「謝意をいただく」は正しい?「謝意を受ける」との違い・意味・自然な言い換えを例文で解説

「先方から謝意をいただきました」

「相手から謝意を受けました」

仕事の報告やメールなどで、このような表現を見かけることがあります。

しかし、

  • 「謝意をいただく」という日本語は正しい?
  • 「謝意を受ける」とは何が違う?
  • 謝意は「感謝」と「謝罪」のどちらを意味する?
  • 「謝意をいただいた」と書くと意味が分かりにくくならない?
  • ビジネスメールではどのように言い換えるのが自然?

など、使い方に迷う人もいるでしょう。

結論から言うと、「謝意をいただく」は意味の通じる表現であり、必ずしも間違いではありません。

ただし、「謝意」には感謝の気持ちと謝罪・お詫びの気持ちという二つの意味があります。

そのため、「謝意をいただきました」とだけ書くと、前後の文脈によっては「感謝された」のか「謝罪された」のか分かりにくくなる場合があります。

相手から感謝されたことを表したいなら、

「感謝のお言葉をいただきました」

謝罪を受けたことを表したいなら、

「先方からお詫びの言葉をいただきました」

あるいは、客観的に、

「先方から謝罪を受けました」

などとしたほうが意味は明確です。

この記事では、「謝意をいただく」の意味や自然さ、「謝意を受ける」との違い、感謝と謝罪の見分け方、ビジネスでの自然な言い換えまで詳しく解説します。

  1. 「謝意をいただく」とは?【結論】
  2. そもそも「謝意」とは?感謝と謝罪のどっち?
  3. 「謝意をいただく」は正しい日本語?
    1. 「いただく」の対象としてやや抽象的
    2. 「いただく」自体は丁寧な表現
  4. 「謝意をいただく」と「謝意を受ける」の違い
    1. 「謝意をいただく」は受け手側からの丁寧な表現
    2. 「謝意を受ける」はより客観的
  5. 「謝意をいただく」は感謝?それとも謝罪?
    1. 感謝を意味する例
    2. 謝罪を意味する例
  6. なぜ「謝意をいただく」は分かりにくくなりやすい?
  7. 「謝意をいただく」の自然な言い換え
    1. 相手から感謝された場合
    2. 相手から謝罪された場合
  8. 「謝意を示していただく」との違い
  9. 「謝意を伝える」「謝意を表す」との違い
  10. 「謝意をいただきありがとうございます」は自然?
  11. 「謝意をいただきました」のビジネスでの使い方
    1. 社内報告の場合
    2. クレーム対応後の場合
    3. 取引先から謝罪された場合
    4. 第三者への報告の場合
  12. 「謝意を受ける」は失礼ではない?
  13. 「謝意をいただく」と「感謝される」の違い
  14. 「謝意を受ける」と「謝罪を受ける」の違い
  15. 場面別|最も分かりやすい表現は?
    1. お客様から褒められた
    2. 取引先からお礼を言われた
    3. ミスをした相手から謝られた
    4. 報告書で第三者の出来事を書く
    5. 相手本人へ返信する
  16. 「謝意をいただく」の例文
    1. 感謝の意味
    2. 「謝意を受ける」の例文
    3. 意味を明確にした例文
  17. 避けたほうがよい曖昧な表現
  18. 3秒で判断|「いただく」「受ける」どちらを使う?
  19. よくある質問
    1. 「謝意をいただく」は間違った日本語ですか?
    2. 「謝意をいただく」と「謝意を受ける」はどちらが正しいですか?
    3. 感謝されたときは何と言えばいいですか?
    4. 相手から謝られた場合も「謝意をいただく」と言えますか?
    5. 「謝意を受けました」は失礼ですか?
    6. 「謝意を示していただく」は自然ですか?
    7. 「謝意をもらう」は使えますか?
    8. 「謝意」はビジネスで使っても大丈夫ですか?
  20. まとめ
  21. 参考リンク・出典

「謝意をいただく」とは?【結論】

「謝意をいただく」とは、相手から感謝やお詫びの気持ちを示してもらう、という意味で使われる表現です。

「いただく」は、簡単に言えば「もらう」をへりくだって表した言葉です。

そのため、

「先方から謝意をいただく」

は、

「先方から謝意をもらう」

という関係になります。

ただし、実際の文章では「謝意」という抽象的な気持ちを直接「いただく」と表現するよりも、

  • 感謝のお言葉をいただく
  • お礼のお言葉をいただく
  • 丁寧なお詫びをいただく
  • 謝罪を受ける
  • 謝意を示していただく

などとしたほうが、具体的で自然な場合があります。

そもそも「謝意」とは?感謝と謝罪のどっち?

「謝意(しゃい)」には、大きく二つの意味があります。

意味 内容 例
感謝 相手へのありがたいという気持ち 支援に対して謝意を表す
謝罪 自分の過ちをわびる気持ち 事故について謝意を表す

つまり、「謝意=ありがとう」だけではありません。

「申し訳ない」というお詫びの意味でも使われます。

この二面性が、「謝意をいただく」「謝意を受ける」を少し分かりにくくしている大きな理由です。

たとえば、

「取引先から謝意をいただいた。」

という一文だけを読んだ場合、

  • 取引先から感謝された
  • 取引先からお詫びされた

のどちらなのか、文章だけでは判断できない可能性があります。

「謝意」という言葉そのものの意味を詳しく知りたい場合は、「謝意」とは?意味・読み方・使い方をわかりやすく解説も参考にしてください。

「謝意をいただく」は正しい日本語?

「謝意をいただく」は、文法的に意味の成立する表現です。

したがって、一律に「間違った日本語」「誤用」とする必要はありません。

たとえば、相手から丁寧な感謝の意思表示を受けた場面で、

「先方から丁重な謝意をいただきました。」

と表現すれば、意味は理解できます。

ただし、文章表現として考えると少し注意が必要です。

「いただく」の対象としてやや抽象的

「いただく」は、

  • お言葉をいただく
  • ご意見をいただく
  • ご回答をいただく
  • ご協力をいただく
  • ご支援をいただく

のように幅広く使われます。

そのため「謝意をいただく」も理解できますが、「謝意」は相手の心の中にある「気持ち」を表す抽象的な言葉です。

実際に相手から受け取ったものが言葉であれば、

「感謝のお言葉をいただく」

としたほうが具体的です。

お詫びされたのであれば、

「お詫びのお言葉をいただく」

のほうが誤解されにくいでしょう。

「いただく」自体は丁寧な表現

「いただく」は「もらう」の謙譲表現として使われます。

相手から何らかの行為・恩恵などを受けることを、自分側を低くして表現します。

したがって、

「先方から感謝のお言葉をいただきました。」

のような文章は、ビジネスでも自然に使えます。

「謝意をいただく」と「謝意を受ける」の違い

「謝意をいただく」と「謝意を受ける」は、どちらも相手から謝意を示される状況を表せます。

ただし、丁寧さと客観性に違いがあります。

比較 謝意をいただく 謝意を受ける
基本的な意味 相手から謝意をもらう 相手から謝意を示される
丁寧さ 高い 中立的
話し手の立場 受け手自身の視点が強い 客観的に出来事を述べやすい
会話・メール 使える やや硬い
報告書 場合による 使いやすい

「謝意をいただく」は受け手側からの丁寧な表現

「いただく」は「もらう」の謙譲表現なので、受け手である自分側を中心に述べる場合に向いています。

例:

「今回の対応について、お客様から感謝のお言葉をいただきました。」

この文章では、「お客様からありがたい言葉をもらった」という受け手側の視点が表れています。

「謝意を受ける」はより客観的

「受ける」は敬語そのものではありません。

そのため、出来事を客観的に報告する文章で使いやすい表現です。

例:

「担当者は、取引先から今回の対応に対する謝意を受けた。」

第三者について説明する場合には、「いただく」より「受ける」のほうが自然なことがあります。

「謝意をいただく」は感謝?それとも謝罪?

これは文脈によって変わります。

感謝を意味する例

「迅速な対応に対して、取引先から謝意をいただきました。」

この場合は、迅速に対応したことについて取引先から感謝されたという意味です。

ただし、より明確にするなら、

「迅速な対応に対して、取引先から感謝のお言葉をいただきました。」

とするとよいでしょう。

謝罪を意味する例

「納品遅延について、先方から謝意をいただきました。」

この文章では「謝罪」という意味だと推測できます。

しかし、「謝意=感謝」というイメージを持つ人もいるため、

「納品遅延について、先方からお詫びのお言葉をいただきました。」

または、

「納品遅延について、先方から謝罪がありました。」

とするほうが明確です。

なぜ「謝意をいただく」は分かりにくくなりやすい?

最大の理由は、「謝意」が二つの意味を持っているからです。

「感謝」の意味しかなければ、

「謝意をいただきました」

=「感謝されました」

とすぐに理解できます。

しかし、実際には謝罪の意味もあります。

そのため、特に前後の説明が少ない文章では、読み手が一瞬迷う可能性があります。

ビジネス文書では、難しい言葉を使うことよりも、読み手が一度で意味を理解できることのほうが重要です。

意味が二つに取れる可能性があるなら、「感謝」「お礼」「お詫び」「謝罪」など、意図を直接示す言葉に置き換えるのが安全です。

「謝意をいただく」の自然な言い換え

相手から感謝された場合

感謝の意味なら、次のように言い換えられます。

  • 感謝のお言葉をいただく
  • お礼のお言葉をいただく
  • 感謝のお気持ちを示していただく
  • お礼を言っていただく
  • ありがたいお言葉をいただく
  • 感謝の意を示していただく

ビジネスでは、「感謝のお言葉をいただきました」が特に分かりやすい表現です。

相手から謝罪された場合

お詫びの意味なら、次のように言い換えられます。

  • お詫びのお言葉をいただく
  • 謝罪を受ける
  • お詫びがあった
  • 先方から謝罪があった
  • 謝罪の意が示された
  • 先方からお詫びの申し出があった

報告書などでは、

「先方から謝罪がありました」

とするだけでも十分です。

「謝意を示していただく」との違い

「謝意をいただく」より、

「謝意を示していただく」

のほうが意味の構造は分かりやすくなります。

「謝意」は気持ちなので、それ自体を直接受け取るというより、相手がその気持ちを言葉・態度・行動で示すと考えられるからです。

たとえば、

「多くのお客様から謝意をいただきました。」

より、

「多くのお客様から謝意を示していただきました。」

のほうが、「相手が感謝の気持ちを表現した」という関係が明確になります。

ただし、これでも「謝意」が感謝か謝罪かは文脈次第です。

「謝意を伝える」「謝意を表す」との違い

「謝意をいただく・受ける」と「謝意を伝える・表す」では、謝意が向かう方向が逆です。

表現 立場 意味
謝意を伝える 謝意を持っている側 相手に感謝・お詫びを伝える
謝意を表す 謝意を持っている側 感謝・お詫びを外に表現する
謝意をいただく 謝意を受ける側 相手から謝意を示してもらう
謝意を受ける 謝意を受ける側 相手から謝意を示される

たとえば、A社がB社に感謝した場合、

A社 → 謝意を表す・伝える

B社 → A社から謝意を受ける

という関係です。

「表す」と「伝える」の細かな違いについては、「謝意を伝える」と「謝意を表す」の違いで詳しく解説しています。

「謝意をいただきありがとうございます」は自然?

この表現は意味が少し複雑になるため、別の言い方をおすすめします。

たとえば、

「このたびは謝意をいただき、ありがとうございます。」

と書くと、

「感謝してくれてありがとう」

という意味に取れます。

意味として成立しないわけではありませんが、やや回りくどく感じる場合があります。

相手がお礼を伝えてくれたことに返答するなら、

  • ご丁寧なお言葉をありがとうございます。
  • ありがたいお言葉をいただき、恐縮です。
  • ご丁寧にご連絡いただき、ありがとうございます。
  • そのようにおっしゃっていただき、大変うれしく存じます。

などのほうが自然です。

「謝意をいただきました」のビジネスでの使い方

社内報告の場合

△ 「お客様から謝意をいただきました。」

意味は伝わりますが、何に対する謝意なのかが分かりにくい場合があります。

○ 「迅速な対応について、お客様から感謝のお言葉をいただきました。」

こちらのほうが具体的です。

クレーム対応後の場合

「対応後、お客様から謝意をいただきました。」

では、「謝罪された」のか「感謝された」のか曖昧です。

感謝なら、

「対応後、お客様から感謝のお言葉をいただきました。」

とすると明確です。

取引先から謝罪された場合

「先方から謝意をいただきました。」

よりも、

「先方から本件について謝罪がありました。」

「先方から丁寧なお詫びのお言葉をいただきました。」

としたほうが誤解されません。

第三者への報告の場合

第三者の出来事として淡々と報告するなら、

「担当者は、先方から謝意を受けた。」

と書くこともできます。

ただし、この場合も必要に応じて、

「担当者は、先方から感謝の意を示された。」

などと具体化すると分かりやすくなります。

「謝意を受ける」は失礼ではない?

「謝意を受ける」は、それ自体が相手に対して失礼な表現ではありません。

ただし、「受ける」は謙譲語ではないため、自分自身について取引先へ直接伝える場合には、やや事務的・客観的に感じられることがあります。

たとえば取引先本人に、

「あなたから謝意を受けました。」

と言うより、

「ご丁寧なお言葉をいただき、ありがとうございます。」

とするほうが自然です。

一方、社内報告で、

「先方から謝意を受けた。」

と書くことはできます。

つまり、「受ける」は客観的な報告、「いただく」は自分が相手から受け取ったことを丁寧に表す場合に向いています。

「謝意をいただく」と「感謝される」の違い

感謝の意味に限定すれば、「謝意をいただく」は「感謝される」と近い意味になります。

ただし、印象は異なります。

表現 印象
謝意をいただく 硬い・改まった表現
感謝される 一般的・直接的
感謝のお言葉をいただく 丁寧で意味も明確
お礼を言っていただく 比較的やわらかい

社内報告などで丁寧さと分かりやすさを両立したいなら、

「感謝のお言葉をいただいた」

が使いやすいでしょう。

「謝意を受ける」と「謝罪を受ける」の違い

「謝意を受ける」は、感謝と謝罪の両方の可能性があります。

一方、

「謝罪を受ける」は、お詫びされた場合だけに使います。

そのため、トラブル・事故・ミスなどについて相手から正式なお詫びがあったことを報告したいなら、

「謝意を受けた」

より、

「謝罪を受けた」

のほうが意味が明確です。

「謝意」と「謝罪」そのものの違いについては、「謝意」と「謝罪」の違いも参考にしてください。

場面別|最も分かりやすい表現は?

お客様から褒められた

おすすめ:

「お客様から感謝のお言葉をいただきました。」

取引先からお礼を言われた

おすすめ:

「取引先からお礼のお言葉をいただきました。」

ミスをした相手から謝られた

おすすめ:

「先方から謝罪がありました。」

または、

「先方からお詫びのお言葉をいただきました。」

報告書で第三者の出来事を書く

おすすめ:

「担当者は関係者から謝意を受けた。」

ただし、感謝なのか謝罪なのかが重要な場合は具体的に書きましょう。

相手本人へ返信する

「謝意をいただきありがとうございます」よりも、

「ご丁寧なお言葉をいただき、ありがとうございます。」

のほうが自然です。

「謝意をいただく」の例文

感謝の意味

  • 今回の対応について、お客様から丁重な謝意をいただきました。
  • 現地での支援活動に対し、関係者から謝意をいただきました。
  • 迅速な復旧作業について、利用者の皆様から謝意をいただきました。

意味は通じますが、文章によっては「感謝のお言葉をいただきました」のほうが自然です。

「謝意を受ける」の例文

  • 担当職員は、住民から謝意を受けた。
  • 支援に参加した職員が、現地関係者から謝意を受けた。
  • 迅速な対応により、多くの利用者から謝意を受けた。

第三者を客観的に説明する文章に向いています。

意味を明確にした例文

  • 利用者から感謝のお言葉をいただきました。
  • 取引先からお礼のお言葉をいただきました。
  • 先方から今回の不手際について謝罪がありました。
  • 担当者から丁寧なお詫びのお言葉をいただきました。

実務では、このように具体的に書くほうが誤解を防げます。

避けたほうがよい曖昧な表現

「謝意」という言葉そのものが悪いわけではありません。

しかし、次のような文章では前後の文脈に注意しましょう。

「先方から謝意がありました。」

「先方から謝意を受けました。」

「お客様から謝意をいただきました。」

これだけでは、「ありがとう」と言われたのか「申し訳ない」と言われたのか判別できない場合があります。

特に、トラブル発生後の報告書などでは問題です。

たとえば、

「不具合について説明したところ、取引先から謝意があった。」

では、取引先がこちらに感謝したのか、取引先側が不具合について謝罪したのか読み手が迷う可能性があります。

この場合は、

「不具合について、取引先から謝罪があった。」

あるいは、

「不具合について説明したところ、取引先から対応への感謝が示された。」

と明確にしましょう。

3秒で判断|「いただく」「受ける」どちらを使う?

迷ったときは、次のように判断すると簡単です。

  • 自分が相手から丁寧な言葉などをもらった → 「いただく」
  • 出来事を客観的に報告する → 「受ける」
  • 感謝されたことを明確にする → 「感謝のお言葉をいただく」
  • 謝られたことを明確にする → 「謝罪を受ける」「お詫びがあった」

そして、最も重要なのは、

「謝意」という言葉を使う必要が本当にあるか

を考えることです。

読み手に誤解なく伝えることを優先するなら、「感謝」「お礼」「お詫び」「謝罪」と直接書くほうが分かりやすい場合が多くあります。

よくある質問

「謝意をいただく」は間違った日本語ですか?

一律に間違いとは言えません。

「いただく」は「もらう」を丁寧に表す言葉なので、相手から謝意を示してもらったという意味は成立します。

ただし、「謝意」が感謝と謝罪の両方を意味するため、具体的な言葉に言い換えたほうが分かりやすい場合があります。

「謝意をいただく」と「謝意を受ける」はどちらが正しいですか?

どちらも意味は成立します。

自分側が相手から受け取ったことを丁寧に述べるなら「いただく」、第三者の出来事を客観的に述べるなら「受ける」が使いやすいでしょう。

感謝されたときは何と言えばいいですか?

「感謝のお言葉をいただきました」が分かりやすく丁寧です。

「謝意をいただきました」でも意味は通じますが、「謝意」には謝罪の意味もあります。

相手から謝られた場合も「謝意をいただく」と言えますか?

「謝意」には謝罪の気持ちという意味もあるため、理屈の上では可能です。

しかし、「先方から謝罪がありました」「お詫びのお言葉をいただきました」のほうが誤解されにくいでしょう。

「謝意を受けました」は失礼ですか?

失礼な表現ではありません。

ただし、相手本人との会話より、報告書や第三者への説明で使いやすい表現です。

「謝意を示していただく」は自然ですか?

意味は自然です。

「謝意をいただく」よりも、「相手が謝意を示し、それをこちらが受けた」という関係が明確になります。

ただし、感謝か謝罪かを明確にする必要がある場合は「感謝の意を示していただく」「お詫びの意を示していただく」と具体的にしましょう。

「謝意をもらう」は使えますか?

意味は分かりますが、「謝意」という硬い言葉と「もらう」という日常的な言葉の組み合わせは、やや不釣り合いに感じられる場合があります。

「感謝された」「お礼を言われた」「感謝のお言葉をいただいた」などのほうが自然です。

「謝意」はビジネスで使っても大丈夫ですか?

使えます。

「謝意を表します」「謝意を申し上げます」など、改まった文章で使われます。

ただし、感謝と謝罪のどちらなのか文脈から分かりにくい場合は、具体的な表現を選びましょう。

まとめ

「謝意をいただく」は、相手から感謝やお詫びの気持ちを示してもらうという意味で使える表現です。

必ずしも間違いではありません。

ただし、「謝意」には、

  • 感謝の気持ち
  • 自分の過ちをわびる気持ち

という二つの意味があります。

そのため、「先方から謝意をいただきました」とだけ書くと、感謝されたのか謝罪されたのか分かりにくくなることがあります。

使い分けをまとめると、次のようになります。

  • 謝意をいただく:相手から謝意を示してもらうことを丁寧に表す
  • 謝意を受ける:相手から謝意を示されたことを客観的に表す
  • 感謝のお言葉をいただく:相手から感謝されたことが明確
  • お詫びのお言葉をいただく:相手から謝られたことが明確
  • 謝罪を受ける:相手から正式に謝罪されたことを表す

ビジネスでは、難しい言葉を使うことより、読み手に正確に伝わることが重要です。

「謝意をいただく」で意味が曖昧になりそうなら、「感謝のお言葉をいただく」「お詫びのお言葉をいただく」「謝罪を受ける」などに言い換えるとよいでしょう。

「誰が、誰に、どのような気持ちを示したのか」を意識すれば、「謝意を伝える・表す・いただく・受ける」の使い分けで迷いにくくなります。

参考リンク・出典

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