葉だけに限定されない
謝意を伝える 謝意を相手へ届ける 「誰に伝えるか」を意識しやすい

4つとも間違いではありません。

違いは、どの部分に重点を置くかです。

「謝意を述べる」と「謝意を表す」の違い

最も迷いやすい組み合わせです。

謝意を述べる

謝意を言葉として述べることに重点があります。

たとえば、

「会長は閉会のあいさつで、参加者に謝意を述べた。」

なら、実際にあいさつの中で感謝の言葉を口にしたことを表します。

謝意を表す

謝意を外に表現すること全般を表します。

「表す」は対象となる感情・意思などを外部に現す意味なので、必ずしも口頭の発言だけに限定されません。

たとえば、

「関係者の支援に深い謝意を表します。」

と書面で表現することもできます。

簡単に整理すると

  • 述べる=言葉として言う・書く
  • 表す=気持ちを外に表現する

です。

ただし実際には意味が大きく重なるため、同じ場面でどちらも使える場合があります。

どちらがより一般的?

「謝意」と特に結び付きの強い定番表現は、「謝意を表す」です。

辞書の用例でも「謝意を表す」が示されています。

そのため、単に、

「感謝の気持ちを表現した」

と書きたいだけなら、

「謝意を表した」

が非常に使いやすいでしょう。

一方、実際の発言・あいさつ・声明などの中で言葉にしたことを表したいなら、

「謝意を述べた」

が合います。

「謝意を伝える」と「謝意を表す」の詳しい違いについては、「謝意を伝える」と「謝意を表す」の違いも参考にしてください。

「謝意を述べる」と「謝意を示す」の違い

「示す」は、考え・気持ち・態度などを相手から分かるようにすることです。

そのため、

「謝意を示す」

は、言葉だけに限定されません。

謝意を述べる

「式典のあいさつで協力者に謝意を述べた。」

→ 言葉で表現したことが明確です。

謝意を示す

「支援に対して謝意を示した。」

→ 感謝していることを何らかの形で明らかにした、という幅広い表現です。

言葉で示した場合もありますし、行動・書面などによって示した場合も考えられます。

実際の公的文章でも使われる

外務省の公表資料にも、相手の貢献・協力などに対して「謝意を示した」という表現が見られます。

つまり、

  • 述べる=言葉そのものに注目
  • 示す=感謝していることを明らかにすることに注目

と考えると使い分けやすくなります。

「謝意を述べる」と「謝意を伝える」の違い

「伝える」は、ある内容・気持ちを相手に届かせることを表します。

したがって、「謝意を伝える」は、「誰に感謝を伝えたか」が意識されやすい表現です。

謝意を述べる

「会見の冒頭で、関係国に謝意を述べた。」

→ どのような発言をしたかという側面を表します。

謝意を伝える

「担当者から協力会社に謝意を伝えた。」

→ 感謝の気持ちを相手へ届けることに重点があります。

使い分け

  • 述べる=言葉にして表明する
  • 伝える=相手へ届ける

です。

外務省の公表資料でも「謝意を伝えた」という表現が実際に使われています。

「謝意を表す」と「謝意を示す」の違い

この2つも非常によく似ています。

表す

内面にある感情・意思などを外へ出すことです。

そのため、

「深い謝意を表す」

のような表現が定番です。

示す

ある気持ち・考えが存在することを、相手から認識できる形にすることです。

「支援国に謝意を示した」

などと使います。

実務上はかなり近い

どちらも「感謝を外に表現する」という点では近く、文章によって置き換えられる場合があります。

ただし、

「心から謝意を表します」

のような定型的な文章では「表す」が特に自然です。

「謝意を述べる」は感謝だけ?謝罪にも使える?

言葉の意味としては、どちらにも使える可能性があります。

「謝意」には、

  • 感謝の気持ち
  • わびる気持ち

の両方があるからです。

ただし、「謝意を述べる」とだけ書くと、文脈によっては感謝なのか謝罪なのか判別しにくい場合があります。

感謝なら

「ご支援に対して謝意を述べた。」

とすれば、支援を受けたことへの感謝だと分かります。

謝罪なら具体的にする

謝罪を意味することを明確にしたいなら、

  • 謝罪の意を表した
  • お詫びを述べた
  • 深く謝罪した
  • 遺憾の意と謝罪を表明した

などのほうが誤解がありません。

「謝意」と「謝罪」の違いについては、「謝意」と「謝罪」の違いも参考にしてください。

「謝意を述べる」は硬い表現?

はい。比較的硬く、改まった表現です。

特に、

  • 外交
  • 行政
  • 公式発表
  • 式典
  • 学術論文
  • 報告書
  • スピーチ

などとの相性がよい言い方です。

日常会話で、

「昨日プレゼントをくれた友達に謝意を述べました」

と言うと、少し硬すぎる印象になります。

普通は、

「友達にお礼を言いました」

「友達に感謝を伝えました」

とするほうが自然です。

ビジネスメールで「謝意を述べる」は使える?

使うことはできますが、相手に直接送るメールでは、もっと自然な定型表現があります。

少し硬い例

「この場を借りて、皆様のご協力に謝意を述べさせていただきます。」

意味は通じますが、やや格式張った印象があります。

ビジネスメールなら自然な表現

「多大なるご協力を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。」

または、

「このたびのご支援に、心より感謝申し上げます。」

とすると、相手への直接的なお礼として自然です。

「謝意を述べさせていただきます」は正しい?

文法的に成立する表現ですが、かなり硬くなります。

また、「させていただく」は、相手の許可や恩恵を受けて行うという意味を持つため、場面によっては少し回りくどく感じられます。

単に感謝を表したい場合は、

「謝意を表します。」

「心より御礼申し上げます。」

「深く感謝申し上げます。」

などのほうが簡潔です。

「謝意を述べたい」は自然?

自然に使えます。

特に文章・スピーチなどで、

「最後に、本研究にご協力いただいた皆様に謝意を述べたい。」

のように使えます。

実際、研究報告などでも「謝意を述べたい」という表現が使われています。

より格式のある文章なら、

「謝意を表したい」

「深甚なる謝意を表する」

などの表現もあります。

論文・研究報告では「謝意を述べる」を使える?

使えます。

研究論文・報告書では、研究協力者・資金提供者・指導者などへの感謝を記載することがあります。

たとえば、

「本研究の実施にご協力いただいた関係者各位に謝意を述べる。」

と書けます。

ただし、学会・大学・出版社によって謝辞の書式が定められている場合は、その形式を優先してください。

「謝意を述べる」と「お礼を述べる」の違い

意味は近いですが、言葉の硬さが異なります。

表現 印象
謝意を述べる 硬い・公式・文書的
お礼を述べる やや硬いが分かりやすい
お礼を言う 日常的・自然
感謝を伝える 一般的・気持ちが伝わりやすい

一般向けの文章なら、「謝意」という難しい言葉を使う必要がない場合もあります。

「謝意を述べる」と「感謝を述べる」の違い

どちらも使えます。

「感謝」は、ありがたいと思う気持ちだけを表します。

一方「謝意」には、辞書上、感謝だけでなく謝罪の意味もあります。

そのため、意味を明確にしたい一般文章では、

「感謝を述べる」

または、

「感謝の意を述べる」

のほうが分かりやすい場合があります。

「謝意を申し上げる」は自然?

意味は理解できますが、相手へ直接感謝を伝える場面では、

「御礼申し上げます」

「感謝申し上げます」

のほうが一般的です。

「謝意を表します」のように、「謝意」は「表す」と組み合わせると特に自然です。

「謝意を表明する」は正しい?

正しい表現です。

「表明する」は、自分の意思・考え・態度などをはっきり示すことです。

したがって、

「関係者に対する謝意を表明した。」

と使えます。

ただし「謝意を表す」よりさらに硬く、ニュース・行政・組織の声明などに向いています。

「謝意を表する」は?

「表する」は「表す」の硬い言い方として使われます。

たとえば、

「ここに深甚なる謝意を表する。」

などです。

表彰文・論文・公的な文書などでは見かけますが、通常のビジネスメールでは少し硬すぎることがあります。

「深い謝意を述べる」は自然?

意味は通じますが、一般的には、

「深い謝意を表す」

のほうが定型的です。

「述べる」を使うなら、

「深い感謝の言葉を述べる」

のようにする方法もあります。

ただし、

「首相は支援に対して深い謝意を述べた」

のような文章が誤りというわけではありません。

「心から謝意を述べる」は?

こちらも意味は十分伝わります。

ただし、自分から相手へ直接感謝する文章なら、

「心より感謝申し上げます」

「心より御礼申し上げます」

のほうが自然で温かみがあります。

「謝意を述べる」は、第三者が行為を客観的に説明する文章との相性が特によい表現です。

「謝意を述べた」と第三者について書く場合

ニュース・議事録・報告書では非常に使いやすい表現です。

例:

「社長は冒頭、協力企業に対して謝意を述べた。」

「市長はボランティアの活動に謝意を述べた。」

「代表者は開催に尽力した関係者へ謝意を述べた。」

第三者の発言内容を簡潔にまとめられます。

「謝意を示した」はニュースでよく使う?

はい。

ニュースや官公庁の公表資料では、

「○○に謝意を示した」

という表現もよく使われます。

「述べた」よりも、具体的な発言内容そのものではなく、相手への感謝という態度・意思を示した事実を簡潔に表現できます。

「謝意を伝えた」は相手が明確なときに便利

「伝える」には情報・気持ちを相手へ届ける意味があります。

そのため、

「社長から従業員に謝意を伝えた。」

「政府は支援国に謝意を伝えた。」

のように、誰から誰へという関係がある文章で使いやすい言葉です。

どれを使えばいい?場面別のおすすめ

場面 おすすめ
ニュースで発言を要約する 謝意を述べた
公式に感謝を表現する 謝意を表した
感謝の姿勢を示したことを書く 謝意を示した
相手へ感謝を届けたことを書く 謝意を伝えた
本人がメールで直接お礼を言う 心より御礼申し上げます
論文・報告書の謝辞 謝意を表する/謝意を述べる
日常会話 お礼を言う/感謝を伝える

「謝意を述べる」を使った自然な例文

例文1|式典

「会長は式典の冒頭で、長年にわたり活動を支えた関係者に謝意を述べた。」

例文2|行政

「市長は災害復旧に協力した各団体に謝意を述べた。」

例文3|外交

「首相は今回の訪問を受け入れた相手国政府に謝意を述べた。」

例文4|会社

「社長は退任する役員に対し、これまでの貢献への謝意を述べた。」

例文5|論文

「本研究の実施にご協力いただいた関係者各位に、改めて謝意を述べたい。」

例文6|会議

「議長は会議の最後に、出席者の協力に謝意を述べた。」

例文7|受賞

「受賞者は家族やスタッフに謝意を述べた。」

「謝意を示す」を使った例文

「政府は長年の支援に対して謝意を示した。」

「代表者は協力企業の貢献に謝意を示した。」

「本人は迅速な対応に謝意を示している。」

「述べる」より、言葉の内容そのものを詳しく示さない文章に向いています。

「謝意を表す」を使った例文

「皆様の多大なるご支援に、心から謝意を表します。」

「長年の功績に対して深い謝意を表した。」

「調査に協力いただいたすべての方々に謝意を表する。」

非常に定番の組み合わせです。

「謝意を伝える」を使った例文

「担当者を通じて、先方に謝意を伝えた。」

「支援してくれた地域住民に直接謝意を伝えた。」

「関係者全員へ改めて謝意を伝えたい。」

相手へ感謝の気持ちが届くことを重視しています。

「謝意を述べる」の言い換え

言い換え 特徴
感謝を述べる 感謝であることが明確
感謝の意を述べる やや改まった表現
謝意を表す 定番・公式
謝意を示す 態度・意思を含めて表現
謝意を伝える 相手への伝達を重視
御礼を述べる 謝意より分かりやすい
御礼申し上げる 相手に直接述べる丁寧な表現
感謝申し上げる ビジネスメールにも使いやすい

自分から直接お礼をするなら「謝意」より「御礼」が自然なことも

「謝意」は硬い名詞なので、本人が相手へ直接お礼を述べる文章では、必ずしも最適とは限りません。

たとえば取引先へのメールなら、

「貴社のご支援に深い謝意を述べます。」

よりも、

「このたびの多大なるご支援に、心より御礼申し上げます。」

のほうが一般的で自然です。

つまり、「謝意を述べる」は第三者的・客観的に行為を説明する文章で特に使いやすいという特徴があります。

「謝意を述べる」を使うときの注意点

1. 感謝か謝罪か分かる文脈にする

「謝意」には2つの意味があります。

必要に応じて、

「支援に対して」

「ご協力に対して」

など、何に対する謝意なのかを明記しましょう。

2. 日常会話では硬すぎることがある

友人・家族などには「お礼を言う」「ありがとうと伝える」のほうが自然です。

3. 直接メールするときは敬語表現も検討する

「謝意を述べます」より「御礼申し上げます」のほうが自然なケースが多くあります。

4. 「表す・示す・伝える」と無理に使い分けすぎない

実際の文章では意味が重なることもあります。

厳密な機械的ルールではなく、文章で何を強調したいのかによって選びましょう。

FAQ|「謝意を述べる」に関するよくある疑問

Q1. 「謝意を述べる」は正しい日本語ですか?

はい。正しい表現です。

実際に官公庁の公表資料などでも使われています。

Q2. 「謝意を述べる」とは簡単にいうと?

感謝またはお詫びの気持ちを言葉にして表すことです。

Q3. 「謝意」の読み方は?

「しゃい」と読みます。

Q4. 謝意は感謝ですか?謝罪ですか?

辞書上は両方の意味があります。

文脈によって判断します。

Q5. 「謝意を述べる」と「謝意を表す」はどちらが正しい?

どちらも正しいです。

「述べる」は言葉で表現すること、「表す」は謝意を外に表現することに重点があります。

Q6. 一番一般的なのは?

「謝意を表す」は非常に定番の組み合わせです。

ただし、発言したことを表すなら「謝意を述べる」も自然です。

Q7. 「謝意を示す」は正しい?

はい。

感謝・お詫びの気持ちがあることを態度・言動などで明らかにする意味です。

Q8. 「謝意を伝える」は正しい?

はい。

謝意を特定の相手へ伝達することを表す自然な表現です。

Q9. 「謝意を述べたい」は自然ですか?

自然です。

研究報告・スピーチ・あいさつなどで使えます。

Q10. 「謝意を述べさせていただきます」は正しい?

文法上は成立しますが、やや回りくどく、硬い印象があります。

「御礼申し上げます」「謝意を表します」などのほうが簡潔な場合があります。

Q11. 論文で「謝意を述べる」と書けますか?

はい。

研究協力者などへの謝辞として使用できます。

ただし、投稿先・大学などの書式指定があれば従ってください。

Q12. ビジネスメールで使えますか?

使えますが、直接相手へお礼をするメールでは、「心より御礼申し上げます」などのほうが自然な場合があります。

Q13. 「謝意を申し上げます」は自然?

意味は伝わりますが、「御礼申し上げます」「感謝申し上げます」「謝意を表します」のほうが一般的です。

Q14. 「謝意を表明する」は正しい?

正しい表現です。

組織・行政などが公式に感謝や謝罪の意思を明らかにする場合に使いやすい硬い表現です。

Q15. 「深い謝意を述べる」と「深い謝意を表す」はどちらが自然?

どちらも使えますが、「深い謝意を表す」のほうが定型的です。

Q16. 「感謝を述べる」と「謝意を述べる」の違いは?

「感謝」はありがたい気持ちだけを表します。

「謝意」は辞書上、感謝と謝罪の両方の意味があります。

Q17. 「お礼を述べる」との違いは?

意味は近いですが、「お礼を述べる」のほうが一般の人にも意味が分かりやすく、「謝意を述べる」はより硬い表現です。

Q18. ニュースではどの表現が多い?

「謝意を述べる」「謝意を示す」「謝意を表す」などが使われます。

どの部分を強調するかによって変わります。

Q19. 「謝意を述べる」は相手本人に言う言葉?

相手本人に直接述べる場合にも使えますが、第三者が「誰々が謝意を述べた」と説明する文章にもよく使われます。

Q20. 結局、迷ったら何を使えばいい?

公式・一般的に感謝を表現するなら、「謝意を表す」が使いやすいでしょう。

言葉として発言したことを強調するなら、「謝意を述べる」。

態度・意思を明らかにしたことなら、「謝意を示す」。

相手へ届けたことを強調するなら、「謝意を伝える」と考えると分かりやすくなります。

まとめ|「謝意を述べる」は正しい。言葉で表したことを強調する表現

「謝意を述べる」は、正しい日本語です。

「謝意」には、感謝の気持ちと、自分の過ちをわびる気持ちという2つの意味があります。

そして「述べる」は、考え・意見・気持ちなどを言葉として表すことです。

そのため、

「謝意を述べる」=「感謝・お詫びの気持ちを言葉で表明する」

と理解できます。

似た表現を整理すると、

  • 謝意を述べる:言葉で謝意を表明する
  • 謝意を表す:謝意を外へ表現する。定番表現
  • 謝意を示す:謝意があることを態度・言動などで明らかにする
  • 謝意を伝える:謝意を特定の相手へ届ける

という違いがあります。

ただし、4つの意味には重なる部分もあり、絶対的な境界があるわけではありません。

文章で、

  • 発言したことを伝えたいのか
  • 感謝を表現したことを伝えたいのか
  • 感謝の態度を示したことを書きたいのか
  • 相手へ直接気持ちを届けたことを書きたいのか

によって選ぶとよいでしょう。

また、自分から取引先・顧客などへ直接感謝する場合には、「謝意を述べます」と硬く書くより、

「心より御礼申し上げます」

などのほうが自然なこともあります。

最も簡単に覚えるなら、

言葉なら「述べる」、定番なら「表す」、態度なら「示す」、相手へ届けるなら「伝える」

と整理すると使い分けやすいでしょう。

参考リンク・出典

タイトルとURLをコピーしました