仕事で書類やメールを受け取ったとき、「受領しました」「受領いたしました」という表現をよく使います。しかし、「受領」は単に届いたという意味なのか、「受理」や「拝受」とはどう違うのか、迷うこともあるのではないでしょうか。
また、「受領いたしました」は目上の相手に使ってよいのか、受領したことをメールで伝えるときは何を書けばよいのかも、実務では重要です。
この記事では、「受領」の意味と読み方、似た言葉との違い、ビジネスメールの例文、受領書・受領済みの意味、英語表現まで、場面別に解説します。
- 結論:「受領」とは、物品・金銭・書類などを受け取ること
- 「受領」の意味・読み方・漢字を詳しく解説
- 「受領・受理・拝受・領収・査収」の違いを比較表で整理
- 「受領いたしました」は正しい敬語?「受領しました」との違い
- ビジネスでの「受領」の使い方:メールの例文集
- 受領メールに返信するときのポイント
- 「受領済み」「受領日」「受領者」「受領印」は何を意味する?
- 受領書・受領証と領収書の違いは?
- 「受領」の言い換え・対義語・英語表現
- 日本史で使う「受領(ずりょう)」とは?
- よくある質問(FAQ)
- Q1. 「受領」とは簡単にいうと何ですか?
- Q2. 「受領しました」は失礼ですか?
- Q3. 「受領いたしました」と「拝受いたしました」はどちらが正しいですか?
- Q4. 受領メールには何と返信すればよいですか?
- Q5. 「確かに受領いたしました」の「確かに」は必要ですか?
- Q6. 「受領した」は「確認した」と同じですか?
- Q7. 「受領した」は「承認した」と同じですか?
- Q8. 「受領」と「受理」はどう違いますか?
- Q9. 「受領」と「拝受」の違いは何ですか?
- Q10. 「受領済み」と表示されたら手続きは終わりですか?
- Q11. 受領書と領収書は同じですか?
- Q12. 「受領」は英語で何といいますか?
- Q13. 「ご受領ください」は正しい言葉ですか?
- Q14. 受領日と受理日は同じ日になりますか?
- Q15. 日本史の「受領」は何と読みますか?
- Q16. 「受領通知」と「受領確認」は違いますか?
- まとめ:「受領」は受け取った事実を正確に伝える言葉
- 参考リンク・出典
結論:「受領」とは、物品・金銭・書類などを受け取ること
受領(じゅりょう)とは、物や金銭などを受け取ることです。ビジネスでは、書類・契約書・資料・商品などを受け取った事実を示す言葉としても広く使われます。
たとえば「申請書を受領しました」は、まず申請書を受け取ったことを伝える表現です。その内容を審査して認めたことや、申請を承認したことまで意味するとは限りません。
- 受領:受け取ったことに重点がある。
- 受理:届出・申請などを受け付けて取り扱うことに重点がある。
- 拝受:受け取ることをへりくだって表す語。
- 領収:とくに代金など金銭を受け取る場面で使われやすい。
- 査収:内容や数量などをよく確かめて受け取ること。
そのため、受け取った事実を丁寧に知らせたいなら「確かに受領いたしました」、相手からの文書をより改まって受け取ったと伝えたいなら「拝受いたしました」が候補になります。どちらが適切かは、相手との関係や文章の目的で判断しましょう。
「受領」の意味・読み方・漢字を詳しく解説
読み方は「じゅりょう」
現代の業務で使う「受領」は、「じゅりょう」と読みます。「受」は受ける、「領」には受け取っておさめるという意味があり、合わせて受け取ることを示します。
「受領する」は動詞として使えます。「荷物を受領する」「資料を受領する」「会費を受領する」のように、受け取る対象を明示するのが基本です。
「受け取る」との違いは文章の硬さ
「受け取る」は日常会話でも広く使う表現です。一方、「受領」は、受け取った事実を記録・報告するときに適した、やや改まった言葉です。
| 言い方 | 自然な場面 | 例文 |
|---|---|---|
| 受け取りました | 日常の連絡、親しみのある相手への連絡 | 資料を受け取りました。ありがとうございます。 |
| 受領しました | 社内の事務連絡、受け取りの事実確認 | 請求書を受領しました。 |
| 受領いたしました | 取引先・上司への丁寧な受領報告 | 本日、契約書を受領いたしました。 |
| 拝受いたしました | 改まった文書・礼状など | ご送付いただいた書面を拝受いたしました。 |
「受領」のほうが常に優れているということではありません。読みやすさが大切な案内や日常の連絡なら、「受け取りました」のほうが自然なこともあります。
受領したからといって承認したことにはならない
たとえば経費精算の申請書を担当者が受領しても、金額や添付資料を確認する前なら「承認済み」とは言えません。受領後に不備が見つかり、書類が戻される場合もあります。
書類の不備と再提出の関係を詳しく知りたい場合は、「差し戻し」とは?却下・取り下げとの違いも参考にしてください。
「受領・受理・拝受・領収・査収」の違いを比較表で整理
| 言葉 | 読み方 | 中心となる意味 | よく使う対象・場面 |
|---|---|---|---|
| 受領 | じゅりょう | 受け取る | 書類、荷物、代金、資料 |
| 受理 | じゅり | 受け付け、処理する | 申請、届出、訴状など |
| 拝受 | はいじゅ | 受け取ることをへりくだって言う | 相手からの書面、贈り物など |
| 領収 | りょうしゅう | 金品を受け取っておさめる | 代金、会費、金銭の受け取り |
| 査収 | さしゅう | よく調べて受け取る | 書類、金額、品物の確認 |
「受領」と「受理」の違い
受領は受け取った事実、受理は提出された書類などを受け付けて取り扱うことに重心があります。
- 「届出書類を受領しました」=書類が届いた、受け取った。
- 「届出を受理しました」=届出を受け付けた。
ただし、実際の手続きでは「受領」「受付」「受理」をどの段階で表示するかは制度や窓口の運用によって異なります。「受領したので手続きが成立した」「受理されたので必ず許可が出る」といった決めつけは避けましょう。「届出」と「申請」の違いも、書類の性質を理解するときに役立ちます。
「受領」と「拝受」の違い
「拝受」は、受け取るという自分の行為をへりくだって表す言葉です。取引先から届いた書類や贈答品について「拝受いたしました」と伝えれば、改まった印象になります。
ただし、「受領いたしました」も丁寧な受領報告として適切です。「目上の人には必ず拝受、受領は失礼」という単純な区別ではありません。日常的な業務メールでは、分かりやすい「受領いたしました」が使いやすい場合もあります。
「受領」と「領収」の違い
「領収」はとくに代金・会費などの金銭を受け取る場面で使われます。「会費を領収しました」「領収書を発行します」などが典型です。「受領」は金銭にも物品にも使えるため、対象の幅が広い表現です。
たとえば「商品を受領した」と「商品代金を領収した」では、受け取った対象が異なります。この違いは、受領書・領収書を使い分ける際にも重要です。
「受領」と「査収」の違い
「査収」は、数量・内容・状態などをよく確認して受け取ることです。対して「受領」は、内容を詳しく確認したかどうかを必ずしも示しません。
資料を送る人が「ご査収ください」と書く場合は、相手に内容を確認して受け取ってほしい、という意味になります。受け取る側が「ご査収いたしました」と言うより、通常は「確認のうえ受領いたしました」などのほうが意図を伝えやすいでしょう。
言葉の使い分けは、「ご確認」と「ご査収」の違いでも詳しく説明しています。
「受領いたしました」は正しい敬語?「受領しました」との違い
「受領いたしました」は丁寧なビジネス表現
「受領いたしました」は、「受領する」に、自分の行為をへりくだって丁重に述べる「いたす」を組み合わせた表現です。取引先や目上の人に対して、受け取りの事実を知らせるときに使えます。
例:「本日、ご送付いただいた資料を確かに受領いたしました。ありがとうございます。」
「受領しました」も「です・ます」の丁寧な言い方なので、社内の定型連絡などでは問題ありません。丁寧さを少し高めたいときには「受領いたしました」を選ぶとよいでしょう。
「受領させていただきました」は間違い?
「受領させていただきました」は、一律に文法違反というわけではありません。ただし、単に資料を受け取った事実を報告する場合は、やや回りくどく聞こえることがあります。
「させていただく」は、基本的には相手側などの許可や、その行為による恩恵がある場合に使いやすい表現です。通常の受領連絡なら、「受領いたしました」で十分です。
- 簡潔:「請求書を受領いたしました。」
- 許可・依頼を受けて行う行為を強調する場合:「お申し出により、書類を代理で受領させていただきました。」
敬語表現に関する基本的な考え方は、文化庁の「敬語の指針」も参考になります。
「受領致しました」と漢字にする必要はある?
「いたしました」は、補助的に使われる場合はひらがなにする書き方が一般的です。ビジネスメールでは「受領いたしました」とするほうが読みやすく、表記もそろえやすいでしょう。
「ご受領ください」は使える?
「ご受領ください」は、相手に受け取ることを求める丁寧な表現です。ただし、物品や書類を送る際には、「お受け取りください」「ご確認のうえ、お受け取りください」のほうが自然な場合もあります。
「ご受領ください」と「ご査収ください」は同義ではありません。内容の確認をお願いしたい場合には、確認してほしいという意図を明確にしましょう。
ビジネスでの「受領」の使い方:メールの例文集
受領メールで大切なのは、単に「受領しました」と書くだけでなく、何を受け取ったのか、確認が済んでいるのか、次に何をするのかを必要に応じて伝えることです。
例文1:取引先から届いた資料を受け取った
件名:資料受領のご連絡
○○株式会社
△△様いつもお世話になっております。
本日、ご送付いただいた資料を確かに受領いたしました。
早速のご対応、誠にありがとうございます。内容を確認のうえ、必要がございましたら改めてご連絡いたします。
引き続きよろしくお願いいたします。
この例では、受け取ったことと、これから内容を確認することを分けています。「受領した=内容に問題がなかった」と誤解されにくい文面です。
例文2:請求書をメールで受領した
件名:請求書受領のご連絡
お世話になっております。
○月分の請求書を確かに受領いたしました。
ご送付いただきありがとうございます。記載内容を確認のうえ、社内の手続きに進めさせていただきます。
何卒よろしくお願いいたします。
請求書を受領したことは、請求内容の承認や支払完了と同じではありません。経理処理や支払いの予定を確約できない場合は、その点が混同されない書き方にします。
例文3:添付ファイルを受け取ったが、まだ確認していない
資料を受領いたしました。ご送付ありがとうございます。
まずは受領のご連絡まで申し上げます。
内容につきましては、確認後に改めてご返信いたします。
急ぎの受領連絡では、「受け取った」と「確認済み」を混同しないことがポイントです。
例文4:内容まで確認し、問題がなかった
お送りいただいた仕様書を受領し、記載内容を確認いたしました。
現時点で確認事項はございません。ご対応ありがとうございました。
受領に加えて内容確認まで終えた場合は、何を確認したのかを明示すると正確です。ただし、社内の正式承認が必要な業務なら「確認しました」と「承認しました」も分けます。
例文5:複数の添付ファイルを受領した
以下の3点を受領いたしました。
・見積書
・仕様書
・納期表添付ファイルを開けることを確認しております。
内容については担当部署と確認のうえ、ご連絡いたします。
ファイル数や資料名を列挙すると、双方の認識違いを減らせます。重要資料では版番号や日付を添えるのも有効です。
例文6:荷物・サンプルを受け取った
本日、サンプル品5点を受領いたしました。
数量に相違がないことを確認しております。
品質面の確認結果は、後日ご連絡いたします。
荷物を受け取った段階では、数量確認と品質確認の完了時点が異なることがあります。何を確認済みか書き分けましょう。
例文7:受領した書類に不備があった
申請書を受領いたしました。
確認したところ、添付資料が1点不足しているようです。
恐れ入りますが、○○の資料をご確認のうえ、追加でご送付いただけますでしょうか。
受領したからといって不備を見逃す必要はありません。まず受領を報告し、不足物と対応依頼を具体的に伝えます。
例文8:社内チャットで簡潔に返信する
資料、受領しました。ありがとうございます。確認後、明日中に回答します。
社内のチャットなら、形式的な挨拶を長く書くより、受け取りと次のアクションを簡潔に示すほうが役立つことがあります。
受領メールに返信するときのポイント
自分が送った資料に対して「受領いたしました」と返信があった場合、必ず再返信が必要とは限りません。単なる受領確認で、相手から質問や依頼がない場合は、やり取りをそこで終えるほうが合理的なこともあります。
返信が必要な場合は、次のように短くまとめるとよいでしょう。
受領のご連絡をいただき、ありがとうございます。
ご不明な点がございましたら、お知らせください。
引き続きよろしくお願いいたします。
反対に、自分が受領した側で追加確認を依頼する場合は、「拝受いたしました」だけで終わらず、必要な追加資料や確認期限を具体的に伝えます。
「受領済み」「受領日」「受領者」「受領印」は何を意味する?
受領済み・受領完了
「受領済み」は、対象物を受け取った状態を表します。「受領完了」も同様に、受け取りの処理が済んだことを表す場合に使われます。ただし、配送サービス・電子申請・社内システムによって、ステータスが示す段階は異なります。
たとえば電子申請の画面で「受領済み」と表示されても、審査・承認が完了したとは限りません。正確な意味は、そのシステムの説明や担当窓口の案内で確認してください。
受領日と受付日は同じ?
「受領日」は実際に受け取った日を示すのが基本です。一方、「受付日」は窓口やシステムが所定の受付処理をした日を示すことがあります。
たとえば金曜日の夜にメールが届き、月曜日に担当者が受付処理をした場合、記録上の日付が同じになるとは限りません。締切や契約上の効力が関係する場合は、どの時点を基準にするかを個別に確認しましょう。
受領者と受領印
「受領者」は受け取った人、「受領印」は受け取った事実を確認するために押す印を指します。会社や配送現場では、署名、電子記録、受付番号などが受領の証拠として利用される場合もあります。
受領印がないと必ず受領が無効になる、というわけではありません。証拠方法や必要書類は、取引条件や手続きの定めによって異なります。
受領書・受領証と領収書の違いは?
「受領書」「受領証」は、物品や書類、金銭などを受け取った事実を示すための文書として用いられます。一方「領収書」は、一般に金銭を受け取ったことを示す文書です。
| 書類 | 主な目的 | 典型的な例 |
|---|---|---|
| 受領書・受領証 | 何を、いつ、誰が受け取ったかを記録する | 納品物、預かり品、書類の受け取り |
| 領収書 | 代金など金銭の受け取りを証明する | 商品代金やサービス料金の受け取り |
ただし、文書の名称だけで法的性質や税務上の扱いが決まるわけではありません。例えば金銭を受け取った証明のために作成・交付する文書は、名称が「受領書」でも、印紙税法上の「金銭又は有価証券の受取書」に当たることがあります。
国税庁は、受取書や領収書だけでなく、文書の記載内容・作成目的などに基づいて印紙税上の扱いを説明しています。受領書を作るときは、何を証明する文書なのかをはっきりさせましょう。
受領書に書くことが多い項目
- 受領した日付
- 受領した相手と受領者の名称
- 品名・資料名・数量・金額(該当する場合)
- 受領の目的や案件名
- 必要に応じて署名・押印・管理番号
正式な取引証憑や提出用書類では、取引先の指定書式や社内規程を優先してください。受領書の作成・テンプレートに特化した検索目的は、言葉の意味を説明する本記事とは別のテーマです。
「受領」の言い換え・対義語・英語表現
言い換えは場面で選ぶ
| 言い換え | 適した場面 | 注意点 |
|---|---|---|
| 受け取る | 一般的な連絡 | もっとも分かりやすい |
| 拝受する | 改まった受領の報告 | 自分の行為をへりくだる |
| 受理する | 届出・申請を取り扱う | 単なる受け取りとは異なる |
| 領収する | 金銭の受け取り | 物品一般には使い分けが必要 |
| 受け付ける | 申し込み・依頼を受ける | 正式な受理とは限らない |
| 確認する | 内容を点検する | 受領とは行為の段階が異なる |
対義語は文脈で変わります。「受領する」に対して、物品を渡す側の動作なら「引き渡す」「交付する」「送付する」などが対になることがあります。「受領」の唯一の反対語が常に一つに決まるわけではありません。
英語では receive と acknowledge receipt を使い分ける
「受領する」は英語で receive、受け取ったことを正式に通知・確認する場合は acknowledge receipt が便利です。
| 英語 | 日本語の意味 | 例 |
|---|---|---|
| receive | 受け取る | We have received the documents. |
| acknowledge receipt of … | …の受領を確認・通知する | We acknowledge receipt of your application. |
| receipt | 受領、受取書 | Please confirm receipt of this email. |
| recipient | 受領者、受取人 | Please enter the recipient’s name. |
| accept | 受け入れる、受け取る | The office accepted the submission. |
receive と accept は常に置き換えられるわけではありません。 単に書類が到着したことを伝えたい場合に accept を使うと、内容を受け入れた意味にも読まれるおそれがあります。受け取った事実だけなら received を使うと誤解を減らせます。
定型メールでは「We have received your email. Thank you.(メールを受領しました。ありがとうございます)」とすれば簡潔です。
日本史で使う「受領(ずりょう)」とは?
歴史の授業や日本史の資料で出てくる「受領」は、「ずりょう」と読み、現代のビジネス用語とは異なる意味を持ちます。
平安時代以降、実際に任地に赴いて政務を担当する国司のうち、責任者となった者を指します。多くは国守(かみ)などが該当しました。都にとどまって現地に赴任しない「遥任(ようにん)」の国司との違いが重要です。
つまり「荷物を受領する」の受領(じゅりょう)と、「平安時代の受領」の受領(ずりょう)は、同じ漢字でも読み方と意味が異なります。検索時には意図を分けて調べましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. 「受領」とは簡単にいうと何ですか?
物やお金などを受け取ることです。仕事では、資料・商品・書類などを受け取った事実の連絡や記録によく使います。
Q2. 「受領しました」は失礼ですか?
いいえ。「受領しました」は丁寧な表現です。取引先や目上の相手への改まった報告では「受領いたしました」とすると、より丁寧な印象になります。
Q3. 「受領いたしました」と「拝受いたしました」はどちらが正しいですか?
どちらも文脈に応じて使えます。「受領いたしました」は受け取りの事実を丁寧に伝える表現、「拝受いたしました」は受け取ることをへりくだって述べる表現です。
Q4. 受領メールには何と返信すればよいですか?
受領の連絡に対するお礼が必要なら、「受領のご連絡をいただきありがとうございます」と返信できます。単なる受領確認で用件が完結しているなら、必ずしも返信を重ねる必要はありません。
Q5. 「確かに受領いたしました」の「確かに」は必要ですか?
必須ではありません。「確かに」を添えると、受け取りを確認したことが伝わりやすくなります。簡潔に「受領いたしました」と書いても問題ありません。
Q6. 「受領した」は「確認した」と同じですか?
同じではありません。「受領」は受け取った事実、「確認」は内容・数量・状態などを調べたことです。未確認なら「受領しました。内容はこれから確認します」と分けて伝えます。
Q7. 「受領した」は「承認した」と同じですか?
いいえ。書類を受け取った段階と、内容を承認した段階は別です。承認が必要な業務では、受領だけを根拠に承認済みと判断しないでください。
Q8. 「受領」と「受理」はどう違いますか?
受領は受け取ったこと、受理は提出された申請書・届出などを受け付けて取り扱うことに重点があります。ただし具体的な手続き上の意味は制度ごとに確認が必要です。
Q9. 「受領」と「拝受」の違いは何ですか?
受領は受け取ることを表す一般的な改まった語、拝受は自分が受け取る行為をへりくだっていう語です。「拝受」は相手への敬意を強く示したい場面で使われます。
Q10. 「受領済み」と表示されたら手続きは終わりですか?
必ずしもそうではありません。申請を受け取った状態を示すだけで、審査や承認がまだ終わっていないこともあります。システムのステータス説明を確認しましょう。
Q11. 受領書と領収書は同じですか?
一般には、受領書は物品・書類などの受け取りを証する場合にも使い、領収書は金銭の受け取りを証明する場合に使います。ただし名称だけで法律・税務上の扱いが決まるわけではありません。
Q12. 「受領」は英語で何といいますか?
動詞なら receive、受領確認なら acknowledge receipt、受領という名詞・受取書には receipt などを使います。正式に受け入れる意味を持つ accept とは状況に応じて区別します。
Q13. 「ご受領ください」は正しい言葉ですか?
相手に受け取るよう丁寧に伝える表現です。ただし場面によっては「お受け取りください」や「ご確認のうえ、お受け取りください」のほうが自然なこともあります。
Q14. 受領日と受理日は同じ日になりますか?
必ずしも同じではありません。受領日を到着日とし、受理日を受付処理日とするなど、扱いは窓口・手続きによって異なります。締切のある書類は提出先の定めを確認してください。
Q15. 日本史の「受領」は何と読みますか?
「ずりょう」と読みます。平安時代以降、現地に赴任して政務を担当した国司の責任者を指す歴史用語です。現代の「受領(じゅりょう)」とは意味が異なります。
Q16. 「受領通知」と「受領確認」は違いますか?
「受領通知」は受け取ったことを相手に知らせる行為・連絡を、「受領確認」は受け取りの有無を確かめる行為や記録を指す場合があります。実際の業務では両者の意味が重なるため、必要な確認内容を具体的に示しましょう。
まとめ:「受領」は受け取った事実を正確に伝える言葉
「受領(じゅりょう)」は、物品・金銭・書類などを受け取ることを意味します。ビジネスメールでは「受領しました」「確かに受領いたしました」が使いやすい表現です。
- 受領=受け取ること。確認・承認まで済んだとは限らない。
- 受理=申請や届出などを受け付けて取り扱うこと。
- 拝受=受け取ることをへりくだって述べること。
- 領収=金銭などの受け取りに用いられることが多い。
- 査収=よく確かめて受け取ること。
受領を連絡するときは、「何を受け取ったか」「内容は確認済みか」「次に何をするか」の3点を意識すると、誤解の少ない文章になります。敬語を必要以上に複雑にせず、相手に伝わる表現を選びましょう。
