「対象」とは?意味・使い方をわかりやすく解説|「該当・目的・相手」との違いと「対象者・対象外」の意味

「調査の対象」「キャンペーン対象商品」「対象者に通知する」「このサービスは対象外です」など、「対象」という言葉は仕事・行政手続き・買い物・学校・アンケートなど、さまざまな場面で使われます。

日常的によく目にする言葉ですが、詳しく考えると、

  • 「対象」とは簡単にいうと何なのか
  • 読み方は「たいしょう」でよいのか
  • 「対象」と「該当」は何が違うのか
  • 「対象者」と「該当者」は同じなのか
  • 「対象となる」と「該当する」はどう違うのか
  • 「対象」と「目的」は何が違うのか
  • 「対象」と「相手」はどう使い分けるのか
  • 「対象外」とは具体的にどういう状態なのか
  • 「対象にする」「対象とする」「対象となる」はどう違うのか
  • 「対象範囲」「対象年齢」「対象商品」とは何を表すのか

など、多くの疑問が生じます。

結論からいうと、「対象」とは、行為・調査・制度・働きかけなどが向けられる人・物・事柄を表す言葉です。

簡単にいえば、

「誰に、何に向けて行うのか」の「誰・何」に当たるもの

と考えるとわかりやすいでしょう。

たとえば、

「高校生を対象にアンケートを実施する」

なら、アンケートという行為が向けられている「高校生」が対象です。

この記事では、「対象」の意味・読み方・使い方から、「該当・目的・相手・当該」との違い、「対象者・対象外・対象範囲・対象となる・対象にする」などの表現まで詳しく解説します。

  1. 結論:「対象」とは行為や働きかけが向けられる人・物・事柄
  2. 「対象」をもっと簡単にいうと?
  3. 「対象」は人だけではない
    1. 人
    2. 物
    3. 地域
    4. 期間
    5. 事柄
  4. 「対象者」とは?
    1. 例文
  5. 「対象者」は必ず条件を満たした人という意味?
  6. 「対象」と「該当」の違い
    1. 例
  7. 「対象者」と「該当者」の違い
    1. 例:社内研修
  8. 「対象となる」と「該当する」の違い
    1. 対象となる
    2. 該当する
  9. 「対象」と「目的」の違い
    1. 例:アンケート
  10. 「対象」と「相手」の違い
    1. 相手が自然
    2. 対象が自然
  11. 「対象」と「ターゲット」の違い
    1. 例
  12. 「対象」と「標的」の違い
    1. 例
  13. 「対象」と「当該」の違い
    1. 例
  14. 「対象外」とは?
    1. 例文
  15. 「対象外」と「非該当」の違い
    1. 例
  16. 「対象になる」とは?
    1. 例文
  17. 「対象となる」とは?
    1. 例文
  18. 「対象になる」と「対象となる」の違い
    1. 会話
    2. 案内文
  19. 「対象にする」とは?
    1. 例文
  20. 「対象とする」とは?
    1. 例文
  21. 「対象にする」と「対象となる」の違い
    1. 例
  22. 「対象として」とは?
    1. 例文
  23. 「〜を対象に」と「〜を対象として」の違い
    1. 簡潔
    2. やや正式
  24. 「対象範囲」とは?
    1. 例
  25. 「対象範囲」は意味が重複している?
  26. 「対象年齢」とは?
    1. 例
  27. 「対象商品」とは?
    1. 例文
  28. 「対象期間」とは?
    1. 例
  29. 「対象地域」とは?
    1. 例文
  30. 「対象店舗」とは?
  31. 「対象設備」「対象機器」とは?
    1. 例
  32. 「調査対象」とは?
    1. 人
    2. 企業
    3. 地域
    4. 物
  33. 「研究対象」とは?
    1. 例文
  34. 「支援対象」とは?
  35. 「適用対象」とは?
    1. 例
  36. 「課税対象」とは?
  37. 「対象を絞る」とは?
    1. 例
  38. 「対象を広げる・拡大する」とは?
    1. 例文
  39. 「対象から外す」とは?
    1. 例文
  40. 「対象に含む」とは?
    1. 例文
  41. 「対象かどうか」とは?
    1. 例文
  42. 「対象物」とは?「対象」と意味が重複する?
    1. 例文
  43. 「対象者の方」は重複表現?
  44. 「対象の方」と「対象者」の違い
  45. 「対象」の哲学的な意味
  46. 「対象」と「客体」の違い
  47. 「対象」を使ったビジネス例文
    1. 研修
    2. 調査
    3. キャンペーン
    4. システム
    5. 検査
    6. 制度
  48. 日常生活で使う「対象」の例文
  49. 「対象」を使うときの注意点
    1. 1.何の対象なのかを明確にする
    2. 2.「対象者=必ず利用できる」と決めつけない
    3. 3.「該当」と使い分ける
    4. 4.「目的」と混同しない
    5. 5.公的制度は正式な定義を確認する
  50. 「対象」の類語・言い換え
  51. 「対象」の反対語は?
  52. 「対象」の英語は?
    1. target
    2. subject
    3. object
  53. 「対象」に関するよくある質問
    1. Q1.「対象」とは簡単にいうと何ですか?
    2. Q2.「対象」の読み方は?
    3. Q3.対象は人だけですか?
    4. Q4.「対象者」とは?
    5. Q5.「対象」と「該当」の違いは?
    6. Q6.「対象者」と「該当者」は同じですか?
    7. Q7.「対象」と「目的」の違いは?
    8. Q8.「対象」と「相手」の違いは?
    9. Q9.「対象となる」とは?
    10. Q10.「対象になる」と「対象となる」の違いは?
    11. Q11.「対象にする」とは?
    12. Q12.「対象にする」と「対象となる」の違いは?
    13. Q13.「対象とする」と「対象にする」は違いますか?
    14. Q14.「対象外」とは?
    15. Q15.「対象外」と「非該当」の違いは?
    16. Q16.「対象範囲」とは?
    17. Q17.「対象年齢」とは?
    18. Q18.「対象商品」とは?
    19. Q19.「対象期間」とは?
    20. Q20.「対象を絞る」とは?
    21. Q21.「対象を広げる」とは?
    22. Q22.「対象から外す」とは?
    23. Q23.「対象者の方」はおかしいですか?
    24. Q24.「対象物」は重複表現ですか?
    25. Q25.「対象」と「当該」の違いは?
    26. Q26.「対象」と「ターゲット」の違いは?
    27. Q27.対象者なら必ず申請できますか?
    28. Q28.「対象」の反対語は?
    29. Q29.英語で「対象」は何ですか?
    30. Q30.「対象」と「範囲」は同じですか?
  54. まとめ
  55. 参考リンク

結論:「対象」とは行為や働きかけが向けられる人・物・事柄

「対象」は、

対象(たいしょう)

と読みます。

辞書では、主に、

行為の目標となるもの・めあて

という意味で説明されています。

たとえば、次のように使います。

  • 調査の対象
  • 研究の対象
  • 支援の対象
  • 検査の対象
  • キャンペーンの対象
  • 批判の対象
  • 憧れの対象

「対象」は必ずしも人とは限りません。

商品・地域・期間・設備・文章・出来事なども対象になります。

表現 何が対象か
高校生を対象とした調査 高校生
対象商品 特定の商品
検査対象設備 検査する設備
対象地域 制度・調査などが及ぶ地域
支援対象者 支援を受ける範囲に入る人

「対象」をもっと簡単にいうと?

もっとやさしく言えば、

「何について行うのか」「誰に向けて行うのか」

を示す言葉です。

たとえば、会社が顧客アンケートを行うとします。

「過去1年間に商品を購入した人を対象としてアンケートを行う」

なら、アンケートを受けてもらう範囲は「過去1年間に商品を購入した人」です。

これが「対象」です。

一方、

「顧客満足度を把握するためにアンケートを行う」

なら、「顧客満足度を把握すること」は対象ではなく目的です。

この違いは後ほど詳しく説明します。

「対象」は人だけではない

「対象者」という言葉がよく使われるため、「対象=人」と思われることがあります。

しかし、実際には非常に幅広いものを対象にできます。

人

  • 小学生を対象にした講座
  • 新入社員を対象とした研修
  • 65歳以上を対象とする制度

物

  • キャンペーン対象商品
  • 検査対象の機械
  • 回収対象製品

地域

  • 調査対象地域
  • 配送対象地域
  • 支援対象地域

期間

  • 集計対象期間
  • 調査対象期間
  • 評価対象期間

事柄

  • 研究対象
  • 議論の対象
  • 分析対象

つまり「対象」は、何らかの行為・判断・制度などが向けられるもの全般に使えます。

「対象者」とは?

「対象者」とは、ある制度・調査・サービス・募集などの対象となっている人です。

例文

  • 研修対象者にはメールで連絡します。
  • 助成制度の対象者を確認する。
  • アンケート対象者を無作為に選ぶ。
  • 対象者には後日案内を送付します。

たとえば、

「20歳以上の市民を対象としたアンケート」

なら、20歳以上の市民が「対象者」です。

「対象者」は必ず条件を満たした人という意味?

ここは注意が必要です。

実際の制度・申請書などでは、「対象者」が、

「制度を利用できる条件を満たしている人」

という意味で使われることがあります。

一方、調査などでは、

「調査を行う範囲に選ばれた人」

という意味でも使われます。

したがって、「対象者」という語だけを見て、必ず「資格条件をすべて満たしている」と決めつけることはできません。

その文書で、

  • 誰を対象者としているのか
  • 対象条件は何か
  • さらに申請要件があるのか

を確認する必要があります。

「対象」と「該当」の違い

「対象」と非常に混同しやすいのが「該当」です。

簡単にいうと、

対象=行為・制度などが向けられる範囲

該当=条件・資格などに当てはまること

です。

例

制度の対象:

「18歳以上の人」

条件:

「2026年4月1日時点で市内に住所があること」

ある人が18歳以上なら「対象となる人」ではあります。

さらに住所条件まで満たせば、

「条件に該当する」

と表現できます。

比較 対象 該当
基本 行為・制度などが向けられるもの 条件などに当てはまること
品詞的な使い方 名詞として使う 「該当する」と動詞的にも使う
人 対象者 該当者
条件 対象となる 条件に該当する

詳しい違いは、「対象」と「該当」の違いとは?意味・使い分けを対象者・条件・申請・制度の例文で徹底解説も参考にしてください。

「対象者」と「該当者」の違い

「対象者」と「該当者」も似ています。

対象者は、その制度・調査・サービスなどが向けられている人。

該当者は、示された条件・資格などに当てはまる人です。

例:社内研修

研修の対象者:

「入社3年以内の社員」

その中で、

「まだ一度もこの研修を受講していない人は今回受講してください」

という条件があるとします。

この場合、入社3年以内という大きな範囲が「対象者」で、その中から追加条件に当てはまる人を「該当者」と表現することができます。

ただし、実際の文書では「対象者」と「該当者」がほぼ同じ意味で使われる場合もあります。

用語だけでなく、条件・説明文まで確認することが大切です。

詳しくは、「該当者」と「対象者」の違いとは?意味・使い分けを申請・制度・募集・アンケートの例文で徹底解説も参考になります。

「対象となる」と「該当する」の違い

これも実務でよく迷う表現です。

対象となる

制度・調査・キャンペーンなどの範囲に入ることです。

例:

「この商品は割引の対象となります。」

→ 割引する商品の範囲に入っています。

該当する

示されている条件・項目・資格などに当てはまることです。

例:

「次の条件に該当する方は申請できます。」

→ 条件に当てはまる人が申請できます。

したがって、

「範囲に入る」なら対象となる、

「条件に当てはまる」なら該当する

と考えると整理しやすくなります。

「対象」と「目的」の違い

「対象」と「目的」は、「めあて」という意味を持つ点では似ています。

しかし、実際の文章では大きく異なります。

対象は、行為が「誰・何に向けられているか」。

目的は、「何のために行うのか」です。

例:アンケート

「20代の会社員を対象にアンケートを行う。」

→ 誰に行うか。

「働き方に対する意識を把握することを目的にアンケートを行う。」

→ 何のために行うか。

対象 目的
誰・何に向けるか 何のために行うか
調査対象 調査目的
販売対象 販売目的
支援対象 支援目的

たとえば、

「子どもを対象に交通安全教育を行う」

なら「子ども」が対象です。

「交通事故を減らすために交通安全教育を行う」

なら「交通事故を減らすこと」が目的です。

なお、「目的」と「目標」自体の違いは、「目的」と「目標」の違いは?意味・使い分けを例文でわかりやすく解説で詳しく解説しています。

「対象」と「相手」の違い

「相手」にも、行為が向けられる人・ものという意味があります。

そのため「対象」と意味が重なることがあります。

ただし一般には、

相手=人間関係・やり取りのもう一方

対象=行為・調査・制度などが向けられるもの

という違いがあります。

相手が自然

  • 話し相手
  • 交渉相手
  • 対戦相手
  • 結婚相手

対象が自然

  • 調査対象
  • 研究対象
  • 支援対象
  • 検査対象

「相手」は人を表すことが多い一方、「対象」は人以外の物・現象などにも非常によく使います。

「対象」と「ターゲット」の違い

「ターゲット」は英語の「target」に由来し、日本語では、

  • 狙いを定めた相手
  • 商品・広告などを売り込みたい層
  • 目標

などの意味で使われます。

例

「20代女性をターゲットにした商品」

「20代女性を対象にした商品」

は、どちらも意味が近くなる場合があります。

ただし「ターゲット」は、特にマーケティングで、狙って働きかける層という意味を強く持ちます。

「対象」はより中立的で、

  • 調査
  • 検査
  • 支援
  • 研究
  • 制度

など幅広い場面に使えます。

「対象」と「標的」の違い

「標的(ひょうてき)」は、攻撃・射撃などで狙う的、または比喩的に非難・攻撃などの目標となるものです。

そのため、「対象」よりも「狙う」という意味が強くなります。

例

「批判の対象となった。」

→ 批判が向けられた。

「激しい批判の標的になった。」

→ 集中的に批判された印象が強い。

一般的な調査・制度などでは「対象」のほうが中立的です。

「対象」と「当該」の違い

「対象」と「当該」も、公的文書・ビジネス文書で一緒に登場することがあります。

しかし意味は違います。

対象は、行為・制度などが向けられるものです。

当該は、今話題にしているそのもの・その事柄に直接関係するものを指します。

例

「対象商品」

→ キャンペーンなどの範囲に入っている商品。

「当該商品」

→ 現在話題にしているその商品。

つまり、

対象=範囲・働きかけの向かう先

当該=今問題にしているそのもの

です。

「対象外」とは?

「対象外」は、ある制度・サービス・調査・キャンペーンなどが及ぶ範囲に入っていないことです。

例文

  • この商品は割引の対象外です。
  • 海外在住者は今回の調査対象外です。
  • 中古品は保証の対象外となります。
  • この費用は補助対象外です。

「対象外」と書かれている場合は、

その制度・サービスなどを適用する範囲に含まれていない

という意味です。

「対象外」と「非該当」の違い

意味は近い場合がありますが、注目する点が違います。

対象外は、そもそも対象となる範囲から外れていること。

非該当は、示された条件などに当てはまらないことです。

例

制度の対象年齢が20~65歳の場合、70歳の人は、

「年齢上、制度の対象外」

と表現できます。

一方、「年収500万円未満」という条件について年収600万円なら、

「その条件には非該当」

と表現できます。

ただし、実際の行政文書・社内文書などでは用語の使い方が異なる場合があります。

「対象になる」とは?

「対象になる」は、ある制度・行為などが向けられる範囲に入ることです。

例文

  • この商品もキャンペーンの対象になります。
  • 一定の条件を満たせば補助の対象になります。
  • すべての店舗が調査対象になるわけではありません。

「対象となる」とほぼ同じ意味で使えます。

「対象となる」とは?

「対象となる」は、「対象になる」よりやや文章的・改まった表現です。

例文

  • 本制度の対象となる方には通知します。
  • 次の商品が割引対象となります。
  • 調査対象となる事業所を選定する。

ビジネス文書・案内文・制度説明などでよく使われます。

「対象になる」と「対象となる」の違い

基本的な意味はほぼ同じです。

対象になるは会話でも使いやすい表現です。

対象となるは、文章・説明書・公的文書などで使いやすい、やや硬い表現です。

会話

「これも割引の対象になりますか?」

案内文

「次の商品が割引の対象となります。」

意味そのものを大きく変える必要はありません。

「対象にする」とは?

「対象にする」は、ある人・物などを、自分の行為・制度などが向けられる範囲として決めることです。

例文

  • 学生を対象にして調査する。
  • 30代の利用者を対象にしたキャンペーンを行う。
  • 全店舗を対象にして点検を実施する。

「誰・何を対象として選ぶか」という、行為をする側の視点があります。

「対象とする」とは?

「対象とする」も、「対象にする」とほぼ同じ意味です。

ただし、より改まった文章では「対象とする」がよく使われます。

例文

  • 本調査は20歳以上の住民を対象とする。
  • 国内で販売された製品を対象とします。
  • 全社員を対象とした研修を実施します。

案内文・調査概要・規程などでは非常によく使われます。

「対象にする」と「対象となる」の違い

視点が違います。

対象にするは、行為をする側が対象を決める表現です。

対象となるは、人・物などが対象の範囲に入ることを表します。

例

会社側:

「全社員を研修の対象にする。」

社員側・状態:

「全社員が研修の対象となる。」

同じ状況を違う視点から表現しています。

「対象として」とは?

「対象として」は、「~を対象として」という形で、その行為を向ける範囲を示します。

例文

  • 大学生を対象として調査を実施する。
  • 中小企業を対象として説明会を開く。
  • 特定の商品を対象として値引きを行う。

「~を対象に」とほぼ同じ意味です。

「〜を対象に」と「〜を対象として」の違い

意味はほぼ同じです。

「~を対象に」は簡潔で一般的。

「~を対象として」はやや改まった文章で使いやすい表現です。

簡潔

「高校生を対象にアンケートを行う。」

やや正式

「高校生を対象としてアンケート調査を実施する。」

「対象範囲」とは?

「対象範囲」とは、ある制度・調査・作業・サービスなどが及ぶ範囲です。

例

  • 検査の対象範囲
  • 補助制度の対象範囲
  • 調査対象範囲
  • システム更新の対象範囲

「何が対象に含まれ、何が含まれないのか」を示します。

「対象範囲」は意味が重複している?

不自然な表現ではありません。

「対象」は行為が向けられるもの、「範囲」はその広がり・境界を表します。

そのため、

対象範囲=対象となるものの範囲

という意味が成立します。

「対象年齢」とは?

「対象年齢」は、商品・サービス・制度・イベントなどが主に対象としている年齢・年齢層です。

例

  • 対象年齢:6歳以上
  • イベントの対象年齢を確認する。
  • この玩具は対象年齢3歳以上です。

ただし、「対象年齢」と書かれている場合、それが、

  • 法的な利用制限なのか
  • 安全上の目安なのか
  • 内容の難易度の目安なのか

は商品・サービスによって異なります。

具体的な条件を確認することが重要です。

「対象商品」とは?

「対象商品」とは、キャンペーン・割引・ポイント還元・回収など、特定の取り扱いの対象になっている商品です。

例文

  • 対象商品を2点購入すると割引になります。
  • 対象商品には店頭でマークが付いています。
  • 一部の商品はキャンペーン対象外です。

「対象期間」とは?

「対象期間」は、調査・集計・キャンペーン・評価などの対象となる期間です。

例

「2026年4月1日から9月30日までを集計対象期間とする。」

この場合、その期間内のデータを集計します。

「受付期間」とは意味が異なる場合があるので注意しましょう。

対象期間は「どの期間のデータ・出来事などを対象にするか」、受付期間は「いつ申し込めるか」を表します。

「対象地域」とは?

「対象地域」は、サービス・調査・支援・配送などが行われる地域の範囲です。

例文

  • 対象地域を全国へ拡大する。
  • 現在の配送対象地域はこちらです。
  • 調査対象地域を5市町村に限定した。

「対象店舗」とは?

「対象店舗」は、キャンペーン・調査・サービスなどの適用範囲に入る店舗です。

同じチェーン店でも、

  • 一部店舗
  • オンライン店
  • 海外店舗

などが対象外の場合もあります。

キャンペーン利用時には「対象店舗」の条件を確認する必要があります。

「対象設備」「対象機器」とは?

点検・検査・交換・保守などを行う範囲に入っている設備・機器です。

例

  • 定期点検対象設備
  • 交換対象機器
  • 検査対象機器

仕事では「何が対象か」を明確にすることで、実施漏れを防ぎやすくなります。

「調査対象」とは?

「調査対象」は、調査を行う人・物・地域・事柄などです。

人

「全国の20代男女を調査対象とする。」

企業

「従業員50人以上の企業を調査対象とする。」

地域

「沿岸部を調査対象地域とする。」

物

「過去5年間の報告書を調査対象とする。」

「研究対象」とは?

「研究対象」は、研究によって調べたり考察したりする人・物・現象・文献などです。

例文

  • 日本の近代文学を研究対象とする。
  • 特定の微生物を研究対象としている。
  • 消費者行動を研究対象に選んだ。

「支援対象」とは?

「支援対象」は、支援・補助・援助などを行う範囲に入っている人・団体・地域などです。

ただし、

「支援対象になり得ること」と「実際に支援を受けられること」が常に同じとは限りません。

申請・審査・予算・追加条件などがある制度もあります。

制度を利用するときは、対象という言葉だけで判断せず、正式な要件を確認しましょう。

「適用対象」とは?

「適用対象」は、法律・制度・規則・機能などが適用される人・物・事柄です。

例

  • この規程の適用対象を確認する。
  • 新制度の適用対象者を明確にする。
  • この機能は一部プランのみ適用対象です。

「対象」は広い言葉なので、「適用対象」とすると「何が適用される範囲なのか」を明確にできます。

「課税対象」とは?

一般的な言葉の意味としては、税を課す対象となるものを表します。

ただし、具体的に何が課税対象になるかは税の種類・制度によって異なります。

税務上の判断では、一般的な日本語の意味だけでなく、該当する法令・公的案内を確認する必要があります。

「対象を絞る」とは?

「対象を絞る」は、広い対象の中から、条件などによって範囲を狭くすることです。

例

当初:

「すべての利用者を対象に調査する。」

変更後:

「過去6か月以内に購入した利用者に対象を絞る。」

このように、調査・販売・広告などでよく使われます。

「対象を広げる・拡大する」とは?

これまで対象ではなかった人・物なども新たに対象へ含めることです。

例文

  • キャンペーンの対象を全国へ広げる。
  • 補助制度の対象を中小企業にも拡大する。
  • 研修対象を管理職だけでなく一般社員にも広げる。

「対象から外す」とは?

それまで対象だった人・物などを、対象範囲から除くことです。

例文

  • 販売終了商品をキャンペーン対象から外す。
  • データ不足の回答を分析対象から外した。
  • 今回の調査では海外拠点を対象から外す。

「対象に含む」とは?

ある人・物などを対象範囲の中へ入れることです。

例文

  • 契約社員も研修対象に含みます。
  • オンライン販売も集計対象に含める。

反対は、

「対象に含まない」「対象から除外する」

などです。

「対象かどうか」とは?

ある制度・キャンペーン・調査などの対象範囲に入っているかどうか、という意味です。

例文

  • 自分が補助制度の対象かどうか確認する。
  • この商品が割引対象かどうか店員に聞いた。

条件が複雑な場合は、「対象かどうか」だけでなく、どの条件を満たす必要があるのかまで確認しましょう。

「対象物」とは?「対象」と意味が重複する?

「対象物」は、ある行為・観察・作業などの対象となっている「物」を明確に表した言葉です。

不自然な重複表現ではありません。

「対象」は人・地域・事柄などにも使えますが、「対象物」とすれば物体・物品であることを明確にできます。

例文

  • 測定対象物を装置にセットする。
  • 対象物との距離を測定する。

「対象者の方」は重複表現?

「対象者」の「者」は人を意味するので、形式的には「対象者の方」は人を重ねて表現しているようにも見えます。

ただし実際の案内文・会話では、丁寧さを出すため、

「対象者の方へ」

のような表現が使われることがあります。

より簡潔にするなら、

  • 対象者へ
  • 対象となる方へ
  • 対象の方へ

などと書けます。

「対象の方」と「対象者」の違い

基本的な意味はほぼ同じです。

「対象の方」は柔らかく丁寧な印象があります。

「対象者」は事務的・簡潔で、

  • 制度説明
  • 一覧表
  • 規程
  • 調査資料

などでも使いやすい言葉です。

「対象」の哲学的な意味

「対象」には、日常語とは別に哲学で使われる意味もあります。

哲学では、認識・意志・感情などの意識作用が向けられるものを「対象」と呼びます。

この場合、

主観と対象

というように対比されることがあります。

ただし、一般的な仕事・日常生活で「対象」という言葉を使う場合、通常は「行為が向けられるもの」という意味で理解すれば十分です。

「対象」と「客体」の違い

哲学などでは「対象」と「客体」が近い意味で使われることがあります。

しかし日常的な日本語では、

「アンケートの客体」

「キャンペーンの客体」

とは通常あまりいいません。

一般的な文章なら、

  • 調査対象
  • 対象者
  • 対象商品

のように「対象」を使うのが自然です。

「対象」を使ったビジネス例文

研修

「今回の研修は全社員を対象としています。」

調査

「過去1年間に当社製品を購入したお客様を対象に調査を実施します。」

キャンペーン

「対象商品を2点以上購入すると10%割引になります。」

システム

「今回のシステム更新は営業部門を対象とします。」

検査

「設備一覧から今回の点検対象を抽出してください。」

制度

「対象者および申請条件について、事前にご確認ください。」

日常生活で使う「対象」の例文

  • この割引は学生だけが対象です。
  • 私はキャンペーンの対象外だった。
  • 子どもを対象にしたイベントへ参加した。
  • この本は中学生以上を対象としている。
  • セール対象の商品を確認する。

「対象」を使うときの注意点

1.何の対象なのかを明確にする

「対象です」だけでは意味がわからない場合があります。

できれば、

  • 割引対象
  • 調査対象
  • 支援対象
  • 検査対象

など、何の対象なのか明記しましょう。

2.「対象者=必ず利用できる」と決めつけない

制度によっては、対象者であっても別途申請・審査・追加条件が必要な場合があります。

3.「該当」と使い分ける

範囲に入ることなら「対象」、条件に当てはまることなら「該当」がわかりやすい場合があります。

4.「目的」と混同しない

対象は「誰・何に」、目的は「何のために」です。

5.公的制度は正式な定義を確認する

補助金・税・社会保障・申請制度などでは、「対象」「対象者」という言葉が制度ごとに具体的に定義されている場合があります。

一般的な日本語の意味だけで利用可否を判断せず、公式の要件を確認しましょう。

「対象」の類語・言い換え

言葉 意味・ニュアンス
相手 働きかけ・やり取りのもう一方
目当て 目指しているもの
ターゲット 狙いを定めた人・層・もの
標的 攻撃・批判などで狙われるもの
客体 主観に対して認識などが向けられるもの
範囲 物事が及ぶ広がり

ただし、それぞれ意味が異なるため、すべての文章で「対象」と置き換えられるわけではありません。

「対象」の反対語は?

「対象」に、一つだけ決まった反対語があるわけではありません。

制度・キャンペーンなどでは、

対象 ↔ 対象外

という対比が最もわかりやすいでしょう。

哲学的な文脈では、

主観 ↔ 対象

のように対比されることがあります。

文脈によって対になる言葉が異なります。

「対象」の英語は?

日本語の「対象」は文脈が広いため、英語も一つではありません。

代表的には、

  • object
  • target
  • subject

などが使われます。

target

販売・広告などで狙う対象。

subject

研究・調査などの対象、特に人を表す場合。

object

行為・認識などが向けられる対象。

文脈によって適切な語が変わるため、日本語の「対象」を常に「target」と訳せるわけではありません。

「対象」に関するよくある質問

Q1.「対象」とは簡単にいうと何ですか?

行為・調査・制度・働きかけなどが向けられる人・物・事柄です。

Q2.「対象」の読み方は?

「たいしょう」と読みます。

Q3.対象は人だけですか?

いいえ。

人だけでなく、商品・設備・地域・期間・制度・出来事などにも使えます。

Q4.「対象者」とは?

制度・調査・サービスなどの対象になっている人です。

Q5.「対象」と「該当」の違いは?

「対象」は行為・制度などが向けられる範囲、「該当」は条件・資格などに当てはまることです。

Q6.「対象者」と「該当者」は同じですか?

完全には同じではありません。

対象者は対象となっている人、該当者は示された条件に当てはまる人です。

ただし実際の文書では意味が近くなる場合もあります。

Q7.「対象」と「目的」の違いは?

対象は「誰・何に向けて行うか」、目的は「何のために行うか」です。

Q8.「対象」と「相手」の違いは?

相手は人同士のやり取りのもう一方を表すことが多く、対象は人以外の物・地域・制度などにも幅広く使えます。

Q9.「対象となる」とは?

制度・調査・サービスなどが及ぶ範囲に入ることです。

Q10.「対象になる」と「対象となる」の違いは?

意味はほぼ同じです。

「対象となる」のほうが、やや文章的・改まった表現です。

Q11.「対象にする」とは?

ある人・物などを、行為・調査などが向けられる範囲として決めることです。

Q12.「対象にする」と「対象となる」の違いは?

「対象にする」は対象を決める側の表現、「対象となる」は人・物などが対象範囲に入ることを表します。

Q13.「対象とする」と「対象にする」は違いますか?

基本的な意味は近いです。

「対象とする」のほうが文章・公的説明などで使われやすい表現です。

Q14.「対象外」とは?

制度・サービス・調査などが及ぶ対象範囲に入っていないことです。

Q15.「対象外」と「非該当」の違いは?

対象外は対象範囲から外れていること、非該当は特定の条件に当てはまらないことを表します。

Q16.「対象範囲」とは?

対象となる人・物・地域・期間などの広がり・境界です。

Q17.「対象年齢」とは?

商品・サービス・イベントなどが主に対象としている年齢・年齢層です。

Q18.「対象商品」とは?

キャンペーン・割引・回収など、特定の取り扱いの範囲に入っている商品です。

Q19.「対象期間」とは?

調査・集計・評価などの対象となる期間です。

Q20.「対象を絞る」とは?

条件などを設定し、対象となる人・物などの範囲を狭くすることです。

Q21.「対象を広げる」とは?

それまで対象外だった人・物なども、新たに対象範囲へ含めることです。

Q22.「対象から外す」とは?

それまで対象だったものを対象範囲から除くことです。

Q23.「対象者の方」はおかしいですか?

実際には使われる表現ですが、簡潔にするなら「対象者」「対象となる方」「対象の方」などと表現できます。

Q24.「対象物」は重複表現ですか?

いいえ。

対象の中でも特に「物」であることを示す表現として自然に使えます。

Q25.「対象」と「当該」の違いは?

対象は行為・制度などが向けられるもの、当該は現在話題にしているそのもの・直接関係するものです。

Q26.「対象」と「ターゲット」の違いは?

意味が近い場合がありますが、ターゲットは特に販売・広告などで狙いを定めた層というニュアンスがあります。

Q27.対象者なら必ず申請できますか?

制度によります。

対象者であっても、追加の条件・審査・申請期限などが設定されている場合があります。

必ず正式な制度案内を確認してください。

Q28.「対象」の反対語は?

場面によって異なります。

制度・キャンペーンなら「対象外」が対照的な表現です。

Q29.英語で「対象」は何ですか?

文脈によって「object」「target」「subject」などが使われます。

Q30.「対象」と「範囲」は同じですか?

同じではありません。

対象は行為などが向けられる人・物、範囲は対象などがどこからどこまで及ぶかという広がりを表します。

まとめ

「対象」とは、行為・調査・制度・働きかけなどが向けられる人・物・事柄です。

読み方は「たいしょう」です。

簡単にいうと、

「誰に、何に向けて行うのか」の「誰・何」

を表します。

たとえば、

「高校生を対象に調査を行う」

なら、高校生が対象です。

似た言葉との違いを整理すると、

  • 対象:行為・制度などが向けられる人・物・事柄
  • 該当:条件・資格などに当てはまること
  • 対象者:制度・調査などの対象となっている人
  • 該当者:示された条件などに当てはまる人
  • 目的:何のために行うのか
  • 相手:働きかけ・やり取りのもう一方
  • 当該:現在話題になっているそのもの

となります。

特に重要なのは、

対象=「誰・何に」

目的=「何のために」

という違いです。

また、

対象=範囲に入るかどうか

該当=条件に当てはまるかどうか

と考えると、「対象」と「該当」も使い分けやすくなります。

ただし、制度・申請・契約などでは「対象者」「対象外」の具体的な定義が文書ごとに定められていることがあります。

実際の利用資格などを判断するときは、一般的な言葉の意味だけではなく、その制度で示されている正式な対象条件を確認することが大切です。

参考リンク

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