YouTubeやSNS、動画配信サービスなどについて文章を書くとき、「動画を見る」と「動画を観る」のどちらが正しいのか迷うことがあります。
たとえば、
- YouTubeの動画を見る
- YouTubeの動画を観る
- 映画を見る
- 映画を観る
- 授業動画を見る
- 授業動画を観る
は、どれを使えばよいのでしょうか。
結論からいうと、一般的な文章では「動画を見る」が最も無難です。
一方、「動画を観る」も実際には使われる表現で、特に映画・ドラマ・ライブ映像などを意識してじっくり味わうニュアンスを出したいときに使われることがあります。
ただし、表記上は重要な注意点があります。
文化庁の常用漢字表では、「観」という漢字の音として「カン」は掲げられていますが、訓読みの「みる」は掲げられていません。
そのため、公用文・学校の文章・ビジネス文書などで迷った場合は、「見る」を選ぶのが安全です。
この記事では、「動画を見る」「動画を観る」の違いを基本から確認し、YouTube・映画・ドラマ・授業動画・監視カメラ映像・スポーツ動画など、具体的な場面ごとの使い分けを詳しく解説します。
- 結論|普通は「動画を見る」でOK。「観る」は意識的に味わうニュアンス
- 「見る」とは?最も広く使える基本の言葉
- 「観る」とは?作品などを意識して見るニュアンス
- 重要|常用漢字表では「観る」の「みる」は掲げられていない
- なぜ「映画を観る」はよく見かけるの?
- 「動画を見る」と「動画を観る」の違いを具体例で比較
- 比較表|動画の種類ごとの「見る・観る」のおすすめ
- YouTubeは「見る」「観る」どっち?
- 映画は「見る」「観る」どっち?
- ドラマは「見る」「観る」どっち?
- スポーツ動画は「見る」「観る」どっち?
- 授業動画・学習動画は「見る」が自然
- 監視カメラ・防犯カメラの動画は「見る」
- 「動画を見る」と「動画を視聴する」の違い
- 「動画を観る」と「動画を鑑賞する」の違い
- 「鑑賞」と「観賞」を動画に使うなら?
- 「動画を見る」は失礼・幼い表現?
- ビジネスでは「見る」「観る」「視聴する」のどれを使う?
- 公用文・公式文書ならどちら?
- 小学校・中学校の作文では「見る」「観る」どっち?
- ブログ・SNSなら「観る」を使ってもいい?
- 「動画をみる」とひらがなで書くのは?
- 実践|「見る」と「観る」の例文
- 「見る」と「観る」で意味が変わる例
- 迷ったら「見る」にすれば間違いない?
- 検索・SEOでは「動画を見る」「動画を観る」のどちらを使う?
- FAQ|「動画を見る・観る」に関するよくある疑問
- Q1. 動画は「見る」「観る」のどっちが正しいですか?
- Q2. 「動画を観る」は間違いですか?
- Q3. YouTubeは「見る」「観る」どっち?
- Q4. 映画は「見る」「観る」どっち?
- Q5. テレビは「見る」「観る」どっち?
- Q6. ドラマは「見る」「観る」どっち?
- Q7. アニメは「見る」「観る」どっち?
- Q8. スポーツは「見る」「観る」どっち?
- Q9. 授業動画は「見る」「観る」どっち?
- Q10. 研修動画は「見る」「視聴する」どっち?
- Q11. 「動画鑑賞」という言葉は使えますか?
- Q12. 「観る」は常用漢字ですか?
- Q13. 公用文では「観る」を使ってもいい?
- Q14. 学校の作文では「映画を観る」と書いてよい?
- Q15. 「動画を見ること」を一語で表すなら?
- Q16. 「見る」「観る」は文章内で統一したほうがいい?
- Q17. 「動画を見る」と「動画を見ることができる」では表記は同じ?
- Q18. 「作品を観る」と書けば文章が上手く見える?
- まとめ|動画は基本「見る」、作品を味わう表現なら「観る」も使える
結論|普通は「動画を見る」でOK。「観る」は意識的に味わうニュアンス
最初に結論を整理すると、次のようになります。
| 表現 | 使い方 | ニュアンス |
|---|---|---|
| 動画を見る | ◎ 最も一般的 | 動画を目で確認する・視聴することを幅広く表せる |
| 動画を観る | ○ 文脈によって使われる | 作品・映像を意識してじっくり楽しむニュアンスを出しやすい |
したがって、どちらか一つを選ばなければならないなら、「動画を見る」を選んでおけば、多くの場面で問題ありません。
特に、
- 説明文
- マニュアル
- 学校の文章
- ビジネス文書
- Webサイトの案内
- 操作説明
などでは「見る」が使いやすいでしょう。
一方、
「休日に好きな映画をゆっくり観る」
「お気に入りのライブ動画を観る」
のように、鑑賞する気持ちを込めたい文章では「観る」を選ぶことがあります。
「見る」とは?最も広く使える基本の言葉
「見る」は、目で物事をとらえる行為を幅広く表す言葉です。
辞書でも、
- 目で事物をとらえる
- 見物・見学する
- 調べる
- 確かめる
- 観察・判断する
など、非常に多くの意味を持つ言葉として説明されています。
そのため、動画についても、
- 動画を見る
- テレビを見る
- 映画を見る
- ニュースを見る
- 録画を見る
- 映像を見る
と幅広く使えます。
「見る」は内容や見方を問わず使える基本表記だと考えると分かりやすいでしょう。
「観る」とは?作品などを意識して見るニュアンス
辞書では「みる」の表記として、「見る」のほかに「観る」なども示されています。
一般的な使い分けでは、「観る」は、
- 映画
- 演劇
- スポーツ
- 舞台
- 映像作品
などを、意識を向けて見る場合に使われることがあります。
たとえば、
「昨日、映画を観た」
と書くと、単に映像が目に入ったというより、映画作品を最初から最後まで楽しんだという印象を出しやすくなります。
その延長で、映画・ドラマ・ライブなどの動画について、
「動画を観る」
と書くこともできます。
ただし、これは「見る」では間違いという意味ではありません。
「見る」のほうが広く一般的で、「観る」は意味を少し限定して表現する書き方と理解するとよいでしょう。
「見る」と「観る」の基本的な違いについては、「見る」と「観る」の違いでも詳しく解説しています。
重要|常用漢字表では「観る」の「みる」は掲げられていない
「動画を見る」と「動画を観る」を考えるうえで、ぜひ知っておきたいポイントです。
文化庁が公開している常用漢字表の音訓索引を見ると、
「観」の音訓として示されているのは「カン」
です。
例として、
- 観察
- 客観
- 壮観
などが挙げられています。
一方、「観」の訓として「みる」は常用漢字表には掲げられていません。
つまり、「観る(みる)」は、一般の文章で実際に見かける表記ではあるものの、常用漢字表に示された音訓の範囲外の読み方です。
では「観る」は間違いなの?
「観る」という表記自体を、一律に誤字と考える必要はありません。
国語辞典でも「みる」の表記の一つとして扱われていますし、実際の文章でも映画・舞台・スポーツなどを対象に使われています。
ただし、表記を迷う場合には、
- 公的・正式な文章 → 「見る」
- 一般的な説明文 → 「見る」
- 作品鑑賞のニュアンスを強調する表現 → 「観る」も選択肢
とすると安全です。
なぜ「映画を観る」はよく見かけるの?
「観」という漢字には、
- 観察
- 観覧
- 観劇
- 観戦
など、対象へ意識を向けて見ることに関係する熟語が多くあります。
そのイメージから、
「意識して見る」「内容を味わいながら見る」
という意味を表現したいときに「観る」が好まれることがあります。
映画は、単に映像を確認するだけではなく、ストーリー・演技・映像表現などを楽しむものです。
そのため、
「映画を観る」
という表記との相性がよいわけです。
ただし、
「映画を見る」
も当然自然です。
「観る」だけが正解ではありません。
「動画を見る」と「動画を観る」の違いを具体例で比較
「動画を見る」が自然な場面
たとえば、次のような場合です。
- 操作方法を動画で見る
- 授業動画を見る
- 防犯カメラの動画を見る
- 商品の紹介動画を見る
- ニュース動画を見る
- 確認のために動画を見る
- スマートフォンで短い動画を見る
これらは、作品を味わうことより、情報を確認する・内容を見る意味が中心です。
したがって、「見る」が特に自然です。
「動画を観る」が使いやすい場面
一方、次のような場合には「観る」を選ぶ人もいます。
- 映画作品の動画を観る
- 好きなアーティストのライブ動画を観る
- ドラマをじっくり観る
- スポーツの試合動画を観る
- ドキュメンタリー作品を観る
この場合は、内容そのものを楽しんだり、集中して見たりするニュアンスがあります。
比較表|動画の種類ごとの「見る・観る」のおすすめ
| 動画の種類 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| YouTube動画全般 | 見る | 内容を問わず使える |
| 映画 | 見る/観る | どちらも使える。鑑賞感を出すなら「観る」 |
| ドラマ | 見る/観る | 一般文は「見る」、作品を味わうなら「観る」も可 |
| ライブ映像 | 見る/観る | 鑑賞目的なら「観る」もなじみやすい |
| スポーツ動画 | 見る/観る | 試合観戦の意味なら「観る」も使われる |
| 授業・解説動画 | 見る | 情報を得る意味が中心 |
| 操作説明動画 | 見る | 手順などを確認する目的 |
| 監視カメラ映像 | 見る | 確認・調査の意味が中心 |
| 広告動画 | 見る | 一般的な視認・視聴 |
| 短いSNS動画 | 見る | 日常的で広い意味に適する |
YouTubeは「見る」「観る」どっち?
一般的には、「YouTubeを見る」「YouTube動画を見る」がおすすめです。
YouTubeには、
- ニュース
- 音楽
- 映画
- ゲーム実況
- 商品レビュー
- 学習動画
- 料理動画
- ショート動画
など、さまざまな内容があります。
そのため、鑑賞作品だけに限定されない「見る」のほうが幅広く対応できます。
「YouTubeを観る」も間違いではない
たとえば、
「休日はYouTubeで好きなアーティストのライブを観ています」
という文章なら、「観る」を選んでも意味は自然に伝わります。
「何を見るのか」だけでなく、どのような気持ち・目的で見るのかによっても表記を選べます。
映画は「見る」「観る」どっち?
映画については、どちらも非常によく使われます。
「映画を見る」
最も一般的で、どのような文章にも使いやすい表記です。
例:
「昨日、家で映画を見ました。」
「映画を観る」
映画作品を鑑賞することを意識した表現です。
例:
「休日は映画館でゆっくり映画を観るのが好きです。」
文章表現として、映画を積極的に楽しむ印象を出せます。
作文・レポートなら?
学校の作文などで特別な指定がなければ、「映画を見る」と書いておけば安全です。
「観る」を使う場合は、「観」の「みる」が常用漢字表に掲げられている読みではない点も知っておきましょう。
ドラマは「見る」「観る」どっち?
ドラマも基本的には同じです。
普通に、
「毎週このドラマを見ている」
と書けば自然です。
一方、作品として集中して楽しんでいることを表したければ、
「週末に録画したドラマをじっくり観る」
と書くこともできます。
ただし、文章全体で、
- ドラマを見る
- 映画を観る
- YouTubeをみる
のように表記がばらばらになると読みにくいことがあります。
Web記事・レポートなどでは、ある程度表記を統一することも大切です。
スポーツ動画は「見る」「観る」どっち?
スポーツの場合も両方使えます。
試合を楽しむ意味を強く出すなら「観る」がなじみます。
たとえば、
「昨夜、野球の試合を観た。」
です。
一方、プレーを確認・分析する目的なら、
「投球フォームを確認するために試合動画を見た。」
のほうが自然です。
同じ動画でも目的によって、
- 楽しむ → 「観る」も使える
- 確認・分析する → 「見る」が使いやすい
という違いが出ます。
授業動画・学習動画は「見る」が自然
オンライン授業や学習動画の場合は、基本的に「見る」でよいでしょう。
たとえば、
- 授業動画を見る
- 解説動画を見る
- 講義動画を見る
- 復習動画を見る
です。
目的は芸術作品を鑑賞することではなく、説明を理解したり情報を得たりすることだからです。
「講義動画を観る」と書いても意味は伝わりますが、特別な意図がなければ「見る」のほうが自然です。
監視カメラ・防犯カメラの動画は「見る」
防犯カメラの映像については、「見る」が適しています。
たとえば、
「防犯カメラの動画を見て、人物の動きを確認した。」
です。
ここでは作品を楽しむ意味はなく、事実を確認・調査しています。
そのため、
「防犯カメラ映像を観る」
より、
「防犯カメラ映像を見る」
とするほうが一般的です。
「動画を見る」と「動画を視聴する」の違い
動画については、「見る」以外に「視聴する」もよく使われます。
辞書で「視聴」は、見ることと聴くことを意味します。
そのため、映像と音声の両方を含む動画との相性がよい言葉です。
| 表現 | 印象 |
|---|---|
| 動画を見る | 自然・日常的 |
| 動画を観る | 鑑賞して楽しむ印象を出せる |
| 動画を視聴する | 客観的・説明的・ビジネス向き |
たとえば、サービスの説明では、
「会員登録後、研修動画を視聴できます。」
のように書くと自然です。
日常会話なら、
「研修動画を見る」
でも問題ありません。
「視聴」と作品を味わう「鑑賞」の違いについては、「視聴」と「鑑賞」の違いも参考にしてください。
「動画を観る」と「動画を鑑賞する」の違い
「鑑賞」は、芸術作品などについて、その表現やよさを味わうことです。
そのため、
- 映画を鑑賞する
- 映像作品を鑑賞する
- 音楽を鑑賞する
などと使えます。
しかし、すべての動画を「鑑賞する」とは言いません。
たとえば、
「商品の使い方動画を鑑賞する」
では少し不自然です。
この場合は、
「商品の使い方動画を見る」
「商品の使い方動画を視聴する」
が自然です。
つまり、
- 動画を見る → 最も広い
- 動画を観る → 作品として楽しむニュアンスを出せる
- 動画を鑑賞する → 芸術・作品として味わう意味が強い
という関係になります。
「鑑賞」と「観賞」を動画に使うなら?
「鑑賞」と「観賞」も間違えやすい言葉です。
映画・音楽・美術作品などのよさを味わう場合は、一般に「鑑賞」を使います。
一方、「観賞」は動植物や景色などを見て楽しむ場合に使われることがあります。
そのため、動画作品について、
「映画鑑賞」
「映像作品を鑑賞する」
などとするのが一般的です。
両者の詳しい違いについては、「鑑賞」と「観賞」の違いも参考にしてください。
「動画を見る」は失礼・幼い表現?
いいえ。
「動画を見る」は非常に一般的で自然な表現です。
「視聴する」のほうが硬く専門的に見えるため、ビジネス文書では「見る」を避けたほうがよいと思う人もいるかもしれません。
しかし、
「以下の動画を見てください」
という文章自体は不自然ではありません。
文章を少し丁寧にしたいなら、
- 動画をご覧ください
- 動画をご視聴ください
- 動画をご確認ください
などに言い換えられます。
ビジネスでは「見る」「観る」「視聴する」のどれを使う?
ビジネスでは、通常、「見る」または「視聴する」が使いやすいでしょう。
社内研修
「事前に研修動画を視聴してください。」
または、
「事前に研修動画を見てください。」
顧客向け
「製品の使用方法については、こちらの動画をご覧ください。」
作品紹介
「ぜひ本作品を観ていただきたいです。」
作品を楽しんでほしいという感情的な文章なら、「観る」が表現として生きる場合があります。
公用文・公式文書ならどちら?
公的・公式な文章で迷った場合は、「見る」を使うのが無難です。
文化庁の常用漢字表では、「観」に「みる」という訓は掲げられていません。
また、文化庁の国語に関する資料では、「目で物の姿をとらえる」という実質的な意味を持つ動詞について「見る」という表記が説明されています。
したがって、
- 行政文書
- 学校からのお知らせ
- 会社の規程
- マニュアル
- 正式な報告書
などで、特別な表現意図がなければ「見る」を選ぶとよいでしょう。
小学校・中学校の作文では「見る」「観る」どっち?
学校の作文なら、基本的には「見る」で問題ありません。
たとえば、
「昨日、家族と映画を見ました。」
で十分自然です。
「映画を観ました」と書くこと自体はありますが、「観」の「みる」は常用漢字表に掲げられた読み方ではありません。
学年や学校の指導方針によっても扱いが異なる可能性があるため、迷ったら「見る」を使うのが安全です。
ブログ・SNSなら「観る」を使ってもいい?
ブログ・SNS・エッセイなどでは、表現上の意図に合わせて「観る」を使うことがあります。
たとえば、
「今夜はお気に入りの映画を観る。」
と書けば、単に画面を見るだけではなく、映画を楽しみにしている雰囲気も伝えられます。
個人ブログやSNSでは、このような表現としての書き分けも可能です。
ただし、一つの記事の中で、特別な理由なく、
- 動画を見る
- 映画を観る
- テレビをみる
と表記がばらばらになると、誤植のように見えることがあります。
サイト・媒体として表記ルールを決めるのもよいでしょう。
「動画をみる」とひらがなで書くのは?
「動画をみる」とひらがなで書いても意味は通じます。
ただし、「見る」は小学校で習う基本的な漢字であり、通常の文章では、
「動画を見る」
と漢字で書くのが自然です。
絵本・幼児向け教材など、読み手に合わせて意図的にひらがなにする場合はあります。
実践|「見る」と「観る」の例文
「見る」の例文
「操作方法が分からなかったので、説明動画を見た。」
情報確認が目的です。
「授業前に指定された動画を見ておいてください。」
学習用動画なので「見る」が自然です。
「事故当時の防犯カメラ映像を見て確認した。」
調査・確認の意味です。
「YouTubeで料理動画を見るのが日課です。」
日常的な表現として自然です。
「観る」の例文
「週末は家で映画をゆっくり観る予定です。」
作品を楽しむニュアンスがあります。
「好きなバンドのライブ動画を何度も観た。」
映像作品・パフォーマンスを楽しんでいます。
「決勝戦の動画を最初から最後まで観た。」
試合そのものを楽しむ意味なら使えます。
「見る」と「観る」で意味が変わる例
同じ対象でも、文章によってニュアンスを変えることができます。
映画
「映画を見る」
→ 映画を見るという事実を普通に表す。
「映画を観る」
→ 映画作品として意識的に楽しむ感じを出せる。
スポーツ
「試合の映像を見る」
→ 映像を確認する意味でも使える。
「試合を観る」
→ 観戦して楽しむ印象を出せる。
ライブ動画
「ライブ動画を見る」
→ 一般的な言い方。
「ライブ動画を観る」
→ パフォーマンスを楽しむことを強く表せる。
迷ったら「見る」にすれば間違いない?
多くの場面では、はいと考えてよいでしょう。
「見る」は意味の範囲が広く、映画・テレビ・動画・スポーツなどにも普通に使えます。
さらに常用漢字表の範囲という点でも、「見る」は安心して使用できます。
そのため、
「動画を見る・観るのどちらにすればいいか分からない」
という場合は、
「動画を見る」
を選んでおけばよいでしょう。
検索・SEOでは「動画を見る」「動画を観る」のどちらを使う?
Web記事を書く場合にも、基本表記は「動画を見る」で問題ありません。
「見る」は一般的で、意味も広く、読み手に違和感を与えにくいからです。
ただし、映画・ドラマ・スポーツなどについて、
「映画は見る・観るどっち?」
という疑問そのものを解説する記事なら、両方の表記を本文内に自然に含めることができます。
重要なのは、無理に「観る」を多用することではなく、文章の意味に合わせて自然に書くことです。
FAQ|「動画を見る・観る」に関するよくある疑問
Q1. 動画は「見る」「観る」のどっちが正しいですか?
一般的には「動画を見る」が最も無難です。
映画・ライブなど作品をじっくり楽しむ意味を強調したい場合には「観る」が使われることもあります。
Q2. 「動画を観る」は間違いですか?
一律に間違いとはいえません。
辞書でも「観る」は「みる」の表記として扱われています。
ただし、「観」の「みる」は常用漢字表に掲げられた読み方ではありません。
Q3. YouTubeは「見る」「観る」どっち?
通常は「YouTubeを見る」「YouTube動画を見る」がおすすめです。
特定の映画・ライブ作品などを楽しむ文脈では「観る」も使えます。
Q4. 映画は「見る」「観る」どっち?
どちらも使われます。
「見る」は一般的な表記で、「観る」は映画を鑑賞するニュアンスを表現しやすい書き方です。
Q5. テレビは「見る」「観る」どっち?
一般的には「テレビを見る」です。
特定の映画・スポーツ番組などを作品として楽しむ文脈では「観る」を使う場合もあります。
Q6. ドラマは「見る」「観る」どっち?
普通の文章なら「ドラマを見る」で問題ありません。
作品としてじっくり鑑賞するニュアンスなら「ドラマを観る」と書くこともできます。
Q7. アニメは「見る」「観る」どっち?
基本は「アニメを見る」でよいでしょう。
映像作品として鑑賞しているニュアンスを出したい文章では「アニメを観る」も使われます。
Q8. スポーツは「見る」「観る」どっち?
どちらも使えます。
試合状況を確認する意味なら「見る」、観戦して楽しむ意味を強調するなら「観る」が使われることがあります。
Q9. 授業動画は「見る」「観る」どっち?
「授業動画を見る」がおすすめです。
情報・説明を理解する目的だからです。
Q10. 研修動画は「見る」「視聴する」どっち?
どちらも使えます。
社内文書などで少し硬く表現するなら「研修動画を視聴する」、一般的に書くなら「研修動画を見る」でよいでしょう。
Q11. 「動画鑑賞」という言葉は使えますか?
使えますが、動画の内容によります。
映画・芸術作品などを味わう場合には自然ですが、マニュアル動画や防犯カメラ映像には通常「鑑賞」は使いません。
Q12. 「観る」は常用漢字ですか?
「観」という漢字自体は常用漢字です。
ただし、文化庁の常用漢字表で「観」に掲げられている読みは「カン」で、「みる」という訓は掲げられていません。
「観という字が常用漢字か」と「観を『みる』と読むことが常用漢字表の範囲か」は別の話なので注意しましょう。
Q13. 公用文では「観る」を使ってもいい?
公的・正式な文章で特別な理由がなければ、「見る」を使うのが分かりやすく安全です。
Q14. 学校の作文では「映画を観る」と書いてよい?
文章表現として見かける書き方ですが、常用漢字表の音訓という観点では「映画を見る」としておくのが無難です。
学校側の指導がある場合は、それに従ってください。
Q15. 「動画を見ること」を一語で表すなら?
文脈によって「視聴」が使えます。
たとえば、
「動画を見る時間」
を
「動画の視聴時間」
と言い換えることができます。
Q16. 「見る」「観る」は文章内で統一したほうがいい?
特に同じ意味・同じ対象について書く場合は、基本的には統一したほうが読みやすくなります。
ただし、
「内容を確認するために動画を見る」
と
「映画作品をじっくり観る」
のように、意図的に意味を分けるなら書き分けることもできます。
Q17. 「動画を見る」と「動画を見ることができる」では表記は同じ?
はい。「見る」は実質的な意味を持つ動詞なので、
「動画を見る」
「動画を見ることができる」
と書けます。
なお、「試してみる」などの補助動詞として使う「みる」は、文化庁の資料でも仮名書きが分かりやすいと説明されています。
Q18. 「作品を観る」と書けば文章が上手く見える?
必ずしもそうではありません。
「観る」を使えば文章が上級になるわけではなく、読み手・媒体・文章の目的に合っていることのほうが重要です。
迷った場合は、基本表記の「見る」を選びましょう。
まとめ|動画は基本「見る」、作品を味わう表現なら「観る」も使える
「動画を見る」と「動画を観る」は、どちらも実際の文章で見かけますが、基本的な使い分けは次のように整理できます。
- 動画を見る:最も一般的。情報確認・学習・娯楽など幅広く使える
- 動画を観る:映画・ライブ・ドラマなどを意識して味わうニュアンスを出したい場合に使われる
- 動画を視聴する:動画を見ることを客観的・やや硬く表す
- 動画を鑑賞する:芸術・映像作品のよさを味わう場合に適する
そして、表記上、特に重要なのが、「観」の「みる」は常用漢字表に掲げられている読みではないことです。
「観」という漢字自体は常用漢字ですが、常用漢字表では「カン」という音が掲げられており、「みる」という訓は掲載されていません。
そのため、
- どちらにするか迷っている
- 学校や仕事で使う
- 公的な文章を書く
- Webサイトの標準表記を決めたい
という場合は、「動画を見る」を基本にするとよいでしょう。
一方、ブログ・SNS・エッセイなどで、映画やライブなどの作品を「じっくり味わって楽しむ」というニュアンスを文章に込めたい場合には、「観る」を選ぶこともできます。
つまり、最も簡単にまとめるなら、
普通に動画を見るなら「見る」。作品としてじっくり楽しむことを強調するなら「観る」も選択肢。
と覚えておくと分かりやすいでしょう。
参考リンク・出典
- 文化庁「常用漢字表の音訓索引」
文化庁 | 国語施策・日本語教育 | 国語施策情報 | 常用漢字表の音訓索引 - 文化庁「漢字と仮名の使い分け」
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/kokugo_kadai/iinkai_32/pdf/91942601_02.pdf - コトバンク「見る」
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視聴(シチョウ)とは? 意味や使い方 - コトバンクデジタル大辞泉 - 視聴の用語解説 - [名](スル)1 見ることと聴くこと。聴視。「予が―に入らざるものは絶無なりし」〈芥川・開化の殺人〉2 注意や関心。「人々の視聴を引く」聴視 - コトバンク「鑑賞」
鑑賞(カンショウ)とは? 意味や使い方 - コトバンクデジタル大辞泉 - 鑑賞の用語解説 - [名](スル)芸術作品などを見たり聞いたり読んだりして、それが表現しようとするところをつかみとり、そのよさを味わうこと。「名曲を鑑賞する」「鑑賞力」観賞・玩味・見る
