「酷似する」は英語で何と言う?closely resemble・be strikingly similar to・look alike・be almost identical toの違いと使い分け

「二人の顔が酷似している」「デザインが他社製品に酷似している」「以前の事件と酷似した手口だ」など、日本語では「非常によく似ている」ことを「酷似する」と表現します。

ところが、「酷似する」を英語にしようとすると、

  • resembleだけで「酷似する」になるのか
  • closely resembleとはどのくらい似ているのか
  • very similarとstrikingly similarの違いは何か
  • look alikeは人にしか使えないのか
  • identicalを使うと「完全に同じ」という意味にならないか
  • 「AはBに酷似している」はどの語順になるのか

と迷うことがあります。

結論からいうと、日本語の「酷似する」に完全に対応する英単語が一つだけあるわけではありません。

英語では、何が・どの程度似ているのかによって、次のように表現を使い分けます。

  • closely resemble:外見・形・内容などが非常によく似ている
  • be strikingly similar to:一目で驚くほど似ている
  • look alike:主に見た目が似ている
  • be almost / virtually identical to:ほとんど区別できないほど同じに近い

さらに、名詞ではbear a close resemblance to(~に酷似している)という表現も非常に便利です。

この記事では、「酷似する」を英語でどう表すのかについて、人の顔・商品・デザイン・文章・事件・データ・画像などの具体例を使いながら、似ている程度まで含めて詳しく解説します。

  1. 結論:「酷似する」はclosely resembleが基本
  2. そもそも「酷似」とはどんな意味?
  3. closely resembleとは?「酷似する」の基本表現
    1. 父親に酷似している
    2. 以前のモデルに酷似している
    3. 本物に酷似している
  4. resembleにはtoを付けない
  5. closely resembleは外見以外にも使える
    1. 過去の事件に酷似している
    2. 他社製品に酷似した商品
    3. 以前の研究結果に酷似している
  6. closelyとstronglyはどう違う?
  7. bear a close resemblance toとは?
    1. 父親に酷似している
    2. 既存商品に酷似している
  8. closely resembleとbear a close resemblance toの違い
  9. be strikingly similar toとは?「驚くほど似ている」
    1. 二人の顔が驚くほど似ている
    2. 二つのデザインが酷似している
    3. 作品の構成が酷似している
  10. very similarとstrikingly similarの違い
  11. similarは「完全に同じ」ではない
  12. similarではtoを使う
  13. look alikeとは?「見た目がそっくり」
    1. 双子が酷似している
    2. 二つの商品が見た目そっくり
  14. look alikeは外見中心
  15. alikeは名詞の前に置かないのが基本
  16. look-alikeという名詞・形容詞もある
  17. be almost identical toとは?「ほぼ同一」
    1. 二つのデザインはほぼ同じ
    2. 以前の製品にほぼ同一
  18. almost identicalとvirtually identicalの違い
  19. 「酷似」とidenticalは同じではない
  20. closely resembleとalmost identicalの違い
  21. 「人の顔が酷似している」は何が自然?
    1. 一般的に「非常によく似ている」
    2. 見た目がそっくり
    3. 驚くほど似ている
    4. ほとんど区別できない
  22. 「写真が酷似している」の英語
  23. 「デザインが酷似している」の英語
  24. 「ロゴが酷似している」の英語
  25. 「商品が酷似している」の英語
  26. 「文章が酷似している」の英語
  27. 「内容が酷似している」の英語
  28. 「事件の手口が酷似している」の英語
  29. similarityを使って「酷似」を表す
  30. 「~に酷似した」はclosely resembling ~も使える
  31. 「~と酷似した」はsimilar toでも表せる
  32. 「酷似して見える」はlook very similar
  33. 「見分けがつかないほど酷似」はindistinguishable from
  34. 「そっくり」はlook alikeが会話的
  35. look just like ~とclosely resemble ~の違い
  36. 「類似」と「酷似」の違いは英語でも程度で表せる
  37. 「似る」と「酷似する」は英語でどう違う?
  38. 「酷似る」は英語以前に日本語で注意
  39. 「酷似する」の英語を選ぶ5ステップ
    1. 1. 外見・内容を問わず「非常によく似ている」と言いたい
    2. 2. 見た人が驚くほど似ていることを強調したい
    3. 3. 人・物の見た目がそっくり
    4. 4. ほぼ同一と言えるほど似ている
    5. 5. フォーマルな文章で「~と酷似している」
  40. 場面別:「酷似する」のおすすめ英語
  41. よくある間違い1:resembleの後ろにtoを付ける
  42. よくある間違い2:similarの後ろのtoを忘れる
  43. よくある間違い3:酷似だからidenticalと断定する
  44. よくある間違い4:look alikeを内容の類似に使う
  45. よくある間違い5:alikeを名詞の前に置く
  46. よくある間違い6:「酷似」を必要以上に断定的に訳す
  47. よくある質問(FAQ)
    1. Q1. 「酷似する」は英語で何と言いますか?
    2. Q2. resembleだけでも「酷似する」になりますか?
    3. Q3. closely resembleとvery similarの違いは何ですか?
    4. Q4. strikingly similarとはどういう意味ですか?
    5. Q5. 「そっくり」はlook alikeですか?
    6. Q6. look alikeとresembleの違いは何ですか?
    7. Q7. 「父親に酷似している」は英語で何と言いますか?
    8. Q8. 「二つのデザインが酷似している」は英語で何と言いますか?
    9. Q9. 「ほぼ同じ」はalmost identicalでよいですか?
    10. Q10. virtually identicalとはどういう意味ですか?
    11. Q11. identicalと酷似は同じ意味ですか?
    12. Q12. bear a close resemblance toとはどういう意味ですか?
    13. Q13. 「酷似した商品」は英語で何と言いますか?
    14. Q14. 「酷似した文章」は英語で何と言いますか?
    15. Q15. 「酷似した点がある」は英語で何と言いますか?
    16. Q16. 「見分けがつかないほど似ている」は英語で何と言いますか?
    17. Q17. 「酷似る」は正しい日本語ですか?
  48. まとめ
  49. 参考リンク・出典

結論:「酷似する」はclosely resembleが基本

まず、代表的な表現を比較してみましょう。

英語表現 ニュアンス 使いやすい対象
closely resemble 非常によく似ている 人、物、形、内容、状況
be strikingly similar to 驚くほど似ている 人、デザイン、作品、状況
look alike 見た目が似ている 人、動物、外観、物
be almost identical to ほぼ同一に見える 商品、画像、文章、仕様、デザイン
bear a close resemblance to 非常に似た特徴を持つ 文章・説明・フォーマルな文脈

迷ったときは、

広く「非常によく似ている」 → closely resemble

驚くほど似ている → be strikingly similar to

見た目が似ている → look alike

ほぼ区別できない → be almost identical to

と考えるとわかりやすいでしょう。

そもそも「酷似」とはどんな意味?

「酷似」は、二つ以上の人・物・状況などが、非常によく似ていることを表します。

単なる「似ている」よりも、似ている程度が強い言葉です。

たとえば、

  • 父親に酷似した顔
  • 人気商品に酷似したデザイン
  • 過去の事件に酷似した手口
  • 原作に酷似した設定
  • 別会社のロゴに酷似している

などと使います。

「酷」という漢字が入っていますが、「ひどく悪い」という意味ではなく、ここでは程度が非常に強いことを表しています。

詳しい日本語の意味については、「酷似」とは?意味・読み方・使い方をわかりやすく解説|「類似・相似・近似・そっくり」との違いと例文も参考にしてください。

closely resembleとは?「酷似する」の基本表現

resembleは、「~に似ている」という意味の動詞です。

ただし、resembleだけでは単に「似ている」という意味なので、日本語の「酷似する」の強さを出したい場合には、

closely resemble

とするのが非常に便利です。

closelyには、「密接に」「非常によく」というニュアンスがあります。

父親に酷似している

He closely resembles his father.
彼は父親に酷似しています。

以前のモデルに酷似している

The new model closely resembles the previous one.
新しいモデルは以前のモデルに酷似しています。

本物に酷似している

The replica closely resembles the original.
その複製品は本物に酷似しています。

resembleにはtoを付けない

英作文で特に注意したいポイントです。

resembleは他動詞なので、基本的に、

resemble A

という形を使います。

したがって、

He resembles his father.

が正しく、

He resembles to his father.

とは通常言いません。

日本語では「父親に似ている」なのでtoを入れたくなりますが、英語では不要です。

closely resembleは外見以外にも使える

resembleは人の顔だけに使う表現ではありません。

物・形・状況・文章・仕組みなどにも使えます。

過去の事件に酷似している

The case closely resembles an incident that occurred ten years ago.
その事件は10年前に起きた事件に酷似しています。

他社製品に酷似した商品

The product closely resembles a competitor’s product.
その商品は競合他社の製品に酷似しています。

以前の研究結果に酷似している

The results closely resemble those of the previous study.
その結果は以前の研究結果に酷似しています。

closelyとstronglyはどう違う?

resembleと組み合わせる副詞には、closelyのほかにstronglyが使われる場合もあります。

closely resembleは非常に一般的で、二つが細部までよく似ていることを表します。

strongly resembleも「非常によく似ている」という意味になりますが、通常はclosely resembleのほうが覚えやすく使いやすいでしょう。

bear a close resemblance toとは?

resembleの名詞形が、

resemblance

です。

resemblanceは「類似・似ていること」という意味です。

これを使った、

bear a close resemblance to ~

という表現も「~に酷似している」を表すのに非常に適しています。

父親に酷似している

He bears a close resemblance to his father.
彼は父親に酷似しています。

既存商品に酷似している

The design bears a close resemblance to an existing product.
そのデザインは既存商品に酷似しています。

closely resembleより少し文章的・フォーマルな響きがあります。

closely resembleとbear a close resemblance toの違い

意味は非常に近いです。

closely resembleは動詞を使った簡潔な表現です。

bear a close resemblance toは名詞resemblanceを使った、ややフォーマルな表現です。

closely resemble bear a close resemblance to
意味 酷似する 酷似している
長さ 簡潔 やや長い
文体 幅広く使える やや文章的

be strikingly similar toとは?「驚くほど似ている」

日本語の「酷似」に含まれる、

「見て驚くほど似ている」

というニュアンスを強調したいなら、

be strikingly similar to ~

が便利です。

strikinglyには、「目立つほど」「驚くほど」という意味があります。

二人の顔が驚くほど似ている

The two men are strikingly similar in appearance.
その二人の男性は外見が酷似しています。

二つのデザインが酷似している

The two designs are strikingly similar.
二つのデザインは驚くほどよく似ています。

作品の構成が酷似している

The structure of the two works is strikingly similar.
二つの作品の構成は酷似しています。

very similarとstrikingly similarの違い

very similarでも「非常によく似ている」という意味になります。

しかし、

strikingly similar

のほうが、「誰が見ても気付くほど似ている」「驚くほど似ている」という印象が強くなります。

日本語で比較すると、

very similar=非常に似ている

strikingly similar=驚くほど似ている・酷似している

と考えるとわかりやすいでしょう。

similarは「完全に同じ」ではない

similarは、二つが似ているものの、完全に同じではないことを表す基本語です。

したがって、

be similar to ~

なら「~に似ている」。

be very similar to ~

なら「~に非常によく似ている」。

be strikingly similar to ~

なら「~に酷似している」。

というように、程度を調整できます。

similarではtoを使う

resembleと混同しやすいポイントです。

resemble A

に対し、

be similar to A

とします。

たとえば、

This product resembles the original.

This product is similar to the original.

はいずれも使えます。

resembleにはtoを付けず、similarにはtoを付ける、と覚えておきましょう。

look alikeとは?「見た目がそっくり」

look alikeは、二人・二つのものが外見上よく似ていることを表します。

日本語では、

  • そっくりだ
  • よく似ている
  • 外見が酷似している

などと訳せます。

双子が酷似している

The twins look very much alike.
その双子はとてもよく似ています。

二つの商品が見た目そっくり

The two products look almost exactly alike.
その二つの商品は外見がほとんど同じです。

look alikeは外見中心

look alikeの重要な特徴は、見た目に焦点があることです。

たとえば、

二人の性格・考え方・文章内容などが似ている場合に、通常look alikeは使いません。

顔や外観ならlook alike。

内容・構造・状況まで含めるならresembleやsimilarが使いやすいでしょう。

alikeは名詞の前に置かないのが基本

alikeは通常、

The two products are alike.

のように、be動詞などの後ろで使います。

一般的には、

an alike product

とはしません。

名詞の前ならsimilarを使って、

a similar product
似た製品

とするのが自然です。

look-alikeという名詞・形容詞もある

ハイフンを入れた、

look-alike

という表現もあります。

たとえば、人について、

a celebrity look-alike
有名人のそっくりさん

という使い方があります。

商品についても、文脈によって「本物に似せたもの」「類似品」という意味になることがあります。

be almost identical toとは?「ほぼ同一」

「酷似」をさらに強く、

「ほとんど同じに見える」

という意味で表したい場合には、

be almost identical to ~

が使えます。

identicalは基本的に「同一の・全く同じ」という意味の強い言葉です。

そのため、酷似しているが完全には同じではない場合には、

  • almost identical
  • nearly identical
  • virtually identical

のように表現できます。

二つのデザインはほぼ同じ

The two designs are almost identical.
二つのデザインは酷似しています。

以前の製品にほぼ同一

The new product is virtually identical to the previous model.
新商品は以前のモデルに酷似しています。

almost identicalとvirtually identicalの違い

どちらも「ほぼ同じ」を表します。

almost identicalは、文字どおり「ほとんど同一」です。

virtually identicalは、「実質的には同一と言ってよいほど似ている」というニュアンスです。

たとえば仕様書・データ・設計などについて、細かな違いはあるものの実質的に同じ場合にはvirtually identicalが使いやすいでしょう。

「酷似」とidenticalは同じではない

日本語の「酷似」は、非常によく似ていることであって、必ずしも同一ではありません。

そのため、単純に、

A is identical to B.

とすると、

「AとBは同一である」

という強い意味になる場合があります。

「酷似だが完全には同じではない」なら、

almost identical

virtually identical

などで少し弱めることが重要です。

closely resembleとalmost identicalの違い

似ている程度を比較すると、おおよそ次のように考えられます。

表現 イメージ
similar 似ている
very similar かなり似ている
closely resemble 非常によく似ている
strikingly similar 驚くほど似ている
almost / virtually identical ほとんど同じ

もちろん厳密な数値的序列ではありませんが、「どのくらい強く似ていると言いたいのか」を判断する目安になります。

「人の顔が酷似している」は何が自然?

人の顔なら、複数の表現が使えます。

一般的に「非常によく似ている」

He closely resembles his brother.
彼は兄弟に酷似しています。

見た目がそっくり

They look very much alike.
二人は見た目がそっくりです。

驚くほど似ている

The two brothers look strikingly similar.
その兄弟は驚くほど似ています。

ほとんど区別できない

The twins look almost identical.
その双子はほとんど見分けがつかないほど似ています。

「写真が酷似している」の英語

画像・写真の構図などがよく似ているなら、

The two photographs are strikingly similar.
二枚の写真は酷似しています。

ほぼ同じ写真に見えるなら、

The two images are almost identical.
二枚の画像はほぼ同一に見えます。

と表現できます。

「デザインが酷似している」の英語

商品・ロゴ・Webサイトなどのデザインなら、

The design closely resembles that of another product.
そのデザインは別の商品に酷似しています。

または、

The two designs are strikingly similar.
二つのデザインは酷似しています。

ほぼ同じレベルなら、

The designs are virtually identical.

も使えます。

「ロゴが酷似している」の英語

The logo closely resembles another company’s logo.
そのロゴは別会社のロゴに酷似しています。

また、

The two logos look strikingly similar.
二つのロゴは見た目が驚くほど似ています。

とも表現できます。

「商品が酷似している」の英語

商品の外観・特徴が広く似ているなら、

The product closely resembles the original.
その商品は元の商品に酷似しています。

外観だけなら、

The two products look almost identical.
二つの商品は外見がほぼ同じです。

という言い方もできます。

「文章が酷似している」の英語

文章・レポート・記事などの内容や構成が非常に似ている場合にもresembleやsimilarが使えます。

The passage closely resembles the original text.
その文章は原文に酷似しています。

The two articles are strikingly similar in structure and wording.
二つの記事は構成と言葉遣いが酷似しています。

完全なコピーと断定したくない場合には、こうした「似ている」という表現が便利です。

「内容が酷似している」の英語

The contents are very similar.

でも表現できますが、酷似という強いニュアンスなら、

The contents are strikingly similar.
内容が酷似しています。

とすることができます。

「事件の手口が酷似している」の英語

事件・事故・不正行為などのパターンが似ている場合には、

The method closely resembles that used in the previous case.
その手口は以前の事件で使われたものに酷似しています。

また、

The two cases show striking similarities.
二つの事件には非常によく似た点があります。

という表現もできます。

similarityを使って「酷似」を表す

similarityは「類似・似ている点」という名詞です。

複数形のsimilaritiesなら「共通点・類似点」を表せます。

There are striking similarities between the two cases.
二つの事件には酷似した点があります。

The similarities are difficult to ignore.
その類似点は無視できないほどです。

「AがBに酷似している」と直接表すのではなく、「両者には非常によく似た点がある」と表現できます。

「~に酷似した」はclosely resembling ~も使える

名詞を後ろから説明する場合には、

closely resembling ~

という形も使えます。

a product closely resembling the original
元の商品に酷似した商品

a design closely resembling an existing logo
既存ロゴに酷似したデザイン

文章・報告書などで便利な形です。

「~と酷似した」はsimilar toでも表せる

a design very similar to ~

でも「~と非常によく似たデザイン」を表せます。

酷似の強さをさらに出したいなら、

a design strikingly similar to ~

とできます。

「酷似して見える」はlook very similar

事実として似ていると断定せず、「見たところ似ている」と言いたい場合には、

look very similar

が使えます。

The two products look very similar at first glance.
二つの商品は一見すると酷似して見えます。

「一見すると」は、

at first glance

が便利です。

「見分けがつかないほど酷似」はindistinguishable from

さらに強く、

「ほとんど見分けがつかない」

と言いたいなら、

indistinguishable from ~

という表現があります。

The copy is almost indistinguishable from the original.
そのコピーは元の商品とほとんど見分けがつかないほど酷似しています。

これは「酷似」よりさらに強い場面で使える表現です。

「そっくり」はlook alikeが会話的

日本語の「そっくりだ」に最も近い日常的な表現の一つが、

look alike

です。

You two look alike.
あなたたちはそっくりですね。

He looks just like his father.
彼は父親にそっくりです。

人の顔について日常会話で「酷似している」と言うなら、closely resembleよりlook just likeのほうが自然なこともあります。

look just like ~とclosely resemble ~の違い

look just like ~は会話的で、見た目がそっくりという意味です。

closely resemble ~はやや客観的・文章的で、外見以外にも使えます。

look just like closely resemble
文体 会話的 文章でも使いやすい
対象 主に見た目 外見・内容・形・状況
日本語 そっくり 酷似する

「類似」と「酷似」の違いは英語でも程度で表せる

日本語の「類似」は「似ていること」を広く表します。

「酷似」は、その中でも非常によく似ていることです。

英語でも、

be similar to ~

から、

be very similar to ~

closely resemble ~

be strikingly similar to ~

と副詞などを加えることで、似ている程度を強められます。

日本語での詳しい違いについては、「類似」と「酷似」の違いとは?意味・似ている程度・使い分けを例文で徹底解説も参考にしてください。

「似る」と「酷似する」は英語でどう違う?

通常の「似ている」なら、

resemble

be similar to

look like

などが使えます。

「酷似する」まで強めるなら、

closely resemble

be strikingly similar to

look almost identical to

などが適しています。

「酷似る」は英語以前に日本語で注意

日本語では、

「酷似る」

ではなく、

「酷似する」

と表現するのが基本です。

「似る」は単独で動詞ですが、「酷似」は名詞・サ変動詞として「酷似する」と使います。

この点については、「酷似る」は間違い?正しくは「酷似する」|「似る・類似する」との違い・使い方を例文で解説で詳しく解説しています。

「酷似する」の英語を選ぶ5ステップ

1. 外見・内容を問わず「非常によく似ている」と言いたい

→ closely resemble

2. 見た人が驚くほど似ていることを強調したい

→ be strikingly similar to

3. 人・物の見た目がそっくり

→ look alike / look just like

4. ほぼ同一と言えるほど似ている

→ be almost / virtually identical to

5. フォーマルな文章で「~と酷似している」

→ bear a close resemblance to

場面別:「酷似する」のおすすめ英語

日本語 英語表現の例
~に酷似する closely resemble ~
~に酷似している closely resemble ~
驚くほど酷似する be strikingly similar to ~
外見が酷似する look very much alike
~にそっくり look just like ~
ほぼ同一 be almost identical to ~
実質的に同一 be virtually identical to ~
~と酷似している bear a close resemblance to ~
酷似したデザイン a closely resembling / strikingly similar design
酷似した商品 a product closely resembling ~
酷似した点がある show striking similarities
見分けがつかないほど似る be almost indistinguishable from ~

よくある間違い1:resembleの後ろにtoを付ける

resembleは、

resemble someone / something

という形です。

したがって、

This design closely resembles the original.

が自然です。

resembles to the original

とはしないよう注意しましょう。

よくある間違い2:similarの後ろのtoを忘れる

逆にsimilarは、

be similar to ~

です。

The design is very similar to the original.
そのデザインは元の商品に非常によく似ています。

となります。

つまり、

resemble A

be similar to A

という違いを覚えておきましょう。

よくある間違い3:酷似だからidenticalと断定する

identicalは非常に強く、「同一」と解釈される可能性があります。

「非常によく似ているが完全には同じではない」なら、

almost identical

virtually identical

とするほうが安全です。

よくある間違い4:look alikeを内容の類似に使う

look alikeは基本的に見た目の類似です。

二つの文章・考え方・制度などが酷似しているなら、

closely resemble

be strikingly similar

などを使うほうが自然です。

よくある間違い5:alikeを名詞の前に置く

通常は、

The two products are alike.

のように使います。

「似た商品」と名詞の前から修飾するなら、

a similar product

とするのが自然です。

よくある間違い6:「酷似」を必要以上に断定的に訳す

盗用・模倣・偽造などが問題になる場面では、単に外見が似ていることと、法的にコピー・侵害であることは別問題です。

英語でも、

closely resembles

は「非常によく似ている」と述べているだけです。

それだけで、

  • copy
  • counterfeit
  • plagiarism
  • infringement

などを意味するわけではありません。

事実関係が確認できていない場面では、「酷似」と「コピー」を区別して表現することが重要です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 「酷似する」は英語で何と言いますか?

幅広い場面で使いやすいのはclosely resembleです。

驚くほど似ているならbe strikingly similar to、見た目がそっくりならlook alike、ほぼ同一ならbe almost identical toなども使えます。

Q2. resembleだけでも「酷似する」になりますか?

resembleだけなら基本的には「似ている」です。

「酷似する」という強さを明確にしたい場合は、closely resembleとするとわかりやすいでしょう。

Q3. closely resembleとvery similarの違いは何ですか?

どちらも非常によく似ていることを表せます。

closely resembleは動詞表現、very similarは形容詞表現です。

「AはBに酷似する」ならA closely resembles B、「AとBは非常によく似ている」ならA and B are very similarと表現できます。

Q4. strikingly similarとはどういう意味ですか?

「目を引くほど・驚くほど似ている」という意味です。

日本語の「酷似」に非常に近い強さを表せます。

Q5. 「そっくり」はlook alikeですか?

はい。特に人や物の外見がそっくりな場合に使えます。

The two brothers look alike.
その兄弟はそっくりです。

Q6. look alikeとresembleの違いは何ですか?

look alikeは主に外見が似ている場合に使います。

resembleは外見だけでなく、形・内容・状況・特徴など幅広い類似に使えます。

Q7. 「父親に酷似している」は英語で何と言いますか?

He closely resembles his father.

が使えます。

会話的には、

He looks just like his father.

も自然です。

Q8. 「二つのデザインが酷似している」は英語で何と言いますか?

The two designs are strikingly similar.

または、

One design closely resembles the other.

などと表現できます。

Q9. 「ほぼ同じ」はalmost identicalでよいですか?

はい。

almost identicalは「ほとんど同一」という意味です。

非常に似ているが、完全には同じではない場合に使えます。

Q10. virtually identicalとはどういう意味ですか?

「実質的には同じと言えるほど似ている」という意味です。

細かな違いはあるものの、全体としてほとんど同じ場合に使えます。

Q11. identicalと酷似は同じ意味ですか?

完全には同じではありません。

酷似は「非常によく似ている」ことであり、同一とは限りません。

identicalは「同一・全く同じ」という意味が強いため、酷似ならalmost identicalなどと弱めるほうが適切な場合があります。

Q12. bear a close resemblance toとはどういう意味ですか?

「~に非常によく似ている」「~に酷似している」という意味です。

closely resembleと意味は近いですが、やや文章的・フォーマルです。

Q13. 「酷似した商品」は英語で何と言いますか?

たとえば、

a product closely resembling the original

と表現できます。

ほぼ同じ外観ならan almost identical productなども可能です。

Q14. 「酷似した文章」は英語で何と言いますか?

a text closely resembling the original

や、

a strikingly similar passage

などが使えます。

Q15. 「酷似した点がある」は英語で何と言いますか?

There are striking similarities between A and B.

と表現できます。

「AとBの間には非常によく似た点がある」という意味です。

Q16. 「見分けがつかないほど似ている」は英語で何と言いますか?

be almost indistinguishable from ~

が使えます。

The copy is almost indistinguishable from the original.
そのコピーは元の商品とほとんど見分けがつきません。

Q17. 「酷似る」は正しい日本語ですか?

基本的には「酷似する」と表現します。

「似る」は動詞ですが、「酷似」は「酷似する」という形で使うのが一般的です。

まとめ

「酷似する」は、英語では一つの表現だけに固定できません。

英語表現 使い分け
closely resemble 外見・形・内容などが非常によく似ている
be strikingly similar to 一目で気付くほど、驚くほど似ている
look alike 主に人・物の見た目が似ている
be almost identical to ほとんど同一と言えるほど似ている
bear a close resemblance to 文章的・フォーマルに「~に酷似している」と表す

迷った場合は、

  • 一般的な「酷似」 → closely resemble
  • 驚くほど似る → strikingly similar
  • 外見がそっくり → look alike
  • ほぼ同一 → almost / virtually identical

と考えるとわかりやすいでしょう。

たとえば、

「彼は父親に酷似している」

なら、

He closely resembles his father.

「二つのロゴは驚くほど酷似している」

なら、

The two logos are strikingly similar.

「その双子はそっくりだ」

なら、

The twins look very much alike.

「二つの製品はほぼ同じだ」

なら、

The two products are almost identical.

と表現できます。

また、英語では似ている程度を副詞によって細かく調整できます。

単なる「似ている」ならsimilar・resemble、かなり似ているならvery similar、酷似ならclosely resemble・strikingly similar、ほぼ同一ならalmost identicalというように段階を意識すると、より正確な英語になります。

つまり、「酷似する」を英語にするときは、「外見だけが似ているのか」「特徴全体が似ているのか」「驚くほど似ているのか」「ほとんど同一なのか」まで考えて表現を選ぶことがポイントです。

参考リンク・出典

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