会社の人事や行政、役職の変更などで使われる、
「任命する」
という言葉。
英語にするとき、まず思い浮かびやすいのは、
appoint
です。
しかし、「任命する」に近い英語には、
- appoint
- nominate
- designate
- assign
- name
などがあり、すべて同じように使えるわけではありません。
そのため、
- 「任命する」は英語で何と言う?
- appoint と nominate の違いは?
- 「社長に任命する」は appoint?
- 「責任者に任命する」は designate でもよい?
- 「仕事を任せる」は assign?
- 「任命される」は英語でどう言う?
- 「~に任命された」は appointed as と appointed to のどちら?
- 「任命書」は英語で何と言う?
- 「任命式」は appointment ceremony でよい?
など、細かな使い分けに迷うことがあります。
結論からいうと、役職・地位・正式な職務へ人を任命する場合は appoint が最も基本的な英語です。
一方、候補者として指名・推薦する意味なら nominate、特定の役割・用途のために人や物を指定するなら designate、仕事・任務・責任を割り当てるなら assign が使いやすくなります。
つまり、日本語では同じ「任命する」と訳せる場面でも、英語では、
「正式な地位を与えるのか」
「候補として推薦するのか」
「特定の役割として指定するのか」
「仕事を割り当てるのか」
によって動詞を使い分けます。
この記事では、「任命する」を英語で表す代表的な単語の違いから、「任命される」「社長に任命する」「委員に任命する」「責任者に任命する」「任命書」「任命式」まで、具体的な例文を交えて詳しく解説します。
- 「任命する」の英語【結論】
- appointとは?「正式に任命する」の基本表現
- 「任命される」は英語で be appointed
- appoint A as Bとは?
- appointed as と appointed to の違い
- appointとnominateの違い
- nominateは必ず「候補として推薦する」だけ?
- 賞に「ノミネートされる」のnominateも同じ単語
- appointとdesignateの違い
- 「任命予定者」を表す designate の使い方
- appointとassignの違い
- 「任務を任命する」とは言わない
- designateとassignの違い
- nameも「任命する」の意味で使える?
- 「社長に任命する」は英語で?
- 「CEOに任命する」は英語で?
- 「委員に任命する」は英語で?
- 「責任者に任命する」は英語で?
- 「大臣に任命する」は英語で?
- 「役員に任命する」は英語で?
- 「担当者に任命する」はappoint?assign?
- 「任命した」と「任命された」の英語
- 「任命を受ける」は英語で?
- appointmentとは?「任命」と「予約」の両方の意味がある
- 「任命書」は英語で何と言う?
- 「任命式」は英語で何と言う?
- 「任命権」は英語で?
- 「任命者」と「被任命者」は英語で?
- appointeeとは?
- 「選任する」はappointでよい?
- 「任用する」はappointでよい?
- appointとelectの違い
- 「appoint=指名する」と訳されることもある
- 場面別|「任命する」の英語早見表
- 「任命する」を英訳するときの3ステップ
- よくある間違い1|「任命する」は全部appointでよいと考える
- よくある間違い2|nominateを「任命した」と断定する
- よくある間違い3|assignを正式な役職任命に使う
- よくある間違い4|appointmentを見たらすべて「任命」と訳す
- 「任命する」の英語に関するよくある質問
- Q1. 「任命する」は英語で何と言いますか?
- Q2. 「任命される」は?
- Q3. appointとnominateの違いは?
- Q4. appointとdesignateの違いは?
- Q5. appointとassignの違いは?
- Q6. 「社長に任命された」は英語で?
- Q7. 「CEOに任命された」は?
- Q8. 「委員に任命された」は?
- Q9. 「責任者に任命する」はappointとdesignateのどちら?
- Q10. nominateは「ノミネートする」と同じ?
- Q11. 「任命」の名詞は?
- Q12. 「任命された人」は?
- Q13. 「新たに任命された」は?
- Q14. 「任命書」は?
- Q15. 「任命式」は?
- Q16. appointの過去形は?
- Q17. appointの名詞は?
- Q18. 「指名する」と「任命する」は英語でも違いますか?
- まとめ|正式な役職への「任命する」ならappointが基本
- 参考リンク・出典
「任命する」の英語【結論】
| 英語 | 中心的な意味 | 使いやすい場面 |
|---|---|---|
| appoint | 正式な役職・地位・責任へ任命する | 社長、取締役、委員、責任者、裁判官など |
| nominate | 候補者として正式に指名・推薦する | 選挙、役職候補、賞、委員候補など |
| designate | 特定の役割・目的のために指定する | 後継者、責任者、代表者、指定区域など |
| assign | 仕事・任務・責任を割り当てる | 担当業務、任務、配属、作業など |
| name | 人を役職などに選び、公表する | CEO・代表・候補者などを指名したという報道表現 |
迷ったときは、まず、
正式なポストへ就ける → appoint
候補として挙げる → nominate
役割として指定する → designate
仕事を割り当てる → assign
と考えると分かりやすいでしょう。
appointとは?「正式に任命する」の基本表現
appoint は、「任命する」の英訳として最も基本的な動詞です。
人を、
- 役職
- 地位
- 職務
- 責任ある立場
などへ正式に選ぶことを表します。
たとえば、会社が新しい社長を正式に決定する場合、
appoint a new president
と表現できます。
新しい社長を任命する
The company appointed a new president.
「会社は新しい社長を任命しました。」
彼女を部長に任命した
They appointed her department manager.
「彼女を部長に任命しました。」
委員を任命する
The government appointed five committee members.
「政府は5人の委員を任命しました。」
日本語の「任命」の基本的な意味については、「任命」とは?意味・読み方・使い方も参考にしてください。
「任命される」は英語で be appointed
「任命する」が appoint なので、「任命される」は受動態を使って、
be appointed
と表します。
彼は社長に任命された
He was appointed president.
または、
He was appointed as president.
と表現できます。
彼女は新しい責任者に任命された
She was appointed as the new person in charge.
新しい裁判官が任命された
A new judge was appointed.
日本語では「任命した」よりも「任命された」という受け身の表現がよく使われます。
英語でも was appointed / has been appointed は非常によく使われる形です。
appoint A as Bとは?
appoint A as B は、
「AをBに任命する」
という意味です。
たとえば、
They appointed Mr. Brown as chairman.
「彼らはブラウン氏を会長に任命しました。」
となります。
ただし、役職名の前の as は省略されることもあります。
そのため、
He was appointed director.
と
He was appointed as director.
の両方が使われます。
「as がなければ必ず間違い」というわけではありません。
appointed as と appointed to の違い
ここは「任命する」の英語で特に迷いやすいポイントです。
簡単に整理すると、
as + 役割・肩書き
to + 地位・組織・職
という形がよく使われます。
appointed as
She was appointed as chairperson.
「彼女は議長に任命されました。」
「何として任命されたのか」を示します。
appointed to
He was appointed to the board.
「彼は取締役会のメンバーに任命されました。」
ある組織・地位などへ選ばれたことを表します。
appointed to do
また、
appoint someone to do something
という形もあります。
A committee was appointed to investigate the matter.
「その問題を調査するため、委員会が任命されました。」
この場合の to は不定詞です。
appointとnominateの違い
「任命する」の英語で最も注意したいのが、
appoint
と
nominate
の違いです。
どちらも人を役職などに選ぶ場面で使われますが、一般的には、
appoint=正式に任命してその地位に就ける
nominate=候補として正式に指名・推薦する
という違いがあります。
| 比較 | appoint | nominate |
|---|---|---|
| 中心 | 正式に役職へ就ける | 候補として指名・推薦する |
| 結果 | 実際の任命に重点 | 候補として挙げることに重点 |
| 例 | 社長を任命する | 社長候補を指名する |
| 賞 | 通常あまり使わない | 賞の候補に推薦する |
候補として指名する
She was nominated for the position.
「彼女はその役職の候補として指名されました。」
正式に任命する
She was appointed to the position.
「彼女はその役職に正式に任命されました。」
日本語の「任命」と「指名」の違いについては、「任命」と「指名」の違いで詳しく解説しています。
nominateは必ず「候補として推薦する」だけ?
必ずしもそれだけではありません。
英語の nominate には、候補として正式に推薦する意味のほか、文脈によって、人を特定の役割に正式に選ぶ意味で使われることもあります。
そのため、
appoint=任命
nominate=指名
と100%一対一で機械的に置き換えるのは避けたほうがよいでしょう。
ただし、通常の英作文で「正式に役職へ任命した」と明確に言いたい場合は、appoint が第一候補です。
賞に「ノミネートされる」のnominateも同じ単語
日本語でも、
「映画賞にノミネートされた」
という表現があります。
この「ノミネート」は英語の nominate から来ています。
たとえば、
The film was nominated for an award.
「その映画は賞にノミネートされました。」
と表現します。
この場合、映画が賞を受賞したという意味ではありません。
候補になったことを表します。
役職でも同じように、nominate は「最終的に役職へ就いた」という結果より、候補として正式に名前が挙げられたことに重点を置きやすい言葉です。
appointとdesignateの違い
designate も「任命する」「指名する」「指定する」と訳せる単語です。
ただし、appoint よりも、
「特定の目的・役割を担う人として指定する」
という意味が強くあります。
| 比較 | appoint | designate |
|---|---|---|
| 中心 | 正式な職・地位へ任命する | 特定の役割・目的のため指定する |
| 対象 | 主に人 | 人だけでなく場所・物にも使える |
| 例 | 社長を任命する | 後継者として指定する |
後継者として指名する
The chairman designated him as his successor.
「会長は彼を後継者に指定しました。」
チームの主将に指定する
She was designated as team captain.
「彼女はチームの主将に指名されました。」
designate は、人だけでなく、
「この区域を禁煙区域に指定する」
のような「指定する」にも使えることが大きな特徴です。
「任命予定者」を表す designate の使い方
designate には、役職名の後ろに置いて、
「その役職に選ばれているが、まだ正式に就任していない人」
を表す使い方もあります。
たとえば、
Managing Director designate
なら、
「次期専務取締役」「就任予定の専務取締役」
といった意味になります。
この使い方では、「すでにその人へ決まっているが、就任前」というニュアンスを表せます。
appointとassignの違い
assign は、「任命する」と訳される場合がまったくないわけではありませんが、中心的な意味は、
仕事・任務・責任などを割り当てる
ことです。
| 比較 | appoint | assign |
|---|---|---|
| 中心 | 人を正式な地位・役職に就ける | 仕事・任務・責任を割り当てる |
| 焦点 | 地位・役職 | 仕事・担当内容 |
| 例 | 部長に任命する | 調査業務を担当させる |
彼を責任者に任命する
They appointed him manager.
役職へ正式に就けているので appoint が適しています。
彼に調査業務を割り当てる
They assigned him the task of conducting the investigation.
仕事そのものを与えているので assign が適しています。
「任務を任命する」とは言わない
日本語でも通常、
×「彼に任務を任命した」
とは言いません。
「任命」は人を役職などへ就けることです。
任務については、
- 任務を与える
- 任務を割り当てる
- 担当させる
などと表現します。
英語でも同じように、役職なら appoint、任務なら assign と分けると理解しやすいでしょう。
designateとassignの違い
designate と assign も似ていますが、重点が違います。
designate は「この人・物をこの目的のためのものとして指定する」、
assign は「この人へこの仕事・責任を割り当てる」
という違いがあります。
責任者として指定する
She was designated as the project leader.
その仕事を担当させる
She was assigned to the project.
前者は「プロジェクトリーダーという役割」を指定しています。
後者は「そのプロジェクトへ配属・担当させた」という意味です。
nameも「任命する」の意味で使える?
使える場合があります。
name A as B
には、人を特定の役職・候補などに選び、そのことを公表する意味があります。
たとえば、
She was named as the new CEO.
「彼女が新CEOに指名・任命されました。」
という表現です。
ニュース記事や企業発表では、appoint より簡潔な name が使われることもあります。
ただし、「任命」という正式な行為そのものを明確に表したい場合は appoint が分かりやすいでしょう。
「社長に任命する」は英語で?
最も基本的なのは、
appoint someone president
または、
appoint someone as president
です。
例:
The board appointed Ms. Smith president.
「取締役会はスミス氏を社長に任命しました。」
Ms. Smith was appointed as the new president.
「スミス氏は新しい社長に任命されました。」
「CEOに任命する」は英語で?
appoint someone CEO
または、
appoint someone as CEO
と表現できます。
The board appointed her CEO.
「取締役会は彼女をCEOに任命しました。」
ニュース調に簡潔にいうなら、
The company named her CEO.
とすることもできます。
「委員に任命する」は英語で?
委員という正式な立場へ人を就けるなら appoint が使いやすいでしょう。
He was appointed to the committee.
「彼は委員会のメンバーに任命されました。」
また、
Three new members were appointed to the committee.
「3人の新しい委員が任命されました。」
のように表現できます。
「責任者に任命する」は英語で?
正式な責任者という役職へ就けるなら appoint が基本です。
She was appointed as the person in charge.
「彼女は責任者に任命されました。」
一方、特定の案件で一時的に「この人を担当責任者として指定する」という意味なら designate が合う場合もあります。
She was designated as the person responsible for the project.
「彼女はそのプロジェクトの責任者に指定されました。」
「大臣に任命する」は英語で?
大臣など公的な役職への正式な任命にも appoint が使えます。
He was appointed minister.
「彼は大臣に任命されました。」
また、誰によって任命されたかを表す場合は、
He was appointed by the prime minister.
「彼は首相によって任命されました。」
のように by を使えます。
「役員に任命する」は英語で?
「役員」が具体的に何を指すかによって英語が変わります。
たとえば、director なら、
He was appointed director.
または、
He was appointed to the board.
などが考えられます。
日本語の「役員」は、会社制度によって取締役・執行役・役職者など意味が異なるため、単に officer と機械的に訳さず、実際の役職を確認することが大切です。
「担当者に任命する」はappoint?assign?
ここは状況によって変わります。
正式な担当責任者として任命する
We appointed him project coordinator.
「彼をプロジェクト調整担当者に任命しました。」
その案件を担当させる
We assigned him to the project.
「彼をそのプロジェクトの担当にしました。」
肩書きや正式な地位を与えるなら appoint、業務を担当させるだけなら assign が自然です。
「任命した」と「任命された」の英語
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 任命する | appoint |
| 任命した | appointed |
| 任命される | be appointed |
| 任命された | was appointed / were appointed |
| 任命されている | be appointed / have been appointed ※文脈による |
| 新たに任命された | newly appointed |
新たに任命された社長
the newly appointed president
と表現できます。
appointed を形容詞のように名詞の前へ置く使い方も重要です。
「任命を受ける」は英語で?
日本語の「任命を受ける」は、英語では直訳するより、
be appointed
と受動態にするのが簡潔です。
たとえば、
「私は委員長の任命を受けました」
なら、
I was appointed chairperson.
と表現できます。
日本語の形に引っ張られて receive an appointment とすると、「予約を受ける」など別の意味に受け取られる可能性があるため、文脈に注意が必要です。
appointmentとは?「任命」と「予約」の両方の意味がある
appointment は appoint の名詞形の一つで、「任命」という意味があります。
たとえば、
the appointment of a new CEO
は、
「新しいCEOの任命」
という意味です。
一方、appointment には、
「予約・面会の約束」
という非常によく使われる別の意味もあります。
I have a doctor’s appointment.
なら、
「医師の診察予約があります」
という意味であり、「医師の任命」ではありません。
文脈によって意味を判断する必要があります。
「任命書」は英語で何と言う?
「任命書」は文書の性質によって、
letter of appointment
などと表現できます。
これは、ある役職・地位などへ正式に任命されたことを知らせる文書です。
ただし、日本の制度上の「任命書」を英訳する場合、機関・法律・文書形式によって正式な英訳が定められていることがあります。
公的文書や契約上重要な文書では、その組織が採用している正式名称を確認してください。
「任命式」は英語で何と言う?
文脈によって、
appointment ceremony
などと表現できます。
ただし、就任時に宣誓を行う式であれば、
swearing-in ceremony
が自然なこともあります。
つまり、日本語の「任命式」を常に一つの英語へ置き換えるのではなく、
- 任命を伝える式なのか
- 就任を祝う式なのか
- 宣誓を伴う式なのか
を確認して訳す必要があります。
「任命権」は英語で?
「任命権」は文脈により、
power of appointment
authority to appoint
などと表現できます。
たとえば、
The president has the authority to appoint ministers.
「大統領には大臣を任命する権限があります。」
のように、抽象的な名詞へ置き換えず、authority to appoint と文章で表現する方法も自然です。
「任命者」と「被任命者」は英語で?
「任命する人」は文脈によって表現が変わります。
英語では、日本語の「任命者」に完全対応する一つの一般語を無理に使うより、
the person who makes the appointment
the appointing authority
など、状況に応じて表すほうが明確です。
一方、任命された人についても、単純な一語より、
the person appointed
the appointee
などが使われます。
appointeeとは?
appointee は、
「任命された人」
を表します。
たとえば、
a presidential appointee
なら、
「大統領による任命を受けた人」
という意味になります。
日常会話で頻繁に使う単語ではありませんが、政治・行政・人事関連の英文で見かけることがあります。
「選任する」はappointでよい?
日本語の「選任」と「任命」は完全に同じではありませんが、英語ではどちらも文脈によって appoint と訳されることがあります。
重要なのは、日本語の漢字をそのまま英語一語へ対応させるのではなく、
「人を正式にその役職へ選んで就ける行為なのか」
を見ることです。
「任命」と「選任」の日本語での違いについては、「任命」と「選任」の違いも参考にしてください。
「任用する」はappointでよい?
「任用」は、人をある職に採用して用いることを表します。
そのため文脈によっては appoint が使えますが、
- hire
- employ
- appoint
など、実際の制度・意味によって英語が変わります。
単に採用するなら hire、正式な役職へ任命するなら appoint が適する場合があります。
appointとelectの違い
elect は「選挙・投票によって選ぶ」ことを表します。
そのため、
appoint=権限を持つ人・機関などが任命する
elect=投票などによって選出する
という違いがあります。
たとえば、
The board appointed him CEO.
「取締役会が彼をCEOに任命しました。」
と、
He was elected mayor.
「彼は市長に選出されました。」
では、選ばれる方法が異なります。
「appoint=指名する」と訳されることもある
appoint は日本語では「任命する」が中心ですが、辞書では「指名する」と訳される場合もあります。
日本語でも、「この人を担当者に指名する」と「担当者に任命する」の境界が文脈によって近くなることがあります。
したがって、英語から日本語へ訳すときには、
原文で実際に役職へ就けているのか、それとも単に人を選んでいるのか
を確認するとよいでしょう。
場面別|「任命する」の英語早見表
| 日本語 | 英語の第一候補 |
|---|---|
| 社長に任命する | appoint someone president |
| CEOに任命する | appoint someone CEO |
| 委員に任命する | appoint someone to a committee |
| 責任者に任命する | appoint / designate |
| 候補者として指名する | nominate |
| 賞の候補に推薦する | nominate |
| 後継者として指定する | designate |
| 仕事を割り当てる | assign |
| チームに配属する | assign someone to a team |
| 任命される | be appointed |
| 新たに任命された | newly appointed |
| 任命 | appointment |
| 任命された人 | appointee |
| 任命書 | letter of appointment |
「任命する」を英訳するときの3ステップ
ステップ1:正式な役職へ就ける?
はい → appoint
例:
- 社長
- 役員
- 委員
- 責任者
- 裁判官
ステップ2:まだ候補の段階?
はい → nominate を検討します。
特に、選挙・役職・賞などの候補として人や作品を推薦するときに使いやすい言葉です。
ステップ3:地位ではなく役割・仕事を与えている?
特定の役割として指定 → designate
仕事・任務を割り当て → assign
と考えるとよいでしょう。
よくある間違い1|「任命する」は全部appointでよいと考える
正式な役職への任命なら appoint が基本ですが、すべての場面で使えるわけではありません。
たとえば、
「この仕事を彼に任せた」
なら assign が自然です。
「賞の候補として彼を推薦した」
なら nominate が自然です。
よくある間違い2|nominateを「任命した」と断定する
nominate は、候補として正式に指名した段階を表すことがあります。
そのため、nominate を見ただけで「すでにその役職へ就いた」と判断すると意味を取り違える場合があります。
前後の文脈を確認しましょう。
よくある間違い3|assignを正式な役職任命に使う
assign は仕事・責任・担当・配属などを割り当てる言葉です。
たとえば「CEOに任命した」と正式な地位を表すなら、通常は appoint のほうが適しています。
よくある間違い4|appointmentを見たらすべて「任命」と訳す
appointment には「任命」のほか、非常によく使われる「予約」という意味があります。
medical appointment
なら「診察予約」です。
appointment as chairman
なら「会長への任命」です。
必ず文脈を確認してください。
「任命する」の英語に関するよくある質問
Q1. 「任命する」は英語で何と言いますか?
正式な役職・地位へ人を選ぶ場合は、appoint が最も基本的です。
Q2. 「任命される」は?
be appointed と表します。
「彼は社長に任命された」なら、He was appointed president. などと表現できます。
Q3. appointとnominateの違いは?
appoint は正式に役職へ就ける意味が中心です。nominate は候補として正式に推薦・指名する意味で使われることが多い言葉です。
Q4. appointとdesignateの違いは?
appoint は正式な地位・職への任命、designate は特定の役割・目的を担う人や物として指定する意味が中心です。
Q5. appointとassignの違いは?
appoint は役職・地位へ人を任命すること、assign は仕事・任務・責任などを割り当てることです。
Q6. 「社長に任命された」は英語で?
He was appointed president.
または、
He was appointed as president.
などと表現できます。
Q7. 「CEOに任命された」は?
She was appointed CEO.
または She was appointed as CEO. と表現できます。
Q8. 「委員に任命された」は?
He was appointed to the committee.
などと表現できます。
Q9. 「責任者に任命する」はappointとdesignateのどちら?
正式な職・地位として責任者に就けるなら appoint、特定案件について責任者として指定するニュアンスなら designate が使いやすい場合があります。
Q10. nominateは「ノミネートする」と同じ?
はい。賞などの候補として推薦する「ノミネートする」も nominate です。役職・選挙の候補者を正式に推薦する場合にも使われます。
Q11. 「任命」の名詞は?
appointment が代表的です。
ただし appointment には「予約」という意味もあります。
Q12. 「任命された人」は?
appointee と表現できます。
Q13. 「新たに任命された」は?
newly appointed が使えます。
たとえば、the newly appointed manager なら「新たに任命された管理職」です。
Q14. 「任命書」は?
文脈によって letter of appointment などと表現できます。
Q15. 「任命式」は?
appointment ceremony などが考えられます。宣誓を伴う就任式なら swearing-in ceremony が適する場合もあります。
Q16. appointの過去形は?
appointed です。
過去分詞も appointed なので、
was appointed
とすれば「任命された」になります。
Q17. appointの名詞は?
任命という行為なら appointment、任命された人なら appointee です。
Q18. 「指名する」と「任命する」は英語でも違いますか?
多くの場面では違います。候補者として指名するなら nominate、実際に正式な役職へ就けるなら appoint が使いやすいでしょう。ただし英単語にも複数の意味があるため、文脈による確認が必要です。
まとめ|正式な役職への「任命する」ならappointが基本
「任命する」を英語で表すとき、最も基本となるのは appoint です。
ただし、日本語の「任命・指名・指定・担当させる」に近い行為は、英語では次のように分けると理解しやすくなります。
- appoint=正式な役職・地位・責任へ任命する
- nominate=候補として正式に指名・推薦する
- designate=特定の役割・目的のため指定する
- assign=仕事・任務・責任を割り当てる
- name=人を役職などに選び、公表する
また、
「任命される」= be appointed
「任命された」= was appointed
「新たに任命された」= newly appointed
「任命」= appointment
という関連表現も一緒に覚えておくと便利です。
最も重要なのは、日本語の「任命する」という文字だけを見て英単語を決めないことです。
「正式な地位へ就けているのか」「候補として推薦しているのか」「役割を指定しているのか」「仕事を割り当てているのか」
を考えてください。
正式な役職へ人を就ける場面なら appoint、候補として名前を挙げるなら nominate、特定の役割として指定するなら designate、仕事を担当させるなら assign と考えると、自然な英語を選びやすくなるでしょう。
参考リンク・出典
-
Cambridge Dictionary「appoint」
appoint1. to choose someone officially for a job or responsibility: 2. to arrange a… -
Cambridge Dictionary「nominate」
nominate1. to officially suggest someone for an election, job, position, or honour: 2… -
Cambridge Dictionary「designate」
designate1. to choose someone officially to do a particular job: 2. to say officially… -
Cambridge Dictionary「assign」
assign1. to give a particular job or piece of work to someone: 2. If you assign a… -
Cambridge Dictionary「name someone as」
name someone/something as someone/something1. to choose someone or something, for example for a job, and often to announce… -
Cambridge Dictionary「appointment」
appointment1. a formal arrangement to meet or visit someone at a particular time and…
※英単語には複数の意味があり、役職制度・会社組織・行政制度などによって最適な訳語が変わる場合があります。契約書・規程・公的文書など重要な文章では、制度上の正式名称もあわせて確認してください。
