「特注」とは?意味・読み方・使い方をわかりやすく解説|「特製・オーダーメイド・受注生産」との違いと例文

「特注の家具を作ってもらう」「この部品は特注品です」「特注サイズにも対応しています」など、「特注」という言葉は家具・衣類・機械部品・設備・工具・食品など、さまざまな商品で使われます。

意味はなんとなくわかっていても、詳しく考えると、

  • 「特注」とは簡単にいうと何なのか
  • 「特注」の読み方は?
  • 普通に注文するのと何が違うのか
  • 「特注品」とはどんな商品なのか
  • 「特注する」は自然な日本語なのか
  • 「特製」と「特注」は何が違うのか
  • 「オーダーメイド」と「特注」は同じなのか
  • 「別注」とはどう違うのか
  • 「受注生産」ならすべて特注品なのか
  • 「特注仕様」「特注サイズ」とは何を意味するのか
  • 特注品は既製品より高く、納期も長くなるのか

など、意外に多くの疑問が出てきます。

結論からいうと、「特注」とは、通常の商品・一般的な仕様とは別に、注文者が特別な指定や条件を加えて注文することです。

「特別注文」「特別発注」を短くした言葉として使われます。

ポイントは、単に「特別に作った商品」ではなく、注文する側から特別な条件を付けて依頼するという点です。

この記事では、「特注」の意味・読み方・使い方から、「特製・別注・オーダーメイド・受注生産・既製品」との違い、仕事での使い方、特注品を注文するときに確認したい点まで詳しく解説します。

  1. 結論:「特注」とは特別な条件を付けて注文すること
  2. 「特注」は何の略?
  3. 普通の「注文」と「特注」の違い
  4. 「特注する」とは?
    1. 例文
  5. 「特注品」とは?
  6. 「特注品」と「特注商品」は同じ?
  7. 「特注仕様」とは?
  8. 「特注サイズ」とは?
  9. 「特注」と「特製」の違い
    1. 特注の例
    2. 特製の例
  10. 「特注」と「特別製」の違い
  11. 「特注」と「オーダーメイド」の違い
    1. 例
  12. 「オーダーメイド」は英語?
  13. 「特注」と「カスタムメイド」の違い
  14. 「特注」と「別注」の違い
  15. 「別注品」と「特注品」は同じ?
  16. 「特注」と「受注生産」の違い
    1. 例
  17. 特注品は受注生産になる?
  18. 「特注」と「既製品」の違い
    1. 既製品
    2. 特注品
  19. 「特注」と「特注対応」の違い
  20. 「特注対応」と「オプション対応」の違い
  21. 特注品は必ず一品物?
  22. 特注品は必ず完全オリジナル?
  23. 「セミオーダー」と「特注」の違い
  24. 「特注」と「フルオーダー」の違い
  25. 特注品は普通の商品より高い?
  26. 特注品は納期が長い?
  27. 特注品を注文するときに確認したいこと
    1. 1.寸法
    2. 2.材質
    3. 3.色
    4. 4.数量
    5. 5.価格
    6. 6.納期
    7. 7.図面・仕様書
    8. 8.変更・キャンセル条件
  28. 特注品の注文でよくあるトラブル
    1. 寸法の認識違い
    2. 色の認識違い
    3. 仕様変更が伝わっていない
    4. 納期の認識違い
    5. 追加費用
  29. 製造業で使う「特注」
    1. 例文
  30. 家具で使う「特注」
    1. 例文
  31. 衣類で使う「特注」
  32. 飲食物に「特注」は使える?
  33. 「特注でお願いします」は自然?
  34. 「特注できますか?」の丁寧な言い方
  35. 「特注品を発注する」はおかしい?
  36. 「特注品を受注する」とは?
  37. 「特注」の類語・言い換え
  38. 「特注」の反対語は?
  39. 「特注」を使った例文
    1. 基本的な例文
    2. 製造業
    3. 家具・インテリア
    4. ビジネスメール
  40. 「特注」に関するよくある質問
    1. Q1.「特注」とは簡単にいうと何ですか?
    2. Q2.「特注」の読み方は?
    3. Q3.「特注」は何の略ですか?
    4. Q4.「特注品」とは?
    5. Q5.「特注する」は正しい日本語ですか?
    6. Q6.「特注」と「特製」は何が違いますか?
    7. Q7.「特注」と「オーダーメイド」は同じですか?
    8. Q8.「特注」と「別注」の違いは?
    9. Q9.「特注」と「受注生産」の違いは?
    10. Q10.受注生産品はすべて特注品ですか?
    11. Q11.特注品は必ず一品物ですか?
    12. Q12.特注品は完全オリジナルですか?
    13. Q13.特注品は既製品より高いですか?
    14. Q14.特注品は納期が長いですか?
    15. Q15.「特注仕様」とは?
    16. Q16.「特注サイズ」とは?
    17. Q17.「特注対応可能」とは?
    18. Q18.「オプション」と「特注」は違いますか?
    19. Q19.「特注品を発注する」はおかしいですか?
    20. Q20.「特注」の反対は何ですか?
  41. まとめ
  42. 参考リンク

結論:「特注」とは特別な条件を付けて注文すること

「特注」は、

特注(とくちゅう)

と読みます。

簡単にいうと、

普通の商品とは違う仕様・条件などを指定して、特別に作ってもらうよう注文すること

です。

たとえば、通常販売されている机の幅が120cmだとします。

しかし設置場所の都合で、

「幅150cmで作ってほしい」

とメーカーへ依頼し、その条件に合わせて特別に製作してもらえば、

「150cm幅の机を特注した」

と表現できます。

ほかにも、

  • 標準品にはない寸法を指定する
  • 通常とは違う材質を指定する
  • 特別な色で作ってもらう
  • 専用の機能を追加してもらう
  • 会社独自の仕様で部品を製作してもらう

などが「特注」に当たることがあります。

言葉 簡単な意味 ポイント
特注 特別な条件を付けて注文する 注文者側からの指定が中心
特製 特別に念を入れて作る 作る側の特別さが中心
オーダーメイド 注文者に合わせて作る 個別仕様・注文制作の意味が強い
別注 通常品とは別に特別注文する 特注とかなり近い
受注生産 注文を受けてから生産する 生産方式を表す
既製品 あらかじめ作られている商品 個別注文前提ではない

「特注」は何の略?

「特注」は、一般に、

「特別注文」または「特別発注」

を短くした言葉として説明されます。

つまり、普通の注文ではなく、特別な条件を付けた注文です。

たとえば、カタログに、

  • 幅100cm
  • 幅120cm
  • 幅140cm

しか載っていない商品について、

「幅135cmで作れませんか」

と依頼するようなケースがイメージしやすいでしょう。

普通の「注文」と「特注」の違い

「注文」は、商品・数量・価格などを指定して、製造・配送・購入などを依頼することです。

「特注」は、その中でも、通常とは異なる特別な指定や条件を加える注文です。

たとえばネットショップで、通常販売されている黒色の椅子を1脚注文するだけなら、一般的な「注文」です。

しかし、

「通常はない赤色で、座面を5cm高くしてほしい」

と依頼して製作してもらうなら「特注」と呼びやすくなります。

普通の注文 特注
用意されている商品・仕様を選ぶ 通常とは違う条件を指定する
標準仕様のまま購入することが多い 寸法・材質・色などを変更する場合がある
在庫品を注文できる場合もある 注文後に製作する場合が多い

ただし、どこからを「特注」と呼ぶかは商品・メーカーによって異なります。

選択できる色を変えただけで特注扱いになる会社もあれば、用意された選択肢の範囲なら標準注文として扱う会社もあります。

「特注する」とは?

「特注」は名詞ですが、

特注する

という形でも使えます。

意味は、通常品とは違う条件を指定して、特別に注文することです。

例文

  • 店舗の寸法に合わせて棚を特注した。
  • 工場で使用する専用部品をメーカーに特注する。
  • 記念品としてオリジナルのケースを特注した。
  • 市販品では合わないため、特注することにした。
  • 大型サイズのベッドを特注した。

「特注する」は自然な日本語で、個人向け商品でも業務用商品でも使えます。

「特注品」とは?

「特注品(とくちゅうひん)」とは、特別な注文に基づいて作られた商品・製品です。

たとえば、

  • 特注家具
  • 特注部品
  • 特注工具
  • 特注機械
  • 特注ケース
  • 特注ユニフォーム

などがあります。

標準品をそのまま購入するのではなく、注文者の条件に合わせた仕様になっている点が特徴です。

「特注品」と「特注商品」は同じ?

基本的には近い意味です。

「特注品」は、特別注文によって作られた「品物」という意味で非常に一般的です。

「特注商品」も、販売上の表現として、特別注文の商品を指して使われます。

製造業では「特注品」、通販・販売の案内では「特注商品」と表現されることもあります。

「特注仕様」とは?

「特注仕様」とは、標準仕様とは異なり、特定の注文に合わせて設定された仕様です。

たとえば標準の機械には、

  • 100V電源
  • 標準サイズ
  • 一般的な材質

が採用されている一方、顧客の要望によって、

  • 特殊電源に対応する
  • 外形寸法を変更する
  • 特別な材質を使用する
  • 専用機能を追加する

といった変更を行えば、「特注仕様」と呼ばれる場合があります。

「特注サイズ」とは?

「特注サイズ」は、メーカーが通常用意している標準寸法ではなく、注文者が指定した特別な寸法です。

たとえば、

標準サイズ:幅900mm

特注サイズ:幅875mm

のようなケースです。

家具・窓・カーテン・板材・機械部品などで使われます。

「特注」と「特製」の違い

最も混同しやすい言葉が「特製」です。

特注は、注文する側が特別な条件を付けて注文することです。

特製は、作る側が特別に念を入れて作ること、またはその品物です。

つまり、

特注=「特別に注文した」

特製=「特別に作った」

と考えると非常にわかりやすいでしょう。

特注の例

「店のカウンターに合わせて棚を特注した。」

注文者が通常とは違う寸法を指定しています。

特製の例

「シェフ特製のソースです。」

客が特別注文したとは限りません。

作り手が特別に工夫して作ったものです。

比較 特注 特製
中心 注文 製作
誰の行為が中心か 注文者 製作者・販売者
注文者の指定 重要 必須ではない
例 特注家具 特製料理

詳しくは、「特製」と「特注」の違いとは?意味・使い分けを料理・商品・家具・部品・ビジネスの例文で徹底解説も参考にしてください。

「特注」と「特別製」の違い

「特別製」は、通常品とは違う特別な仕様・品質などで作られたものを表します。

「特注」と違い、必ずしも特定の客から注文された商品とは限りません。

メーカー自身が記念モデルとして特別に作った商品でも「特別製」と呼べます。

そのため、

特注=注文方法・注文条件に注目

特別製=作られた物の特別さに注目

と考えられます。

「特製・特別」の関係については、「特製」と「特別」の違いとは?意味・使い分けを料理・商品・サービス・「特別製」の例文で徹底解説も参考になります。

「特注」と「オーダーメイド」の違い

「特注」と「オーダーメイド」は非常に近い言葉です。

「オーダーメイド」は、注文者の希望・寸法・仕様などに合わせて商品を作ることを表します。

そのため、

「オーダーメイド家具」

「特注家具」

のように、ほぼ同じものを指す場合があります。

ただし、言葉の使われ方には少し違いがあります。

特注は、標準品を基準として、そこから通常とは違う条件を指定する場面でも使いやすい言葉です。

オーダーメイドは、注文者に合わせて一から、または個別に作るという印象がより強くなります。

例

標準の机を基本として、幅だけ変更:

「特注サイズの机」

使用者の体格・部屋・用途に合わせて、素材・寸法・デザインから設計:

「オーダーメイドの机」

という使い分けが考えられます。

ただし、実際の商品名称では両者をほぼ同じ意味で使うメーカーもあります。

「オーダーメイド」は英語?

日本語の「オーダーメード/オーダーメイド」は、日本で広く定着している表現です。

辞書では、英語で同様の意味を表す場合には、

  • custom-made
  • made-to-order

などを使うと説明されています。

英語圏で「order-made」をそのまま一般的な英語表現として使えるとは限らないため、英語で商品説明をする場合には注意しましょう。

「特注」と「カスタムメイド」の違い

「カスタムメイド(custom-made)」も、注文者の仕様・要望などに合わせて特別に作ることを表します。

そのため「特注」「オーダーメイド」とかなり近い意味です。

特に、

  • パソコン
  • 機械
  • 自動車
  • 家具
  • 装備品

などでは「カスタム」「カスタム仕様」という表現が使われることもあります。

ただし「カスタム」は、購入後に使用者自身が改造・変更する意味で使われる場合もあります。

「特注」は基本的に、注文する段階で特別な条件を指定することに重点があります。

「特注」と「別注」の違い

「別注(べっちゅう)」とは、量産品・一般商品とは別に、特別に注文して作らせること、またはその品物を指します。

そのため、「特注」と非常に意味が近い言葉です。

たとえば、

  • 別注カラー
  • 別注モデル
  • 別注家具
  • 特注カラー
  • 特注モデル

などの表現があります。

厳密にすべての業界で共通する境界があるわけではありません。

一般には、

特注=注文者の個別条件に応じた特別注文

別注=通常の商品ラインとは別枠で注文・製造したもの

というニュアンスを持たせて使われることがあります。

「別注品」と「特注品」は同じ?

かなり近い意味で使われます。

たとえば店舗がメーカーに、

「通常販売されていない色を500個だけ作ってほしい」

と発注する場合、「別注品」と呼ぶことがあります。

一方、個人や会社が自分専用の寸法・仕様を指定して作ってもらう場合には、「特注品」が使いやすいでしょう。

ただしこれは絶対的な区別ではありません。

メーカー・小売店・業界によって呼び方が異なる場合があります。

「特注」と「受注生産」の違い

「受注生産」も、注文を受けた後に商品を作るという点では「特注」と似ています。

しかし、意味は同じではありません。

特注は、通常とは異なる特別な条件で注文することです。

受注生産は、注文を受けてから生産を開始する生産方式です。

最も重要なのは、受注生産でも商品自体は標準仕様の場合があることです。

例

メーカーが在庫を持たず、注文が入るたびに標準仕様の商品を製造する。

これは「受注生産」です。

しかし顧客が特別な寸法・材質を指定していなければ、必ずしも「特注」とはいえません。

特注 受注生産
特別な指定・条件がある 注文後に生産する
商品の仕様に注目 生産するタイミング・方式に注目
個別仕様になることが多い 標準仕様でも成立する

特注品は受注生産になる?

多くの特注品は、注文内容が決まってから製作するため、結果的に受注生産になります。

しかし、

受注生産=必ず特注

ではありません。

この関係を整理すると、

「特注」は商品の仕様・注文条件を表し、

「受注生産」は製造方式を表す言葉です。

「特注」と「既製品」の違い

「既製品」は、注文者ごとの個別仕様に合わせるのではなく、あらかじめ一定の規格・仕様で作られている商品です。

たとえば家具なら、

既製品

メーカーがあらかじめ幅120cm、奥行60cm、高さ70cmで生産して販売している机。

特注品

購入者の希望に合わせ、幅137cm、奥行55cm、高さ72cmで製作した机。

という違いがあります。

既製品には、

  • すぐ入手しやすい
  • 価格を比較しやすい
  • 量産によって価格を抑えやすい

という特徴があります。

一方、特注品には、

  • 用途に合わせられる
  • 設置場所にぴったり合わせられる
  • 必要な機能だけを追加できる

などの利点があります。

「特注」と「特注対応」の違い

商品の案内に、

「特注対応可能」

と書かれていることがあります。

これは、標準品だけでなく、条件によっては顧客からの特別な指定にも対応できるという意味です。

ただし、「特注対応可能」と書いてあっても、どんな仕様でも作れるという意味ではありません。

メーカーによって、

  • 変更できる寸法
  • 選べる材質
  • 対応できる色
  • 最低注文数量
  • 追加料金

などに条件があります。

「特注対応」と「オプション対応」の違い

「オプション」は、メーカー側があらかじめ用意した追加仕様・選択肢です。

たとえば、標準商品について、

  • キャスター追加
  • 棚板追加
  • 色を3種類から選択

できるなら、これは「オプション」の範囲内かもしれません。

一方、メーカーが用意していない寸法・素材などを個別に相談して製作してもらう場合は、「特注」と呼びやすくなります。

つまり、

オプション=あらかじめ用意された選択肢

特注=通常の選択肢を超えた個別注文

と整理できます。

特注品は必ず一品物?

いいえ。

「特注」というと、世界に一つだけの製品をイメージすることがありますが、必ずしも1個だけとは限りません。

たとえば会社が、独自仕様のケースを1,000個まとめてメーカーへ注文する場合でも、通常商品とは異なる条件で特別注文していれば「特注品」と呼ぶことができます。

つまり、

特注かどうかは数量ではなく、通常とは異なる特別な注文であるか

がポイントです。

特注品は必ず完全オリジナル?

これも必ずしもそうではありません。

完全にゼロから設計する場合もありますが、標準品をベースに、

  • 寸法だけ変更
  • 色だけ変更
  • 材質だけ変更
  • 一部機能を追加
  • ロゴを追加

するだけでも「特注」と呼ばれる場合があります。

そのため、

「特注=完全オリジナル設計」

と決めつけるのは適切ではありません。

「セミオーダー」と「特注」の違い

「セミオーダー」は、あらかじめ用意された複数の選択肢を組み合わせて、自分に合った商品を作る方式として使われます。

たとえば、

  • 生地を10種類から選ぶ
  • サイズを数種類から選ぶ
  • ボタンを5種類から選ぶ

といった方式です。

特注は、それよりさらに自由な指定ができる場合があります。

ただし「セミオーダー」「フルオーダー」「特注」の具体的な範囲は販売者ごとに異なります。

「特注」と「フルオーダー」の違い

「フルオーダー」は、注文者に合わせて、設計・寸法などを一から決めて作る意味で使われます。

特注は、標準品の一部変更から完全オリジナルまで幅広く使われるため、一般には「フルオーダー」のほうが個別設計の意味を強く持ちます。

ただし、これも業界・会社によって定義が異なります。

特注品は普通の商品より高い?

一般には、標準品より価格が高くなる場合があります。

理由としては、

  • 個別設計が必要
  • 専用材料を準備する
  • 通常とは違う加工が必要
  • 少量生産になる
  • 設計・確認作業が増える

などが考えられます。

ただし、特注だから必ず高額になるとは限りません。

変更内容が小さければ追加料金が少ない場合もあります。

実際の価格は見積もりを確認しましょう。

特注品は納期が長い?

標準的な在庫商品と比べれば、時間がかかる場合があります。

特注では、

  1. 仕様を確認する
  2. 見積もりを作る
  3. 図面などを作成する
  4. 注文者の承認を受ける
  5. 材料を手配する
  6. 製作する
  7. 検査する
  8. 納品する

という工程が必要になることがあるためです。

特に納期が重要な場合は、正式発注前に、

「いつ仕様を確定すれば、いつ納品できるのか」

を確認するとよいでしょう。

特注品を注文するときに確認したいこと

特注では、注文者と製作者の認識違いを防ぐことが特に重要です。

1.寸法

幅・高さ・奥行きだけでなく、許容差まで必要な場合があります。

2.材質

材質名・グレード・表面処理などを確認します。

3.色

「青」だけでは認識がずれることがあります。

必要なら色番号・サンプルなどで確認します。

4.数量

1個なのか100個なのかによって、価格・生産方法が変わります。

5.価格

本体価格だけでなく、

  • 設計費
  • 型代
  • 加工費
  • 送料

などが別途必要か確認します。

6.納期

発注日からではなく、「仕様確定後○週間」のように設定されることもあります。

7.図面・仕様書

業務用製品では、口頭だけでなく図面・仕様書で確認すると認識違いを減らせます。

8.変更・キャンセル条件

製作開始後に仕様変更できるのか、キャンセル時に費用が発生するのかを事前に確認しておきましょう。

特注品の注文でよくあるトラブル

寸法の認識違い

外寸と内寸を取り違えるケースなどがあります。

色の認識違い

画面で見た色と実物の色が違うことがあります。

仕様変更が伝わっていない

打ち合わせ途中で変更した内容が最終仕様に反映されていないケースです。

納期の認識違い

注文者が「注文日から3週間」と考え、メーカーが「仕様確定から3週間」と考えているケースなどがあります。

追加費用

特殊加工・設計変更などで追加費用が発生する場合があります。

特注では、最終的な仕様・価格・納期を文書で確認しておくことが重要です。

製造業で使う「特注」

製造業では「特注」は非常によく使われます。

たとえば、

  • 標準品にはない径の部品
  • 特殊材質のボルト
  • 専用形状の治具
  • 工場専用のケース
  • 特殊な長さのケーブル

などです。

例文

  • 標準品では対応できないため、特注品を手配する。
  • 取引先の図面に基づいて部品を特注した。
  • このサイズは特注対応となります。
  • 特注仕様のため、納期は約4週間です。
  • 特注品についてメーカーへ見積もりを依頼する。

家具で使う「特注」

家具では、設置場所に合わせて、

  • 幅
  • 高さ
  • 奥行き
  • 材質
  • 色
  • 収納方法

などを変更して製作する場合に「特注家具」という言葉が使われます。

例文

  • 壁の幅に合わせて収納棚を特注した。
  • 店舗用のカウンターを特注で製作してもらった。
  • 通常より低いテーブルを特注する。

衣類で使う「特注」

衣類では「オーダーメイド」「オーダー」といった言葉がよく使われますが、「特注」も使えます。

たとえば、

  • 特注サイズの制服
  • 特注衣装
  • 特注ユニフォーム

などです。

個人の体型に合わせて仕立てる場合は、「オーダーメイド」のほうが自然なこともあります。

飲食物に「特注」は使える?

使えます。

たとえば、

「誕生日用に大きなケーキを特注した」

なら、通常商品とは違うサイズ・デザインなどで特別に注文した意味になります。

一方、店側が独自に工夫したケーキなら、

「当店特製ケーキ」

と表現できます。

ここでも、

客が特別に注文する=特注

店が特別に作る=特製

という違いがよく表れます。

「特製」そのものの意味については、「特製」とは?意味・読み方・使い方をわかりやすく解説|「特注・特別・自家製」との違いと例文も参考にしてください。

「特注でお願いします」は自然?

意味は自然に通じます。

ただし、何を特別にしたいのかを具体的に伝えることが重要です。

単に、

「特注でお願いします」

だけではなく、

「幅を850mmに変更した特注仕様でお願いします」

のように伝えると明確です。

「特注できますか?」の丁寧な言い方

ビジネスでは、次のように聞けます。

  • こちらの商品は特注対応が可能でしょうか。
  • 標準仕様以外の寸法でも製作可能でしょうか。
  • 下記仕様で特注品をご製作いただくことは可能でしょうか。
  • 特注対応の可否と概算費用をご教示ください。
  • 添付図面の仕様で製作可能かご確認いただけますでしょうか。

「特注品を発注する」はおかしい?

おかしくありません。

「特注」は、特別な仕様で注文することです。

「発注」は、注文を出すという行為です。

そのため、

「特注品をメーカーへ発注した」

という表現は自然です。

この場合、

  • 特注品=注文する物の性質
  • 発注する=注文を出す行為

という関係です。

「特注品を受注する」とは?

注文する側から見ると「発注」、注文を受ける側から見ると「受注」です。

たとえば、

顧客:「特殊サイズの部品を特注する」

メーカー:「特殊サイズの特注品を受注する」

となります。

立場によって表現が変わります。

「特注」の類語・言い換え

言葉 ニュアンス
特別注文 「特注」を省略せず表した形
別注 通常品とは別に特別注文する
オーダーメイド 注文者に合わせて個別に作る
カスタムメイド 特別な仕様に合わせて作る
注文制作 注文を受けて制作する
オーダー品 注文に応じて作った商品
特別仕様 標準とは違う仕様

ただし、それぞれ意味が完全に同じではありません。

「特注」の反対語は?

文脈によりますが、「特注」の反対側にある概念としては、

  • 既製品
  • 標準品
  • 規格品
  • 量産品

などが挙げられます。

たとえば、

「特注品ではなく標準品を使用する」

「特注家具ではなく既製品を購入する」

などと使います。

ただし「量産品だから既製品」「標準品だから必ず在庫がある」とは限らないため、商品ごとの販売条件を確認する必要があります。

「特注」を使った例文

基本的な例文

  • 希望するサイズの棚を特注した。
  • これは一般販売されていない特注品です。
  • 標準サイズ以外は特注となります。
  • 特注仕様にも対応できます。
  • メーカーへ特注品の見積もりを依頼した。

製造業

  • 特殊材質の部品を特注する。
  • 図面に基づいて特注品を製作してもらう。
  • 標準品では適合しないため、特注対応を依頼した。
  • 特注仕様のため通常より納期が長くなる。

家具・インテリア

  • 部屋の形に合わせて収納棚を特注した。
  • 特注サイズのテーブルを製作してもらった。
  • 店舗什器を特注で製作する。

ビジネスメール

  • 下記寸法での特注対応は可能でしょうか。
  • 特注品の価格および納期をご教示ください。
  • 添付仕様書に基づく特注品について、お見積もりをお願いいたします。
  • 標準品からの変更点についてご確認ください。

「特注」に関するよくある質問

Q1.「特注」とは簡単にいうと何ですか?

普通の商品とは違う特別な条件・仕様を指定して注文することです。

Q2.「特注」の読み方は?

「とくちゅう」と読みます。

Q3.「特注」は何の略ですか?

「特別注文」「特別発注」の略として使われます。

Q4.「特注品」とは?

特別な注文・仕様に基づいて作られた商品・製品です。

Q5.「特注する」は正しい日本語ですか?

はい。「家具を特注する」「部品を特注する」のように自然に使えます。

Q6.「特注」と「特製」は何が違いますか?

「特注」は注文者が特別に注文すること、「特製」は製作者が特別に念を入れて作ることです。

Q7.「特注」と「オーダーメイド」は同じですか?

意味はかなり近い言葉です。

「特注」は標準品の一部変更にも使いやすく、「オーダーメイド」は注文者に合わせて個別に作る意味を強く持つ傾向があります。

Q8.「特注」と「別注」の違いは?

非常に近い言葉です。

「別注」は量産品・通常品とは別に特別注文したものを表し、「特注」は注文者の特別な条件に合わせる意味で使われやすいですが、業界によって使い方は異なります。

Q9.「特注」と「受注生産」の違いは?

「特注」は商品の特別な仕様・注文条件を表し、「受注生産」は注文を受けてから生産する方式を表します。

Q10.受注生産品はすべて特注品ですか?

いいえ。

注文後に標準仕様の商品を作る場合も受注生産なので、必ずしも特注ではありません。

Q11.特注品は必ず一品物ですか?

いいえ。

同じ特別仕様の商品を複数個・大量に注文する場合もあります。

Q12.特注品は完全オリジナルですか?

必ずしもそうではありません。

標準品をベースに寸法・色・材質など一部だけ変更したものも特注と呼ばれることがあります。

Q13.特注品は既製品より高いですか?

個別設計・加工などが必要なため高くなることはありますが、必ず高額になるとは限りません。

Q14.特注品は納期が長いですか?

注文後に設計・製作する場合は、在庫品より時間がかかることがあります。

具体的な納期はメーカーへ確認しましょう。

Q15.「特注仕様」とは?

標準仕様ではなく、注文者の要望などに合わせて変更された特別な仕様です。

Q16.「特注サイズ」とは?

通常用意されている標準寸法とは異なり、個別に指定した寸法です。

Q17.「特注対応可能」とは?

標準仕様以外の条件でも、一定の範囲で個別対応できるという意味です。

Q18.「オプション」と「特注」は違いますか?

オプションはメーカーがあらかじめ用意した選択肢、特注は通常の選択肢を超えた個別仕様を依頼する意味で使われやすい言葉です。

Q19.「特注品を発注する」はおかしいですか?

おかしくありません。

「特注品」は商品の性質、「発注する」は注文を出す行為を表します。

Q20.「特注」の反対は何ですか?

文脈によって「既製品」「標準品」「規格品」「量産品」などが対になる言葉として使われます。

まとめ

「特注」とは、一般の商品・標準仕様とは別に、特別な指定や条件を付けて注文することです。

読み方は「とくちゅう」です。

「特別注文」「特別発注」を短くした言葉として使われます。

似た言葉との違いを整理すると、

  • 特注:特別な条件・仕様を付けて注文する
  • 特製:製作者が特別に念を入れて作る
  • オーダーメイド:注文者に合わせて個別に作る
  • 別注:通常品とは別に特別注文して作らせる
  • 受注生産:注文を受けてから生産する方式
  • 既製品:あらかじめ一定の仕様で作られている商品

となります。

特に重要なのは、

「特注」と「特製」は見る方向が違う

ということです。

客が「この条件で作ってください」と特別に注文するのが「特注」。

店・メーカーが「特別に工夫して作りました」というのが「特製」です。

また、「受注生産」は注文後に生産を始める方式を意味するため、受注生産品がすべて特注品とは限りません。

特注品を実際に注文する際は、単に「特注で」と伝えるだけでなく、

  • 寸法
  • 材質
  • 色
  • 数量
  • 価格
  • 納期
  • 図面・仕様
  • 変更条件

などを具体的に確認することが重要です。

「通常の商品をそのまま注文するのか、それとも通常にはない条件を指定して作ってもらうのか」と考えると、「注文」と「特注」の違いも理解しやすくなるでしょう。

参考リンク

「特注」や関連語の辞書的な意味については、以下の資料も参考になります。

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