「補修」とは?意味・読み方・使い方をわかりやすく解説|「修理・修繕・修復・改修」との違いと例文

「道路を補修する」「壁の補修が必要」「補修工事を行う」など、「補修」という言葉は建物・道路・設備・機械など、さまざまな場面で使われます。

しかし、「修理」「修繕」「修復」「改修」など似た言葉が多いため、

  • 「補修」とは簡単にいうと何なのか
  • 「修理」と「補修」は何が違うのか
  • 「修繕」と「補修」はどちらを使えばよいのか
  • 「補修工事」とはどのような工事なのか
  • 「応急補修」「部分補修」とは何なのか
  • 「修復」「改修」「補強」とはどう使い分けるのか

と迷うこともあるでしょう。

「補修」の大きなポイントは、壊れたり傷んだりしている部分を補い、使用できる状態に整えることです。

この記事では、「補修」の意味・読み方・使い方をわかりやすく整理し、「修理」「修繕」「修復」「改修」「補強」との違いや、建物・道路・設備などでの具体例まで詳しく解説します。

  1. 結論:「補修」とは傷んだ部分を補い、使える状態に整えること
  2. 「補修」の意味をもう少し詳しく
  3. 「補修する」とは?
    1. 例文
  4. 「補修」と「修理」の違い
  5. 「補修」と「修繕」の違い
  6. 建築分野では「補修・修繕・改修」をどう考える?
  7. 「補修」と「修復」の違い
  8. 「補修」と「改修」の違い
  9. 「補修」と「補強」の違い
  10. 「補修工事」とは?
    1. 建物の補修工事
    2. 道路の補修工事
    3. 設備の補修工事
  11. 「応急補修」とは?
    1. 例文
  12. 「部分補修」とは?
  13. 「補修が必要」とは?
    1. 例文
  14. 「補修箇所」とは?
    1. 例文
  15. 「補修費」とは?
  16. 「補修材」とは?
  17. 道路で使う「補修」
    1. 例文
  18. 建物で使う「補修」
  19. 機械・設備では「補修」と「修理」のどちらを使う?
  20. 「補修済み」とは?
    1. 例文
  21. 「補修」と「交換」の違い
  22. 「補修」と「メンテナンス」の違い
  23. ビジネスでの「補修」の使い方
    1. 報告書の例
    2. 作業記録の例
    3. 依頼文の例
    4. 計画書の例
  24. 「補修」を使うときの注意点
    1. 1.「補修した=完全に元通り」とは限らない
    2. 2.工事では用語の定義を確認する
    3. 3.対象によって「修理」のほうが自然な場合がある
  25. 「補修」の類語・言い換え
  26. 「補修」によく使われる言葉
  27. 「補修」を使った例文
    1. 一般的な例文
    2. 建物・住宅の例文
    3. 道路の例文
    4. 設備・製造現場の例文
  28. 「補修」に関するよくある質問
    1. Q1.「補修」とは簡単にいうと何ですか?
    2. Q2.「補修」の読み方は?
    3. Q3.「補修」と「修理」は何が違いますか?
    4. Q4.「補修」と「修繕」は何が違いますか?
    5. Q5.「補修工事」とは何ですか?
    6. Q6.「応急補修」とは何ですか?
    7. Q7.「部分補修」とは?
    8. Q8.「補修」と「改修」の違いは?
    9. Q9.「補修」と「補強」は違いますか?
    10. Q10.「補修」と「修復」は何が違いますか?
    11. Q11.「補修済み」とは新品同様という意味ですか?
    12. Q12.機械には「補修」と「修理」のどちらを使いますか?
    13. Q13.道路には「修理」と「補修」のどちらを使いますか?
    14. Q14.「補修」はビジネス文書でも使えますか?
    15. Q15.「補修」と「交換」はどちらを選ぶべきですか?
  29. まとめ
  30. 参考リンク

結論:「補修」とは傷んだ部分を補い、使える状態に整えること

まず結論からいうと、「補修」とは、壊れたり傷んだりしている部分を補い、つくろい直すことです。

読み方は、

補修(ほしゅう)

です。

たとえば、壁の一部にひび割れが生じた場合、その部分を埋めたり補ったりして状態を整える作業は「補修」と呼べます。

道路にできた穴を埋める場合や、建物の外壁で傷んだ部分を直す場合などにも「補修」が使われます。

ポイントは、傷んでいる部分に手を加えて、必要な状態まで回復させるということです。

言葉 簡単な意味 使われやすい対象・特徴
補修 傷んだ部分を補って直す 道路・建物・設備・部品など
修理 壊れたものを再び使えるように直す 機械・家電・車など
修繕 壊れたり悪くなった部分を繕い直す 建物・住宅・設備など
修復 傷んだものを元の状態に近づける 建造物・文化財・美術品・データなど
改修 悪い部分を直し、必要に応じて作り直す 建物・道路・設備など

簡単に言い換えるなら、

「補修=傷んだところを補って直すこと」

と覚えておくとよいでしょう。

「補修」の意味をもう少し詳しく

「補修」は、「補う」と「修める・直す」という意味を持つ漢字からなる言葉です。

そのため、全面的に新しいものへ交換するというより、悪くなった部分や不足している部分に手を加えて状態を整えるというニュアンスがあります。

たとえば、道路全体を造り直すのではなく、傷んだ一部分を直す場合には「道路を補修する」という表現がよく使われます。

建物についても、外壁全体を新しく造り替えるのではなく、

  • ひび割れを埋める
  • はがれた部分を直す
  • 傷んだ塗装部分を手直しする
  • 破損箇所を部分的に交換する

といった作業なら、「補修」という言葉が適しています。

「補修する」とは?

「補修」は名詞としても使えますが、

「補修する」

という動詞の形でもよく使われます。

意味は、壊れたり傷んだりした部分を補い直すことです。

例文

  • ひび割れた壁を補修する。
  • 傷んだ道路を補修する。
  • 雨漏りが発生している箇所を補修した。
  • 破損した部品の周辺を補修する。
  • 外壁の劣化部分を補修する予定だ。

「何を補修するのか」を目的語に置く場合と、「どこを補修するのか」を示す場合の両方があります。

「補修」と「修理」の違い

「補修」と特に混同しやすいのが「修理」です。

どちらも壊れたり傷んだりしたものを直すという点では共通しています。

違いを簡単に整理すると、

補修=傷んだ部分を補って直す

修理=故障・破損したものを再び使えるように直す

という傾向があります。

比較 補修 修理
中心的な意味 傷んだ部分を補い直す 壊れたものを使えるように直す
部分的な手直し 特によく使う 使える
故障した機械 場合によって使う 特に自然
道路・外壁 特に自然 使える場合もある
家電・時計・自動車 限定的 非常によく使う

たとえば、テレビが故障して映らなくなった場合は、

「テレビを修理する」

が自然です。

通常は「テレビを補修する」とはあまり言いません。

一方、道路に一部ひび割れや穴があり、そこだけを直す場合には、

「道路を補修する」

が非常に自然です。

両者の詳しい使い分けについては、「修理」と「補修」の違いとは?意味・使い分けを機械・住宅・道路・設備の例文で徹底解説も参考にしてください。

「補修」と「修繕」の違い

「補修」と「修繕」はさらに意味が近く、実際の文章でも使い分けが難しい言葉です。

「修繕」は、壊れたり悪くなったりしたところを繕い直すことを意味します。

したがって、建物・住宅・設備などでは、「補修」と「修繕」の両方が使われることがあります。

一般的なニュアンスとしては、

補修=傷んだ部分を補う、部分的に手当てする

修繕=壊れたり劣化した部分を直し、状態を回復させる

と考えるとわかりやすいでしょう。

たとえば、外壁の小さなひび割れだけを埋める場合は「補修」と表現しやすくなります。

一方、建物の劣化した部分についてある程度まとまった工事を行う場合には、「修繕」が使われることがあります。

ただし、業界・契約・工事内容によって使われ方は異なるため、「小規模なら必ず補修、大規模なら必ず修繕」と機械的に決められるわけではありません。

詳しくは、「補修」と「修繕」の違いとは?意味・使い分けを建物・道路・設備・工事の例文で徹底解説で解説しています。

建築分野では「補修・修繕・改修」をどう考える?

建築物の維持管理では、「補修」「修繕」「改修」が一定の考え方で区別されることがあります。

たとえば、国土交通省が公開しているマンション再生に関する資料では、概念を整理する際に、おおむね次のような段階で示されています。

言葉 考え方の一例
補修 実用上支障のない程度まで回復させる
修繕 新築当初の水準を目安に回復させる
改修 現在求められる水準へ改善する

この整理で考えると、たとえば設備の一部が傷んでいる場合、最低限使用に支障がないよう手当てするのが「補修」、本来の性能水準まで戻すことを目指すのが「修繕」、現在の要求水準に合わせて性能向上まで行うのが「改修」というイメージになります。

ただし、これは建築・マンション分野における概念整理の一例です。

一般的な日本語として、すべての場面でこの境界が厳密に適用されるわけではありません。

実際の工事名称や契約では、仕様書・契約書・業界慣行などの定義を確認することが重要です。

「補修」と「修復」の違い

「修復」は、傷んだものを直して、元の状態や本来の状態に近づけることです。

「補修」と比べて、元の姿・状態を取り戻すという意味が強く感じられる場合があります。

たとえば、

  • 古い寺院を修復する
  • 絵画を修復する
  • 文化財を修復する
  • 破損したデータを修復する

などと使います。

一方、「補修」は、

  • 道路を補修する
  • 外壁を補修する
  • ひび割れを補修する

など、傷んでいる箇所を実用上必要な状態へ整える場合に使いやすい言葉です。

「修理」と「修復」の違いについては、「修理」と「修復」の違いとは?意味・使い分けを家電・建物・文化財・データの例文で徹底解説も参考になります。

「補修」と「改修」の違い

「改修」とは、道路・建物などの悪い部分に手を入れて直すことです。

「補修」と重なる部分がありますが、「改修」では単に傷んだ部分を補うだけでなく、使いやすさ・安全性・性能などを改善する目的を含むことがあります。

たとえば、古い建物について、

「壁のひび割れを埋める」

だけなら補修と呼びやすいでしょう。

一方、

  • 断熱性能を高める
  • 設備を新しいものに交換する
  • バリアフリー化する
  • 間取りや使用方法を見直す

といった変更まで行う場合には、「改修」という言葉が適する場合があります。

つまり、

補修=傷んだ部分への手当て

改修=悪い部分を直しながら、必要に応じて機能・性能も改善する

というイメージです。

「補修」と「補強」の違い

「補修」と「補強」も似ていますが、目的が異なります。

「補修」は傷んだ部分を直すことです。

これに対して「補強」は、弱い部分に手を加えて強くすることです。

たとえば、コンクリートにひび割れが発生した場合、そのひびを埋めて状態を整える作業は「補修」です。

一方、その構造物の強度そのものを高めるために材料を追加したり、構造的な対策を行ったりする場合には「補強」と表現します。

言葉 目的
補修 傷み・破損を直す
補強 強度・耐久性などを高める

実際の工事では、「補修・補強工事」のように両方を同時に行うこともあります。

「補修工事」とは?

「補修工事」とは、建物・道路・設備などの傷んだ部分を直し、使用できる状態を保つための工事を指します。

対象によって内容はさまざまです。

建物の補修工事

  • 外壁のひび割れ補修
  • 塗装のはがれの補修
  • 防水部分の補修
  • 屋根の破損箇所の補修
  • 床・壁の部分補修

道路の補修工事

  • 舗装のひび割れを直す
  • 道路の穴を埋める
  • 傷んだ舗装を部分的に交換する
  • 路面の凹凸を整える

設備の補修工事

  • 配管の傷んだ部分を補修する
  • 設備の腐食箇所を補修する
  • 部材の劣化部分を交換・補修する

「補修工事」と呼ばれていても、その範囲は工事ごとに異なります。

実際に見積書や契約書を確認するときは、名称だけで判断せず、具体的にどの部分をどこまで直すのかを確認することが重要です。

「応急補修」とは?

「応急補修」とは、本格的な修理・修繕を行う前に、ひとまず使用上の支障や危険を抑えるために行う補修です。

たとえば、大雨によって屋根の一部が破損し雨漏りが発生した場合、本格的な工事まで時間がかかることがあります。

その間に雨水が入らないよう一時的な処置を行うのであれば、「応急補修」と表現できます。

例文

  • 本格的な工事までの間、破損箇所を応急補修した。
  • 道路の損傷が確認されたため、まず応急補修を実施した。
  • 雨漏り部分について応急補修を行った。

応急補修はあくまで一時的な措置の場合もあるため、後日、本格的な工事が必要になることがあります。

「部分補修」とは?

「部分補修」とは、全体を直すのではなく、傷んでいる一部分に限定して補修することです。

たとえば、100平方メートルある外壁のうち、一部だけにひび割れが見つかったとします。

外壁全体を施工せず、ひび割れ部分だけを直すのであれば「部分補修」と表現できます。

部分補修には、工事範囲を限定できるという特徴があります。

一方で、劣化が広範囲に進んでいる場合は、一部だけ補修しても別の場所で問題が生じる可能性があります。

そのため、実際の補修範囲は劣化状況を確認したうえで判断されます。

「補修が必要」とは?

「補修が必要」とは、何らかの損傷・劣化があり、その部分に手を加えて直す必要がある状態を表します。

例文

  • 外壁の一部にひび割れがあり、補修が必要です。
  • 点検の結果、3か所で補修が必要と判断された。
  • このまま使用を続ける前に補修が必要だ。
  • 軽微な損傷のため、部分的な補修で対応できる。

「補修が必要」というだけでは、損傷の程度や工事内容まではわかりません。

仕事の報告書などでは、「どこに」「どのような損傷があり」「どのような補修が必要なのか」まで説明すると、より明確になります。

「補修箇所」とは?

「補修箇所」とは、補修する必要がある場所・部分を意味します。

点検記録・工事報告書・見積書などでよく使われます。

例文

  • 補修箇所を図面に記載してください。
  • 補修箇所は全部で5か所確認された。
  • 現場写真に補修箇所を明示する。
  • 補修箇所ごとに工法を検討する。

「補修費」とは?

「補修費」は、補修を行うために必要となる費用です。

材料費・作業費などを含む場合がありますが、具体的な範囲は見積書や契約内容によって異なります。

たとえば、

  • 道路の補修費
  • 建物の補修費
  • 設備の補修費
  • 外壁の補修費

などと使います。

「修理費」「修繕費」と似ていますが、会計上・税務上の区分については、日常語としての意味だけで判断せず、実際の処理基準を確認する必要があります。

「補修材」とは?

「補修材」とは、壊れたり傷んだりした部分を補修するために使われる材料の総称です。

何を補修するかによって材料は異なります。

たとえば、

  • コンクリート用補修材
  • 外壁用補修材
  • 木材用補修材
  • 舗装用補修材

などがあります。

「補修材」は特定の商品名ではなく、用途によってさまざまな種類があります。

道路で使う「補修」

「補修」は道路に関する文章で非常によく使われます。

道路は長期間使用すると、交通量・気象条件・経年劣化などによって、ひび割れ・穴・凹凸などが発生することがあります。

そこで傷んだ箇所を直すことを、

「道路補修」

「舗装補修」

などと表現します。

例文

  • 路面の損傷箇所を補修する。
  • 道路補修工事のため、一部区間が通行止めになる。
  • 舗装のひび割れを補修した。
  • 損傷が大きいため、応急補修後に本工事を行う。

建物で使う「補修」

住宅・マンション・工場・倉庫などの建物でも「補修」はよく使われます。

具体的には、

  • 外壁
  • 屋根
  • 床
  • 天井
  • 防水部分
  • コンクリート
  • 塗装

などです。

たとえば「外壁補修」であれば、ひび割れ・欠損・浮き・はがれなど、問題のある箇所を直す作業を指すことがあります。

機械・設備では「補修」と「修理」のどちらを使う?

機械・設備の場合は「修理」が非常によく使われます。

たとえば、モーターが故障して動かなくなった場合は、

「モーターを修理する」

が自然です。

一方、機械設備の一部が摩耗・腐食・損傷しており、その箇所を補ったり手直ししたりする場合には、

「損傷箇所を補修する」

という表現も使えます。

つまり、

機械そのものの故障を直す → 修理

傷んだ部分を手当てする → 補修

と考えると、使い分けの目安になります。

「補修済み」とは?

「補修済み」とは、必要な補修作業がすでに完了していることです。

例文

  • ひび割れ箇所はすでに補修済みです。
  • 損傷部分については補修済みであることを確認した。
  • 補修済みの箇所について再度点検を行う。

ただし、「補修済み」だからといって、新品とまったく同じ状態になっているとは限りません。

どの程度まで回復しているかは、補修内容によって異なります。

「補修」と「交換」の違い

「補修」は傷んだものに手を加えて使える状態にすることです。

一方、「交換」は、傷んだ部品などを取り外し、別のものへ取り替えることです。

たとえば配管の一部に問題がある場合、

「傷んだ箇所を補修する」

という方法もあれば、

「傷んだ配管を交換する」

という方法もあります。

補修で対応できるか交換が必要かは、損傷の程度・安全性・費用・使用期間などによって変わります。

「補修」と「メンテナンス」の違い

「メンテナンス」は、機械・設備・建物などを良好な状態に保つための保守・点検・整備などを広く表す言葉です。

補修は、そのメンテナンスの一環として行われる場合があります。

たとえば、

「定期メンテナンスで外壁を点検したところ、ひび割れが見つかったため補修した」

という流れです。

したがって、

メンテナンス=良好な状態を維持するための活動全般

補修=その中で、実際に傷んでいる部分を直す行為

と考えることができます。

ビジネスでの「補修」の使い方

「補修」は、製造業・建設業・設備管理・施設管理・品質管理などでよく使われます。

ビジネスでは単に「補修します」と書くだけでなく、対象・原因・方法・期限などを明確にすると伝わりやすくなります。

報告書の例

「点検の結果、外壁3か所にひび割れを確認したため、該当箇所の補修を実施します。」

作業記録の例

「設備カバーの破損部分を補修し、正常に取り付けられていることを確認した。」

依頼文の例

「損傷箇所をご確認いただき、必要な補修方法および費用についてご提案ください。」

計画書の例

「劣化の進行を防ぐため、次回定期点検までに補修工事を実施する。」

「補修」を使うときの注意点

1.「補修した=完全に元通り」とは限らない

「補修」は、傷んだ部分を補い直すことです。

必ずしも新品と同じ状態に戻すことを意味しません。

特に応急補修や部分補修では、その後に本格的な修繕・交換が必要になる場合があります。

2.工事では用語の定義を確認する

補修・修繕・改修は意味が近いため、工事会社・管理会社・発注者によって呼び方が異なることがあります。

契約・見積もりでは「補修工事」という名称だけで判断せず、工事範囲・使用材料・仕上がり・保証内容などを確認することが重要です。

3.対象によって「修理」のほうが自然な場合がある

家電や時計など、故障によって使えなくなった製品を直す場合は、通常「修理」が自然です。

何でも「補修」と言い換えられるわけではありません。

「補修」の類語・言い換え

言葉 意味・ニュアンス
修理 故障・破損したものを再び使えるように直す
修繕 壊れたり悪くなった部分を繕い直す
修復 元の状態に近づけるよう直す
改修 悪い部分に手を入れて改善する
手直し 不十分な部分に手を加えて直す
補強 弱い部分を強くする
修復作業 傷んだものを元の状態に戻すための作業

「補修」を別の言葉に置き換える場合は、「何をどのような目的で直すのか」を考えることが大切です。

「補修」によく使われる言葉

表現 意味
補修する 傷んだ部分を補って直す
補修工事 傷んだ建物・道路・設備などを直す工事
応急補修 本格的な工事前などに一時的な手当てをする
部分補修 傷んでいる一部だけを直す
補修箇所 補修が必要な場所
補修費 補修にかかる費用
補修材 補修に使用する材料
補修済み すでに補修が完了している状態
補修が必要 傷みがあり、手直しが必要な状態

「補修」を使った例文

一般的な例文

  • 破損している部分を補修した。
  • 傷が広がる前に補修する必要がある。
  • 補修した箇所をもう一度確認した。
  • 一部だけ補修すれば、まだ十分に使用できる。

建物・住宅の例文

  • 外壁のひび割れを補修する。
  • 屋根の破損部分について補修工事を行う。
  • 雨漏りの原因となっている箇所を補修した。
  • 定期点検で補修が必要な場所が見つかった。
  • 劣化したコンクリート部分を補修する予定だ。

道路の例文

  • 道路の穴を応急的に補修した。
  • 舗装の補修工事に伴い交通規制を実施する。
  • 損傷した路面を順次補修している。
  • 道路の補修が完了するまで迂回路を利用してください。

設備・製造現場の例文

  • 設備の損傷部分について補修を実施した。
  • 腐食部分を補修してから再度点検する。
  • 補修後に問題なく使用できることを確認した。
  • 補修で対応できない場合は部品交換を検討する。

「補修」に関するよくある質問

Q1.「補修」とは簡単にいうと何ですか?

壊れたり傷んだりした部分を補って直すことです。

特に道路・建物・設備などの傷んだ部分を手直しする場合によく使われます。

Q2.「補修」の読み方は?

「ほしゅう」と読みます。

Q3.「補修」と「修理」は何が違いますか?

「補修」は傷んだ部分を補って直すこと、「修理」は故障・破損したものを再び使用できる状態に直すことを表すのが基本です。

道路・外壁なら「補修」、故障した家電・機械なら「修理」が自然なことが多くあります。

Q4.「補修」と「修繕」は何が違いますか?

意味はかなり近い言葉です。

「補修」は傷んだ部分を補うニュアンス、「修繕」は壊れたり劣化したところを繕い直して状態を回復させるニュアンスがあります。

Q5.「補修工事」とは何ですか?

道路・建物・設備などの傷んだ箇所を直し、使用できる状態を保つために行う工事です。

ひび割れ補修・舗装補修・外壁補修などがあります。

Q6.「応急補修」とは何ですか?

本格的な修理・修繕までの間などに、安全確保や損傷拡大防止のために行う一時的な補修です。

Q7.「部分補修」とは?

全体ではなく、傷んでいる一部分だけを補修することです。

Q8.「補修」と「改修」の違いは?

「補修」は主に傷んだ箇所を補って直すことです。

「改修」は悪い部分を直すだけでなく、機能・性能・使いやすさなどの改善を伴う場合があります。

Q9.「補修」と「補強」は違いますか?

違います。

「補修」は傷み・破損を直すこと、「補強」は強度などを高めることです。

Q10.「補修」と「修復」は何が違いますか?

「修復」は元の姿・状態へ戻すという意味が比較的強く、文化財・美術品・建造物・データなどにも使われます。

「補修」は傷んだ部分を補い、必要な状態へ整える意味で使われます。

Q11.「補修済み」とは新品同様という意味ですか?

必ずしもそうではありません。

補修済みとは、必要な補修作業が終わっているという意味です。

どの程度まで状態が回復しているかは補修内容によって異なります。

Q12.機械には「補修」と「修理」のどちらを使いますか?

故障した機械そのものを直す場合は「修理」が一般的です。

機械や設備の傷んだ箇所を部分的に手当てする場合には「補修」が使われることもあります。

Q13.道路には「修理」と「補修」のどちらを使いますか?

道路では「道路補修」「舗装補修」「補修工事」など、「補修」が非常によく使われます。

Q14.「補修」はビジネス文書でも使えますか?

使えます。

特に建設・製造・設備管理・施設管理・品質管理などでは、「補修箇所」「補修予定」「補修を実施する」などの表現がよく使われます。

Q15.「補修」と「交換」はどちらを選ぶべきですか?

損傷の程度や安全性、費用、残りの使用期間などによって異なります。

軽微な損傷なら補修で対応できる場合がありますが、補修では十分な性能を確保できない場合には部品交換などが必要になります。

まとめ

「補修」とは、壊れたり傷んだりしている部分を補い、つくろい直すことです。

読み方は「ほしゅう」です。

特に道路・建物・外壁・設備などについて、

  • 道路を補修する
  • 外壁を補修する
  • ひび割れを補修する
  • 補修工事を行う
  • 応急補修を行う
  • 補修箇所を確認する

などと使われます。

似た言葉との違いを整理すると、次のようになります。

  • 補修:傷んだ部分を補って直す
  • 修理:故障・破損したものを再び使えるように直す
  • 修繕:壊れたり悪くなった部分を繕い直す
  • 修復:傷んだものを元の状態に近づける
  • 改修:悪い部分を直し、必要に応じて機能・性能も改善する
  • 補強:弱い部分に手を加えて強くする

特に「補修・修理・修繕」は意味が重なりやすいため、単純に一語だけで区別するのではなく、何を、なぜ、どの程度まで直すのかを見ることが大切です。

道路や建物の傷んだ部分を手当てする場合は「補修」、故障した家電や機械を使える状態へ戻す場合は「修理」という使い分けが、一つのわかりやすい目安になります。

参考リンク

「補修」「修理」「修繕」「改修」の意味や、建築分野での考え方をさらに確認したい場合は、以下の資料も参考になります。

タイトルとURLをコピーしました