「選定する」は英語で何と言う?select・choose・pick・decide onの違いと使い分け

仕事で製品や業者、技術などを比較して決めるとき、日本語では、

「選定する」

という言葉をよく使います。

では、「選定する」は英語で何と言えばよいのでしょうか。

最初に思い浮かびやすいのは、

select

ですが、英語にはほかにも、

  • choose
  • pick
  • decide on
  • determine

など、選ぶ・決めることに関係する表現があります。

そのため、

  • 「選定する」は英語で select でよい?
  • select と choose の違いは?
  • pick はビジネスでも使える?
  • decide on は「選定する」と訳せる?
  • 業者を選定する場合は何と言う?
  • 技術を選定する場合は?
  • 機種・製品を選定する場合は?
  • 「選定基準」は selection criteria でよい?
  • 「選定理由」「選定結果」「選定中」は英語で何と言う?
  • 「選定された」は selected でよい?

など、実際に英文を書く段階で迷うことがあります。

結論からいうと、仕事で複数の候補を比較し、条件や基準に基づいて「選定する」と言いたい場合は、select が最も使いやすい英語です。

一方、日常的に広く「選ぶ」という場合は choose、比較的くだけた「選ぶ」なら pick、検討した結果として最終的に「~に決める」という意味なら decide on が適しています。

つまり、日本語の「選定する」を一律に一つの英単語へ置き換えるのではなく、

「候補を評価して選ぶのか」

「単純に好きなものを選ぶのか」

「最終的な決定を表したいのか」

によって英語を使い分けることが重要です。

この記事では、「選定する」の英語表現から、select・choose・pick・decide on の違い、業者・技術・製品・候補者など対象別の使い方、「選定基準」「選定理由」「選定結果」などの関連表現まで詳しく解説します。

  1. 「選定する」の英語【結論】
  2. selectとは?「選定する」に最も使いやすい英語
    1. 業者を選定する
    2. 製品を選定する
    3. 候補者を選定する
  3. selectは「慎重に選ぶ」ニュアンスを出しやすい
  4. chooseとは?最も広く使える「選ぶ」
    1. 色を選ぶ
    2. 方法を選ぶ
    3. 取引先を選ぶ
  5. selectとchooseの違い
    1. 会社が標準機種を選定する
    2. 社員が好きな機種を選ぶ
  6. pickとは?比較的くだけた「選ぶ」
    1. 好きなものを一つ選んで
    2. 候補の中から選ぶ
  7. selectとpickの違い
  8. decide onとは?検討した結果「~に決める」
    1. A社に決めた
    2. この機種に決めた
  9. selectとdecide onの違い
  10. determineは「選定する」と同じ?
  11. 「業者を選定する」は英語で?
    1. 価格と品質を基に業者を選定する
    2. 新しい供給業者を選定した
  12. 「業者選定」は英語で supplier selection / vendor selection
  13. 「技術を選定する」は英語で?
    1. 適切な技術を選定する
    2. 要件に基づいて技術を選定した
  14. 「製品を選定する」は英語で?
  15. 「機種を選定する」は英語で?
  16. 「候補者を選定する」は英語で?
  17. 「場所を選定する」は英語で?
  18. 「方法を選定する」は英語で?
  19. 「選定基準」は英語で selection criteria
    1. 選定基準を定める
    2. 選定基準を満たす
    3. 明確な選定基準
  20. criterionとcriteriaの違いに注意
  21. 「選定理由」は英語で何と言う?
    1. 選定理由を説明する
    2. A社を選定した理由
  22. 「選定結果」は英語で?
  23. 「選定プロセス」は英語で?
  24. 「選定された」は英語で selected
    1. A社が選定された
    2. 優先業者として選定された
    3. プロジェクトに選定された
  25. select A as Bとは?
  26. select A for Bとは?
  27. select A from Bとは?
  28. 「選定中」は英語でどう表す?
  29. 「選定者」は英語で何と言う?
  30. 「選定委員会」は英語で?
  31. 「候補を絞る」はshortlistも使える
  32. selectとshortlistの違い
  33. 「採用する」はselectだけでよい?
  34. ビジネスで「選定する」を英訳するときの3ステップ
    1. ステップ1:候補から基準に沿って選んでいる?
    2. ステップ2:単純に「どれがよいか選ぶ」?
    3. ステップ3:選ぶ行為より「最終的にそれに決めた」ことが重要?
  35. 日本語別|「選定する」の英語早見表
  36. よくある間違い1|「選定する」はすべてselectと考える
  37. よくある間違い2|chooseはビジネスでは使えないと思う
  38. よくある間違い3|selectは必ず「厳密な審査」を意味すると考える
  39. よくある間違い4|pickは失礼・間違いだと思う
  40. よくある間違い5|decideとdecide onを同じ形で使う
  41. 「選定する」の英語に関するよくある質問
    1. Q1. 「選定する」は英語で何と言いますか?
    2. Q2. selectとchooseの違いは?
    3. Q3. selectとpickの違いは?
    4. Q4. selectとdecide onの違いは?
    5. Q5. 「業者を選定する」は?
    6. Q6. 「技術を選定する」は?
    7. Q7. 「機種を選定する」は?
    8. Q8. 「選定基準」は?
    9. Q9. selection criteriaの単数形は?
    10. Q10. 「選定理由」は?
    11. Q11. 「選定結果」は?
    12. Q12. 「選定された」は?
    13. Q13. 「選定中」は?
    14. Q14. 「選定委員会」は?
    15. Q15. 「候補を絞り込む」は?
    16. Q16. selectの名詞は?
    17. Q17. selectedとは?
    18. Q18. 「選定する」を一語で覚えるなら?
  42. まとめ|仕事で基準に沿って「選定する」ならselectが基本
  43. 参考リンク・出典

「選定する」の英語【結論】

英語 中心的な意味 使いやすい場面
select 候補から考慮・判断して選ぶ 業者、製品、技術、候補者、場所などの選定
choose 複数の候補から広く選ぶ 日常的な選択、商品、進路、方法など
pick 候補から一つ・いくつかを選び取る 日常会話、比較的くだけた場面
decide on 検討した結果として~に決める 最終候補、方針、製品、場所などの決定
determine 調査・判断によって決定する 条件、方法、結果、数値などを決定する場面

最も簡単に覚えるなら、

基準に沿って選定する → select

広く「選ぶ」 → choose

気軽に選ぶ → pick

検討して最終的に決める → decide on

です。

selectとは?「選定する」に最も使いやすい英語

select は、複数の人・物などの中から、考慮や判断をしたうえで選ぶことを表します。

そのため、日本語の「選定する」と非常に相性のよい単語です。

特に、

  • 条件
  • 性能
  • 価格
  • 経験
  • 能力
  • 品質
  • 評価基準

などを踏まえて、候補の中から適したものを決める場面に向いています。

業者を選定する

We selected a supplier based on price, quality, and delivery performance.

「価格・品質・納入実績に基づいて業者を選定しました。」

製品を選定する

We selected the most suitable product for our needs.

「私たちの要件に最も適した製品を選定しました。」

候補者を選定する

The committee selected five candidates.

「委員会は5人の候補者を選定しました。」

日本語の「選定」の意味そのものについては、「選定」とは?意味・読み方・使い方も参考にしてください。

selectは「慎重に選ぶ」ニュアンスを出しやすい

select と choose はどちらも「選ぶ」ですが、select は、複数の候補をある程度吟味して選ぶ場面で特に使いやすい表現です。

たとえば会社で、複数メーカーの設備について、

  • 価格
  • 性能
  • 保守性
  • 耐久性
  • 納期

を比較して採用機種を決めるなら、

select the equipment

と表現できます。

日本語の「選定」に含まれる、

「条件を踏まえて採用対象を選び定める」

というニュアンスを表しやすい英語です。

chooseとは?最も広く使える「選ぶ」

choose は、二つ以上の選択肢から自分が望むものを選ぶことを広く表します。

日常会話から仕事まで幅広く使える、非常に基本的な単語です。

色を選ぶ

You can choose your favorite color.

「好きな色を選べます。」

方法を選ぶ

We need to choose the best method.

「最もよい方法を選ぶ必要があります。」

取引先を選ぶ

We carefully chose a business partner.

「私たちは慎重に取引先を選びました。」

choose でも、文脈によって日本語では「選定する」と訳すことができます。

ただし、正式な選定プロセスや基準に基づく判断を強調するなら、select のほうが文章になじみやすいことがあります。

selectとchooseの違い

「選定する」の英語で最も重要なのが、select と choose の違いです。

比較 select choose
基本 候補から選び出す 自分が望むものを選ぶ
印象 やや形式的・慎重 一般的・幅広い
基準による評価 相性がよい あってもよい
ビジネス文書 使いやすい 使える
日常会話 使えるがやや硬い場合もある 非常に使いやすい

会社が標準機種を選定する

The company selected a standard model.

会社が基準に基づいて正式に決めるため、select が適しています。

社員が好きな機種を選ぶ

Employees can choose the model they prefer.

本人が自分の希望で選ぶため、choose が自然です。

これは日本語の「選定」と「選択」の違いにも似ています。

詳しくは、「選択」と「選定」の違いも参考にしてください。

pickとは?比較的くだけた「選ぶ」

pick も「選ぶ」という意味で非常によく使われます。

複数の候補の中から一つ・いくつかを選び取るイメージです。

好きなものを一つ選んで

Pick one you like.

「好きなものを一つ選んで。」

候補の中から選ぶ

We picked three candidates from the list.

「リストから3人の候補者を選びました。」

pick 自体が間違った言葉ではありません。

しかし、正式な社内文書や選定報告書で、

「厳格な評価基準に従って業者を選定しました」

と言いたい場合には、pick より select のほうが改まった印象になります。

selectとpickの違い

比較 select pick
印象 比較的正式 比較的くだけている
慎重な判断 連想しやすい 必ずしも強調しない
仕事 選定・採用などに使いやすい 会話ならよく使える
日常会話 やや硬くなる場合がある 自然

たとえば会議中に、

Let’s pick one from these three options.

「この3案から一つ選ぼう。」

と言うことは自然です。

一方、報告書なら、

We selected Option A based on the evaluation criteria.

「評価基準に基づきA案を選定しました。」

とすると、より正式な判断であることを表しやすくなります。

decide onとは?検討した結果「~に決める」

decide on は、複数の候補などについて考えたうえで、最終的に人や物を選ぶ・決めることを表します。

したがって、日本語の「選定する」にかなり近くなる場面があります。

A社に決めた

We decided on Company A as our supplier.

「供給業者としてA社に決めました。」

この機種に決めた

We finally decided on this model.

「最終的にこの機種に決めました。」

select が選ぶ行為に重点を置きやすいのに対し、decide on は最終的に決定したことに重点があります。

selectとdecide onの違い

たとえば、選定会議では、

We evaluated five products and selected two finalists.

「5製品を評価し、最終候補2製品を選定しました。」

とした後、

We finally decided on Product A.

「最終的に製品Aに決めました。」

と表現できます。

つまり、

select=候補を選び出す

decide on=最終的にそれに決める

という流れで両方を使うこともできます。

determineは「選定する」と同じ?

determine は、「決定する」「確定する」「判定する」などと訳される単語です。

日本語の文章によっては「選定する」に近くなる場合もありますが、通常、候補の中から何かを選ぶという行為そのものなら select や choose のほうが分かりやすいでしょう。

determine は、

  • 原因を特定する
  • 条件を決定する
  • 金額を決定する
  • 結果を判定する

といった、調査・判断によって物事を確定する場面と相性があります。

そのため、

「業者を選定する=determine a supplier」

と機械的に覚えることはおすすめできません。

「業者を選定する」は英語で?

業者・サプライヤーの選定は、ビジネスで特に重要な表現です。

一般的には、

select a supplier

select a vendor

などが使えます。

価格と品質を基に業者を選定する

We select suppliers based on price and quality.

「価格と品質に基づいて業者を選定します。」

新しい供給業者を選定した

We selected a new supplier.

「新しい供給業者を選定しました。」

調達分野では supplier selection という名詞表現も使われます。

「業者選定」は英語で supplier selection / vendor selection

「業者選定」というプロセスそのものを表す場合は、

supplier selection

または、

vendor selection

と表現できます。

たとえば、

supplier selection process

なら、

「供給業者の選定プロセス」

です。

公的調達の英語資料でも supplier selection という表現が使われています。

「技術を選定する」は英語で?

Ubersuggestでも「技術 選定 英語」という検索需要が確認されています。

複数の技術・方式から、要件を満たすものを選ぶのであれば、

select a technology

select the appropriate technology

などが使えます。

適切な技術を選定する

We need to select the appropriate technology for the project.

「プロジェクトに適した技術を選定する必要があります。」

要件に基づいて技術を選定した

We selected the technology based on our requirements.

「要件に基づいて技術を選定しました。」

ただし、技術選定では「選ぶ」ことだけでなく、複数の選択肢を評価して最終的に決定するため、文章によっては、

evaluate and select

とすると選定プロセスをより明確に表せます。

We evaluated several technologies and selected the most suitable one.

「複数の技術を評価し、最も適したものを選定しました。」

「製品を選定する」は英語で?

select a product

が基本です。

たとえば、

We selected the product that best met our requirements.

「私たちの要件を最も満たす製品を選定しました。」

個人の買い物として「商品を選ぶ」だけなら choose も自然です。

会社が仕様や評価基準を用いて導入製品を決めるなら select のほうが「選定」に近くなります。

「機種を選定する」は英語で?

機種の場合も、

select a model

が使えます。

We selected this model because of its reliability.

「信頼性を理由にこの機種を選定しました。」

複数機種を比較した結果であることを強調するなら、

After comparing five models, we selected Model A.

「5機種を比較した結果、A機種を選定しました。」

とすると自然です。

「候補者を選定する」は英語で?

select candidates

と表現できます。

The committee selected three candidates for the final interview.

「委員会は最終面接に進む3人の候補者を選定しました。」

採用や賞などでは、日本語の「選定」だけでなく「選考」という意味が強くなることがあります。

人物の能力・経験などを審査する「選考」との違いについては、「選定」と「選考」の違いも参考にしてください。

「場所を選定する」は英語で?

候補地の中から適切な場所を決める場合も select が使えます。

We selected a site for the new factory.

「新工場の建設地を選定しました。」

「用地選定」「立地選定」といった名詞表現なら、

site selection

が非常に使いやすい表現です。

「方法を選定する」は英語で?

複数の方法を比較して最適なものを採用するなら、

select a method

と表現できます。

We selected the most appropriate testing method.

「最も適切な試験方法を選定しました。」

単に「どの方法にするか決めた」と結果に重点を置くなら、

We decided on this method.

とすることもできます。

「選定基準」は英語で selection criteria

「選定基準」は、

selection criteria

が代表的な表現です。

criteria は criterion の複数形で、「基準・判断基準」を表します。

選定基準を定める

We established the selection criteria.

「選定基準を定めました。」

選定基準を満たす

The supplier meets the selection criteria.

「その業者は選定基準を満たしています。」

明確な選定基準

clear selection criteria

と表現できます。

selection criteria は、調達、人材採用、研究、賞、プロジェクトなど幅広い場面で使える表現です。

criterionとcriteriaの違いに注意

criterion は単数、criteria は複数です。

したがって、

one selection criterion

「一つの選定基準」

several selection criteria

「複数の選定基準」

となります。

日本語では「基準」と一語で済むため、英語にするときに間違えやすいポイントです。

「選定理由」は英語で何と言う?

「選定理由」は文脈によって複数の表現が考えられます。

  • reason for selection
  • reasons for selecting ~
  • rationale for selection
  • selection rationale

などです。

選定理由を説明する

Please explain the reason for the selection.

「選定理由を説明してください。」

A社を選定した理由

The reasons for selecting Company A are price, quality, and support.

「A社を選定した理由は、価格・品質・サポートです。」

rationale は、単なる理由よりも、判断の根拠・論理的な理由というやや硬いニュアンスがあります。

「選定結果」は英語で?

「選定結果」は、文脈に応じて、

selection result

selection results

result of the selection process

などと表現できます。

We will announce the selection results next week.

「来週、選定結果を発表します。」

複数の応募者・案件について結果を示す場合は、results と複数形にすることもあります。

「選定プロセス」は英語で?

selection process

が非常によく使われます。

We reviewed the supplier selection process.

「業者選定プロセスを見直しました。」

選定を単なる一回の判断ではなく、

  • 候補を集める
  • 条件を設定する
  • 評価する
  • 比較する
  • 最終的に選ぶ

という一連の手続として表す場合に便利です。

「選定された」は英語で selected

「選定された」は、

be selected

と表現できます。

A社が選定された

Company A was selected.

「A社が選定されました。」

優先業者として選定された

Company A was selected as the preferred supplier.

「A社が優先業者として選定されました。」

プロジェクトに選定された

The proposal was selected for the project.

「その提案がプロジェクト向けに選定されました。」

select A as Bとは?

select A as B は、

「AをBとして選定する」

という意味で使えます。

We selected Company A as our main supplier.

「A社を主要供給業者として選定しました。」

日本語の「~として選定する」を英語にしやすい便利な形です。

select A for Bとは?

select A for B は、

「BのためにAを選ぶ・選定する」

という形です。

We selected this material for the new product.

「新製品用としてこの材料を選定しました。」

She was selected for the project.

「彼女はそのプロジェクトのメンバーとして選ばれました。」

select A from Bとは?

select A from B は、

「Bの中からAを選ぶ」

ことを表します。

We selected three suppliers from ten candidates.

「10社の候補から3社を選定しました。」

「複数候補から選定した」という過程を明確にしたい場合に便利です。

「選定中」は英語でどう表す?

日本語の「選定中」を一語で完全に置き換えるより、状況に応じて文章にするほうが自然です。

たとえば、

We are currently selecting a supplier.

「現在、業者を選定中です。」

The selection process is currently underway.

「現在、選定作業を進めています。」

We are in the process of selecting a new system.

「現在、新しいシステムを選定中です。」

などと表現できます。

「選定者」は英語で何と言う?

「選定者」は文脈によって英語が変わります。

一般に「選ぶ人」という意味なら、

selector

という単語があります。

ただし、ビジネス文書では selector と一語で表すよりも、役割に応じて、

  • selection committee
  • selection panel
  • decision-maker
  • person responsible for selection

などと具体的に書くほうが自然な場合があります。

「選定委員会」なら selection committee が使いやすい表現です。

「選定委員会」は英語で?

selection committee

が代表的です。

The selection committee reviewed all applications.

「選定委員会はすべての応募を審査しました。」

組織によっては、

selection panel

などが使われることもあります。

「候補を絞る」はshortlistも使える

「選定」の途中で候補を数件まで絞り込む場合には、shortlist という表現も便利です。

We shortlisted three suppliers.

「候補業者を3社まで絞り込みました。」

この段階では、まだ最終的に一社を選定したとは限りません。

たとえば、

Ten suppliers applied. We shortlisted three and finally selected Company A.

「10社が応募し、3社に候補を絞った後、最終的にA社を選定しました。」

と表現できます。

selectとshortlistの違い

select は広く「選ぶ」という意味です。

shortlist は、最終選定前に候補を少数まで絞り込むことです。

そのため、選定プロセスが、

候補を集める → shortlistする → 最終的にselectする

という流れになることもあります。

「採用する」はselectだけでよい?

注意が必要です。

「採用候補者を選定する」段階なら、

select a candidate

と表せます。

しかし、「その人を社員として正式に採用する」という行為なら、

hire

が中心になります。

たとえば、

We selected three candidates for the final interview.

「最終面接へ進む3人を選定しました。」

に対して、

We hired one of them.

「そのうち1人を採用しました。」

となります。

select は選定、hire は雇用という次の段階です。

ビジネスで「選定する」を英訳するときの3ステップ

ステップ1:候補から基準に沿って選んでいる?

はい → select を第一候補にします。

業者、製品、機種、場所、技術、候補者などです。

ステップ2:単純に「どれがよいか選ぶ」?

はい → choose が使いやすいでしょう。

日常の選択や、本人の好みで選ぶ場合に特に自然です。

ステップ3:選ぶ行為より「最終的にそれに決めた」ことが重要?

はい → decide on を検討します。

「検討した結果、この案に決定した」というニュアンスを出せます。

日本語別|「選定する」の英語早見表

日本語 英語の例
業者を選定する select a supplier / select a vendor
製品を選定する select a product
機種を選定する select a model
技術を選定する select a technology
方法を選定する select a method
候補者を選定する select candidates
候補地を選定する select a site
選定基準 selection criteria
選定理由 reason for selection / selection rationale
選定結果 selection result(s)
選定プロセス selection process
選定委員会 selection committee
選定された was selected / were selected
選定中 currently selecting / selection is underway
候補を絞り込む shortlist

よくある間違い1|「選定する」はすべてselectと考える

select は最も使いやすい訳語ですが、すべての「選ぶ」を select にする必要はありません。

本人が好きな商品を選ぶなら choose、最終的に一案へ決めるなら decide on のほうが自然な場合があります。

英訳では、日本語の単語だけでなく、その場面で何を伝えたいのかを見ることが大切です。

よくある間違い2|chooseはビジネスでは使えないと思う

choose は日常的な単語ですが、ビジネスで使ってはいけないわけではありません。

We chose Company A because it offered the best value.

「最も費用対効果が高かったためA社を選びました。」

のような文章も自然です。

ただし、正式な「選定プロセス」「選定基準」といった文脈では selection / select のほうが統一感を出しやすくなります。

よくある間違い3|selectは必ず「厳密な審査」を意味すると考える

select は careful choice と結びつきやすい単語ですが、必ず委員会や点数評価が必要というわけではありません。

パソコン画面でも、

Select a file.

「ファイルを選択してください。」

のように普通に使われます。

文脈によって、日本語では「選択」「選定」のどちらにも対応します。

よくある間違い4|pickは失礼・間違いだと思う

pick は正しい英語です。

ただし、select より会話的・くだけた響きになりやすいため、正式な選定報告書では select のほうが使いやすいという違いです。

よくある間違い5|decideとdecide onを同じ形で使う

「この製品に決める」のように、最終的に何かを選ぶ意味では、

decide on something

という形が便利です。

たとえば、

We decided on Product A.

です。

一方、

We decided to buy Product A.

なら、

「製品Aを購入することに決めました。」

となります。

「選定する」の英語に関するよくある質問

Q1. 「選定する」は英語で何と言いますか?

ビジネスなどで基準に基づいて候補を選定する場合は、select が最も使いやすい表現です。

Q2. selectとchooseの違いは?

どちらも「選ぶ」ですが、select は候補を比較・考慮して選ぶ場面や正式な文脈と相性がよく、choose は日常を含めた幅広い「選ぶ」に使えます。

Q3. selectとpickの違いは?

select は比較的正式で、pick は比較的くだけた表現です。どちらも複数から選ぶ意味があります。

Q4. selectとdecide onの違いは?

select は「候補から選ぶ」という行為、decide on は「検討した末に最終的にそれに決める」という結果に重点があります。

Q5. 「業者を選定する」は?

select a supplier または select a vendor などと表現できます。

Q6. 「技術を選定する」は?

select a technology や select the appropriate technology などが使えます。

Q7. 「機種を選定する」は?

select a model が使えます。

Q8. 「選定基準」は?

selection criteria が代表的です。

Q9. selection criteriaの単数形は?

一つの基準なら selection criterion です。criteria は複数形です。

Q10. 「選定理由」は?

reason for selection、reasons for selecting ~、より硬い表現では selection rationale などが使えます。

Q11. 「選定結果」は?

selection result または複数の結果なら selection results などと表現できます。

Q12. 「選定された」は?

be selected が使えます。「A社が選定された」なら Company A was selected. です。

Q13. 「選定中」は?

We are currently selecting ~. や The selection process is underway. など、文章として表すと自然です。

Q14. 「選定委員会」は?

selection committee が代表的です。組織によっては selection panel なども使われます。

Q15. 「候補を絞り込む」は?

shortlist が使えます。最終決定の前に候補数を減らすことを表します。

Q16. selectの名詞は?

「選定・選択」という行為なら selection が代表的です。

Q17. selectedとは?

select の過去形・過去分詞です。「選んだ」「選ばれた」という意味になります。

Q18. 「選定する」を一語で覚えるなら?

まずは select を基本として覚えるとよいでしょう。そのうえで、日常的な「選ぶ」は choose、最終決定なら decide on と使い分けると自然です。

まとめ|仕事で基準に沿って「選定する」ならselectが基本

「選定する」を英語で表す場合、ビジネスや技術の場面では select が最も使いやすい基本表現です。

ただし、似た英語を整理すると、

  • select=候補を考慮・評価して選ぶ
  • choose=複数の可能性から広く選ぶ
  • pick=比較的くだけた形で選び取る
  • decide on=検討した結果、最終的に~に決める
  • determine=調査・判断などによって物事を決定・確定する

と考えると分かりやすいでしょう。

特に、

業者を選定する → select a supplier

技術を選定する → select a technology

製品を選定する → select a product

機種を選定する → select a model

選定基準 → selection criteria

選定理由 → reason for selection

選定プロセス → selection process

などは、ビジネスでも使いやすい表現です。

英訳で迷った場合は、日本語の「選定」という文字そのものを見るのではなく、

「候補を選び出しているのか」「単に好きなものを選んでいるのか」「最終的に一つへ決めているのか」

を確認してください。

基準や条件を踏まえて正式な採用対象を選ぶのであれば select、一般的な選択なら choose、最終決定を強調するなら decide on と考えると、自然な英語を選びやすくなります。

参考リンク・出典

※英単語には複数の意味があり、最適な訳語は文章の目的や業界によって変わります。契約書・仕様書・調達文書など重要な文書では、所属組織で定められた用語や取引先が使用している正式名称も確認してください。

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