「連用修飾語」とは?意味・見分け方を例文でわかりやすく解説|「連体修飾語・副詞」との違いと練習問題

国語の授業で「連用修飾語(れんようしゅうしょくご)」という言葉が出てきて、「連体修飾語とどう違うの?」「副詞のこと?」「文のどこを見れば分かるの?」と迷ったことはありませんか。

たとえば「妹が公園で元気に遊ぶ」という文では、「公園で」と「元気に」が、どちらも「遊ぶ」を詳しく説明しています。このように、主に動詞・形容詞・形容動詞などの用言を詳しく説明する文の成分を、連用修飾語といいます。

大切なのは、単語の形だけで決めず、「どの言葉を、どのように詳しくしているか」を見ることです。この記事では意味と見分け方を基礎から解説し、「副詞」「連用形」「連体修飾語」との違いを整理したうえで、テストに役立つ練習問題と解答を紹介します。

  1. 結論|「連用修飾語」は主に動詞・形容詞・形容動詞を詳しく説明する
  2. 「連用修飾語」とは?読み方と基本的な意味
    1. 読み方は「れんようしゅうしょくご」
    2. 「修飾する」とは、ほかの言葉の意味を詳しくすること
    3. 「用言」とは動詞・形容詞・形容動詞のこと
  3. 連用修飾語の見分け方|4つのステップ
    1. ステップ1:まず述語を探す
    2. ステップ2:「いつ・どこで・何を・どのように」を質問する
    3. ステップ3:修飾先が用言か、名詞かを確かめる
    4. ステップ4:主語など、ほかの文の成分と取り違えない
  4. 連用修飾語の例文一覧|何を詳しくしているかで分類
  5. 動詞だけではない|形容詞・形容動詞を修飾する例
    1. 形容詞を詳しくする連用修飾語
    2. 形容動詞を詳しくする連用修飾語
  6. 「連用修飾語」と「連体修飾語」の違い
    1. 「速い車」と「速く走る」で比較する
    2. 一つの文の中に両方ある場合
  7. 「連用修飾語」と「副詞」の違い|同じ意味ではない
    1. 副詞は「品詞」、連用修飾語は「文の成分」
    2. 副詞でなくても連用修飾語になれる
    3. 「文の成分」と「品詞」は何が違う?
  8. 「連用修飾語」と「連用形」の違い
    1. 連用形だから必ず連用修飾語になるわけではない
  9. 「連用修飾語」と「連体詞」の違い
  10. 文節の区切り方と連用修飾語の関係
    1. 文節とは、文を意味のまとまりで区切ったもの
    2. 文節は「ね」「さ」を挟む方法でも確かめられる
    3. 「単語」と「文節」を混同しない
  11. 修飾する言葉が直前にあるとは限らない
  12. よくある間違い|テストで注意したい5つのポイント
    1. 間違い1:「~で」「~に」で終わると全部連用修飾語だと思う
    2. 間違い2:副詞だけが連用修飾語になると思う
    3. 間違い3:修飾先が必ず次の文節だと思う
    4. 間違い4:主語もすべて連用修飾語にする
    5. 間違い5:問題が聞いている分類を確認しない
  13. 練習問題15問|連用修飾語を見つけてみよう
    1. 第1部:連用修飾語を抜き出す(1~8)
    2. 第2部:連用修飾語か連体修飾語かを判定する(9~12)
    3. 第3部:品詞や活用形と区別する(13~15)
  14. 練習問題の解答・解説
  15. 連用修飾語についてのよくある質問(FAQ)
    1. Q1. 連用修飾語を簡単にいうと何ですか?
    2. Q2. 連用修飾語の読み方は何ですか?
    3. Q3. 連用修飾語は動詞だけを修飾するのですか?
    4. Q4. 連用修飾語と副詞は同じですか?
    5. Q5. 連用修飾語と連体修飾語はどう見分けますか?
    6. Q6. 連用修飾語と連用形はどう違いますか?
    7. Q7. 「ゆっくり」は必ず連用修飾語ですか?
    8. Q8. 「公園で」はどんな品詞ですか?
    9. Q9. 「何を」に答える言葉も連用修飾語ですか?
    10. Q10. 「雨が降る」の「雨が」は連用修飾語ですか?
    11. Q11. 「非常に」は連用修飾語ですか?
    12. Q12. 連用修飾語は一つの文に複数ありますか?
    13. Q13. 連用修飾語は述語の直前に置かなければなりませんか?
    14. Q14. テストでは何を先に確認すればいいですか?
    15. Q15. 連用修飾語を覚える一番簡単な方法はありますか?
  16. まとめ|連用修飾語は「何を詳しくしているか」で判断しよう
  17. 参考リンク

結論|「連用修飾語」は主に動詞・形容詞・形容動詞を詳しく説明する

まずは、連用修飾語の働きを早見表で確認しましょう。

例文 連用修飾語 詳しく説明される言葉 分かること
弟がゆっくり歩く ゆっくり 歩く どのように歩くか
明日、出発する 明日 出発する いつ出発するか
図書館で勉強する 図書館で 勉強する どこで勉強するか
資料を確認する 資料を 確認する 何を確認するか
とても美しい とても 美しい どのくらい美しいか
ひどく静かだ ひどく 静かだ どの程度静かなのか

連用修飾語という名前には「連用」とありますが、「動詞だけにかかる言葉」ではありません。形容詞「美しい」や形容動詞「静かだ」を詳しくする場合もあります。

また、上の「資料を」のように、名詞と助詞からなる文節が連用修飾語になることもあります。「連用修飾語=副詞」と覚えるのは正確ではありません。

「連用修飾語」とは?読み方と基本的な意味

読み方は「れんようしゅうしょくご」

「連用修飾語」の読み方は「れんようしゅうしょくご」です。文法では「文の成分」の一つとして学びます。

辞書では、用言を修飾する修飾語として説明されています。学校文法の基本でも、動詞・形容詞・形容動詞を中心とする言葉にかかる文節を指します。

「修飾する」とは、ほかの言葉の意味を詳しくすること

「鳥が飛ぶ」だけでも文は成立します。ここに「高く」を加えて「鳥が高く飛ぶ」とすると、飛び方がより具体的になります。

この「高く」のように、ほかの言葉を詳しく説明する働きを「修飾する」といいます。説明する側が修飾語、説明される側が被修飾語(ひしゅうしょくご)です。

「高く → 飛ぶ」と矢印で結ぶと、修飾関係が見えやすくなります。

「用言」とは動詞・形容詞・形容動詞のこと

連用修飾語を理解するには、まず「用言」を知っておくと便利です。中学校で学ぶ学校文法では、動詞・形容詞・形容動詞を用言と呼びます。

用言の種類 例 連用修飾語を加えた例
動詞 読む はっきり読む
形容詞 寒い かなり寒い
形容動詞 元気だ とても元気だ

つまり連用修飾語は、動作だけでなく、性質や状態をどの程度・どのように捉えるかも詳しくできるのです。

連用修飾語の見分け方|4つのステップ

文の中から連用修飾語を探すときは、次の順序で考えると迷いにくくなります。

ステップ1:まず述語を探す

例文「兄は庭で静かに本を読む」を考えましょう。文の中心となる動作は「読む」です。まず述語を見つけると、どの言葉がそこにかかるか考えやすくなります。

ステップ2:「いつ・どこで・何を・どのように」を質問する

「どこで読む?」と尋ねると「庭で」、「どのように読む?」と尋ねると「静かに」、「何を読む?」と尋ねると「本を」が答えになります。

「庭で」「静かに」「本を」は、いずれも「読む」を詳しくするので、学校文法では連用修飾語として扱います。

ステップ3:修飾先が用言か、名詞かを確かめる

「赤い花が咲いた」なら「赤い」が説明するのは名詞の「花」です。したがって「赤い」は連体修飾語であって、連用修飾語ではありません。

一方、「花が美しく咲いた」では「美しく」が動詞「咲いた」にかかるため、連用修飾語です。違いを決めるのは、言葉の見た目だけでなく修飾する相手です。

ステップ4:主語など、ほかの文の成分と取り違えない

「雨が降る」の「雨が」は、一般的な中学校の文法では「何が降る?」に答える主語です。「何を・どこで」などの質問に答える言葉をすべて連用修飾語にするわけではありません。

文法学では、主語に当たる部分を含めた文の関係を別の仕方で説明する立場もあります。しかし、学校のテストでは授業や教科書で示された「主語・述語・修飾語」などの区別を基本にしてください。

連用修飾語の例文一覧|何を詳しくしているかで分類

連用修飾語は、場所や時間を表す場合もあれば、動作の様子、程度、対象を表す場合もあります。例文を見比べて、働きの幅を押さえましょう。

表す内容 例文 連用修飾語 → 修飾先
時間 昨日、手紙を送った 昨日 → 送った
場所 駅前で友人と会った 駅前で → 会った
方向 海へ向かう 海へ → 向かう
対象 新しい計画を説明した 計画を → 説明した
相手 先生に相談した 先生に → 相談した
手段 電車で移動する 電車で → 移動する
様子 そっと扉を閉める そっと → 閉める
速さ 速く走った 速く → 走った
程度 非常に難しい 非常に → 難しい
状態の程度 すっかり元気だ すっかり → 元気だ

「新しい計画を説明した」の「新しい」は「計画」を詳しくする連体修飾語です。その一方で「計画を」は「説明した」にかかる連用修飾語です。一つの文の中に両方が登場することもあります。

動詞だけではない|形容詞・形容動詞を修飾する例

形容詞を詳しくする連用修飾語

「今日は寒い」を「今日はかなり寒い」とすると、寒さの程度が分かります。「かなり」が形容詞「寒い」にかかるため、連用修飾語になります。

同様に「とても明るい」「少し難しい」「驚くほど高い」など、程度を詳しくする表現も見られます。学校文法では、まず「とても」「少し」のような分かりやすい文節から確認するとよいでしょう。

形容動詞を詳しくする連用修飾語

「この町は静かだ」を「この町は非常に静かだ」とすれば、「非常に」が「静かだ」を詳しく説明します。

「すっかり元気だ」「とても親切だ」なども同じ考え方です。「連用修飾語は動詞にだけかかる」という思い込みをここで修正しておきましょう。

「連用修飾語」と「連体修飾語」の違い

どちらも修飾語ですが、学校文法での基本的な違いは「何を詳しくしているか」です。

比較項目 連用修飾語 連体修飾語
主に詳しくする相手 用言(動詞・形容詞・形容動詞) 体言(主に名詞)
代表的な質問 いつ・どこで・どのように・何を・どのくらい どんな・どの・だれの
例 「素早く」動く 「素早い」動き
判断の中心 用言の意味を詳しくするか 名詞の意味を詳しくするか

「速い車」と「速く走る」で比較する

「速い車」の「速い」は名詞「車」を詳しくしています。したがって連体修飾語です。

「速く走る」の「速く」は動詞「走る」を詳しくしています。したがって連用修飾語です。

「速い」「速く」はどちらも形容詞「速い」の活用形ですが、文の中での働きが異なります。

一つの文の中に両方ある場合

「小さな子が大きな声で歌った」を見てみましょう。

  • 「小さな」→「子」:連体修飾語
  • 「大きな」→「声」:連体修飾語
  • 「声で」→「歌った」:連用修飾語

「声で」は「どのように歌った?」という問いに答えます。名詞を含む文節だから連体修飾語になる、というわけではありません。

連体修飾語の見分け方や連体修飾節についてさらに学びたい場合は、1931.html「連体修飾語とは?意味・見分け方と連用修飾語との違い」も参考になります。

「連用修飾語」と「副詞」の違い|同じ意味ではない

副詞は「品詞」、連用修飾語は「文の成分」

ここはテストでも間違えやすいポイントです。「副詞」は単語の種類(品詞)を表し、「連用修飾語」は文の中での働き(文の成分)を表します。

たとえば「そっと歩いた」の「そっと」は品詞としては副詞で、文の中では「歩いた」にかかる連用修飾語として働きます。一つの言葉について、別々の観点から説明しているのです。

副詞でなくても連用修飾語になれる

例 言葉の種類・形 文の中での働き
ゆっくり歩く 「ゆっくり」は副詞 「ゆっくり」は連用修飾語
校庭で走る 「校庭で」は名詞+助詞からなる文節 「校庭で」は連用修飾語
明るく笑う 「明るく」は形容詞の連用形 「明るく」は連用修飾語
静かに話す 「静かに」は形容動詞の連用形 「静かに」は連用修飾語

このように、連用修飾語は副詞だけで作られるわけではありません。逆に、問題が「品詞を答えなさい」と求めているのに「連用修飾語」と答えると、問われた分類とずれてしまいます。

「文の成分」と「品詞」は何が違う?

「文の成分」は、文全体の中で言葉がどんな役割を果たすかという分け方です。「品詞」は、一つひとつの単語の性質や活用の有無などに注目する分け方です。

たとえば「静かに話す」の「静かに」は、文節として「話す」にかかる連用修飾語であり、単語の側からは形容動詞「静かだ」の連用形と説明できます。

「連用修飾語」と「連用形」の違い

名前が似ているため、連用修飾語と連用形を同じものだと思うことがあります。しかし、こちらも観点が異なります。

用語 何を表すか 例
連用修飾語 文の中で他の言葉を詳しくする働き 「早く走る」の「早く」
連用形 活用する単語の形の一つ 「早い」の連用形「早く」

連用形だから必ず連用修飾語になるわけではない

たとえば「走り始めた」の「走り」は、動詞「走る」の連用形です。しかし、これをそのまま独立した連用修飾語として答えるのは適切ではありません。「走り始めた」という述語の中で、ほかの動詞と結びついています。

「速く歩く」の「速く」は形容詞の連用形で、しかも「歩く」を詳しくしているので、連用修飾語として働きます。

つまり連用形は「形」、連用修飾語は「働き」です。形と働きを分けて考えましょう。

「連用修飾語」と「連体詞」の違い

連体詞は「この」「大きな」「あらゆる」など、主に名詞を修飾する品詞です。これらが文の中で名詞を詳しくしているとき、その働きは連体修飾語になります。

一方、連用修飾語は「静かに進む」の「静かに」や「道で待つ」の「道で」のように、主に用言を詳しくする文の成分です。

「連体詞」「連体修飾語」「連用修飾語」は似ていますが、品詞なのか文の成分なのか、そして何にかかるのかを整理すると混同しにくくなります。

連体詞の一覧や「大きな」と「大きい」の違いは、1935.html「連体詞とは?意味・見分け方と品詞の違い」で詳しく説明しています。

文節の区切り方と連用修飾語の関係

文節とは、文を意味のまとまりで区切ったもの

中学校の文法では、文を「文節」に分けて、その働きを考える問題が出されます。たとえば「弟が公園で楽しく遊んだ」は、次のように区切れます。

弟が / 公園で / 楽しく / 遊んだ

この文では「弟が」が主語、「遊んだ」が述語です。そして「公園で」「楽しく」が「遊んだ」にかかる連用修飾語です。

文節は「ね」「さ」を挟む方法でも確かめられる

学校では、文の途中に「ね」「さ」を入れても不自然になりにくいところを、文節の切れ目を探す手掛かりとして学ぶことがあります。ただし、口語的な目安であって、どんな文にも機械的に当てはめられる万能な方法ではありません。

実際の問題では、意味のまとまりと助詞・助動詞の付き方を確認して区切りましょう。

「単語」と「文節」を混同しない

「体育館で」は一つの文節ですが、単語としては「体育館」(名詞)と「で」(助詞)に分けられます。

「体育館で練習する」という文で「体育館で」は連用修飾語です。しかし「体育館」という単語の品詞まで「連用修飾語」になるわけではありません。品詞を聞かれれば「体育館」は名詞です。

修飾する言葉が直前にあるとは限らない

「遠くから白い船がゆっくり近づいてきた」を見てみましょう。

  • 「遠くから」→「近づいてきた」:どこから近づいてきたか
  • 「白い」→「船が」:どんな船か(連体修飾語)
  • 「ゆっくり」→「近づいてきた」:どのように近づいてきたか

連用修飾語と修飾先との間に別の文節が入る場合があります。隣り合っているかどうかではなく、意味のつながりを考えてください。

また「突然、窓が開いた」という文の「突然」は、「窓が」ではなく「開いた」を詳しくしています。修飾先を矢印でたどる習慣をつけると、難しい問題にも対応しやすくなります。

よくある間違い|テストで注意したい5つのポイント

間違い1:「~で」「~に」で終わると全部連用修飾語だと思う

助詞だけで決めるのは避けましょう。「学校で走る」の「学校で」は連用修飾語ですが、文の中での働きは、結びつく相手や全体の意味を確かめて判断します。

間違い2:副詞だけが連用修飾語になると思う

「ゆっくり」のような副詞のほか、「体育館で」のような名詞+助詞の文節も連用修飾語になります。品詞と文の成分は分けて覚えます。

間違い3:修飾先が必ず次の文節だと思う

「昨日、友人が家に来た」の「昨日」は、離れている「来た」にかかります。隣にある「友人が」を修飾するわけではありません。

間違い4:主語もすべて連用修飾語にする

「猫が眠る」の「猫が」は、中学校で一般的に使う文法の区分では主語です。「何が」に答える文節と「何を」「どこで」に答える修飾語を区別しましょう。

間違い5:問題が聞いている分類を確認しない

「静かに話した」の「静かに」について、「文の成分」を聞かれれば連用修飾語、「品詞と活用形」を聞かれれば形容動詞の連用形と答えます。設問の言葉を最初に確認するのが確実です。

練習問題15問|連用修飾語を見つけてみよう

ここからは中学校の学校文法を基本にした練習問題です。文節の働きを問う問題と、品詞や活用形を問う問題を分けています。正解を見る前に、説明される言葉へ矢印を引くつもりで考えてみましょう。

第1部:連用修飾語を抜き出す(1~8)

  1. 「父はゆっくり新聞を読んだ。」の太字部分は何を修飾しますか。
  2. 「明日、出かける。」の連用修飾語を一つ抜き出しましょう。
  3. 「駅で電車を待つ。」の「どこで待つか」を表す連用修飾語を答えましょう。
  4. 「花束を渡した。」の「何を渡したか」を表す連用修飾語を答えましょう。
  5. 「新しい曲を静かに聴いた。」の「どのように聴いたか」を表す連用修飾語を答えましょう。
  6. 「今日の空はかなり明るい。」の「明るい」を修飾する言葉を答えましょう。
  7. 「この部屋はとても静かだ。」の「静かだ」を修飾する言葉を答えましょう。
  8. 「妹は図書室で熱心に勉強した。」の連用修飾語をすべて答えましょう。

第2部:連用修飾語か連体修飾語かを判定する(9~12)

  1. 「青い鳥が飛んだ。」の「青い」はどちらですか。
  2. 「鳥が高く飛んだ。」の「高く」はどちらですか。
  3. 「大きな声で説明した。」の「大きな」はどちらですか。
  4. 「大きな声で説明した。」の「声で」はどちらですか。

第3部:品詞や活用形と区別する(13~15)

  1. 「そっと歩く」の「そっと」は、品詞としては何ですか。また文の成分としては何ですか。
  2. 「図書館で調べる」の「図書館で」は一つの文節です。「図書館」の品詞と、「図書館で」の文の成分を答えましょう。
  3. 「明るく笑った」の「明るく」は、もとの形がどんな品詞の何形ですか。また文の成分としては何ですか。

練習問題の解答・解説

番号 解答 考え方
1 読んだ 「ゆっくり」は読む様子を詳しくする。
2 明日 「いつ出かけるか」に答える。
3 駅で 「待つ」という動作の場所を示す。
4 花束を 「渡した」という動作の対象を示す。
5 静かに 「聴いた」という動作の様子を示す。
6 かなり 形容詞「明るい」の程度を詳しくする。
7 とても 形容動詞「静かだ」の程度を詳しくする。
8 図書室で・熱心に いずれも「勉強した」にかかる。「妹は」は主語。
9 連体修飾語 名詞「鳥」を詳しくする。
10 連用修飾語 動詞「飛んだ」を詳しくする。
11 連体修飾語 「大きな」は名詞「声」を詳しくする。
12 連用修飾語 「声で」は動詞「説明した」を詳しくする。
13 品詞:副詞/文の成分:連用修飾語 「そっと」は活用しない副詞で、「歩く」にかかる。
14 品詞:名詞/文の成分:連用修飾語 「図書館」は名詞。「図書館で」は「調べる」にかかる文節。
15 形容詞の連用形/連用修飾語 「明るい」が「明るく」に活用し、「笑った」を詳しくする。

最初の8問では、名詞や助詞を含む文節も連用修飾語になれることを確認しました。9~12問では修飾先に注目し、13~15問では「品詞・活用形」と「文の成分」を区別します。

連用修飾語についてのよくある質問(FAQ)

Q1. 連用修飾語を簡単にいうと何ですか?

主に動詞・形容詞・形容動詞を詳しく説明する文の成分です。「静かに話す」の「静かに」が分かりやすい例です。

Q2. 連用修飾語の読み方は何ですか?

「れんようしゅうしょくご」です。似た語に「連体修飾語(れんたいしゅうしょくご)」があります。

Q3. 連用修飾語は動詞だけを修飾するのですか?

いいえ。「とても寒い」の「とても」は形容詞を、「非常に静かだ」の「非常に」は形容動詞を詳しくしています。

Q4. 連用修飾語と副詞は同じですか?

同じではありません。副詞は品詞で、連用修飾語は文の成分です。副詞以外の文節も連用修飾語になります。

Q5. 連用修飾語と連体修飾語はどう見分けますか?

詳しく説明している相手を見ます。主に用言なら連用修飾語、名詞などの体言なら連体修飾語です。

Q6. 連用修飾語と連用形はどう違いますか?

連用修飾語は文の中での働き、連用形は活用する単語の形です。「明るく笑う」の「明るく」は、形容詞の連用形であり、連用修飾語でもあります。

Q7. 「ゆっくり」は必ず連用修飾語ですか?

「ゆっくり歩く」のように動作を詳しくするときは連用修飾語です。ただし、単語だけを示されて「文の成分」を答える場合は、かかり先を含む文脈の確認が必要です。

Q8. 「公園で」はどんな品詞ですか?

「公園で」は一つの品詞ではなく、「公園」(名詞)と「で」(助詞)からなる文節です。「公園で遊ぶ」では連用修飾語として働きます。

Q9. 「何を」に答える言葉も連用修飾語ですか?

中学校の基本的な学校文法では、「本を読む」の「本を」のように、動詞を詳しくする文節は連用修飾語として扱います。

Q10. 「雨が降る」の「雨が」は連用修飾語ですか?

一般的な中学文法の問題では「雨が」は主語、「降る」は述語です。学問上の分析には別の立場もありますが、学校の問題では教科書の区分に従いましょう。

Q11. 「非常に」は連用修飾語ですか?

「非常に難しい」のように「難しい」を詳しくしているときは連用修飾語です。単語の形や分類を答える設問では、品詞の観点から別途確認します。

Q12. 連用修飾語は一つの文に複数ありますか?

あります。「明日、体育館で発表する」なら「明日」と「体育館で」が「発表する」を詳しくしています。

Q13. 連用修飾語は述語の直前に置かなければなりませんか?

いいえ。「遠くから船が近づいた」の「遠くから」は、途中に「船が」があっても「近づいた」を詳しくします。

Q14. テストでは何を先に確認すればいいですか?

まず設問が「文の成分」を聞いているか「品詞」を聞いているか確かめます。そのうえで、文節の区切りと修飾先を確認すると正答に近づきます。

Q15. 連用修飾語を覚える一番簡単な方法はありますか?

「何を? いつ? どこで? どのように? どのくらい?」と問いかけて用言を詳しくする部分を探す方法が役立ちます。ただし、主語なども区別する必要があるので、最後にかかり先を確かめてください。

まとめ|連用修飾語は「何を詳しくしているか」で判断しよう

連用修飾語とは、主に動詞・形容詞・形容動詞などの用言を詳しく説明する文の成分です。「いつ」「どこで」「何を」「どのように」「どのくらい」といった情報を加える働きがあります。

  • 「静かに話す」「駅で待つ」の「静かに」「駅で」は連用修飾語。
  • 「青い空」の「青い」のように名詞を詳しくする場合は連体修飾語。
  • 副詞は品詞、連用修飾語は文の成分。両者は同じ分類ではない。
  • 連用形は単語の活用形であり、連用修飾語という働きとは別。
  • 見分けるときは、述語・文節・かかり先を順に確認する。

最初は難しく感じても、「この文節はどの言葉を詳しくしている?」と考える習慣をつければ、連用修飾語と連体修飾語を区別しやすくなります。例文と15問の練習問題を使って、確かめてみてください。

参考リンク

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