「見通し」とは?意味を簡単に解説|「見通しが立つ・つかない」と予測・見込みとの違い

仕事・ニュース・日常会話では、

「今後の見通し」
「復旧の見通しが立つ」
「完成の見通しがつかない」

といった表現をよく使います。

しかし、「見通し」は意味の幅が広いため、

  • 「見通し」とは簡単にいうと何なのか
  • 「見通しが立つ」と「見通しがつく」は何が違うのか
  • 「見通しが立たない」「つかない」はどんな意味なのか
  • 「予測」「見込み」「展望」とは何が違うのか
  • ビジネスではどのように使えばよいのか

と迷うことがあります。

結論からいうと、将来について使う「見通し」は、

物事が今後どうなるかについての予測・判断

を意味します。

簡単にいえば、

「これからどうなりそうか」

です。

この記事では、「見通し」の意味をわかりやすく説明したうえで、「見通しが立つ・つく・立たない・つかない」の使い方、「予測・見込み・展望」との違い、仕事で使える例文まで詳しく解説します。

  1. 結論|「見通し」は「これからどうなりそうか」という予測
  2. 「見通し」には複数の意味がある
  3. 「見通し」の意味をもっと簡単にいうと?
  4. 「見通しが立つ」とは?
  5. 「見通しがつく」とは?
  6. 「見通しが立つ」と「見通しがつく」の違い
  7. 「見通しが立たない」とは?
  8. 「見通しがつかない」とは?
  9. 「見通しが悪い」とは?2つの意味に注意
    1. 1.物理的に先が見えにくい
    2. 2.将来があまり期待できない
  10. 「見通しがよい」とは?
  11. 「見通し」と「予測」の違い
  12. 「見通し」と「見込み」の違い
  13. 「見通し」と「展望」の違い
  14. 「見通し」と「めど」の違い
  15. 「見通し」と「予定」の違い
  16. ビジネスでよく使う「見通し」の表現
  17. 「今後の見通し」とは?
  18. 「先の見通し」とは?
  19. 「見通しを立てる」は正しい?
  20. 「見通し」の例文
  21. ビジネスメールで使える例文
  22. 「見通し」を使うときの注意点
  23. 「見通し・予測・見込み・展望・予定」の違い一覧
  24. FAQ|「見通し」についてよくある質問
    1. Q1.「見通し」とは簡単にいうと?
    2. Q2.「見通し」の読み方は?
    3. Q3.「見通しが立つ」とは?
    4. Q4.「見通しが立たない」とは?
    5. Q5.「見通しがつく」とは?
    6. Q6.「見通しが立つ」と「見通しがつく」は違う?
    7. Q7.見通しと予測の違いは?
    8. Q8.見通しと見込みの違いは?
    9. Q9.見通しと展望の違いは?
    10. Q10.見通しと予定は違う?
    11. Q11.「見通しが悪い」とは?
    12. Q12.「今後の見通し」とは?
    13. Q13.「見通しを立てる」は正しい?
    14. Q14.「見通し」は確定事項?
    15. Q15.「見通し」の言い換えは?
  25. まとめ|「見通し」は「この先どうなりそうか」という予測
  26. 参考リンク・出典

結論|「見通し」は「これからどうなりそうか」という予測

「見通し」は、

みとおし

と読みます。

将来について使う場合は、

物事の成り行きや、将来の状態を予測すること

を意味します。

たとえば、

  • 今後の景気の見通し
  • 売上の見通し
  • 復旧の見通し
  • 完成の見通し
  • 退院の見通し
  • 工事終了の見通し

などと使います。

つまり、現在わかっている情報をもとに、

「この先、おそらくこうなるだろう」

と考えることが「見通し」です。

「見通し」には複数の意味がある

「見通し」は、将来予測だけを意味する言葉ではありません。

辞書では、大きく次のような意味があります。

  • 最初から最後まで見続けること
  • 遮るものがなく、遠くまで見えること
  • 人の心や見えない事情などを見抜くこと
  • 物事の成り行きや将来を予測すること

たとえば、

「この道路は見通しがよい」

なら「遠くまでよく見える」という意味です。

一方、

「来年度の売上の見通しは明るい」

なら「将来の予測」という意味です。

仕事やニュースで使われる「見通し」は、後者の将来についての予測であることが多いでしょう。

「見通し」の意味をもっと簡単にいうと?

最も簡単にいうなら、

「この先どうなりそうか」

です。

たとえば、機械が故障して生産が止まった場合、

「今日中に修理できそうだ」

と判断できれば、

「今日中に復旧する見通しです」

と言えます。

反対に、原因がわからず、いつ直るか判断できなければ、

「復旧の見通しが立っていません」

となります。

「見通しが立つ」とは?

「見通しが立つ」は、非常によく使われる表現です。

意味は、

今後どうなるかについて、おおよその予測・めどがつく

ことです。

たとえば、

  • 工事完成の見通しが立った。
  • 復旧の見通しが立った。
  • 黒字化の見通しが立った。
  • 供給再開の見通しが立った。

などと使います。

「必ずそうなる」と確定したという意味ではありません。

ある程度、今後の流れを予測できる状態になった

という意味です。

「見通しがつく」とは?

「見通しがつく」も使われる表現です。

意味としては「見通しが立つ」とかなり近く、

今後の状況について予想できるようになる

ことを表します。

たとえば、

「作業終了の見通しがついた。」

「資金調達の見通しがついた。」

などと使えます。

ただし、一般的なビジネス文章・報道では、

「見通しが立つ」

という形も非常によく使われます。

「見通しが立つ」と「見通しがつく」の違い

意味に大きな違いはありません。

どちらも、

先行きについて、おおよその予測ができる状態になる

ことを表します。

表現 意味 例
見通しが立つ 今後の予測・めどができる 復旧の見通しが立つ
見通しがつく 今後の予測ができるようになる 完成の見通しがつく

迷った場合は、ビジネス文書やニュースで使いやすい「見通しが立つ」を選んでもよいでしょう。

「見通しが立たない」とは?

「見通しが立たない」は、

今後どうなるか予測できない

という意味です。

たとえば、

  • 復旧の見通しが立たない。
  • 供給再開の見通しが立っていない。
  • 完成時期の見通しが立たない。
  • 売上回復の見通しが立たない。

などと使います。

「絶対に実現できない」という意味ではありません。

現時点では、いつ・どのように実現するか予測できない

という意味です。

「見通しがつかない」とは?

「見通しがつかない」も、

今後どうなるか判断できない

という意味です。

たとえば、

「作業がいつ終わるのか見通しがつかない。」

という表現ができます。

「見通しが立たない」とほぼ同じ意味で使われることがあります。

「見通しが悪い」とは?2つの意味に注意

「見通しが悪い」には、大きく2つの意味があります。

1.物理的に先が見えにくい

たとえば、

「この交差点は見通しが悪い」

という場合です。

建物・塀・カーブなどによって、道路の先が見えにくいことを意味します。

2.将来があまり期待できない

たとえば、

「今後の業績の見通しが悪い」

なら、将来の状況が好ましくないと予想されている意味です。

文脈によって意味が異なるので注意しましょう。

「見通しがよい」とは?

こちらも同じように2つの意味があります。

「この道路は見通しがよい」

なら、遠くまでよく見えるという意味です。

「今後の業績の見通しはよい」

なら、将来が順調になりそうだという意味になります。

「見通し」と「予測」の違い

「予測」は、

物事の成り行きや結果を前もって推し量ること

です。

そのため、「見通し」とかなり意味が近い言葉です。

ただし、「予測」は予想する行為・その結果に重点があります。

一方「見通し」は、予測したうえでの先行きについての判断というニュアンスで使われやすい言葉です。

たとえば、

「来年度の売上を予測する」

とは言いますが、

「来年度の売上を見通しする」

とは通常言いません。

一方、

「来年度の売上見通しを発表する」

は自然です。

詳しい違いは、「予測」と「見通し」の違いでも解説しています。

「見通し」と「見込み」の違い

「見込み」は、

先行きの予想、または将来の可能性・望み

を表します。

たとえば、

  • 午後には雨がやむ見込みです。
  • 来月完成する見込みです。
  • 回復する見込みがある。

などと使います。

「見通し」との違いを簡単に整理すると、

見通し=今後どうなるかという全体的な先行き

見込み=特定の結果・実現可能性についての予想

と考えるとわかりやすいでしょう。

たとえば、

「来年度の経営の見通し」

なら、経営全体がどうなりそうかという意味です。

「来月黒字になる見込み」

なら、特定の結果が実現しそうだという意味です。

詳しくは、「見込み」と「見通し」の違いも参考にしてください。

「見通し」と「展望」の違い

「展望」には、遠くを見渡す意味のほか、

社会・人生などの将来を見渡すこと

という意味があります。

この点では「見通し」と似ています。

ただし「展望」は、比較的長期的・大局的な将来像について使われる傾向があります。

たとえば、

  • 日本経済の将来展望
  • 業界の展望
  • 今後の研究の展望

などです。

一方「見通し」は、

  • 復旧の見通し
  • 完成の見通し
  • 売上の見通し

のように、具体的な出来事にも幅広く使えます。

簡単に整理すると、

見通し=具体的な先行きにも広く使える

展望=将来を広い視点から見渡すニュアンスが強い

と考えるとよいでしょう。

「見通し」と「めど」の違い

「めど」は、

目標・目安・おおよその予定

を表す言葉です。

たとえば、

「今月末をめどに完成させる」

と言えます。

一方、「見通し」は、

完成がいつ頃になりそうかという予測

です。

そのため、

めど=目標・目安

見通し=将来についての予測

という違いがあります。

「見通し」と「予定」の違い

「予定」は、これから行うことについて、あらかじめ決めた内容・日時などです。

一方「見通し」は、まだ確定していない将来についての予測です。

たとえば、

「工事は10月31日に終了する予定です」

なら、終了日として決められています。

「10月末には終了する見通しです」

なら、現状から考えると10月末頃に終わりそうだという意味です。

したがって、一般に予定のほうが見通しより確定度が高い場合があります。

ビジネスでよく使う「見通し」の表現

ビジネスでは、次のような表現がよく使われます。

  • 売上の見通し
  • 業績の見通し
  • 今後の見通し
  • 生産の見通し
  • 納期の見通し
  • 復旧の見通し
  • 供給の見通し
  • 完成の見通し
  • 見通しを立てる
  • 見通しが立たない

「今後の見通し」とは?

「今後の見通し」は、

これから先、どのような状況になると予想されるか

を意味します。

たとえば、

「今後の見通しについて説明してください。」

なら、

「これからどうなりそうなのか説明してください」

という意味です。

業績・景気・工事・病状・復旧など、さまざまな対象に使えます。

「先の見通し」とは?

「先の見通し」は、将来の状況についての予測を意味します。

「先の見通しが立たない」といえば、

この先どうなるのかわからない

という意味です。

ただし、「今後の見通し」「将来の見通し」などの表現も広く使われます。

「見通しを立てる」は正しい?

使える表現です。

「見通しを立てる」は、

今後の成り行きについて予測・計画を考える

という意味になります。

たとえば、

  • 今後の売上について見通しを立てる。
  • 長期的な資金繰りの見通しを立てる。
  • 需要予測をもとに生産の見通しを立てる。

などと使えます。

「見通し」の例文

  • 来年度の売上は増加する見通しです。
  • 工事は今月中に完了する見通しです。
  • 復旧の見通しはまだ立っていません。
  • 今後の景気の見通しについて説明する。
  • 部品供給再開の見通しが立った。
  • 現時点では完成時期の見通しがつかない。
  • 今後も需要が増加する見通しだ。
  • 生産量は前年を上回る見通しとなっている。

ビジネスメールで使える例文

例文1

「現在、復旧作業を進めておりますが、現時点では再開時期の見通しは立っておりません。」

例文2

「納期の見通しが立ち次第、改めてご連絡いたします。」

例文3

「現状では、来週中に作業が完了する見通しです。」

例文4

「今後の生産見通しについて、次回会議でご説明いたします。」

「見通し」を使うときの注意点

「見通し」はあくまで予測であり、確定事項ではありません。

そのため、

「○月1日に必ず完成する見通しです」

のように、「必ず」という確定的な言葉と一緒に使うと違和感が出る場合があります。

確定しているなら、

「○月1日に完成する予定です」

などのほうが自然なことがあります。

「見通し・予測・見込み・展望・予定」の違い一覧

言葉 意味の中心 代表例
見通し 今後どうなりそうかという先行き 復旧の見通し
予測 結果・成り行きを前もって推し量る 人口を予測する
見込み 特定の結果・可能性についての予想 完成する見込み
展望 長期的・大局的に将来を見渡す 業界の将来展望
予定 あらかじめ決めていること 来月完成予定

FAQ|「見通し」についてよくある質問

Q1.「見通し」とは簡単にいうと?

「この先どうなりそうか」という予測です。

Q2.「見通し」の読み方は?

「みとおし」と読みます。

Q3.「見通しが立つ」とは?

今後どうなるかについて、おおよその予測・めどができることです。

Q4.「見通しが立たない」とは?

今後どうなるか、現時点では予測できないことです。

Q5.「見通しがつく」とは?

先行きについて予測できるようになることです。

Q6.「見通しが立つ」と「見通しがつく」は違う?

意味はかなり近く、どちらも将来について予測できる状態になることを表します。

Q7.見通しと予測の違いは?

予測は未来を推し量る行為、見通しはその予測をもとにした先行きについての判断というニュアンスがあります。

Q8.見通しと見込みの違いは?

見通しは全体的な先行き、見込みは特定の結果・実現可能性についての予想として使われやすい言葉です。

Q9.見通しと展望の違いは?

展望は、社会・業界・人生などの将来をより広い視点で見渡す場合に使われやすい言葉です。

Q10.見通しと予定は違う?

違います。見通しは予測、予定はあらかじめ決めた内容です。

Q11.「見通しが悪い」とは?

道路などなら「遠くまで見えにくい」、将来についてなら「先行きが好ましくない」という意味になります。

Q12.「今後の見通し」とは?

これから先、どのような状況になると予想されるかという意味です。

Q13.「見通しを立てる」は正しい?

使えます。今後の成り行きについて予測・計画を考える意味です。

Q14.「見通し」は確定事項?

いいえ。基本的には将来についての予測なので、変更される可能性があります。

Q15.「見通し」の言い換えは?

文脈によって「予測・見込み・展望・先行き・予想」などが使えます。

まとめ|「見通し」は「この先どうなりそうか」という予測

「見通し」は、仕事・ニュース・日常会話で幅広く使われる言葉です。

ポイントをまとめると、

  • 「見通し」の読み方は「みとおし」
  • 将来についての「見通し」は、物事の成り行きを予測すること
  • 簡単にいえば「この先どうなりそうか」
  • 「見通しが立つ」=今後の予測・めどができる
  • 「見通しが立たない」=現時点では先行きを予測できない
  • 「見通しがつく」も「見通しが立つ」と近い意味
  • 予測は未来を推し量る行為
  • 見込みは特定の結果・可能性についての予想
  • 展望は将来を広い視点から見渡すニュアンスが強い
  • 予定はあらかじめ決めている内容

と覚えておくとよいでしょう。

最も簡単に整理すると、

見通し=「この先、どうなりそうか」

です。

「見込み」「予測」と迷ったときは、物事全体の先行きを述べたいのか、特定の結果の可能性を述べたいのかを考えると使い分けやすくなります。

参考リンク・出典

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