「一日も早いご快癒をお祈り申し上げます」「けがが快癒した」など、「快癒」という言葉は病気やけが、お見舞いの文章などで使われます。
しかし、日常会話では「治る」「回復する」のほうが一般的なため、
- 「快癒」とはそもそもどんな意味なのか
- 読み方は「かいゆ」でよいのか
- 「快癒する」とは完全に治ることなのか
- 「回復」「完治」「全快」「治癒」と何が違うのか
- 「快方に向かう」と「快癒する」は同じなのか
- 「ご快癒」と「快癒」は何が違うのか
- 「一日も早いご快癒をお祈り申し上げます」は正しいのか
- お見舞いメールや手紙ではどう使えばよいのか
- 「快癒祝い」と「快気祝い」は同じなのか
など、細かな疑問が出てきます。
結論からいうと、「快癒」とは、病気やけががすっかり治ることです。
単に「少しよくなってきた」という状態ではなく、基本的には治りきった状態・全快した状態を表します。
また、「ご快癒」のように敬意を加えれば、病気・けがをした相手の回復を願う改まった表現として使えます。
この記事では、「快癒」の意味・読み方・使い方から、「回復・完治・全快・治癒・平癒・快方・快気」との違い、お見舞いで使える例文まで詳しく解説します。
- 結論:「快癒」とは病気やけががすっかり治ること
- 「快癒」の漢字の意味
- 「快癒する」とは?
- 「快癒」は「完全に治った」という意味?
- 「快癒」と「回復」の違い
- まだ治療中なら「快癒」より「回復」が自然
- 「快癒」と「完治」の違い
- 「快癒」と「全快」の違い
- 「快癒」と「治癒」の違い
- 「快癒」と「快方」の違い
- 「快方に向かう」と「快癒に向かう」の違い
- 「快癒」と「平癒」の違い
- 「快癒」と「快気」の違い
- 「快癒祝い」と「快気祝い」はどちらが自然?
- 「ご快癒」とは?
- 「ご快癒をお祈り申し上げます」は正しい?
- 「一日も早いご快癒」と「一日も早いご回復」はどちらが自然?
- 「快癒を祈る」とは?
- 「快癒を願う」と「快癒を祈る」の違い
- 上司・取引先へのお見舞いで使える例文
- 同僚・友人には「快癒」だと硬すぎることもある
- 「お大事に」と「ご快癒をお祈りします」の違い
- 「快癒」と「快復」の違い
- 「快癒」と「全治」の違い
- 「快癒」と「根治」の違い
- 「快癒」を使える対象・使いにくい対象
- 心の傷に「快癒」は使える?
- 「快癒した人」と「回復した人」の違い
- 「快癒の見込み」とは?
- 「快癒後」とは?
- 「快癒」の類語・言い換え
- 「快癒」を使った例文
- 「快癒」を使うときの注意点
- 「快癒」に関するよくある質問
- Q1.「快癒」とは簡単にいうと何ですか?
- Q2.「快癒」の読み方は?
- Q3.「快癒する」とは?
- Q4.「快癒」と「回復」は何が違いますか?
- Q5.「快癒」と「完治」は何が違いますか?
- Q6.「快癒」と「全快」は同じですか?
- Q7.「快癒」と「治癒」は何が違いますか?
- Q8.「快方」と「快癒」は何が違いますか?
- Q9.「ご快癒」とは?
- Q10.「ご快癒をお祈り申し上げます」は正しいですか?
- Q11.「ご快癒」と「ご回復」はどちらがよいですか?
- Q12.「快癒」と「平癒」の違いは?
- Q13.「快癒」と「快気」は何が違いますか?
- Q14.「快癒祝い」と「快気祝い」はどちらが一般的ですか?
- Q15.まだ入院中の人に「快癒しましたか」と聞いてよい?
- Q16.景気や会社の業績にも「快癒」を使えますか?
- Q17.「快癒」と「根治」の違いは?
- Q18.友人へのお見舞いにも「快癒」を使えますか?
- まとめ
- 参考リンク
結論:「快癒」とは病気やけががすっかり治ること
「快癒」は、
快癒(かいゆ)
と読みます。
意味は、
病気やけがなどがすっかり治ること
です。
たとえば、けがをして療養していた人が元の健康な状態まで戻った場合、
「けがが快癒した」
と表現できます。
病気をしている相手に対して、
「一日も早いご快癒をお祈り申し上げます」
と書けば、
「一日も早く、すっかり元気になられることを願っています」
という丁寧な意味になります。
| 言葉 | 簡単な意味 | ポイント |
|---|---|---|
| 快癒 | 病気・けががすっかり治る | 全快に近い硬めの表現 |
| 回復 | 悪い状態から元の状態へ戻る | 健康以外にも使える |
| 完治 | 病気・けがが完全に治る | 完全に治ったことを強調 |
| 全快 | 病気・けががすっかり治る | 快癒と非常に近い |
| 治癒 | 病気・けがが治る | 医療・説明文でも使いやすい |
| 快方 | 病状などがだんだんよくなる | まだ完全に治っていない段階でも使える |
「快癒」の漢字の意味
「快癒」は「快」と「癒」という漢字からできています。
「快」には複数の意味がありますが、「快癒」「快復」「快方」などでは、病気がよくなるという意味で使われています。
「癒」は、
- 癒える
- 癒やす
- 治癒
- 平癒
などに使われ、病気・傷などが治る意味を持つ漢字です。
したがって「快癒」は、病気やけがからよくなり、治ることを意味します。
「快癒する」とは?
「快癒」は名詞ですが、
快癒する
という形でも使えます。
意味は、病気・けがなどがすっかり治ることです。
例文
- 長く治療を続けた結果、けがは無事に快癒した。
- 療養を経て病気が快癒した。
- 一日も早く快癒されることを願っています。
- 幸いにも傷は快癒し、元の生活に戻ることができた。
ただし、日常会話では、
「もう治りました」
「すっかり元気になりました」
のほうが自然なことも多くあります。
「快癒」は、やや改まった文章・お見舞い・報告文などで使われやすい言葉です。
「快癒」は「完全に治った」という意味?
辞書的には、「快癒」は病気やけががすっかり治ることを意味します。
したがって、単に症状が少し改善しただけの段階を「快癒した」と表現するのは、基本的には合いません。
たとえば、
「熱は下がったが、まだ咳が残っている」
という状態なら、
「回復してきた」
「快方に向かっている」
などのほうが意味に合います。
すっかり治った段階で、
「快癒した」
と表現できます。
「快癒」と「回復」の違い
「快癒」と最も混同しやすいのが「回復」です。
大きな違いは、意味の広さと、治り方の程度です。
快癒は、病気・けががすっかり治ることです。
回復は、悪くなった状態が元の状態へ戻ることを広く表します。
そのため「回復」は、
- 病気から回復する
- 体力が回復する
- 意識を回復する
- 景気が回復する
- 信用を回復する
- 天候が回復する
など、病気以外にも使えます。
一方「快癒」は、基本的に病気・けがなどについて使います。
| 比較 | 快癒 | 回復 |
|---|---|---|
| 対象 | 主に病気・けが | 健康・体力・意識・景気・信用など幅広い |
| 程度 | すっかり治る | 元の状態へ戻っていくこと全般 |
| 途中段階 | 基本的には使いにくい | 「回復してきた」と使える |
| 印象 | やや硬い・改まった表現 | 一般的 |
詳しい使い分けは、「快癒」と「回復」の違いとは?意味・使い分けを病気・けが・お見舞い・ビジネスの例文で徹底解説も参考にしてください。
まだ治療中なら「快癒」より「回復」が自然
たとえば入院中の人について、
「順調に快癒しています」
というより、
「順調に回復しています」
のほうが一般的です。
なぜなら「回復」は、よくなっていく途中でも使えるからです。
「快癒」は治りきることを表すため、療養途中の経過を説明するときには「回復」「快方」などが使いやすくなります。
「快癒」と「完治」の違い
「快癒」と「完治」は非常に近い言葉です。
どちらも、病気やけがが完全に治ることを表します。
違いは主に使われ方・言葉の印象にあります。
完治は、「完全に治る」という意味が非常に直接的です。
たとえば、
- 骨折が完治する
- 完治するまで運動を控える
- 傷はすでに完治した
などと使います。
一方「快癒」は、
- ご快癒をお祈り申し上げます
- 病が快癒する
- 快癒を願う
のように、やや改まった文章や相手の健康を願う場面にもよくなじみます。
| 快癒 | 完治 |
|---|---|
| すっかり治る | 完全に治る |
| 改まった表現にも使いやすい | 状態を直接的に説明しやすい |
| 「ご快癒を祈る」が自然 | 「完治するまで治療する」が自然 |
詳しくは、「快癒」と「完治」の違いとは?意味・使い分けを病気・けが・お見舞い・ビジネスの例文で徹底解説も参考になります。
「快癒」と「全快」の違い
「全快」は、病気・けがが完全に治ることです。
辞書でも「快癒」と「全快」は非常に近い意味として扱われます。
そのため、
「病気が快癒した」
「病気が全快した」
は、かなり近い内容です。
ただし、日常的には「全快」のほうが意味を直感的に理解しやすく、
「もう全快しました」
「全快するまで安静にする」
などと使われます。
「快癒」はやや文章的で、
「一日も早いご快癒を願っております」
のような改まった表現に向いています。
「快癒」と「治癒」の違い
「治癒(ちゆ)」とは、病気・けがなどが治ることです。
「快癒」と意味は近いですが、「治癒」は医療・説明文でも使われやすい言葉です。
たとえば、
- 傷が治癒する
- 治癒まで時間がかかる
- 創傷治癒
などです。
一方「快癒」は、「すっかり治る」という意味を持ち、健康回復を喜ばしいものとして表す文章にも適しています。
簡単に整理すると、
治癒=病気・けがが治ること
快癒=病気・けががすっかりよくなること
と考えるとわかりやすいでしょう。
ただし、具体的な病気が医学上「治癒した」と判断できるかどうかは、病気の種類や医学的基準によります。
「快癒」と「快方」の違い
この二つは似ていますが、状態が大きく違います。
快癒は、すっかり治ることです。
快方は、病気・けががだんだんよくなっていくことです。
つまり、
快方=回復途中
快癒=治った状態
という違いがあります。
例
まだ入院中だが、症状が日に日に軽くなっている。
→「病状は快方に向かっている」
治療を終え、病気がすっかり治った。
→「病気は快癒した」
この違いを覚えておくと、病状についての文章で使い分けやすくなります。
「快方に向かう」と「快癒に向かう」の違い
「快方に向かう」は非常によく使われる表現です。
病状が次第によくなっているという意味です。
「快癒に向かう」も意味は通じますが、日常的には、
- 快方に向かう
- 回復に向かう
- 快癒を目指す
などの表現のほうが使われやすいでしょう。
「快癒」と「平癒」の違い
「平癒(へいゆ)」も、病気が治ることを意味します。
「快癒」とかなり意味が近く、どちらも改まった表現として使われます。
ただし「平癒」は、
- 病気平癒を祈願する
- ご平癒をお祈り申し上げます
など、祈願・神社仏閣・非常に改まった文章でもよく見かける言葉です。
「快癒」は、お見舞いの手紙・ビジネスメールなどでも比較的使いやすい表現です。
「快癒」と「快気」の違い
「快気(かいき)」にも、病気が治ること・全快することという意味があります。
現在では特に、
快気祝い
という言葉で目にする機会が多いでしょう。
「快気祝い」は、病気が全快したことを祝うことや、病中に見舞ってくれた人へ回復後にお礼をすることを意味します。
「快癒」は「治るという状態」を表すのに対し、「快気」は慣用表現として「快気祝い」などで定着しています。
「快癒祝い」と「快気祝い」はどちらが自然?
一般的な名称として広く定着しているのは、
「快気祝い」
です。
病気・けがが回復した際、見舞ってくれた人にお礼をする場合などに使われます。
「快癒」という言葉から「快癒祝い」と作りたくなるかもしれませんが、一般的な慣用表現を使うなら「快気祝い」とするほうが自然です。
「ご快癒」とは?
「ご快癒」は、「快癒」に接頭語の「ご」を付けて、相手の快癒について敬意を表した言葉です。
自分自身の病気について、
「私のご快癒」
とは通常いいません。
相手の病気・けがについて、
「ご快癒をお祈りしております」
などと使います。
例文
- 一日も早いご快癒をお祈り申し上げます。
- 心よりご快癒をお祈りしております。
- ○○様の一日も早いご快癒を心より願っております。
「ご快癒」は、お見舞い・ビジネスメール・手紙などで使える、やや改まった表現です。
詳しい使い方については、「ご快癒」とは?意味・読み方・正しい使い方|「ご回復・ご全快・お大事に」との違いを例文で徹底解説も参考にしてください。
「ご快癒をお祈り申し上げます」は正しい?
はい。
相手の病気・けががすっかり治ることを願う、改まった表現として使えます。
特に、
- 取引先
- 上司
- 目上の人
- 改まったお見舞い状
などに適しています。
代表的な表現は、
「一日も早いご快癒を心よりお祈り申し上げます。」
です。
「一日も早いご快癒」と「一日も早いご回復」はどちらが自然?
どちらも使えますが、ニュアンスが少し異なります。
ご快癒は、すっかり治ることを願う改まった表現です。
ご回復は、健康状態がよくなることを願う、より幅広く使いやすい表現です。
相手の病状がまだ重く、長い療養が予想される場合などは、
「一日も早いご回復をお祈り申し上げます」
とする選択肢もあります。
相手との関係や状況に合わせて選びましょう。
「快癒を祈る」とは?
「快癒を祈る」とは、その人の病気・けががすっかり治るよう願うことです。
例文
- 病床にある友人の快癒を祈る。
- 社員一同、社長のご快癒を祈っております。
- 被災地で負傷された方々のご快癒を願います。
自分より目上の人や取引先については、「ご快癒」とすると丁寧です。
「快癒を願う」と「快癒を祈る」の違い
意味は非常に近い表現です。
「願う」は、そうなってほしいという気持ちを持つこと。
「祈る」は、より強く、相手がそうなることを願う表現として使われます。
お見舞いの文章では、
- ご快癒を願っております
- ご快癒をお祈りしております
のどちらも使えます。
「お祈り申し上げます」のほうが、より改まった印象です。
上司・取引先へのお見舞いで使える例文
基本的な表現
「一日も早いご快癒を心よりお祈り申し上げます。」
療養を気遣う場合
「どうかご無理をなさらず、十分にご療養ください。一日も早いご快癒を心よりお祈り申し上げます。」
取引先へ
「このたびご療養中とうかがい、大変案じております。どうぞご静養に専念され、一日も早くご快癒されますことを心よりお祈り申し上げます。」
簡潔なメール
「どうぞお大事になさってください。一日も早いご快癒をお祈りしております。」
同僚・友人には「快癒」だと硬すぎることもある
親しい人へのメッセージなら、「快癒」は少し改まりすぎる場合があります。
たとえば友人には、
- 早く元気になってね。
- ゆっくり休んで、しっかり治してね。
- 一日も早く元気になることを願っています。
のほうが自然な場合があります。
「快癒」は間違いではありませんが、相手との関係に合わせて言葉の硬さを調整することが大切です。
「お大事に」と「ご快癒をお祈りします」の違い
どちらも病気・けがをした相手を気遣う表現ですが、使い方が異なります。
お大事には、日常的で簡潔な気遣いの言葉です。
ご快癒をお祈りしますは、相手がすっかり治ることを願う改まった表現です。
| お大事に | ご快癒をお祈りします |
|---|---|
| 日常的 | 改まった印象 |
| 家族・友人・同僚にも使いやすい | 上司・取引先・手紙にも適する |
| 短い声掛けにも使える | 文章で使いやすい |
「快癒」と「快復」の違い
「快復(かいふく)」という表記もあります。
「回復」と同じ読みですが、「快復」は特に病気がよくなる意味で使われる表記です。
現在の日常的な文章では「回復」が非常に広く使われます。
「快癒」は病気・けががすっかり治る意味なので、「快復」よりも治りきった状態を強く意識する表現です。
「快癒」と「全治」の違い
「全治(ぜんち)」も、病気やけがが完全に治ることを意味します。
そのため、辞書的には「快癒・完治・全快」とかなり近い言葉です。
ただし「全治」は、
「全治1か月」
のような言い方でよく知られています。
この表現を日常的に「1か月後に必ず完全に元通りになる」と単純に捉えるのは適切ではない場合もあります。
具体的なけがの治療・回復見込みについては、医療機関の説明に従うことが重要です。
「快癒」と「根治」の違い
「根治」は、病気などを根本から完全に治すことを意味します。
「快癒」は病気・けががすっかり治った状態を表します。
一方「根治」は、「原因・病気そのものを根本から治す」という点を特に強調します。
たとえば医学的な治療方針について「根治を目指す」といった表現があります。
「快癒」を使える対象・使いにくい対象
「快癒」は基本的に、
- 病気
- けが
- 傷
などについて使います。
一方、次のようなものには通常「快癒」は使いません。
- 景気
- 会社の業績
- 信用
- 通信障害
- 壊れた機械
これらには、
- 景気が回復する
- 業績が回復する
- 信用を回復する
- 通信が復旧する
- 機械を修理する
など、対象に合った言葉を使います。
心の傷に「快癒」は使える?
比喩的・文学的な文章で使われる可能性はありますが、一般的な日常表現では、
- 心の傷が癒える
- 精神的に回復する
- 気持ちが落ち着く
などのほうが自然です。
「快癒」は基本的には身体の病気・けがについて理解しておくと使いやすいでしょう。
「快癒した人」と「回復した人」の違い
「快癒した人」といえば、基本的には病気・けががすっかり治った人を指します。
「回復した人」は、状態が以前よりよくなった人を広く表せます。
そのため、まだ体力が十分ではなくても「病状は大きく回復した」といえる場合があります。
「快癒した」は、それより治りきった意味が強くなります。
「快癒の見込み」とは?
「快癒の見込み」は、病気・けががすっかり治る可能性・見通しという意味です。
ただし、医学的な回復可能性を具体的に表す場面では、病気ごとの専門用語や医療者の判断が必要になる場合があります。
一般的な文章では、
- 回復の見込み
- 治癒の見込み
- 快癒を願う
など、文脈に応じた表現を選びましょう。
「快癒後」とは?
「快癒後」は、病気・けががすっかり治った後という意味です。
例文
- 快癒後に職場へ復帰した。
- 快癒後、本人からお礼の連絡があった。
ただし日常的には、
「回復後」
「退院後」
「治療終了後」
など、具体的な状態を示す表現のほうがわかりやすいこともあります。
「快癒」の類語・言い換え
| 言葉 | 意味・ニュアンス |
|---|---|
| 回復 | 元の状態へ戻ることを幅広く表す |
| 完治 | 完全に治ること |
| 全快 | 病気・けががすっかり治ること |
| 治癒 | 病気・けがが治ること |
| 平癒 | 病気が治ること。改まった表現 |
| 快気 | 病気が治ること。「快気祝い」でよく使う |
| 全治 | 病気・けがが完全に治ること |
| 根治 | 病気を根本から完全に治すこと |
「快癒」を使った例文
基本的な例文
- けがは無事に快癒した。
- 長い療養を経て病気が快癒した。
- 一日も早い快癒を願っている。
- 患者の快癒を祈る。
お見舞い・手紙
- 一日も早いご快癒を心よりお祈り申し上げます。
- どうぞ十分にご静養いただき、ご快癒されますことをお祈りしております。
- ○○様のご快癒を社員一同心より願っております。
ビジネス
- このたびご療養中とうかがいました。一日も早いご快癒をお祈り申し上げます。
- まずは治療に専念され、十分にご静養くださいますようお願い申し上げます。
- ご快癒後、またお目にかかれますことを楽しみにしております。
「快癒」を使うときの注意点
1.まだ回復途中なら「快癒した」と断定しない
快癒は「すっかり治る」という意味です。
まだ症状が残っている段階なら「回復している」「快方に向かっている」などが適しています。
2.相手に使うなら「ご快癒」が丁寧
目上の人・取引先などについては、
「ご快癒をお祈り申し上げます」
とすると丁寧です。
3.病気・けが以外には「回復」などを使う
「景気が快癒した」「信用が快癒した」は通常使いません。
4.医学的な判断とは区別する
一般語としての「快癒」と、具体的な病気について医学的に治癒したかどうかという判断は別です。
病状については医療者の説明を優先してください。
5.相手との距離によって言葉を選ぶ
親しい友人に「ご快癒をお祈り申し上げます」と送ると、少し堅苦しく感じられることがあります。
相手との関係に合わせて「早く元気になってね」などと使い分けましょう。
「快癒」に関するよくある質問
Q1.「快癒」とは簡単にいうと何ですか?
病気やけががすっかり治ることです。
Q2.「快癒」の読み方は?
「かいゆ」と読みます。
Q3.「快癒する」とは?
病気・けがなどがすっかり治ることです。
Q4.「快癒」と「回復」は何が違いますか?
「快癒」は病気・けががすっかり治ることです。
「回復」は悪い状態から元へ戻ることを広く表し、回復途中にも使えます。
Q5.「快癒」と「完治」は何が違いますか?
意味は非常に近く、どちらも完全に治ることを表します。
「完治」は状態を直接的に表し、「快癒」は改まった文章やお見舞いにも使いやすい言葉です。
Q6.「快癒」と「全快」は同じですか?
ほぼ同じ意味です。
どちらも病気・けががすっかり治ることを表します。
Q7.「快癒」と「治癒」は何が違いますか?
「治癒」は病気・けがが治ること、「快癒」はすっかりよくなることです。
「治癒」は医療関連の説明でもよく使われます。
Q8.「快方」と「快癒」は何が違いますか?
「快方」はだんだんよくなっている状態、「快癒」はすっかり治った状態です。
Q9.「ご快癒」とは?
相手の「快癒」に敬意を加えた表現です。
「一日も早いご快癒をお祈り申し上げます」などと使います。
Q10.「ご快癒をお祈り申し上げます」は正しいですか?
はい。
目上の人・取引先などの病気やけがからの回復を願う改まった表現です。
Q11.「ご快癒」と「ご回復」はどちらがよいですか?
どちらも使えます。
「ご快癒」はすっかり治ることを願う硬めの表現、「ご回復」はより一般的で幅広く使える表現です。
Q12.「快癒」と「平癒」の違いは?
どちらも病気が治る意味です。
「平癒」は「病気平癒祈願」など、特に改まった・祈願的な場面でもよく使われます。
Q13.「快癒」と「快気」は何が違いますか?
どちらも病気が治る意味があります。
現在は「快気祝い」という慣用的な表現で「快気」を目にする機会が多くあります。
Q14.「快癒祝い」と「快気祝い」はどちらが一般的ですか?
一般的な名称としては「快気祝い」が広く使われています。
Q15.まだ入院中の人に「快癒しましたか」と聞いてよい?
「快癒」はすっかり治る意味なので、まだ療養中なら「具合はいかがですか」「回復されましたか」などのほうが状況に合いやすいでしょう。
Q16.景気や会社の業績にも「快癒」を使えますか?
通常は使いません。
「景気が回復する」「業績が回復する」と表現します。
Q17.「快癒」と「根治」の違いは?
「快癒」は病気・けががすっかり治ること、「根治」は病気を根本から完全に治すことを強調する言葉です。
Q18.友人へのお見舞いにも「快癒」を使えますか?
使えますが、やや硬い表現です。
親しい相手なら「早く元気になってね」などのほうが自然な場合があります。
まとめ
「快癒」とは、病気やけががすっかり治ることです。
読み方は「かいゆ」です。
単に少しよくなったという意味ではなく、基本的には治りきった・全快した状態を表します。
似た言葉との違いを整理すると、
- 快癒:病気・けががすっかり治る
- 回復:悪い状態から元の状態へ戻る。途中段階にも使える
- 完治:病気・けがが完全に治る
- 全快:病気・けががすっかり治る
- 治癒:病気・けがが治る
- 快方:病気・けががだんだんよくなる
- 平癒:病気が治る。改まった表現にも使われる
- 根治:病気を根本から治す
となります。
特に間違えやすいのが「快方」との違いです。
まだ症状が残っているものの徐々によくなっているなら、
「快方に向かっている」
と表現できます。
すっかり治ったなら、
「快癒した」
と表現できます。
また、目上の人・取引先などのお見舞いでは、
「一日も早いご快癒を心よりお祈り申し上げます。」
という言い方ができます。
「快癒」は日常会話では少し硬い言葉ですが、病気・けがの回復を丁寧に表したり、相手の健康を願ったりする場面では覚えておくと役立つ表現です。
参考リンク
「快癒」および関連語の辞書的な意味については、以下の資料も参考になります。
- コトバンク「快癒」
快癒(カイユ)とは? 意味や使い方 - コトバンクデジタル大辞泉 - 快癒の用語解説 - [名](スル)病気や傷がすっかり治ること。全快。本復。「けがが快癒する」回復・快気・全治・全快・完治・治癒・平癒・根治・全癒・本復 - コトバンク「回復」
回復(カイフク)とは? 意味や使い方 - コトバンクデジタル大辞泉 - 回復の用語解説 - [名](スル)1 悪い状態になったものが、もとの状態に戻ること。また、もとの状態に戻すこと。「健康が―する」「ダイヤの乱れが―する」「疲労―」2 一度失ったものを取り返すこと。「名誉を―する」「信用―... - コトバンク「完治」
完治(カンチ)とは? 意味や使い方 - コトバンクデジタル大辞泉 - 完治の用語解説 - [名](スル)《「かんじ」とも》病気やけがなどが完全に治ること。「完治するまで通院する」回復・快気・全治・全快・治癒・平癒・根治・全癒・快癒・本復・床上げ - コトバンク「全快」
全快(ゼンカイ)とは? 意味や使い方 - コトバンクデジタル大辞泉 - 全快の用語解説 - [名](スル)病気や傷が完全に治ること。「一日も早く全快してほしい」「全快祝い」全治・完治・治癒・平癒・根治・快気・全癒・快癒・本復・回復 - コトバンク「治癒」
治癒(チユ)とは? 意味や使い方 - コトバンクデジタル大辞泉 - 治癒の用語解説 - [名](スル)病気やけがなどがなおること。「足の傷が治癒する」全治・全快・完治・平癒・根治・快気・全癒・快癒・本復・回復 - コトバンク「快方」
快方(カイホウ)とは? 意味や使い方 - コトバンクデジタル大辞泉 - 快方の用語解説 - 病気や傷がだんだん治ってくること。「病状が快方に向かう」回復・快復・平復・平癒・治癒・快癒・本復・回春・全快・快気 - コトバンク「平癒」
平癒(ヘイユ)とは? 意味や使い方 - コトバンクデジタル大辞泉 - 平癒の用語解説 - [名](スル)病気が治ること。「長い闘病生活を経て平癒した」全治・全快・完治・治癒・根治・快気・全癒・快癒・本復・回復 - コトバンク「快気祝」
快気祝(カイキイワイ)とは? 意味や使い方 - コトバンクデジタル大辞泉 - 快気祝の用語解説 - 病気の全快を祝うこと。また、病気が全快したとき、病中に見舞ってくれた人に贈物などして、お礼の気持ちを表すこと。
