「結果を予想する」「予想通りだった」「予想以上に時間がかかった」「混雑が予想される」など、「予想」は日常生活から仕事・スポーツ・天気・試験まで幅広く使われる言葉です。
普段からよく使う言葉ですが、詳しく考えると、
- 「予想」とは簡単にいうと何なのか
- 「予想」と「予測」は何が違うのか
- 「推測」「予期」「見込み」とどう使い分けるのか
- 天気は「予想」と「予報」のどちらなのか
- 「予想される」とは、ほぼ確実という意味なのか
- 「予想通り」「予想外」「予想以上」「予想に反して」とは?
- 「予想が当たる」「予想が外れる」はどう使うのか
- 「予想を立てる」は自然な日本語なのか
- 「予想」と「期待」は同じなのか
- ビジネスでは「予想」と「見込み」のどちらを使えばよいのか
など、さまざまな疑問があります。
結論からいうと、「予想」とは、まだ起きていない物事について、これからどうなるかを前もって考え、見当をつけることです。
ポイントは、あくまで「未来についての見当」であり、実際にその通りになると確定しているわけではないことです。
この記事では、「予想」の意味・読み方・使い方から、「予測・推測・見込み・予報・予期・期待」との違い、「予想通り・予想外・予想以上・予想される」などの表現まで詳しく解説します。
- 結論:「予想」とはこれから起きることに前もって見当をつけること
- 「予想」をもっと簡単にいうと?
- 「予想する」とは?
- 予想には必ず根拠が必要?
- 「予想」と「予測」の違い
- 「予想」と「推測」の違い
- 「予想」と「見込み」の違い
- 「予想」と「見通し」の違い
- 「予想」と「予報」の違い
- 「予想」と「予期」の違い
- 「予想」と「期待」の違い
- 予想と期待が一致することもある
- 「予想される」とは?
- 「予想される」は確定という意味?
- 「予想されます」と「見込まれます」の違い
- 「予想通り」とは?
- 「予想どおり」と「予想通り」はどちらが正しい?
- 「予想外」とは?
- 「予想外」と「想定外」の違い
- 「予想以上」とは?
- 「予想を上回る」とは?
- 「予想を下回る」とは?
- 「予想に反して」とは?
- 「予想が当たる」とは?
- 「予想が外れる」とは?
- 「予想を立てる」は自然?
- 「予想を予測する」はおかしい?
- 「予想できる」とは?
- 「予想がつく」とは?
- 「予想もつかない」とは?
- 「予想だにしない」とは?
- 「予想を裏切る」とは?
- 「予想以上」と「期待以上」の違い
- 「予想通り」と「期待通り」の違い
- 「売上予想」と「売上予測」の違い
- 「売上予想」と「売上見込み」の違い
- 「予想価格」とは?
- 「予想問題」とは?
- 「予想結果」とは?
- 「予想値」とは?
- 「予想」と「実績」の違い
- 「予想」と「計画」の違い
- 「予想」と「目標」の違い
- 予想は外れても間違いとは限らない
- 「予想」を断定のように書かない
- 予想には前提条件がある
- 予想をより正確にするには?
- 「予想」と「希望的観測」の違い
- 天気については「予想」「予測」「予報」のどれ?
- ビジネスで使う「予想」の例文
- 日常会話で使う「予想」の例文
- 「予想」の類語・言い換え
- 「予想」の反対語は?
- 「予想」を英語でいうと?
- 「予想」に関するよくある質問
- Q1.「予想」とは簡単にいうと何ですか?
- Q2.「予想」の読み方は?
- Q3.「予想する」とは?
- Q4.「予想」と「予測」の違いは?
- Q5.予想には根拠がなくてもよいですか?
- Q6.「予想」と「推測」の違いは?
- Q7.「予想」と「見込み」の違いは?
- Q8.「予想」と「予報」の違いは?
- Q9.天気は「予想」と「予報」のどちらですか?
- Q10.「予想される」とは?
- Q11.「予想される」は確定ですか?
- Q12.「予想通り」とは?
- Q13.「予想外」とは?
- Q14.「予想以上」とは?
- Q15.「予想を上回る」とは?
- Q16.「予想を下回る」とは?
- Q17.「予想に反して」とは?
- Q18.「予想が当たる」とは?
- Q19.「予想が外れる」とは?
- Q20.「予想を立てる」は正しいですか?
- Q21.「予想」と「期待」の違いは?
- Q22.「予想以上」と「期待以上」は違いますか?
- Q23.「予想」と「計画」は違いますか?
- Q24.「予想」と「目標」は違いますか?
- Q25.「予想値」と「実測値」の違いは?
- Q26.「予想だにしない」とは?
- Q27.「予想を裏切る」とは?
- Q28.「予想」と「予期」の違いは?
- Q29.「予想」と「見通し」の違いは?
- Q30.ビジネスでは「予想」と「予測」のどちらが適切ですか?
- まとめ
- 参考リンク
結論:「予想」とはこれから起きることに前もって見当をつけること
「予想」は、
予想(よそう)
と読みます。
辞書では、物事の成り行きや結果について前もって見当をつけること、また、その内容を意味します。
簡単にいうと、
「まだ結果はわからないが、たぶんこうなるだろうと考えること」
です。
例
- 試合の結果を予想する。
- 明日の混雑状況を予想する。
- 商品の売れ行きを予想する。
- 今年の流行を予想する。
- 試験に出そうな問題を予想する。
いずれも、まだ結果が出ていない段階で「どうなるか」を考えています。
| 言葉 | 簡単な意味 | ポイント |
|---|---|---|
| 予想 | 将来の結果・成り行きに見当をつける | 幅広く使える |
| 予測 | 将来の結果を前もって推し量る | データ・分析との相性がよい |
| 推測 | 手がかりから未知のことを推し量る | 未来に限らない |
| 見込み | 将来についての見通し・可能性 | 実現可能性を表しやすい |
| 予報 | 今後の状態を予測して知らせる | 天気などで定着した表現 |
「予想」をもっと簡単にいうと?
「予想」をやさしい言葉に言い換えるなら、
「こうなるだろうと前もって考えること」
です。
たとえば学校行事の日に、朝から空が暗くなっているとします。
その様子を見て、
「午後は雨が降りそうだ」
と考えるなら、午後の天気について予想しています。
また、人気商品が発売される日に、
「開店直後はかなり混雑するだろう」
と考えることも予想です。
重要なのは、結果が出る前に考えていることです。
「予想する」とは?
「予想」は名詞ですが、
予想する
という形でもよく使います。
例文
- 大会の優勝者を予想する。
- 来月の売上を予想する。
- 交通量から道路の混雑を予想する。
- 相手がどのような反応をするか予想する。
- 試験に出題されそうな問題を予想する。
「予想する」は、専門家だけが行うものではありません。
日常的な経験・直感・情報をもとに未来を考える場合にも使えます。
予想には必ず根拠が必要?
「予想」は、必ずしも厳密なデータや計算を必要とする言葉ではありません。
たとえば、
- 経験
- 過去の傾向
- 現在の状況
- データ
- 直感
など、さまざまな材料から予想できます。
そのため、
「なんとなくAチームが勝ちそうだ」
というものも広い意味では予想です。
一方、過去10年間のデータを分析して将来の需要を算出するような場面では、「予測」という言葉のほうが使いやすくなることがあります。
「予想」と「予測」の違い
「予想」と「予測」は非常によく似ています。
辞書上も意味が重なるため、すべての場面で完全に線引きできるわけではありません。
ただし実際の使い方では、
予想=将来について広く見当をつける
予測=データ・情報などをもとに将来を推し量る
という傾向があります。
スポーツ
「今年の優勝チームを予想する。」
→ 自然です。
個人の知識・経験・直感を含めて結果を考えられます。
人口
「10年後の人口を予測する。」
→ 統計・人口動態などから将来値を見積もるため、「予測」がよく使われます。
| 比較 | 予想 | 予測 |
|---|---|---|
| 基本 | 将来に見当をつける | 将来を前もって推し量る |
| 日常会話 | 非常に使いやすい | やや分析的な印象もある |
| 直感 | 含めやすい | 一般に根拠・情報を意識しやすい |
| 統計・分析 | 使える | 特に使いやすい |
| 試合結果 | よく使う | 使える |
| 人口・需要 | 使える | よく使う |
ただし、「予想=根拠なし」「予測=必ず科学的」と決めつけるのは適切ではありません。
予想にも十分な根拠がある場合がありますし、予測にも不確実性があります。
詳しい使い分けについては、「予想」と「予測」の違いは?意味・使い分け・天気や売上の例文で解説も参考にしてください。
「予想」と「推測」の違い
「推測」は、ある事柄をもとにして、わからないことを推し量ることです。
大きな違いは、推測は未来に限らないことです。
予想
「明日の来店客数を予想する。」
→ 未来について考える。
推測
「なぜ売上が落ちたのか原因を推測する。」
→ すでに起きたことについて、まだわからない原因を考えている。
したがって、
予想=これからどうなるか
推測=わからないことはどうなのか
と整理すると理解しやすくなります。
| 予想 | 推測 |
|---|---|
| 主に未来 | 過去・現在・未来に使える |
| 結果・成り行きを考える | 未知の事実・原因などを考える |
| 明日の売上を予想する | 売上減少の原因を推測する |
「予想」と「見込み」の違い
「見込み」は、将来についての見通しや、実現する可能性を意味します。
「予想」と似ていますが、
予想=どうなるかを考えた内容
見込み=そうなる可能性・見通し
という違いがあります。
例
「今年の売上は1億円になると予想している。」
→ 将来の売上について予想した内容。
「今年は売上1億円を達成できる見込みだ。」
→ 現時点の状況から、達成できそうだという見通し。
また、
- 完成する見込み
- 復旧する見込み
- 退院できる見込み
- 黒字になる見込み
のように、実現可能性を表す場面で「見込み」がよく使われます。
「予想」と「見通し」の違い
「見通し」は、将来どうなるかについての見込み・展望を意味します。
「予想」は特定の結果を考える場合にも広く使えますが、「見通し」は、今後の流れ・状況をある程度まとまった期間で捉える場面に使いやすい言葉です。
例
「明日の来客数を予想する。」
「来年度の経営の見通しを説明する。」
「見通し」は、単なる一点の結果というより、今後どう進んでいきそうかという意味を持ちやすくなります。
詳しくは、「見通し」とは?意味・使い方をわかりやすく解説|「予測・見込み・展望」との違いと例文も参考にしてください。
「予想」と「予報」の違い
「予報」は、今後の状態・出来事などを予測して、あらかじめ知らせることです。
特に代表的なのが、
天気予報
です。
気象庁は天気予報・防災気象情報などが正確に伝わるよう、予報に用いる用語を定めています。
日常会話で、
「明日の天気を予想する」
というのは自然です。
しかし、気象機関が分析結果を公表するものについては、
「天気予想」
ではなく、
「天気予報」
という表現が定着しています。
| 予想 | 予報 |
|---|---|
| 将来に見当をつける | 将来の状態を予測して知らせる |
| 個人でも行える | 情報として伝達する意味がある |
| 試合結果・売上など幅広い | 天気予報など |
「予想」と「予期」の違い
「予期(よき)」は、ある出来事が起こることをあらかじめ考えておくことです。
「予想」と意味が重なる場面もあります。
ただし「予期」は、
「そういう出来事が起こるものとして心構えをしている」
という意味合いを持つ場合があります。
例
「結果は予想通りだった。」
「予期しない事故が起こった。」
後者は、単に事故の内容を予想できなかったというより、事故が起こること自体を想定していなかったという意味です。
「予想」と「期待」の違い
「期待」は、あることが実現するのを望み、待ち望むことです。
「予想」は、良い結果にも悪い結果にも使えます。
予想
「明日は道路がかなり混雑すると予想している。」
→ 混雑してほしいと願っているわけではありません。
期待
「新商品がヒットすることを期待している。」
→ ヒットしてほしいという希望があります。
つまり、
予想=どうなると思うか
期待=どうなってほしいか
という違いです。
予想と期待が一致することもある
もちろん、予想と期待が同じ方向になる場合もあります。
たとえば、
「今年は売上が増えると予想しており、実際にそうなることを期待している。」
という文章が成立します。
前半は未来についての判断、後半は希望です。
「予想される」とは?
「予想される」は、
「今後そうなると考えられる」
という意味です。
例文
- 連休中は道路の混雑が予想される。
- 今後も原材料価格の上昇が予想される。
- 参加者の増加が予想される。
- 作業には数時間かかることが予想される。
やや客観的・文章的な表現なので、ニュース・報告書・案内文などにもよく使われます。
「予想される」は確定という意味?
いいえ。
「予想される」は、あくまで、
「そうなる可能性があると考えられている」
という意味です。
たとえば、
「混雑が予想されます」
という案内があっても、必ず混雑するとは限りません。
ただし、予想するための情報・経験から、その可能性があると判断されています。
「予想されます」と「見込まれます」の違い
どちらも将来について述べる表現ですが、
「予想されます」は「そうなるだろうと考えられる」という意味です。
「見込まれます」は、現在の状況などから「実現する可能性が高い・その程度になりそうだ」という意味で使われやすくなります。
例
「大勢の来場者が予想されます。」
「今年度の売上は1億円になると見込まれます。」
意味が近いケースも多く、絶対的な境界があるわけではありません。
「予想通り」とは?
「予想通り」は、実際の結果が前もって考えていた内容と同じだったことを意味します。
例文
- 予想通り試合は接戦になった。
- 新商品は予想通り好調な売れ行きだった。
- 予想通り道路が混雑していた。
- 検査の結果は予想通りだった。
「想定通り」「思った通り」と近い表現です。
「予想どおり」と「予想通り」はどちらが正しい?
「通り」を漢字で書いて「予想通り」とすることができます。
ひらがなで「予想どおり」と書くこともあり、文章の表記方針によって使い分けられます。
一般的なWeb記事・ビジネス文書では「予想通り」も広く使われています。
「予想外」とは?
「予想外(よそうがい)」とは、
前もって考えていた範囲・内容から外れていること
です。
例文
- 予想外の結果になった。
- 予想外に多くの人が集まった。
- 修理に予想外の費用がかかった。
- 予想外の質問を受けた。
良い結果にも悪い結果にも使えます。
良い意味
「予想外に高い評価を得た。」
悪い意味
「予想外のトラブルが発生した。」
「予想外」と「想定外」の違い
意味は近いですが、「想定外」は、あらかじめ条件・事態として考えていた範囲から外れる意味に使われやすい言葉です。
「予想外」は、自分が考えていた結果と違った場合に幅広く使えます。
予想外
「この映画がここまでヒットするとは予想外だった。」
想定外
「想定外のアクセス集中によってサーバーが停止した。」
「想定外」は、リスク管理・設計・計画などの文脈でもよく使われます。
「予想以上」とは?
「予想以上」は、実際の程度が前もって考えていたより大きかったことです。
例文
- 予想以上に時間がかかった。
- 新商品は予想以上に売れた。
- 山道は予想以上に険しかった。
- 予想以上の反響があった。
反対方向なら、
「予想以下」
よりも、
「予想を下回る」
という表現がよく使われます。
「予想を上回る」とは?
「予想を上回る」は、実際の結果・数値が、事前に考えていた水準より高いことです。
例文
- 売上は当初の予想を上回った。
- 予想を上回る応募があった。
- 来場者数は予想を大幅に上回った。
「予想以上」と意味が近くなります。
「予想を下回る」とは?
「予想を下回る」は、実際の数値・成果などが、事前の予想より低かったことです。
例文
- 売上は予想を下回った。
- 参加者数が予想を下回った。
- 実際の費用は予想を下回った。
最後の例のように、下回ることが必ず悪いとは限りません。
費用なら予想より少ないほうが望ましい場合があります。
「予想に反して」とは?
「予想に反して」は、前もって考えていた結果とは違って、という意味です。
例文
- 予想に反して、試合は一方的な展開になった。
- 予想に反して、来場者はそれほど多くなかった。
- 予想に反して、作業は短時間で終了した。
「予想外」と近い意味ですが、文章をつなぐ表現として使いやすい言葉です。
「予想が当たる」とは?
前もって考えていた内容と、実際の結果が一致することです。
例文
- 試合結果の予想が当たった。
- 私の予想が見事に当たった。
- 売上予想がおおむね当たった。
反対は、
予想が外れる
です。
「予想が外れる」とは?
事前に予想した内容と、実際の結果が違ったことです。
例文
- 天候についての予想が外れた。
- 予想が外れ、来場者数は大幅に増えた。
- 需要予想が外れ、在庫が不足した。
「予想を外す」と表現することもあります。
「予想を立てる」は自然?
「予想を立てる」は使われる表現です。
ただし、日常的には、
- 予想する
- 予想をする
- 見通しを立てる
などもよく使われます。
例文
「過去のデータをもとに来月の売上予想を立てる。」
意味は自然に伝わります。
一方、「見通しを立てる」「計画を立てる」ほど定型的な組み合わせではないため、文章によっては「予想する」のほうが簡潔です。
「予想を予測する」はおかしい?
通常は意味が重なり、不自然になりやすい表現です。
未来について予想したいなら、
- 結果を予想する
- 結果を予測する
のどちらかで十分です。
ただし、
「専門家がどのような予想を発表するかを予測する」
のように、他人の「予想」そのものを予測するという特殊な文脈なら成立します。
「予想できる」とは?
「予想できる」は、今後どうなるかについて、ある程度見当をつけられることです。
例文
- この程度の混雑は予想できた。
- 事前に結果を予想することは難しい。
- 過去の傾向からある程度は予想できる。
反対は、
- 予想できない
- 予想がつかない
- 予想困難
などです。
「予想がつく」とは?
「予想がつく」は、だいたいどのような結果になるかわかる、という意味です。
例文
- 結果はだいたい予想がつく。
- 話を聞けば、その後の展開は予想がつく。
「予想する」より会話的な表現です。
「予想もつかない」とは?
まったく見当がつかない、という意味です。
例文
- こんな結果になるとは予想もつかなかった。
- 10年後の社会がどうなるかは予想もつかない。
驚きの大きさを表すときにも使います。
「予想だにしない」とは?
「予想だにしない」は、
まったく予想していない・考えてもいない
という意味のやや硬い表現です。
例文
- 予想だにしない展開となった。
- このような成功は予想だにしていなかった。
「だに」は現代の日常会話ではあまり使わないため、ニュース・文章・文学的表現で目にすることがあります。
「予想を裏切る」とは?
予想していた内容とは違う結果になることです。
例文
- 良い意味で予想を裏切る商品だった。
- 予想を裏切る展開になった。
「良い意味で予想を裏切る」といえば、想像していたより良かったことを意味します。
「予想以上」と「期待以上」の違い
似ていますが基準が異なります。
予想以上は、前もって考えていた程度を超えること。
期待以上は、望んでいた水準を超えることです。
例
「来場者数は予想以上だった。」
→ 想定した人数より多かった。
「サービスは期待以上だった。」
→ 自分が望んでいた品質より良かった。
「予想通り」と「期待通り」の違い
同じ考え方です。
予想通り=考えていた結果と一致
期待通り=望んでいた結果と一致
たとえば、
「雨になると予想していて、予想通り雨になった。」
場合、雨を期待していたとは限りません。
「売上予想」と「売上予測」の違い
どちらも使われます。
「売上予想」は、これからの売上について見当をつけた数字という広い意味で使えます。
「売上予測」は、
- 過去の実績
- 季節性
- 市場データ
- 受注状況
などを分析して将来の売上を見積もるニュアンスを出しやすい言葉です。
ただし、実際の企業では「売上予想」「売上予測」「売上見込み」などの名称を独自に使い分ける場合があります。
「売上予想」と「売上見込み」の違い
実務では「見込み」のほうが、現在までの受注・商談状況などを踏まえて、現実的にどの程度になりそうかを示す場面に使われることがあります。
例
「新商品が売れれば月100万円程度になると予想している。」
「現在の受注状況から、今月の売上は95万円になる見込みです。」
後者のほうが、より具体的な現状を踏まえた見通しという印象があります。
「予想価格」とは?
「予想価格」は、将来・発売前などの価格について前もって見積もった価格です。
ただし、正式価格とは限りません。
商品について「予想価格○円」と書かれている場合は、メーカーの正式発表なのか、メディア・専門家などによる予想なのかを確認する必要があります。
「予想問題」とは?
「予想問題」は、試験などで出題されそうな内容を予想して作られた問題です。
例
- 入試の予想問題を解く。
- 試験直前に予想問題集を使う。
実際に出題されることが確定しているわけではありません。
過去の出題傾向・重要分野などから「出る可能性がありそう」と考えて作られています。
「予想結果」とは?
「予想結果」は、結果について事前に予想した内容を指すことがあります。
ただし、文章によっては、
「予想した結果」
なのか、
「予想という作業によって得られた結果」
なのかが曖昧になる場合があります。
必要に応じて、
- 予想値
- 予想した結果
- 実際の結果
などと具体的に書くとわかりやすくなります。
「予想値」とは?
「予想値」は、将来の数値について前もって予想した値です。
たとえば、
- 来場者数の予想値
- 来月の売上予想値
- 需要の予想値
などがあります。
実際に観測・測定された値とは異なる点に注意が必要です。
「予想」と「実績」の違い
仕事では「予想」と「実績」を比較する場合があります。
予想は結果が出る前の見積もりです。
実績は、実際に行った結果・達成した結果です。
例
売上予想:100万円
売上実績:120万円
この場合、実績が予想を20万円上回っています。
「予想」と「計画」の違い
「計画」は、将来何をするかをあらかじめ決めることです。
「予想」は、将来どうなるかを考えることです。
つまり、
予想=未来はどうなりそうか
計画=未来に何をするか
です。
例
「来客数は500人と予想する。」
「500人に対応できるようスタッフを10人配置する計画を立てる。」
予想をもとに計画を作ることもあります。
「予想」と「目標」の違い
「目標」は、自分たちが達成しようとする水準です。
「予想」は、実際にどの程度になると思うかです。
そのため、
目標売上:1,000万円
予想売上:850万円
ということもあります。
「予想」と「目標」を同じ数字にする必要はありません。
予想は外れても間違いとは限らない
予想は不確実な未来について行うものです。
十分な根拠があっても、
- 予期しない出来事
- 市場の変化
- 天候
- 人の行動
などによって結果は変わります。
そのため「予想が外れた」という事実だけで、必ずしも予想方法が不適切だったとは限りません。
実務では、
- どの情報を使ったか
- どの前提を置いたか
- どの程度の不確実性があったか
まで確認することが重要です。
「予想」を断定のように書かない
予想は確定事項ではありません。
そのため、報告書などでは、
「来月は必ず売上が増加する」
ではなく、
「現在の受注状況から、来月は売上の増加が予想される」
のように書くことで、予想であることを明確にできます。
予想には前提条件がある
特にビジネスでは、予想の前提を明示すると誤解を減らせます。
例
「現在の価格水準が維持されることを前提に、年間売上は約1億円と予想しています。」
前提条件が崩れれば、予想も変わります。
そのため数字だけでなく、何を前提にした予想なのかを説明することが重要です。
予想をより正確にするには?
予想に絶対はありませんが、精度を高めるためには、
- 過去の実績を見る
- 現在の状況を確認する
- 複数の情報源を使う
- 思い込みだけで決めない
- 前提条件を明確にする
- 予想と実績を後から比較する
といった方法があります。
特に仕事では、予想が外れたときに「なぜ外れたのか」を振り返ることで、次回の精度向上につなげられます。
「予想」と「希望的観測」の違い
予想は将来について見当をつけること全般です。
一方「希望的観測」は、自分にとって望ましい結果になることを期待し、その希望を予想に反映させてしまうことを表します。
例
「根拠はないが、来月になれば自然に売上が戻るだろう。」
十分な根拠がなく、「そうなってほしい」という気持ちが強いなら、希望的観測と評価される可能性があります。
予想をするときは、期待・希望と事実を分けることが重要です。
天気については「予想」「予測」「予報」のどれ?
三つとも文脈によって使えます。
予想
「空模様を見て、午後は雨になると予想した。」
→ 個人などが前もって考える。
予測
「気象データを使って雨雲の動きを予測する。」
→ データ・計算などから今後を推し量る。
予報
「明日の天気予報を見る。」
→ 予測した天気を情報として知らせる。
気象庁では、天気予報などが正確に伝わるよう予報用語を定めています。
ビジネスで使う「予想」の例文
売上
- 来月の売上は前年を上回ると予想しています。
- 当初の予想を上回る売上となりました。
- 売上が予想を下回った原因を分析します。
需要
- 夏季には需要が増加すると予想されます。
- 市場規模は今後も拡大すると予想しています。
作業
- 復旧作業には3時間程度かかると予想されます。
- 想定より作業量が多く、予想以上に時間を要しました。
会議・報告
- 現時点では大きな影響はないと予想しています。
- 参加者は約200人になると予想しています。
- 今後の状況によっては、予想を修正する可能性があります。
日常会話で使う「予想」の例文
- 明日はかなり寒くなると予想している。
- 結果は予想通りだった。
- 予想外に早く終わった。
- 思ったより難しく、予想以上に時間がかかった。
- どちらが勝つか予想してみよう。
- こんな展開になるとは予想していなかった。
「予想」の類語・言い換え
| 言葉 | ニュアンス |
|---|---|
| 予測 | 情報・データなどから将来を推し量る |
| 見込み | 実現可能性・見通し |
| 見通し | 今後どう進みそうかという見込み |
| 予期 | 出来事が起こることを前もって考える |
| 推測 | 手がかりから未知のことを推し量る |
| 推定 | 情報から数値・状態などを推し定める |
| 予見 | 将来の出来事を前もって見抜く |
| 予報 | 将来の状態を予測して知らせる |
| 見当 | だいたいの予測・判断 |
「予想」の反対語は?
「予想」そのものに、一つだけ決まった反対語があるわけではありません。
文脈によっては、
- 実績
- 実測
- 結果
- 事実
などを対照的に使います。
たとえば、
「売上予想と売上実績を比較する」
「予想値と実測値を比較する」
などです。
「予想」を英語でいうと?
文脈によって複数の英語があります。
- prediction
- forecast
- expectation
- estimate
などです。
たとえば、
weather forecast
は「天気予報」です。
「試合結果の予想」なら「prediction」、「売上予想」は文脈によって「sales forecast」などが使われます。
日本語の「予想」を一つの英単語へ必ず置き換えられるわけではなく、対象・根拠・用途によって適切な表現が変わります。
「予想」に関するよくある質問
Q1.「予想」とは簡単にいうと何ですか?
これから物事がどうなるか、結果が出る前に見当をつけることです。
Q2.「予想」の読み方は?
「よそう」と読みます。
Q3.「予想する」とは?
まだ起きていない出来事の結果・成り行きについて、前もって考えることです。
Q4.「予想」と「予測」の違いは?
意味はかなり近いですが、「予想」は日常的な見当まで幅広く使え、「予測」はデータ・分析などから将来を推し量る場面で使いやすい傾向があります。
Q5.予想には根拠がなくてもよいですか?
厳密なデータが必須という言葉ではありませんが、信頼できる予想にするには何らかの根拠・情報があるほうが望ましいでしょう。
Q6.「予想」と「推測」の違いは?
「予想」は主に将来について、「推測」は過去・現在を含む未知の事柄について使えます。
Q7.「予想」と「見込み」の違いは?
「予想」は将来どうなるかについて考えた内容、「見込み」は実現しそうかという見通し・可能性を表しやすい言葉です。
Q8.「予想」と「予報」の違いは?
「予想」は前もって見当をつけること、「予報」は予測した将来の状態を情報として知らせることです。
Q9.天気は「予想」と「予報」のどちらですか?
個人が「明日は雨だろう」と考えるなら「予想する」といえます。
気象情報として公表されるものは「天気予報」という表現が一般的です。
Q10.「予想される」とは?
今後そうなるだろうと考えられる、という意味です。
Q11.「予想される」は確定ですか?
いいえ。
予想であるため、実際の結果が異なる可能性があります。
Q12.「予想通り」とは?
実際の結果が前もって予想していた内容と一致したことです。
Q13.「予想外」とは?
前もって考えていた内容・範囲から外れることです。
Q14.「予想以上」とは?
実際の程度が、事前に予想していた程度を超えたことです。
Q15.「予想を上回る」とは?
実際の数値・結果などが予想した水準より高かったことです。
Q16.「予想を下回る」とは?
実際の数値・結果などが予想した水準より低かったことです。
Q17.「予想に反して」とは?
予想していた内容とは違って、という意味です。
Q18.「予想が当たる」とは?
事前に予想した内容と実際の結果が一致することです。
Q19.「予想が外れる」とは?
事前の予想と実際の結果が一致しないことです。
Q20.「予想を立てる」は正しいですか?
使われる表現です。ただし、文章によっては単に「予想する」としたほうが簡潔です。
Q21.「予想」と「期待」の違いは?
「予想」はどうなると思うか、「期待」はどうなってほしいかです。
Q22.「予想以上」と「期待以上」は違いますか?
違います。
予想以上は考えていた程度を超えたこと、期待以上は望んでいた水準を超えたことです。
Q23.「予想」と「計画」は違いますか?
違います。
予想は未来がどうなりそうか、計画は未来に何をするかを決めることです。
Q24.「予想」と「目標」は違いますか?
違います。
目標は達成したい水準、予想は実際にどの程度になると考えるかです。
Q25.「予想値」と「実測値」の違いは?
予想値は事前に考えた値、実測値は実際に測って得られた値です。
Q26.「予想だにしない」とは?
まったく予想していない、考えてもいなかったという意味のやや硬い表現です。
Q27.「予想を裏切る」とは?
事前の予想とは異なる結果になることです。「良い意味で予想を裏切る」のようにも使います。
Q28.「予想」と「予期」の違いは?
予想は将来の結果に見当をつけること、予期はある出来事が起こることを前もって考えておく意味で使われます。
Q29.「予想」と「見通し」の違いは?
予想は特定の結果にも広く使えますが、見通しは今後どのように進みそうかという流れ・展望を表す場面で使いやすい言葉です。
Q30.ビジネスでは「予想」と「予測」のどちらが適切ですか?
どちらも使えます。
データ・分析モデルなどを使った将来推計なら「予測」、一般的な将来の見立てなら「予想」が使いやすい傾向があります。
ただし、社内で「売上予想」「需要予測」など用語が決められている場合は、その表記に合わせましょう。
まとめ
「予想」とは、物事の成り行き・結果について、実際に起こる前に見当をつけることです。
読み方は「よそう」です。
簡単にいえば、
「まだわからない未来について、たぶんこうなるだろうと考えること」
です。
似た言葉との違いを整理すると、
- 予想:将来の成り行き・結果に前もって見当をつける
- 予測:情報・データなどをもとに将来を推し量る場面で使いやすい
- 推測:手がかりをもとに未知のことを推し量る。未来に限らない
- 見込み:将来についての実現可能性・見通し
- 見通し:今後どのように進んでいくかについての見込み
- 予報:将来の状態を予測し、情報として知らせる
- 予期:ある出来事が起こることを前もって考える
- 期待:望ましい結果になることを願う
と考えるとわかりやすいでしょう。
特に「予測」との違いでは、
「予想は直感だから根拠がなく、予測は必ず科学的」
と単純に分けないことが重要です。
両者の意味は重なっていますが、一般的には、
日常的・幅広い将来の見当なら「予想」、データ・分析を意識した将来の推定なら「予測」
とすると使い分けやすくなります。
また、「予想される」と書かれていても、結果が確定したわけではありません。
予想とは本来、不確実な未来について行うものです。
「予想」という言葉に迷ったときは、
「まだ結果の出ていない未来について、こうなるだろうと考えているのか」
を確認すると判断しやすいでしょう。
参考リンク
「予想・予測・推測」の辞書的な意味や、気象庁が天気予報で使用する予報用語については、以下の資料も参考になります。
- コトバンク「予想」
予想(ヨソウ)とは? 意味や使い方 - コトバンクデジタル大辞泉 - 予想の用語解説 - [名](スル)物事の成り行きや結果について前もって見当をつけること。また、その内容。「予想が当たる」「混雑が予想される」予想・予期――「結果は予想(予期)したとおりだった」「予想(予期)に反して、不作... - コトバンク「予測」
予測(ヨソク)とは? 意味や使い方 - コトバンクデジタル大辞泉 - 予測の用語解説 - [名](スル)事の成り行きや結果を前もっておしはかること。また、その内容。「10年後の人口を予測する」予想・予期・予知・予断・予見・勘定・計算・見通し・見当・読み・見込み・見極め・当て・目当て・目安・... - コトバンク「推測」
推測(スイソク)とは? 意味や使い方 - コトバンクデジタル大辞泉 - 推測の用語解説 - [名](スル)ある事柄をもとにして推量すること。「犯行の動機を推測する」→推察[用法]推察・推量・推定・察し・斟酌・推断・推認・了察・明察・賢察・高察・拝察・忖度・憫察びんさつ・推考・端倪たんげい・邪... - 気象庁「予報用語について」
予報用語について | 気象庁description - 気象庁「予報用語」
予報用語 | 気象庁description
