スタジアムや劇場、イベント会場などで、
「観客席」
という言葉をよく見かけます。
意味はなんとなくわかっていても、詳しく考えると、
- 観客席とは具体的にどこを指すのか
- 読み方は「かんきゃくせき」でよいのか
- 「観覧席」と「観客席」は何が違うのか
- 「客席」との違いは何か
- スポーツ会場の「スタンド」と観客席は同じなのか
- 「応援席」も観客席に含まれるのか
- 劇場やコンサート会場でも「観客席」と言うのか
- 「観客席が沸く」は正しい表現なのか
- 「観客席を埋める」とはどういう意味なのか
など、意外に多くの疑問があります。
結論からいうと、「観客席」とは、スポーツ・演劇・興行などを見る観客のために設けられた座席、またはその座席が設けられている区域を表す言葉です。
簡単にいえば、
「観客が座って見るための席・エリア」
です。
ただし、「観覧席」「客席」「スタンド」とは意味がかなり重なるため、会場や文章によって呼び方が異なります。
特にスポーツ施設では「スタンド席」、劇場では「客席」、行政・施設案内では「観覧席」という表現が使われることもあり、必ず「観客席」に統一されているわけではありません。
この記事では、「観客席」の意味・読み方から、「観覧席・客席・スタンド・応援席・アリーナ席」との違い、スポーツ・劇場・イベントでの使い方まで詳しく解説します。
- 結論|観客席とは「観客が見るために設けられた席・区域」
- 「観客席」の読み方
- 観客席は「一つの椅子」を指す?それとも「エリア」?
- 「観客席」と「観覧席」の違い
- 実際の施設でも「観客席」と「観覧席」の両方が使われる
- 「観客席」と「客席」の違い
- 劇場では「観客席」と「客席」のどちらが自然?
- 「観客席」と「スタンド」の違い
- スタンド席は観客席の一種?
- 「アリーナ席」と「観客席」の違い
- 「観客席」と「応援席」の違い
- 「指定席・自由席」と観客席の違い
- 「観客席」と「来賓席」の違い
- 「観客席」と「観戦席」の違い
- 「観客席」はスポーツだけに使う言葉ではない
- 「観客席」と「観覧」の関係
- 「観客席数」とは?
- 「観客席を埋める」とは?
- 「観客席が沸く」は正しい?
- 「観客席から歓声が上がる」は自然?
- 「観客席に座る」と「観客席で座る」はどちらが自然?
- 「観客席から見る」は自然?
- 「観客席側」とは?
- 「観客席」と「観衆」の違い
- 「観客席」と「観客」の違い
- 車いす席は観客席に含まれる?
- 「立見席」も観客席?
- 観客席の「前方・後方」とは?
- 「観客席」と「収容人数」の違い
- 観客席に関する代表的な座席名称
- スポーツでの「観客席」の例文
- 劇場・イベントでの「観客席」の例文
- 「観客席」の言い換え
- 施設案内では公式名称を優先する
- 「観客席」で迷ったときの使い分け
- 「観客席」に関するよくある質問
- Q1.観客席とは簡単にいうと何ですか?
- Q2.観客席の読み方は?
- Q3.観客席と観覧席は同じですか?
- Q4.観客席と客席の違いは?
- Q5.スタンドと観客席は同じ?
- Q6.スタンド席は観客席ですか?
- Q7.アリーナ席も観客席ですか?
- Q8.観客席はスポーツだけの言葉ですか?
- Q9.劇場なら「観客席」と「客席」のどちら?
- Q10.「観客席が沸く」は正しい?
- Q11.「観客席を埋める」とは?
- Q12.「観客席から歓声が上がる」は正しい?
- Q13.「観客席に座る」と「観客席で座る」はどちら?
- Q14.応援席は観客席に含まれる?
- Q15.車いす席も観客席ですか?
- Q16.観客席数と収容人数は同じ?
- Q17.「観客席」の一番わかりやすい言い換えは?
- まとめ
- 参考リンク・出典
結論|観客席とは「観客が見るために設けられた席・区域」
「観客席」は、
観客(かんきゃく)+席(せき)
からできた言葉です。
「観客」とは、映画・演劇・スポーツなどを見る人のことです。
したがって、「観客席」は基本的に、
観客が競技・演劇・興行などを見るために使用する席
を意味します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 読み方 | かんきゃくせき |
| 基本的な意味 | 観客のために設けられた座席・座席区域 |
| 主な場所 | 競技場・体育館・劇場・イベント会場など |
| 近い言葉 | 観覧席・客席・スタンド席 |
| 例 | 観客席から試合を見る |
たとえば、サッカー場でピッチを囲むように設けられている座席や、劇場で舞台に向かって並んでいる座席などが観客席に当たります。
「観客席」の読み方
「観客席」は、
かんきゃくせき
と読みます。
「観客」は「かんきゃく」、「席」は「せき」です。
「観客」という言葉そのものは、映画・演劇・スポーツなどを見る人を意味します。
そのため、
観客席=観客が使用する席
と考えれば意味を覚えやすいでしょう。
観客席は「一つの椅子」を指す?それとも「エリア」?
どちらの意味でも使われることがあります。
たとえば、
「観客席を1席増設した」
なら、一つ一つの座席を意識しています。
一方、
「選手が観客席へ向かって手を振った」
なら、特定の椅子一つではなく、観客がいる座席区域全体を指しています。
また、
「観客席から大きな拍手が起こった」
という場合も、椅子そのものから拍手が起こるわけではありません。
観客席にいる人々をまとめて表しています。
つまり、「観客席」は文脈によって、
- 個々の座席
- 座席が並んでいる区域
- そこにいる観客
まで間接的に表すことがあります。
「観客席」と「観覧席」の違い
「観客席」と最も近い言葉が、
観覧席(かんらんせき)
です。
「観覧席」は、演劇・スポーツなどを見物するために設けられた席を意味します。
そのため、両者は実際の使用場面がかなり重なります。
違いを整理すると、
観客席=「観客が使う席」という人を基準にした表現
観覧席=「観覧するための席」という目的を基準にした表現
と考えるとわかりやすいでしょう。
| 比較 | 観客席 | 観覧席 |
|---|---|---|
| 読み方 | かんきゃくせき | かんらんせき |
| 意味の中心 | 観客が使用する席 | 観覧するための席 |
| スポーツ | 使える | 使える |
| 演劇・イベント | 使える | 使える |
| 実際の違い | 同じ座席を指すことも多い | |
つまり、
「こちらが観客席で、あちらだけが観覧席」
というように物理的な場所が必ず分かれているわけではありません。
施設や制度によって呼び方が異なるケースもあります。
詳しい2語比較については、「観覧席」と「観客席」の違いとは?意味・使い分けをスタジアム・劇場・イベントの例文で徹底解説も参考にしてください。
実際の施設でも「観客席」と「観覧席」の両方が使われる
実際の公共スポーツ施設を見ると、用語が一つに統一されているわけではありません。
国立競技場の施設概要では、
「観客席」
という名称を使って座席数が案内されています。
一方、国立代々木競技場の施設概要では、車いす利用者向けの席について、
「車いす使用者 観覧席」
という表記も使われています。
このことからも、「観客席」と「観覧席」は、施設の名称・規程・案内方法などによって使い分けられることがわかります。
一般利用者が文章を書く場合は、無理に細かな違いを作るより、その施設が公式に使用している名称があるなら、その名称に合わせるのが確実です。
「観客席」と「客席」の違い
「客席」も非常に近い言葉です。
「客席」は、客・観客・聴衆などが座る席を広く表します。
特に、
- 劇場
- 映画館
- コンサートホール
- 演芸場
などでは「客席」という表現がよく使われます。
たとえば、
「舞台から客席を見る」
「客席が満員になる」
「客席の照明を落とす」
などです。
一方、「観客席」は、観客が何かを見るための席であることをより明確にした表現です。
簡単に整理すると、
客席=客が座る席を広く表す
観客席=競技・公演などを見る観客の席であることを明確にする
という違いがあります。
劇場では「観客席」と「客席」のどちらが自然?
どちらも使用できます。
ただし、日常的な劇場案内では「客席」という表現をよく見かけます。
たとえば、
- 客席数500席
- 客席入口
- 客席内での飲食は禁止です
- 開演後は客席への入場を制限します
などです。
一方、劇場建築や演劇史について説明する場合には「観客席」という言葉も普通に使われます。
「観客席」はスポーツ専用の言葉ではありません。
「観客席」と「スタンド」の違い
スポーツ会場で特に混同しやすいのが「スタンド」です。
「スタンド」には複数の意味がありますが、競技場・野球場などでは、
階段状に設けられた観覧席
を意味します。
たとえば、
- メインスタンド
- バックスタンド
- ゴール裏スタンド
- 一塁側スタンド
- 三塁側スタンド
などです。
一方、「観客席」はもっと広く、観客が競技などを見るための座席全体を表すことができます。
したがって、
観客席=観客用の座席という広い概念
スタンド=競技場などに設けられた階段状の観客・観覧席
という違いがあります。
スタンド席は観客席の一種?
スポーツ会場では、そのように考えるとわかりやすいでしょう。
たとえば国立代々木競技場では、
- スタンド席
- アリーナ席
- 来賓席
- 車いす席
など、異なる種類の座席が設けられています。
つまり、「観客が利用する座席」という大きなくくりの中に、スタンド席などの具体的な座席種別が存在すると考えることができます。
ただし、施設が公式にどの範囲を「観客席」と呼んでいるかは、その施設の案内に従うのが適切です。
「アリーナ席」と「観客席」の違い
コンサート・体育館などでは、
アリーナ席
という言葉もよく使われます。
アリーナ席は通常、会場中央部などのフロア上に設置される座席を指します。
一方、スタンド席は周囲の段状部分に設置されていることが多くあります。
たとえば、
観客席
├ スタンド席
├ アリーナ席
├ 車いす席
└ その他の観客用座席
というように、観客席を上位の概念として整理できる場合があります。
ただし、イベントごとの座席名称は主催者によって異なるので、チケット購入時には公式座席表を確認してください。
「観客席」と「応援席」の違い
「応援席」は、特定のチーム・学校・選手などを応援するために設定された座席区域です。
したがって、応援席も多くの場合、観客席の中に設けられています。
違いは、
観客席=観客の座席全般
応援席=応援を主な目的として区分された座席
です。
たとえば野球場なら、
- 一般席
- 指定席
- 外野応援席
- ビジター応援席
などが存在することがあります。
これらはいずれも、広い意味では観客用の座席です。
「指定席・自由席」と観客席の違い
「指定席」と「自由席」は、観客席とは分類の基準が異なります。
観客席は、誰のための席なのか・何のための席なのかを示します。
一方、
指定席は座る場所が事前に指定されている席。
自由席は指定されたエリア内などで自由に席を選べるものです。
したがって、
「観客席の中に指定席と自由席がある」
という関係が成立します。
「観客席」と「来賓席」の違い
「来賓席」は、来賓として招かれた人のために用意された席です。
施設によっては一般観客とは別の区画に設けられます。
そのため、広く見れば競技・公演を見るための座席でも、施設案内上は、
- 一般観客席
- 来賓席
- メディア席
- 関係者席
などと区分されることがあります。
「観客席」という言葉が、必ずすべての座席を一括して指すとは限らない点には注意してください。
「観客席」と「観戦席」の違い
「観戦席」という表現もあります。
「観戦」は、スポーツ・競技・試合を見ることです。
そのため、
観戦席=試合を観戦するための席
という意味になります。
一方、「観客席」はスポーツだけでなく、演劇などを見る人の席についても使えます。
したがって、意味の範囲としては、
観客席のほうが幅広い
と考えられます。
「観戦」という言葉について詳しくは、「観戦」とは?意味・読み方・使い方をわかりやすく解説|「観覧・鑑賞・見る」との違いと例文も参考になります。
「観客席」はスポーツだけに使う言葉ではない
「観客」というとスポーツを思い浮かべる人もいますが、観客はスポーツだけの言葉ではありません。
辞書では、映画・演劇・スポーツなどを見る人を「観客」としています。
そのため、
- 劇場の観客席
- 演劇の観客席
- 映画上映会の観客席
- スポーツ競技場の観客席
- イベント会場の観客席
などと使うことができます。
ただし、映画館・劇場などでは一般的に「客席」のほうが自然な場面も多くあります。
「観客席」と「観覧」の関係
「観覧」は、催し物・展示・景色などを見ることを表します。
そのため「観覧席」は、観覧するために用意された席です。
一方、「観客席」は、観客という「人」を中心にした名称です。
「観覧」という言葉そのものについては、「観覧」とは?意味・読み方・使い方をわかりやすく解説|「観戦・鑑賞・視聴・見学」との違いと例文で詳しく解説しています。
「観客席数」とは?
「観客席数」は、観客が使用する座席の数を表します。
スポーツ施設などの概要では、
「観客席数 ○万席」
のように記載されることがあります。
たとえば国立競技場では、公式施設概要で観客席について67,750席と案内されています。
なお、収容人数と観客席数が常に完全に同じとは限りません。
イベントによって、
- アリーナ席を追加する
- 一部座席を使用しない
- ステージを設置する
- 安全上の理由で販売しない席がある
などの事情があるからです。
実際のイベントの収容人数は、主催者・施設の公式案内を確認する必要があります。
「観客席を埋める」とは?
「観客席を埋める」は、文字どおり座席を物で埋める意味ではなく、
多くの観客が座席に入り、席の多くが埋まった状態になる
ことを表します。
たとえば、
「決勝戦には5万人の観客が集まり、観客席を埋めた。」
という使い方です。
類似した表現には、
- 客席を埋める
- スタンドを埋める
- 満員の観客席
- 観客席が満席になる
などがあります。
「観客席が沸く」は正しい?
自然な表現です。
「観客席が沸く」とは、座席自体が沸くという意味ではありません。
観客席にいる観客が、
- 歓声を上げる
- 拍手をする
- 興奮する
- 盛り上がる
ことを表します。
たとえば、
「劇的な逆転ゴールに観客席が沸いた。」
という表現です。
このように、場所を表す言葉によって、そこにいる人々を間接的に表すことがあります。
「観客席から歓声が上がる」は自然?
自然です。
たとえば、
「選手がゴールを決めると、観客席から大きな歓声が上がった。」
と使います。
厳密には歓声を上げるのは観客ですが、
「観客席から」
とすることで、歓声が聞こえてきた場所を示しています。
「観客席に座る」と「観客席で座る」はどちらが自然?
一般には、
「観客席に座る」
が自然です。
「に」は、座る位置・到達点を表します。
たとえば、
「指定された観客席に座った。」
と使います。
一方、
「観客席で試合を見る」
のように、その場所で行う行為を表す場合には「で」を使えます。
座る場所 → 観客席に座る
そこで行う行動 → 観客席で観戦する
という違いです。
「観客席から見る」は自然?
自然です。
「観客席から見る」は、観客席を視点・位置として競技や舞台を見ることを表します。
たとえば、
- 観客席から選手を見る
- 観客席から舞台を眺める
- 観客席からフィールド全体を見る
などと使います。
「観客席側」とは?
会場の構造や位置関係を説明するときには、
「観客席側」
という表現も使えます。
たとえば、
「選手は観客席側を向いて整列した。」
なら、観客席がある方向を向いたという意味です。
スポーツ会場・舞台設備などの位置関係を説明する際に使いやすい表現です。
「観客席」と「観衆」の違い
「観衆」は、人そのものを表します。
観客席=観客が座る場所
観衆=見物している多くの人々
です。
たとえば、
「観客席には多くの観衆が集まった。」
という関係です。
観客席と観衆を混同しないようにしましょう。
「観客席」と「観客」の違い
こちらはさらに明確です。
観客=見る人
観客席=その人が利用する席・区域
です。
たとえば、
「観客が観客席に入る。」
という文章が成立します。
人と場所の違いです。
車いす席は観客席に含まれる?
施設によって用語は異なりますが、車いす利用者が競技・公演を見るために設けられたスペースも、広い意味では観客・観覧のための席に当たります。
実際、国立代々木競技場では「車いす使用者 観覧席」という表現が用いられています。
一方、国立競技場の施設概要では、観客席数の中で車椅子席についても案内されています。
したがって、文章を書く場合は、「観客席」という一般語だけで判断するのではなく、各施設が使用している正式名称を確認するとよいでしょう。
「立見席」も観客席?
「席」という字がありますが、必ず椅子に座るとは限りません。
イベントによっては、
立見席
と呼ばれる、立った状態で見るための区域があります。
広い意味では観客向けの観覧区域ですが、座席の有無を明確にしたい場合には、
「座席」
と
「立見エリア」
を分けて表記するほうが正確です。
観客席の「前方・後方」とは?
一般には、競技・舞台などに近い側が前方、遠い側が後方です。
ただし、スタジアムでは、
- 1層
- 2層
- 3層
- メインスタンド
- バックスタンド
- サイドスタンド
など独自の区分が設けられています。
チケット購入では、「観客席前方」のような一般表現より、施設の公式座席図・ブロック番号を確認するほうが確実です。
「観客席」と「収容人数」の違い
「観客席数」と「収容人数」は似ていますが、必ず同じ数字になるとは限りません。
観客席数は座席の数。
収容人数は、その施設・イベントが収容できる人数です。
イベントによってアリーナ席を増設したり、ステージ設置によって一部の座席を使わなかったりする場合があります。
そのため、
「会場には6万席あるから、どんなイベントでも6万人入れる」
とは限りません。
観客席に関する代表的な座席名称
| 名称 | 一般的な意味 |
|---|---|
| 観客席 | 観客が競技・公演などを見るための席 |
| 観覧席 | 演劇・スポーツなどを観覧するための席 |
| 客席 | 観客・聴衆などが座る席 |
| スタンド席 | 競技場などの段状に設けられた席 |
| アリーナ席 | 体育館・コンサート会場などのフロア部分の席 |
| 応援席 | 特定のチームなどを応援するための区域 |
| 指定席 | 座る場所が指定されている席 |
| 自由席 | 所定範囲内で自由に選べる席 |
| 来賓席 | 招待された来賓向けの席 |
| 車いす席 | 車いす利用者の観覧・観戦に対応した席・スペース |
スポーツでの「観客席」の例文
- 決勝戦を前に、観客席はほぼ満員になった。
- 選手は観客席に向かって手を振った。
- 劇的なゴールに観客席が大きく沸いた。
- 観客席から選手へ大きな拍手が送られた。
- 試合終了後、選手たちは観客席へあいさつした。
- 新しいスタジアムには約3万人分の観客席が設けられている。
- 観客席とフィールドの距離が近く、臨場感を味わえる。
劇場・イベントでの「観客席」の例文
- 開演前には観客席のほとんどが埋まっていた。
- 出演者が観客席へ降りて演技を行った。
- 舞台と観客席の距離が近い劇場だ。
- 観客席から大きな拍手が送られた。
- 安全上の理由から観客席への立ち入りが制限された。
「観客席」の言い換え
文脈によって、次のような言葉へ言い換えられます。
| 言い換え | 適した場面 |
|---|---|
| 観覧席 | スポーツ・演劇などを見るための席 |
| 客席 | 劇場・ホール・映画館など |
| スタンド | 競技場などの段状の観覧席 |
| スタンド席 | スポーツ施設で座席種別を明確にしたい |
| 座席 | 単純に座る場所を表したい |
| 観覧エリア | 椅子がない場合も含めて見る区域を表したい |
どの言葉が適しているかは、施設・イベントの性質によって変わります。
施設案内では公式名称を優先する
施設紹介やイベント案内を作成するときは、自分の感覚だけで、
「観客席」
「観覧席」
「客席」
を変更しないほうがよい場合があります。
施設側が、
「スタンド席」
「車いす使用者観覧席」
など正式名称を設定している場合があるからです。
特に、
- チケット
- 座席表
- 施設案内
- 利用規約
- 避難案内
などでは、公式表記を確認して統一するとよいでしょう。
「観客席」で迷ったときの使い分け
観客が使う席全般を言いたい
→ 観客席
見ることを目的とする席と説明したい
→ 観覧席
劇場・ホールの席を一般的に言いたい
→ 客席
競技場の段状の席を言いたい
→ スタンド・スタンド席
特定チームの応援エリアを言いたい
→ 応援席
施設に正式な名称がある
→ 施設の公式名称を使用する
「観客席」に関するよくある質問
Q1.観客席とは簡単にいうと何ですか?
スポーツ・演劇・イベントなどを見る観客のために設けられた席や座席区域です。
Q2.観客席の読み方は?
「かんきゃくせき」と読みます。
Q3.観客席と観覧席は同じですか?
同じ座席を指す場合が多く、意味は非常に近い言葉です。
一般には、観客席は「観客が使う席」、観覧席は「観覧するための席」という着目点の違いがあります。
Q4.観客席と客席の違いは?
「客席」は客・観客・聴衆などの席を広く表します。
「観客席」は、競技・演劇などを見る観客の席であることをより明確にした表現です。
Q5.スタンドと観客席は同じ?
完全には同じではありません。
スポーツ施設でのスタンドは、一般に段状に設けられた観覧席を指します。観客席にはアリーナ席など、スタンド以外の座席を含めて考えられる場合があります。
Q6.スタンド席は観客席ですか?
一般には観客用に設けられた席なので、観客席の一種と考えることができます。
Q7.アリーナ席も観客席ですか?
観客が公演・競技を見るために設置されたアリーナ席なら、広い意味では観客用座席に含めて考えられます。
Q8.観客席はスポーツだけの言葉ですか?
いいえ。
演劇・劇場などについても使われます。
Q9.劇場なら「観客席」と「客席」のどちら?
どちらも使えますが、一般的な劇場案内では「客席」がよく使われます。
Q10.「観客席が沸く」は正しい?
自然な表現です。
観客席にいる観客が歓声を上げたり盛り上がったりすることを表しています。
Q11.「観客席を埋める」とは?
多数の観客が入り、座席の多くが埋まることです。
Q12.「観客席から歓声が上がる」は正しい?
正しい自然な表現です。
歓声が観客席にいる人々から聞こえてくることを意味します。
Q13.「観客席に座る」と「観客席で座る」はどちら?
座る場所を表すなら「観客席に座る」が自然です。
「観客席で試合を見る」のように、そこで行う行動なら「で」を使えます。
Q14.応援席は観客席に含まれる?
多くの場合、観客席の中に設定された特定の応援区域と考えられます。
Q15.車いす席も観客席ですか?
広い意味では観客が観戦・観覧するための席・スペースです。
ただし、施設によって「車いす席」「車いす使用者観覧席」など正式名称が異なります。
Q16.観客席数と収容人数は同じ?
必ずしも同じではありません。
イベントの座席配置や使用しない席などによって、実際の収容人数が変わる場合があります。
Q17.「観客席」の一番わかりやすい言い換えは?
文脈によりますが、一般的には「観覧席」「客席」「観客用の座席」などと言い換えられます。
まとめ
「観客席」とは、スポーツ・演劇・イベントなどを見る観客のために設けられた座席、またはその座席区域です。
読み方は、
かんきゃくせき
です。
基本的には、
観客=見る人
観客席=その人たちが使用する席
と考えるとわかりやすいでしょう。
また、似た言葉との違いを整理すると、
- 観客席:観客のための席・座席区域
- 観覧席:演劇・スポーツなどを観覧するための席
- 客席:観客・聴衆などの席を広く表す
- スタンド:競技場などの階段状に設けられた観覧席
- アリーナ席:体育館・コンサート会場などのフロア部分に設置される席
- 応援席:特定のチームなどを応援するために区分された席
となります。
特に「観客席」と「観覧席」は意味が非常に近く、同じ座席を指すことも多いため、どちらか一方だけが正しいと考える必要はありません。
また、「スタンド」も観客席と同じように使われる場合がありますが、厳密には競技場などの段状の観覧席を指す言葉です。
迷ったときは、
観客用の席全体 → 観客席
観覧するための席 → 観覧席
劇場などの一般的な座席 → 客席
競技場の段状の席 → スタンド
と考えると使い分けやすくなります。
ただし、実際の施設案内・チケット・規程などでは、その施設が定めている正式名称を優先するのが最も確実です。
参考リンク・出典
-
コトバンク「観客席」
観客席(かんきゃくせき)とは? 意味や使い方 - コトバンクブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 - 観客席の用語解説 - 古代ギリシアでは丘陵を利用して野外劇場を設計し,中央の舞台を見おろして三方へ扇状に延びる観客席 (テアトロン) を丘の斜面に設けた。古代演劇の伝統が一度とだえて,新たに教会のな... -
コトバンク「観覧席」
観覧席(かんらんせき)とは? 意味や使い方 - コトバンク精選版 日本国語大辞典 - 観覧席の用語解説 - 〘 名詞 〙 演劇、スポーツなどを見物するために設けた席。「観覧席の中位にありて謡本を手にせしは」(出典:風俗画報‐二一〇号(1900)歌謡門) -
コトバンク「観客」
観客(カンキャク)とは? 意味や使い方 - コトバンクデジタル大辞泉 - 観客の用語解説 - 映画・演劇・スポーツなどの見物人。かんかく。「観客席」観衆・見物人・大向こう・ギャラリー・聴衆・ファン・客・顧客・花客・得意・クライアント・乗客・旅客・お客様・一見 -
コトバンク「スタンド」
スタンドとは? 意味や使い方 - コトバンクデジタル大辞泉 - スタンドの用語解説 - 1 競技場・野球場などの階段式の観覧席。「スタンドを埋める観衆」「メーンスタンド」2 屋台式の売店。「駅のスタンド」3 カウンターで飲食させる店。また、カウンターに沿って並べた席。「コーヒースタン... -
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日本スポーツ振興センター「国立代々木競技場 座席案内」
座席案内
