「手続き」とは?意味・使い方・例文をわかりやすく解説|「手順・申請・届出」との違いと「手続」の表記

「入会の手続きをする」「必要な手続きを済ませる」「正式な手続きを踏む」など、「手続き」は仕事・行政・学校・契約・日常生活まで幅広く使われる言葉です。

意味は何となくわかっていても、詳しく考えると、

  • 「手続き」とは簡単にいうと何なのか
  • 「手順」と「手続き」は何が違うのか
  • 「申請」「届出」と「手続き」は同じなのか
  • 「手続きをする」「手続きを行う」はどちらが自然なのか
  • 「手続きを踏む」とはどういう意味なのか
  • 「手続きを経る」「進める」「済ませる」はどう使い分けるのか
  • 「手続」と「手続き」はどちらが正しいのか
  • ビジネスメールでは「お手続きください」でよいのか
  • 「手続き方法」「手続きの流れ」は意味が重複していないのか

など、さまざまな疑問が出てきます。

結論からいうと、「手続き」とは、ある目的を実現するために必要となる、決められた順序・方法・形式に従った処置です。

もっと簡単にいうなら、

「何かを正式に進めたり完了したりするために、順番に行う必要があること」

です。

たとえば会社へ入社するときには、書類提出・本人確認・社会保険関係の処理など、さまざまな作業が必要になる場合があります。

これらをまとめて、

「入社手続き」

と呼ぶことができます。

この記事では、「手続き」の意味・読み方・使い方を基本から整理し、「手順・申請・届出・手配・処理」との違い、「手続/手続き」の表記、「手続きをする・踏む・経る・進める・済ませる」などの表現まで詳しく解説します。

  1. 結論:「手続き」とは決められた順序や形式に従って行う処置
    1. 代表的な例
  2. 「手続き」をもっと簡単にいうと?
  3. 「手続きする」とは?
    1. 例文
    2. 自然な例
  4. 「手続きを行う」は正しい?
    1. 例文
  5. 「手続き」と「手順」の違い
    1. 手順の例
    2. 手続きの例
  6. 「手順」と「手続き」の関係
  7. 「手続き」と「申請」の違い
    1. 例:制度を利用する場合
  8. 「手続き」と「届出」の違い
    1. 例
  9. 「手続き」と「手配」の違い
    1. 手配
    2. 手続き
  10. 「手続き」と「処理」の違い
    1. 例
  11. 「手続き」と「段取り」の違い
    1. 段取り
    2. 手続き
  12. 「手続き」と「方法」の違い
    1. 例
  13. 「手続きを踏む」とは?
    1. 例文
  14. 「正式な手続きを踏む」とは?
  15. 「手続きを経る」とは?
    1. 例文
  16. 「手続きを進める」とは?
    1. 例文
  17. 「手続きを済ませる」とは?
    1. 例文
  18. 「手続きを完了する」と「手続きを済ませる」の違い
    1. システム表示
    2. 日常会話
  19. 「手続き中」とは?
    1. 例
  20. 「手続き済み」とは?
    1. 例
  21. 「必要な手続き」とは?
    1. 例文
  22. 「所定の手続き」とは?
    1. 例文
  23. 「正規の手続き」とは?
  24. 「事務手続き」とは?
    1. 例
  25. 「行政手続」とは?
  26. 「契約手続き」とは?
  27. 「入社手続き」とは?
  28. 「退職手続き」とは?
  29. 「オンライン手続き」とは?
    1. 例
  30. 「手続き方法」とは?「手続き」に方法が含まれるので重複?
    1. 例
  31. 「手続きの流れ」と「手順」の違い
    1. 手続きの流れ
    2. 具体的な手順
  32. 「手続」と「手続き」はどちらが正しい?
  33. 「お手続き」は正しい?
    1. 例文
  34. 「お手続きください」は失礼?
  35. 「手続きお願いします」は自然?
  36. 「手続きをお願いします」と「手続きをお願いいたします」の違い
  37. 「手続きさせていただきます」は自然?
  38. 「手続きしてください」と「手続きをしてください」はどちらが自然?
  39. 「手続きが必要」とは?
    1. 例文
  40. 「手続き不要」とは?
    1. 例
  41. 「手続き期限」とは?
    1. 例文
  42. 「手続きに時間がかかる」とは?
  43. 「手続き上」とは?
    1. 例文
  44. 「手続き上の不備」とは?
    1. 例
  45. 「手続きを省く」とは?
  46. 「手続きを簡略化する」とは?
    1. 例
  47. 「手続き」の類語・言い換え
  48. 「手続き」の反対語は?
  49. 英語で「手続き」は?
    1. 手続き
    2. 入国手続きなどの正式な手続き
    3. 一連の処理
  50. ビジネスで使える「手続き」の例文
    1. 社内手続き
    2. 顧客案内
    3. 進捗連絡
    4. 依頼
  51. 「手続き」に関するよくある質問
    1. Q1.「手続き」とは簡単にいうと何ですか?
    2. Q2.「手続き」の読み方は?
    3. Q3.「手続き」と「手順」の違いは?
    4. Q4.手続きの中に手順があるということですか?
    5. Q5.「手続き」と「申請」の違いは?
    6. Q6.「手続き」と「届出」の違いは?
    7. Q7.「手続き」と「手配」の違いは?
    8. Q8.「手続き」と「段取り」の違いは?
    9. Q9.「手続きをする」は正しい?
    10. Q10.「手続きを行う」は正しい?
    11. Q11.「手続きを踏む」とは?
    12. Q12.「手続きを経る」とは?
    13. Q13.「手続きを進める」とは?
    14. Q14.「手続きを済ませる」とは?
    15. Q15.「手続き中」とは?
    16. Q16.「手続き済み」とは?
    17. Q17.「所定の手続き」とは?
    18. Q18.「正式な手続きを踏む」とは?
    19. Q19.「手続」と「手続き」はどちらが正しい?
    20. Q20.法律ではなぜ「行政手続法」と書くのですか?
    21. Q21.「お手続き」は正しい敬語ですか?
    22. Q22.「お手続きください」は失礼ですか?
    23. Q23.「手続きお願いします」はビジネスで使える?
    24. Q24.「手続き方法」は重複表現ですか?
    25. Q25.「手続きの流れ」と「手順」は同じ?
    26. Q26.「行政手続」とは?
    27. Q27.「事務手続き」とは?
    28. Q28.「オンライン手続き」とは?
    29. Q29.「手続き不要」とは?
    30. Q30.「手続き上の不備」とは?
    31. Q31.英語で「手続き」は?
  52. まとめ
  53. 参考リンク

結論:「手続き」とは決められた順序や形式に従って行う処置

「手続き」は、

手続き(てつづき)

と読みます。

辞書では、「手続」は、物事を行うために必要な手順・てはずや、あることを行うために必要な一定の順序・形式に従った処置を表す言葉として説明されています。

つまり、単なる「やり方」だけではなく、

「目的を達成するために、決められた段階・形式を通ること」

という意味があります。

代表的な例

  • 入学手続きをする
  • 退職手続きをする
  • 契約手続きを進める
  • 住所変更の手続きをする
  • 行政機関で必要な手続きを行う
  • 正式な手続きを踏む
言葉 簡単な意味 中心となるポイント
手続き 決められた順序・形式に従って処理する 正式な処理・必要事項
手順 物事を行う順番 作業の順序
申請 許可・認定などを求めて申し出る 相手へ求める行為
届出 一定の事項を届け出る 必要事項を知らせる行為
手配 必要な物・人などを準備する 準備・段取り

「手続き」をもっと簡単にいうと?

日常的な言葉にすると、

「決められたやり方に沿って、必要なことを済ませること」

です。

たとえばスポーツジムへ新しく入会するとします。

施設によって異なりますが、

入会申込

↓

本人確認

↓

料金支払い方法の登録

↓

会員証などの発行

という複数の作業が必要になることがあります。

これら全体が、

「入会手続き」

です。

「手続き」には、単純な一つの作業ではなく、目的を達成するまでに必要となる一連の処理という意味が含まれる場合があります。

「手続きする」とは?

「手続き」は名詞ですが、

「手続きする」

という形でも使えます。

例文

  • 窓口で手続きする。
  • オンラインで退会手続きする。
  • 転居後に住所変更を手続きする。

ただし文章によっては、

「手続きをする」

のほうが自然に感じられる場合もあります。

自然な例

「明日、市役所で転居の手続きをします。」

「オンラインで契約変更の手続きをしました。」

一般的な文章では「手続きをする」が使いやすいでしょう。

「手続きを行う」は正しい?

はい。正しい表現です。

特にビジネス文書・行政文書・案内文などで使いやすい、やや硬い表現です。

例文

  • 窓口にて必要な手続きを行ってください。
  • 本人確認後、登録手続きを行います。
  • 契約終了に伴う手続きを行った。

日常的なら、

「手続きをする」

でも十分です。

「手続き」と「手順」の違い

最も迷いやすいのが「手続き」と「手順」です。

どちらも「順番」に関係していますが、中心となる意味が異なります。

手順=作業をどの順番で行うか

手続き=目的を実現するために必要な正式な処理

と考えるとわかりやすいでしょう。

手順の例

パソコンを設定する場合、

  1. 電源を入れる
  2. ネットワークへ接続する
  3. アカウントを設定する
  4. ソフトウェアをインストールする

といった作業順が「手順」です。

手続きの例

会社へ入社する際に、

  • 必要書類を提出する
  • 本人確認を受ける
  • 必要事項を登録する

といった正式な処理を行うのが「手続き」です。

比較 手順 手続き
中心 行う順番 必要な処理・形式
料理 自然 通常は使いにくい
機械操作 自然 文脈による
入会 説明時には使える 非常に自然
行政 個々の順番を説明するとき 非常に自然

詳しい使い分けは、「手順」と「手続き」の違いとは?意味・使い分けを仕事・申請・マニュアルの例文で徹底解説も参考にしてください。

「手順」と「手続き」の関係

手続きの中に、手順が存在する場合があります。

たとえば銀行口座開設という「手続き」の中に、

1.申し込む

2.本人確認をする

3.必要情報を登録する

4.審査・確認を受ける

という「手順」があります。

つまり、

手続き=行うべき処理全体

手順=その処理を行う順番

という関係になる場合があります。

「手順」そのものについては、「手順」とは?意味・使い方をわかりやすく解説|「工程・手続き・方法・段取り」との違いと例文でも詳しく解説しています。

「手続き」と「申請」の違い

「申請」は、国・自治体・会社・組織などに対して、許可・認定・給付・登録などを求めて申し出ることです。

これに対して「手続き」は、より広い言葉です。

申請は、手続きの一部になることがある

と考えるとわかりやすいでしょう。

例:制度を利用する場合

必要書類を準備する。

↓

申請書を書く。

↓

申請する。

↓

必要に応じて追加資料を提出する。

↓

結果を受け取る。

これら一連の流れ全体を「申請手続き」と呼ぶことがあります。

つまり、

申請=相手へ認めてもらうなどのために申し出る行為

手続き=その前後も含めた必要な処理全体

です。

「手続き」と「届出」の違い

「届出」は、一定の事項を行政機関・会社などへ届け出ることです。

「申請」と同じく、「届出」も一つの具体的な行為です。

「手続き」はさらに広く、届出に必要な書類準備・提出・確認などを含めることができます。

例

住所が変わった。

↓

必要書類を確認する。

↓

所定の届出を行う。

↓

登録内容が変更される。

こうした処理全体を、

「住所変更の手続き」

と呼ぶことができます。

行政手続法でも、「申請に対する処分」「届出」などについて章を分けて規定しており、「申請」と「届出」は制度上も異なる概念です。

詳しくは、「届出」と「申請」の違いは?行政手続法上の意味・使い分けをわかりやすく解説も参考にしてください。

「手続き」と「手配」の違い

「手配」は、必要な人・物・場所などをあらかじめ準備・調整することです。

手配

  • ホテルを手配する
  • タクシーを手配する
  • 担当者を手配する
  • 必要な資材を手配する

手続き

  • 宿泊予約の変更手続きをする
  • 契約手続きをする
  • 入会手続きをする

簡単にいうと、

手配=必要なものをそろえる・準備する

手続き=決められた方法に従って正式に処理する

という違いです。

「手続き」と「処理」の違い

「処理」は、物事を適切に取り扱い、片づけることを幅広く表します。

手続きより意味が広い言葉です。

例

「申請を処理する。」

→ 受け付けた申請内容を確認・判断する。

「申請手続きをする。」

→ 申請する側が必要な決められた処理を行う。

同じ制度でも、立場によって「手続き」と「処理」が使い分けられる場合があります。

「手続き」と「段取り」の違い

「段取り」は、物事をうまく進めるための順序・準備・計画です。

正式な制度・形式がなくても使えます。

段取り

「会議がスムーズに進むよう段取りを整える。」

手続き

「会議室利用の申込手続きをする。」

段取りは実務的な準備、手続きは一定の決まりに従った処理という違いがあります。

「手続き」と「方法」の違い

「方法」は、何かを実現するためのやり方全般です。

非常に広い言葉です。

「手続き」は、その中でも一定の順序・形式に従って行う必要がある処理に使われます。

例

「料金を支払う方法」

→ 現金・カード・振込など。

「支払い手続き」

→ 実際に必要事項を入力したり決済したりして処理を完了させること。

「手続きを踏む」とは?

非常によく使われる表現です。

「手続きを踏む」は、

必要な段階・順序を省略せず、決められた方法に従って進める

という意味です。

例文

  • 正式な手続きを踏んで契約を解除する。
  • 所定の手続きを踏んだうえで申請してください。
  • 必要な手続きを踏まずに決定することはできない。

ここでの「踏む」は、実際に足で踏む意味ではありません。

「段階を順番に経る」という比喩的な使い方です。

「正式な手続きを踏む」とは?

規則・制度などで決められた正規の方法に従うことです。

たとえば、組織の重要な決定で、

  • 担当部署が起案する
  • 関係部署と確認する
  • 責任者が承認する
  • 正式決定する

という規則があるなら、それらを省略せず行うことが「正式な手続きを踏む」ことになります。

「手続きを経る」とは?

「経る(へる)」は、いくつかの段階・時間などを通過することです。

したがって、

「手続きを経る」=必要な手続きを通過して次の段階へ進む

という意味です。

例文

  • 所定の手続きを経て正式に採用された。
  • 必要な審査手続きを経て登録された。
  • 社内手続きを経たうえで契約を締結する。

「手続きを踏む」と意味は近いですが、「経る」は完了した手続きを振り返る文章にも使いやすい、やや硬い表現です。

「手続きを進める」とは?

必要な処理を順次行い、完了に近づけていくことです。

例文

  • 契約締結に向けて手続きを進めています。
  • 退職に必要な手続きを進めてください。
  • オンラインで登録手続きを進める。

まだ完了していない途中の状態で使えます。

「手続きを済ませる」とは?

必要となる手続きを終わらせることです。

例文

  • 出発前に必要な手続きを済ませた。
  • 入社前日までに登録手続きを済ませてください。
  • 窓口で変更手続きを済ませました。

「済ませる」には、必要なことを完了させる意味があります。

「手続きを完了する」と「手続きを済ませる」の違い

意味は非常に近いです。

手続きを完了するは、やや事務的・客観的。

手続きを済ませるは、日常会話でも使いやすい表現です。

システム表示

「本人確認手続きが完了しました。」

日常会話

「昨日、引っ越しの手続きを済ませました。」

という使い分けが自然です。

「手続き中」とは?

必要な手続きがまだ完了しておらず、現在処理している途中という意味です。

例

  • 現在、名義変更手続き中です。
  • 解約手続き中のため、しばらくお待ちください。

ただし、誰が処理中なのかがわかりにくい場合があります。

必要なら、

「当社で確認手続き中です」

「お客様による本人確認手続きが未完了です」

のように具体化するとわかりやすくなります。

「手続き済み」とは?

必要な手続きがすでに終わっている状態です。

例

  • 登録手続き済み
  • 支払い手続き済み
  • 退会手続き済み

一覧表・管理画面などでは、

  • 未手続き
  • 手続き中
  • 手続き済み

などの状態で管理する場合があります。

「必要な手続き」とは?

目的を実現するために、省略できない処理を意味します。

例文

  • 住所変更に必要な手続きを確認する。
  • 退職時に必要な手続きについて説明する。
  • 入学に必要な手続きを期限までに行う。

何が「必要」なのかは、制度・会社・契約などによって変わります。

実際に何かを申請・変更する場合は、その制度を運営する公式機関・事業者の最新案内を確認しましょう。

「所定の手続き」とは?

「所定」は、あらかじめ決められていることです。

したがって、

所定の手続き=規則・制度などであらかじめ決められた手続き

です。

例文

  • 退会には所定の手続きが必要です。
  • 所定の手続きを行ったうえで提出してください。

契約書・規程・利用案内などでよく使われる表現です。

「正規の手続き」とは?

正式に定められた方法・ルートに従う手続きです。

「正規の手続きを経る」「正規の手続きを踏む」などと使います。

非公式な口約束などではなく、正式なルールに沿って処理することを強調したい場合に適しています。

「事務手続き」とは?

事務上必要となる書類・登録・確認などの処理を意味します。

例

  • 入社に伴う事務手続き
  • 退職時の事務手続き
  • 契約更新の事務手続き
  • 経費精算の事務手続き

仕事の内容そのものではなく、その前後で必要となる事務的な処理に使われます。

「行政手続」とは?

国・地方公共団体などの行政機関に関係する手続きを表す言葉です。

日本には「行政手続法」があり、処分・行政指導・届出などに関する共通事項が定められています。

行政手続には、制度によって、

  • 申請
  • 届出
  • 許認可
  • 意見提出

などさまざまなものがあります。

具体的な手続き方法は制度ごとに違うため、実際に利用するときは国・自治体などの公式案内を確認する必要があります。

「契約手続き」とは?

契約を成立・変更・終了させるために必要となる処理です。

たとえば、

  • 契約内容の確認
  • 本人・法人確認
  • 申込
  • 署名・押印
  • 電子署名
  • 必要書類提出

などが含まれる場合があります。

契約によって必要な処理は異なります。

「入社手続き」とは?

新しく会社へ入社する際に必要となる各種処理をまとめた表現です。

会社によって異なりますが、

  • 本人情報の登録
  • 給与振込先の登録
  • 税・社会保険に関係する書類
  • 社内システム登録

などが含まれる場合があります。

「退職手続き」とは?

会社を退職する際に必要となる各種処理です。

たとえば、

  • 退職日の確認
  • 会社物品の返却
  • 各種書類のやり取り
  • 社会保険などに関する処理

が含まれることがあります。

具体的な対応は勤務先・雇用形態などによって異なります。

「オンライン手続き」とは?

窓口・郵送ではなく、Webサイト・アプリなどを利用して行う手続きです。

例

  • オンラインで住所変更手続きをする。
  • Web上で本人確認を行う。
  • 電子申請で手続きを完了する。

オンライン化されても、「決められた方法に従って必要な処理を行う」という「手続き」の基本的な意味は変わりません。

「手続き方法」とは?「手続き」に方法が含まれるので重複?

「手続き方法」は自然に使われる表現です。

「手続き」に順序・方法という意味があるため、少し重なって見えますが、

「その手続きを具体的にどのような方法で行うか」

を表す言葉として成立します。

例

「解約手続き方法をご確認ください。」

この場合、

  • Web
  • 電話
  • 店頭
  • 郵送

など、手続きを行う具体的な手段を指すことがあります。

「手続きの流れ」と「手順」の違い

かなり近い表現です。

「手続きの流れ」は、手続き開始から完了までの全体像を示します。

「手順」は、その中で何をどの順番で行うかをより具体的に説明する言葉です。

手続きの流れ

申込 → 確認 → 審査 → 完了

具体的な手順

1.申込ページを開く

2.氏名を入力する

3.必要書類を添付する

4.送信ボタンを押す

という違いで考えるとわかりやすいでしょう。

「手続」と「手続き」はどちらが正しい?

どちらの表記も見られます。

辞書でも「手続(き)」のように示されることがあります。

一般向けの文章では、

「手続き」

と送り仮名を付けると読みやすいでしょう。

一方、法令・行政・公用文などでは、

「手続」

という表記が多く使われます。

実際に法律名も、

「行政手続法」

となっています。

文化庁は「送り仮名の付け方」を、法令・公用文書・新聞・雑誌・放送などで現代の国語を書き表す際のよりどころとして示しています。

したがって実務では、

一般向け文章なら「手続き」、法令・組織の表記ルールに合わせる場合は「手続」

という使い分けが一つの目安になります。

「お手続き」は正しい?

はい。

顧客・利用者など相手が行う手続きについて、

「お手続き」

と丁寧に表現できます。

例文

  • お手続きをお願いいたします。
  • 以下のページからお手続きください。
  • お手続きが完了しましたらご連絡ください。

サービス案内・ビジネスメールなどで一般的な表現です。

「お手続きください」は失礼?

通常は失礼な表現ではありません。

ただし、依頼の内容によっては、

「お手続きくださいますようお願いいたします」

「恐れ入りますが、お手続きをお願いいたします」

のようにすると、より丁寧です。

「手続きお願いします」は自然?

会話・チャットなら意味は伝わりますが、仕事のメールでは少し簡略的です。

より自然にするなら、

「お手続きをお願いいたします。」

「必要なお手続きをお願いいたします。」

などが使いやすいでしょう。

「手続きをお願いします」と「手続きをお願いいたします」の違い

意味は同じです。

「お願いいたします」のほうがより丁寧で、ビジネスメール・顧客向け案内に向いています。

社内の気軽なやり取りなら、

「手続きをお願いします。」

でも問題ありません。

「手続きさせていただきます」は自然?

文脈によります。

相手の許可・了承のもとで自分側が処理することを表すなら、

「こちらで手続きさせていただきます。」

と使われることがあります。

ただし単純に自社が行う業務なら、

「こちらで手続きいたします。」

のほうが簡潔な場合もあります。

「手続きしてください」と「手続きをしてください」はどちらが自然?

どちらも意味は通じます。

一般的には、

「必要な手続きをしてください。」

のように、「手続きを」とする形がわかりやすいでしょう。

相手への案内なら、

「お手続きください。」

のほうが丁寧です。

「手続きが必要」とは?

何らかの目的を実現するために、決められた処理を行わなければならないという意味です。

例文

  • 契約変更には手続きが必要です。
  • 住所が変わった場合は変更手続きが必要です。
  • 利用開始前に登録手続きが必要です。

「手続き不要」とは?

利用者側が特別な申込・届出・登録などを行わなくてもよいことです。

例

「自動更新のため、更新手続きは不要です。」

この場合、何も処理されないとは限りません。

利用者側で行う作業が不要で、事業者側で自動処理されるケースもあります。

「手続き期限」とは?

その手続きを完了しなければならない期限です。

例文

  • 申請手続き期限は3月31日です。
  • 期限までに必要な手続きを完了してください。

期限を過ぎた場合の扱いは制度によって異なるため、公式案内を確認する必要があります。

「手続きに時間がかかる」とは?

申込から処理完了まで一定の日数・時間が必要という意味です。

理由として、

  • 書類確認
  • 審査
  • 本人確認
  • 関係部署との確認
  • 郵送

などが考えられます。

重要な予定がある場合は、締切直前ではなく余裕をもって手続きを始めることが大切です。

「手続き上」とは?

「手続き上」は、手続きの制度・形式・順序という観点から見た場合、という意味です。

例文

  • 手続き上、本人の署名が必要です。
  • 手続き上の問題が見つかった。
  • 手続き上は承認が完了している。

内容そのものではなく、形式面・プロセス面に注目した表現です。

「手続き上の不備」とは?

必要な書類・順序・確認などが不足しており、決められた処理が正しく行われていないことです。

例

  • 必要な署名がない
  • 必要書類が不足している
  • 決裁を受けていない
  • 期限を守っていない

などが、文脈によって「手続き上の不備」に当たる場合があります。

「手続きを省く」とは?

本来必要となる段階・処理の一部を行わないことです。

正式な手続きを省略すると問題になる制度もあるため、

「簡略化できる手続きなのか」

「必須の手続きなのか」

を区別する必要があります。

「手続きを簡略化する」とは?

必要な目的・安全性などを保ちながら、処理の工程・書類などを減らしてわかりやすくすることです。

例

  • 申請書類を減らして手続きを簡略化する。
  • オンライン化によって手続きを簡略化する。

「省略する」と違い、必要な機能を保ちながら効率化するというニュアンスがあります。

「手続き」の類語・言い換え

言葉 意味・ニュアンス
手順 物事を行う順番
順序 前後の並び方
段取り 物事を進めるための準備・順序
手はず あらかじめ整える準備・方法
処理 物事を取り扱って片づける
申請 許可・認定などを求めて申し出る
届出 一定事項を届け出る
手配 必要な人・物などを準備する

「手続き」の反対語は?

「手続き」に一つだけ決まった反対語はありません。

文脈によって、

  • 無手続
  • 手続き不要
  • 省略
  • 自動処理

などが対照的な表現になります。

ただし「無手続」は日常的な一般語として頻繁に使う表現ではありません。

通常は、

「手続きが不要です」

「手続きをせずに利用できます」

などと書くほうがわかりやすいでしょう。

英語で「手続き」は?

文脈によって異なりますが、代表的には、

  • procedure
  • procedures
  • formalities
  • process

などがあります。

手続き

procedure

入国手続きなどの正式な手続き

formalities

一連の処理

process

英語でも何の手続きなのかによって適切な言葉が変わります。

ビジネスで使える「手続き」の例文

社内手続き

  • 所定の社内手続きを経たうえで契約を締結します。
  • 変更には事前の申請手続きが必要です。

顧客案内

  • 以下のページよりお手続きをお願いいたします。
  • ご本人様確認後、解約手続きを進めます。

進捗連絡

  • 現在、登録手続きを進めております。
  • 必要な手続きはすべて完了しております。

依頼

  • 期限までに必要なお手続きをお願いいたします。
  • 恐れ入りますが、所定のお手続きをお願いいたします。

「手続き」に関するよくある質問

Q1.「手続き」とは簡単にいうと何ですか?

何かを正式に進めたり完了したりするために、決められた順序・形式に沿って行う必要な処理です。

Q2.「手続き」の読み方は?

「てつづき」と読みます。

Q3.「手続き」と「手順」の違いは?

手順は作業を行う順番、手続きは目的を実現するために必要となる正式な処理・形式です。

Q4.手続きの中に手順があるということですか?

はい。そのように考えられる場合があります。

一つの手続きを完了するために、複数の手順を順番に行うケースがあります。

Q5.「手続き」と「申請」の違いは?

申請は許可・認定などを求める具体的な行為で、手続きは申請前後を含む一連の処理全体を指すことができます。

Q6.「手続き」と「届出」の違いは?

届出は一定事項を届け出る具体的な行為です。届出も手続きの一部になることがあります。

Q7.「手続き」と「手配」の違いは?

手続きは決められた形式に沿った処理、手配は必要な人・物・場所などを準備することです。

Q8.「手続き」と「段取り」の違いは?

段取りは物事を進めるための準備・順序で、手続きは一定の決まり・形式に従った処理です。

Q9.「手続きをする」は正しい?

はい。一般的で自然な表現です。

Q10.「手続きを行う」は正しい?

はい。ビジネス・行政などで使いやすい、やや硬い表現です。

Q11.「手続きを踏む」とは?

必要な段階・順序を省かず、決められた方法に従って進めることです。

Q12.「手続きを経る」とは?

必要な手続きを通過したうえで次の段階へ進むことです。

Q13.「手続きを進める」とは?

必要な処理を順番に行い、完了に近づけていくことです。

Q14.「手続きを済ませる」とは?

必要な手続きをすべて終わらせることです。

Q15.「手続き中」とは?

手続きがまだ完了しておらず、現在処理している途中という意味です。

Q16.「手続き済み」とは?

必要な手続きがすでに完了している状態です。

Q17.「所定の手続き」とは?

規則・制度などであらかじめ決められた手続きです。

Q18.「正式な手続きを踏む」とは?

決められた正式なルール・順序を省略せず進めることです。

Q19.「手続」と「手続き」はどちらが正しい?

どちらも見られる表記です。

一般向け文章では「手続き」が読みやすく、法令・公用文などでは「手続」という表記が多く使われます。

Q20.法律ではなぜ「行政手続法」と書くのですか?

法令・公用文では送り仮名の付け方について一定の表記方針があり、「手続」のような表記が用いられています。

Q21.「お手続き」は正しい敬語ですか?

はい。相手が行う手続きについて丁寧に表現するときに使えます。

Q22.「お手続きください」は失礼ですか?

通常は失礼ではありません。

より丁寧にするなら「お手続きをお願いいたします」などが使えます。

Q23.「手続きお願いします」はビジネスで使える?

意味は通じますが、「お手続きをお願いいたします」のほうが丁寧です。

Q24.「手続き方法」は重複表現ですか?

完全な誤りではありません。「その手続きをどの方法で行うか」という意味で自然に使われます。

Q25.「手続きの流れ」と「手順」は同じ?

非常に近いですが、手続きの流れは開始から完了までの全体像、手順は具体的な作業順を示しやすい言葉です。

Q26.「行政手続」とは?

行政機関に関係する処分・申請・届出などの手続きを表します。

Q27.「事務手続き」とは?

書類提出・登録・確認など、事務上必要となる処理です。

Q28.「オンライン手続き」とは?

Webサイト・アプリなどを通じて行う手続きです。

Q29.「手続き不要」とは?

利用者が特別な申請・登録などを行わなくてもよいという意味です。

Q30.「手続き上の不備」とは?

必要な書類・順序・承認など、決められた処理に不足や誤りがある状態です。

Q31.英語で「手続き」は?

「procedure」が代表的ですが、文脈によって「formalities」「process」なども使います。

まとめ

「手続き」とは、ある目的を実現するために必要となる、決められた順序・方法・形式に従った処置です。

読み方は「てつづき」です。

簡単にいうと、

「何かを正式に進めるために、決められたやり方に沿って必要なことを済ませること」

です。

似た言葉との違いを整理すると、

  • 手続き:決められた順序・形式に沿った必要な処理
  • 手順:何をどの順番で行うか
  • 申請:許可・認定などを求めて申し出る
  • 届出:一定事項を届け出る
  • 手配:必要な人・物などを準備する
  • 段取り:物事をうまく進めるための準備・順序
  • 処理:物事を取り扱い、片づけること全般

特に「手順」と迷った場合は、

作業の「順番」を説明したいなら手順、

申込・契約・登録などの「正式な処理」を説明したいなら手続き

と考えるとわかりやすいでしょう。

また、「申請」「届出」は手続きと同じではなく、手続きを構成する具体的な行為の一つになる場合があります。

「手続きを踏む」「手続きを経る」は正式な段階を順番に通ること、「手続きを進める」はまだ途中、「手続きを済ませる」「手続き完了」は必要な処理が終わった状態を表します。

表記については「手続」「手続き」の両方が見られます。一般向けの文章では「手続き」が読みやすく、法令・公用文などでは「手続」が使われることがあります。

「手続き」は単なる「順番」の言葉ではありません。

「その目的を正式に成立・完了させるために何をしなければならないか」

という観点を持つと、「手順・申請・届出・手配」との違いも理解しやすくなります。

参考リンク

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